わたしの勉強机
イザヤ32章
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daniel1260
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1 見よ,ひとりの王が義のために治める。君である者たちは,まさに公正のために君として支配する。2 そして,各々は必ず風からの隠れ場,雨あらしからの隠れ場所,水のない地方における水の流れ,やせた地における重い大岩の陰のようになる。
3 そして,見る者たちの目はのり付けされることなく,聞く者たちの耳は注意を払う。4 性急すぎる者たちの心も知識を考慮し,どもる者たちの舌でさえ明快なことを話すのに速くなる。5 無分別な者が寛大な者と呼ばれることはもうない。無節操な者については,その者が高貴な者と言われることはない。6 無分別な者はただ無分別を語り,その心は有害なことを行なうからである。それは背教を行ない,エホバに向かって道理に反したことを語り,飢えている者の魂を空のままにさせるためであり,彼は渇いている者をさえ飲み物もないままにさせておく。7 無節操な者についていえば,その者の道具は悪い。彼はみだらな行ないのために自ら計り事を与えた。それは,貧しい者が正しいことを話すときでさえ,苦しむ者たちを偽りのことばで滅ぼすためである。
8 寛大な者についていえば,彼は寛大なことのために計り事を与えた。そして,寛大なことのために自ら立ち上がる。
9 「安楽に暮らしている女たちよ,立ち上がれ,わたしの声を聴け! 何の思い煩いもない娘たちよ,わたしのことばに耳を向けよ! 10 一年と幾日かのうちに,何の思い煩いもないあなた方は動揺するであろう。ぶどう摘みは終わってしまう[のに],[実の]取り入れはやって来ないからである。11 安楽に暮らしている女たちよ,おののけ! 何の思い煩いもない者たちよ,動揺せよ! 衣を脱いで裸になり,腰に[粗布を]まとえ。12 望ましい畑,実を結ぶぶどうの木のことで嘆き悲しんで胸をたたけ。13 わたしの民の土地には,いばら,とげ草の茂みが生じるだけである。それらはすべての歓喜の家,そうだ,大いに喜ぶ町の上にあるからである。14 住まいの塔も捨て去られ,都市のにぎわいも見捨てられたからである。オフェルと物見の塔も荒涼とした野となった。定めのない時に至るまで,しまうまの歓喜するところ,家畜の群れの牧場と[なった]。15 しかしついには,霊が高い所からわたしたちの上に注ぎ出され,荒野が果樹園となり,その果樹園が真実の森林とみなされるようになる。
16 「そして,荒野には公正が必ず住まい,果樹園には義が宿る。17 そして,[真の]義の働きは必ず平和となり,[真の]義の奉仕は定めのない時に至る平穏と安全[となる]。18 そして,わたしの民は平和な住まいに,全き確信の満ちる住居に,かき乱されることのない休み場に必ず宿る。19 そして森林が倒れ,都市が低くなって卑しめられた状態に陥るとき,必ず雹が降るであろう。
20 「すべての水のそばに種をまき,牛とろばの足を送り出しているあなた方は幸いである」。