プロフィール
異名 | 悪魔王女 |
性別 | 女性 |
前職 | 巨大マフィア・ファミリー幹部 |
使用武器 | チャカ、忍者刀、爆弾を括り付けた己の配下など |
能力 | 焦燥 |
性格
冷酷かつ残忍。忍者刀を扱う理由は攻撃力が低く、軽いためであり、相手を圧倒するスピードでじわじわと殺していくのが趣味。時々敵の心臓を抉り出しまた別の敵に投げつけることで自身の能力である焦燥と合わせ相手を恐怖の底に落としつけるが、これはあまり本人の好む戦術ではない。臓器は高く売れるからだ。金にがめついところがあるのだ。
能力《焦燥》
相手に焦燥感を与える、というだけの能力。持ち前のスピードと併せいきなり相手の切り札を誘導したり、戦意を喪失させることが可能。またこの能力は不平等な交渉を無理やり飲ませる点でも扱える。その能力を活かした経済センスは一流であり、巨万の富を築き上げた
部下 バラライカ
マフィア時代の側近。すべてを即時取り寄せるような用意周到さを見せる。ビッグベンの狂気を崇拝しているか、過去については詳しく知らない。云わく、「ビッグベンは日ごとに魅力的になっている。逆に昔のビッグベンの人格が成り立つまでの彼女に関しては興味がない。今の彼女を崇拝し続ける」とのこと。
過去
元々彼女は裕福とは言えないが、幸せな家庭で過ごしていた。しかし8歳の頃事故で両親を失う。そして孤児園で育った。
彼女は過酷な環境下で確信した。この世では弱者は虐げられるのだ、と。そして能力を覚醒。10歳の頃、もはや彼女に逆らえるものは居なくなっていた。彼女はより強力な力を得ようとした。当時の日記に彼女の心情が綴られている。
彼女は過酷な環境下で確信した。この世では弱者は虐げられるのだ、と。そして能力を覚醒。10歳の頃、もはや彼女に逆らえるものは居なくなっていた。彼女はより強力な力を得ようとした。当時の日記に彼女の心情が綴られている。
2018年4月21日
私は強い。が、この能力は所詮“ガワ“だけである、ということを私は一番知っている。私の目の前に現れた者が修羅場をいくつも潜ってきた猛者であればきっと通用することはないだろう。私はこれからアメリカへ飛ぶ。より強く、より強く。私を虐げるものはもう居ないほどに。母さん、父さん。今の私を見たらあなたたちは何を思うのだろうか。殴りかかるだろうか。諭してくれるだろうか。ただ、もう私は引き下がる気など毛頭ない。私は女王になる。この世界は私のものだ。
そして11歳にしてマフィア・ファミリーに入団。金をよく稼ぎ、頭もキレた彼女をボスであるドン・キハードは気に入っていた。
が、彼女はキハードの下に付きながら、極限まで身体を追い込んでいた。本を読んだ。剣を振るった。銃を撃った。血と汗は剣に滲み、彼女は一端の戦闘者となった。忍者刀は武器商人から安値で仕入れたものである。
翌年には幹部に昇格したが、14歳の頃、キハードを暗殺。実質的なトップに上り詰めた…のだが、彼女はトップが不在という体で幹部に留まり続けた。きっと心の中にまだ迷いがあったのだろう。
が、彼女はキハードの下に付きながら、極限まで身体を追い込んでいた。本を読んだ。剣を振るった。銃を撃った。血と汗は剣に滲み、彼女は一端の戦闘者となった。忍者刀は武器商人から安値で仕入れたものである。
翌年には幹部に昇格したが、14歳の頃、キハードを暗殺。実質的なトップに上り詰めた…のだが、彼女はトップが不在という体で幹部に留まり続けた。きっと心の中にまだ迷いがあったのだろう。
事件は、翌年起きた。暗黒騎士団団長による襲撃だ。なんと無情なことだろうか。今まで積み上げてきた勢力は一瞬にして血肉の塊となり、アジトは全て燃やし尽くされた。強い。この時“ビッグベン“という人間が完成したのを、本人は感じた。きっと自分が求めていた“力“の極限とはこの男のことなのだろう。敵ながら憧憬を覚えた。
その後、日本に帰国し能力を使いつつ暗黒騎士団に入団し、無事特級騎士にまで上り詰めた。
2024年1月29日
私は確実に強くなった…筈だが、最近は何故か思考の糸が絡まり数秒何も考えられなくなることがある。“力“は確実に手に入れた筈だが、確かにこの胸の内に心の穴が開いている。何が私の心を埋めてくれるのだろうか?団長を殺せば、なにか感じられるのだろうか。思い返してみれば、キハードを殺した時。私は何を感じていたのだろう。まあ良い。今日は寝る。おやすみ。