スレ51/232 - 貴方のギルド脱退理由＠ウィキ

51-232

232 ：（○口○*）さん [sage]：07/11/23(金) 17:58 ID:hKMQgyo50
アッー！！　な流れをぶったぎって。
先日ROやってて初めて泣いたんだ。ちょっと長いけど聞いてくれ。

うちのギルドはずいぶん長く続いてるまったりギルド。
俺自身は半年くらい前に加入したんだが、Gそのものはβ時代の固定PT（？）が
元になってるくらい古いギルドらしい。
雰囲気もよく接続もまあまあなんだが、いかんせんマスター以下古参組は
すでに大多数が社会人になっており、深夜の接続は少ないほう。

その夜も俺とマスター以外は落ちており、まったりと雑談中。
珍しくAさん（♂廃プリ）がログイン。あら珍しい･･･と思っていると

Aさん ：「じゃあ、すまないけどマスター。抜けますね」
マスタ：「おーう」

脱退理由：「相棒と飲んできます」

へ･･･？

相棒と飲むから脱退･･･？　へ？へ？へ？　？マーク連打する俺。

おいら：「あの･･･？」
マスタ：「あー･･･。気にしなくていいぞ。明日には戻ってくるから」
おいら：「はあ･･･」
マスタ：「んー･･･。聞きたいの？」
おいら：「そりゃ気になりますよー。Gvの手伝いとかって訳じゃないですよね？」
マスタ：「･･･ま。しゃーねーな。あんまり人に言うなよ」
おいら：「約束します」
マスタ：「んじゃ。ところで（俺）さ。Aの職位知ってるよな？」
おいら：「【Bの相棒】ですよね？　Bさんって見たことないけど」
マスタ：「そうそう。･･･まあそのBの話なんだが･･･」

233 ：（○口○*）さん [sage]：07/11/23(金) 17:59 ID:hKMQgyo50
以下、マスターから聞いた話。

このギルドは先述の通り、相当古いギルド。
もともとはマスターとマスターのリアル友人B氏で作ったギルドだった。
マスタとB氏はリアルでもご近所付き合いしていた「腐れ縁」だったそうだ。

二次職実装直後の頃の話らしいが、ある日、B氏が臨時PTでAさんと知り合う。
よほど気があったらしくそのままギルド勧誘してきた
（B氏の職は♂BS。Aさんは当時殴りプリ）
騒ぐのが大好きで下ネタもsakageも大好きなB氏と、どちらかと言えば寡黙で
常識人なAさんは、一体どこが良かったのかそのまま相方関係になる。
周囲もうらやむような仲のよさだったそうだ。

そんなある日。
不幸にもB氏は交通事故にあい、あっけなく逝ってしまう。
ご近所であったマスターはB氏の葬儀その他もろもろを立会い、ひと段落して
ふと気が付いた。「Aさんに何と言えばいいのだろう･･･」

悩んだ末のことだったが、ウソをついても仕方ないことであるし、
B氏が亡くなった後の初のログインの時に正直に伝えたそうだ。

黙って話を聞いていたAさんであったが、一言、

Aさん：「わかりました。気持ちを整理してきます」

そういい残してログアウト。その後しばらく接続してこなかったそうだ。
こればかりは仕方ない･･･マスターがそう諦め始めた頃、Aさんログイン。

Aさん：「マスターお願いがあります。職位を変えてください」

それが今の職位。正直、亡くなった人のことを忘れないのはいいことだが
捕らわれすぎるのは良くない･･･そうマスターは止めたのだが

Aさん：「リアルのBのことは家族や友人が覚えているでしょう」
Aさん：「でもBのROキャラのことは忘れられてしまうかもしれない」
Aさん：「だからせめて。私だけでも忘れないでいてあげたいのです」

285 ：232 [sage]：07/11/25(日) 16:13 ID:rqBsVtgL0
ぐはあ･･･。投稿して確認しないで出かけちまったよ･･･。書き込みエラー？
もう俺が消え去りたいけど、一応最後まで･･･。

その後、復帰したAさんは臨時や身内狩り、ソロ狩りを経て無事転生。
その人柄からお誘いは多かったらしいが、未だに相方は作ってない。

自分にも相方と呼ばれる人が居るが、このAさんのような立場に立ったらどうなるだろう？
逆にB氏の立場になることもあるよな。そん時、俺の相方はどうするんだろう？
いろいろ考えさせられたのだが、ひとつ疑問がありマスターに聞いてみる。

おいら：「でもマスター。脱退する意味はないんじゃない？　あと脱退理由もおかしくないっすか？」
マスタ：「あー。それはなあ･･･」

仲の良かったAさんとB氏。リアルで会った事はないそうなのだが、RO内にログインしたまま
二人でチャットしながら酒を飲む習慣があったらしい。（場所はアマツ某所だとか）

Aさんは一周忌にその場所でB氏を偲んで、キャラを置いて一人酒を飲んだらしいが
普段は寡黙で愚痴一つ言わないA氏がその日は悪酔いし乱れに乱れ、Gチャに延々と
愚泣き言を流してしまったそうで（本人記憶無し。酔いがさめてログ見て血の気がひいたとか）

マスタ：「･･･まあ。そういうわけで今年はこの日は脱退しとくって前々から言われてた」
ますた：「なるほど。･･･で、マスターは行かないんですか？」
マスタ：「ん？　ああ俺はリアルで明日、Bの墓参り行ってくるからさ。それに･･･」

マスタ：「今夜だけはあいつら二人っきりで飲ませてやりたいしな」

･･･「じゃあな。また明日」とマスターが落ち、一人きりで想像してみた。
今頃、AさんはB氏にいろいろ語りかけてるのだろう。一年分の報告を果たしているのだろう。
ちょっとは文句や愚痴も言っているのかもしれない。泣き言もあるかもしれない。

でも、きっと二人はROという世界で出会って幸せだったんだろうな。
そんな二人の為に俺も慣れないビールを飲んでみた。ちょっと苦くて、なんか泣けてきた。

gdgdな流れつくってゴメン。スレ違いかもしれない内容でゴメン。
ただ、マスターにはあんまり言うな･･･って言われたんだけど、もしかしたら全部、
マスターの作り話で俺がだまされているだけかもしれないけど、誰かに伝えたかったんだ。

･･･

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