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アーティスティックな絵を目指してみる - (2019/05/11 (土) 22:38:01) のソース
*アーティスティックな絵を目指してみる と題しまして、私が一枚絵を作るときに、どのようなプロセスで作っているか、一部のワークフローをご紹介します。 **スタジオの制作 DAZにはプリミティブ作成機能というものがあり、基本図形はこれで作成することが出来ます。CubeやPlaneを壁に見立てて配置し、そこに壁紙のようにテクスチャを貼り、背景画像とします。 スタジオの床には板を貼り、光沢加工で美しく輝くようにしました。バックにパネルを二枚置き、マット加工の黒で塗って、多く反射しないように設定しました。 そこまでの画像がこれです。 #image(01.jpg) 何の変哲もないスタジオが出来ました。 ここに手を入れていきます。 こちらにCubeやPlaneを貼り、壁を作り、そこにPhotoshopのブラシを用いて作成した絵を貼ります。ある程度のマテリアル設定を行い、金属光沢のある彫刻のような背景画像を作って配置しました。ちなみにこれはShaderのOpacityマップに配置することで、擬似的に透かし彫りを作っています。 ここまでの画像がこれです。 #image(02.jpg) 床面に美しく反射して、綺麗な彫り模様に見えます。 ここまでで、スタジオの制作は終了です。 **人物の配置と衣装 人物の制作に関しては、どの方も結構手こずります。かく言う私自身いまだ完成形には程遠い状況です…。 最近私はMarvelous Designer 8と言うソフトで衣装を作り始めました。今回の自作衣装はこのような形です。 #image(WeddingDress20190509-01.jpg) こちらに様々なマテリアルを適用、表面分割を行いスカート部分とドレス部分を内部分割して、スカートにのみdForceと言うDAZ内部の物理演算機能でクロスドレープシミュレートをかけてみました。これは人物のポーズを徐々に変えることで、人物と床面、布との衝突をシミュレートする機能です。 以上で完成したのが以下の画像です。 **完成図 #image(WeddingDress20190511-02.jpg) DAZ Studioには、これまでご紹介した以外にも、様々な機能が備わっています。今後も機会を見つけて機能紹介ができればと思っております。 皆様の良きDAZ Studioライフの一助にならんことを祈って…。