種族:人間
年齢:29
性別:男
職業:工作員。暗殺者
生まれ:練体士
出身:不明
外見:きちっとした礼服に身を包み、質のいいコートに身を包んだ美青年。顔に火傷の痕があるなど、目立つはずなのだが、異様なくらいに気配が薄い。

設定
アスガルドにてセシリアの下、外部の情報の収集を主とする工作員として仕えている。
元ブリンク配下で、短剣による暗殺や、隠密による情報収集や偵察を得意とする。ほか、練技を駆使して驚異的な身体能力を発揮することも出来る。

経歴
捨て子だったところを今は無き盗賊ギルド「漆黒の左手」と呼ばれる集団に拾われ、彼らの教育の元、汚れ仕事を請け負う暗殺者としての教育を受ける。
もとより才能があったのか、彼はめきめきと実力を上げ、彼の功績もあって「漆黒の左手」は裏社会の中でも比較的規模の大きな組織として成長していった。
暗殺者として生きた年月の間、彼は「死んで」いた。思考することを教わらず、ただ殺しの為の知識と技術を注ぎ込まれた「殺戮人形」として彼は生きていた。
そんな中「漆黒の左手」は活動の邪魔になるとして、当時隆盛しつつあった他の盗賊ギルドを取りまとめ、反ローリングストーンの集団を立ち上げる。
正確には、ローリングストーンの息のかかった組織と対立していたのだが。
が、しかし、その機運は密告によって早々にローリングストーンの知るところとなり、見せしめの為として、「漆黒の左手」をはじめとするギルドの数々は徹底的につぶされた。
ノワールはそんな中、情報の入手の為とローリングストーンの尖兵であるというブリンクを捕縛、あるいは暗殺するため、彼の赴く不毛の地に自らも訪れていたためにその厄を逃れるも、行き場をなくしてしまう。
茫然自失に陥る彼を、何を思ったかブリンクはその素性を隠蔽し、自らの手先として招きいれ、以後数年間、ノワールは彼の手駒として働きながら、闇に生きるだけでは得られないさまざまなことを知っていった。ノワールという名はこの時与えられたもので、本名は不明。
ブリンクがアスガルドに接触する過程で、ノワールはセシリアとブリンクの橋渡しとしてアスガルドの内情や、セシリアの理想を垣間見る内に、「こんな自分でも生きていけるような世界を作ってくれるかもしれない」と一縷の望みを抱き、恩人であるブリンクに反することになると知りつつも、セシリア陣営に加わることとなる。
それこそが「彼」の示した道であるとは、まだ気づいては居ない。

寡黙で物静かな為、何を考えているのか非常にわかりづらいが、ブリンクと出会ってからの経験からか人並みの感情もきちんと有しており、実は子供好き。
自分と同じように闇の道にはまってしまう者を出したくないために、裏社会や、ローリングストーンなどの暗部を憎んでいる。
今でも暗殺者としての能力は衰えておらず、瞬きひとつでかつてのような殺戮人形に戻ることが出来る。
最終更新:2010年12月09日 02:08