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このページはDemiUrgeの世界観説明のページです。

世界設定

 舞台は"スカイアース"と呼ばれる、いわばパラレルワールドの地球である。我々の地球と異なる点はただ1つ。約0.01%(1万人に1人)の割合で魔法を使用できる"ハイクラス"と呼ばれる存在が生まれる点である。スカイアースは、10年前までは我々の地球とほぼ同じ歴史を辿っているが、歴史書の記載として登場する"呪術"や"魔術"などの大半は実在するものであり、歴史上の人物の一部はハイクラスであったとされている。
 しかし、10年前の2010年、スカイアースは我々の地球とは大きく歴史を違えることとなった。10年前に実用化された"CARDS"と呼ばれる技術の登場である。CARDSは人類の遺伝子構造の一部をハイクラス特有の構造に近い形へと変化させることで、後天的に魔法を使用できる新人類"デミアージ"へと進化させる技術である。この技術の登場によってデミアージは増加していくが、その一方で魔法を使用したテロや旧人類差別主義などが誕生し、世界は混迷を極めていくのであった。

 Demi-Urgeでは主に、このスカイアースにおける2020年の日本を一般的なシナリオの舞台とすることを想定しています。


用語解説

CARDS
 カーズと発音する。 旧人類(アルカイック)に対し、遺伝子操作と一部外科手術を施すことで新人類デミアージへと進化させる技術。2005年に日米の共同研究により理論が確立し、2009年に実用化が成功、2010年に初の臨床実験が行われ成功している。
現在、デミアージは全人類の20%程度であり、主に軍の兵士等が優先的に手術を受けている。また、それなりの規模の外科手術が必要なことと、自己治癒の魔法が使用可能なタイプのデミアージである場合、傷の修復が早いことから、大怪我を負った際に怪我の治療と同時にCARDSを施されることがある。(日本では、保護者や本人の同意が必要となっている。)

 CARDS登場当初は、倫理的局面から実用に反対する国も多く、日本もその1つであった。しかし、実用を早期に開始した他諸国との軍事力防衛力を懸念した先進諸国が続々と実用に踏み切り、日本も8年前(2012年)から実用を許可するようになった。CARDS手術は、主に大学病院などで実施されるが、予防接種などと異なり術後1カ月の入院と経過観察が必要なため、予約が数年先まで埋まっている状況である。また、費用も高額なため(日本では500万円程度)、一般市民には浸透していないのが現状である。
また、このことを利用した認可の受けていない、いわば闇医師による手術も横行しており社会問題となっている。


ハイクラス
 CARDSを適用せずとも、先天的に魔法を使用できる存在である。ハイクラスの割合は各年代で常に0.01%程度で推移しており、遺伝特性がないため偶発的に誕生する。思念を魔法の発現へと転化する外部装置が(マギアカード)必要なデミアージと異なり、魔法の発動は常時任意にできるのが特徴である。

 ハイクラスの魔法は修練や成長によって進化、拡張させることが可能であるが、魔法の基本的特性は先天的に与えられたものを中心とする。(生まれたときから、どの分野の魔法が得意かといったことが決まっている。)
ハイクラスは、太古から神や神の写し身等として崇拝されることが多く、歴史上に登場する奇跡や不可解な出来事の多くが、ハイクラスによって引き起こされた出来事である。また、ハイクラスの魔法の規模は千差万別であり、小さな火球を放てる程度のハイクラスもいれば、街全体を火の海にできるようなハイクラスも存在する。

 ハイクラスは魔法が使用できる以外は通常の人間と同じであり、背丈や寿命などは人間と同じである。そのため強大な魔法が使用できるハイクラスであっても、奇襲や狙撃などによって容易に絶命する。(常に障壁を展開するようなハイクラスであれば別だが)また、ハイクラスの魔法では死者の蘇生や幽体の出現など、既に亡くなった生命を操作することはできないことが歴史学上知られている。


アルカイック
 CARDSを適用していない、魔法を使用できない旧人類の通称。全人類の80%を占めている。アルカイックは,現代日本の一般市民と特に変わりはない。


デミアージ
 CARDSを適用した新人類の通称。マギアカードを介することで魔法を使用することができる。デミアージによる魔法使用は精神力に負荷を掛ける行為であるが、その影響は微々たるものであり魔法の使用では精神異常は基本的に発生しない。
デミアージが共通で使用できる魔法として、後述するマギアカードのコントロールと、自己治癒魔法がある。これらの魔法は通常の魔法と異なり、精神に多大な負荷を掛ける。精神への負荷は、軽度であればマギアカードを一度に扱える量を一時的に増やすメリットもあるが、負荷の大きさが一定値を超えると精神崩壊を起こす。精神崩壊を起こしたデミアージは、アージと呼ばれる理性による行動の束縛がない存在となる。
 日本では自身がデミアージであることを隠して生活しているものが多い。特に学生の間ではその傾向が顕著であり、CARDSを適用した人物であることの公表は、それすなわち自分が常に凶器を持っていることの公表に他ならないからである。そのため、学校内ではデミアージであることを隠して生活し、もし発覚した場合は転校するものも多い。
(もちろん、これはその学校の環境によって大きく変化する。)
社会人の場合は状況が異なり、警察官や自衛官、消防隊員など、デミアージであることを公表することが信頼に繋がる場合もある。


アージ
 デミアージの精神が一定以上磨耗した場合に変化する存在がアージである。アージとデミアージは見分けが付かず、他人からは挙動や言動から判断するほかない。アージは、人間の持つ理性による行動の取捨選択や制限が取り払われた存在であり、道徳や倫理といったものに一切縛られることがない存在である。そのため感情や知性という面では一般人と何ら変わりがないが、殺人や破壊といった、一般人が理性で押さえ込む衝動を押さえ込まずに実行する傾向が強い。
 アージの行動原理は様々であるが、主に自分のやりたいことを優先して行動する傾向にある。アージもデミアージ同様に魔法が使用可能であり、魔法犯罪の大半はこのアージによって引き起こされている。
 日本国ではアージは捕獲対象であり、アージに対する危害は殺害を含めて罪に問われることはない。
(検死によってデミアージかアージかを判断することは技術上可能なため、デミアージの殺害は殺人罪となる。)
デミアージかアージかを常時判別する手法は非常に乏しい。ただし、アージは例外なく魔法使用時に両眼が赤く発光し、瞳の色も赤になるため、魔法を使用させることで判断ができる。
(ただし使用後3分程度で元の色に戻るため、その場で判断したものが死ぬと、アージと判断できない。)
 現在では、アージ出現の報告の際には警察が出動し、捕獲任務に当たることとなっているが、デミアージの割合の増加により、アージ出現の件数も年々増加していることから、新たな対策が待たれている。


アナザープロテクション
 アナザープロテクションは、通称AnP(アンプ)と呼ばれる民間の法人団体で、全国のデミアージを雇用し、魔法犯罪発生時には周辺の事務所からデミアージを派遣して解決する、いわば私兵部隊である。(NPOではない)
 AnPは、警察が動かないような小さな事件の調査なども行っており、通常の企業であるため魔法犯罪発生時に解決依頼がない場合には動かないことも多い。ただし、近年では魔法犯罪の増加に伴い、警察が協力依頼を要請する事例も都市部を中心に増加しており、政府も活動を認めている。
 通常は18歳以上のデミアージを社員として雇用しているが、AnPの社員の半数以上が副業およびダブルワークである。
(特に大学生などはバイト感覚でAnPに所属しているものも多い。)
AnPは10歳以上のデミアージを体験実習と称して、AnPの活動を体験させる実習生として認可しており、デミアージとなったが魔法使用に不安を持つ子供たちに正しい魔法の使用方法を教育したりしている。


リクリエイト
 リクリエイトは、通称Rec(レック)と呼ばれるテロ集団である。世界中の年に活動拠点を持っている国際犯罪組織で、「アージによる旧人類の駆逐と、理性に縛られることのない自由な新世界の創造」を目標に各地の年で魔法犯罪を行っている。
国連も、現在最も危険な組織に、このリクリエイトの名前を挙げており、各国でテロ対策が行われている。
ただし先述の通りデミアージとアージの見分けが付かないこと、事前の予防が難しいことからリクリエイトの活動を制御できていないのが現状である。


マギアカード
 マギアカードとは、デミアージが魔法によって発現させることのできるカード群のことである。デミアージは「エキスパンション」と呼ばれる簡易魔法によって、1~13とまでの番号と★マークの付いた14種類のカードに模様が刻まれた透明なプラスチック板のようなものを展開できる。この展開枚数は通常時6枚ほどであり、精神的磨耗が強くなり、理性が削られるごとに一時的に増加する。(理性が回復することで元に戻る。)
この「エキスパンション」で発現するマギアカードの番号は、そのマギアカードで発動できる効果と対応しており、簡易魔法と呼ばれる複数の種類のカードから発動できる魔法を除く、通常魔法は各番号と1対1で対応している。また1~13までの各マギアカードには4種類あり、これはカードの模様から判別できる。(模様は人によって異なるが、主に赤、青、黄、緑が基調となったカラーリングである。)
※データ的には、青:Spade 赤:Heart 黄:Diamond 緑:Crab の対応である。
 経験を積んだデミアージでも、「エキスパンション」によって狙った番号のマギアカードを発現させることは難しい。消費したマギアカードは一定時間で別のマギアカードに置き換わるため、他の簡易魔法などでマギアカードを廃棄したり、消費することで、自分の必要とするマギアカードとすることが出来る。また必ず成功するわけではないが無理矢理に番号を変えることも可能である。ただし、これには相当の精神負荷が掛かるため、緊急時でない場合は使用しないことが推奨されている。
(この効果や自己治癒の使用によって、アージになるデミアージが後を絶たないからである。)
最終更新:2018年02月04日 19:41
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