刑務所シリーズでの世界観 - DemonStayer公認wiki | STAY@wiki

刑務所シリーズでの世界観

ここでは刑務所からの脱出シリーズに登場する架空の世界に関して紹介する。

帝国

帝国とは:
脱獄の舞台となっている。正式な名称は不明。
法律や罰則が厳しい。看守の階級制度といった公務員の規定なども非常に厳密に定められている。
帝国のシンボルは、黒い鷲を象った紋章であり、武力と統一を象徴している。
国交は非常に横暴な態度をとっており、すぐ戦争をする。
帝国軍は史上最悪最強の軍と言われており、すぐに核兵器や化学兵器、生物兵器などを使用する。
国際連邦からの脱退後、国際社会から孤立している状況が続いており、戦争犯罪を犯したとしても反発し、国内の抑圧がますます深刻化している。
しかし戦争で負け知らずなせいか、国内の産業は全て活気を上げ続けている。しかし同時に格差社会が激しくなっている。
数少ない厳しい戦いは、共和国と帝国間の軍事境界線の件で起こる戦闘。かなり共和国が粘ってきているので、侵略が理想的に進んでいない。
戦争の反対運動もあるものの、容赦なく鎮圧されているという厳しい現実がある。
ちなみに、警察機関も軍人レベルでの戦闘が可能といわれている。
また、国境付近はよくテロの標的になる。そのため、入国規制が激しい。
帝国は非常に階級社会で、支配者層と一般市民層の格差が大きい。
支配者層は贅沢な生活を送り、一般市民層は若干の貧困と抑圧の中で生活している。
帝国の公用語は独自の文字体系を持つ「エゲレス語」と呼ばれる言語である。
本来、帝国は他国を侵略する必要が無い。
しかし、現在の党首が悪辣極まりなく貪欲である事が理由で多くの戦争をしている。
帝国の領土は広大で多様な気候と地形を持つ。南部は温暖な気候で農業が盛んだが、北部は寒冷な気候であり、資源開発が主要産業となっている。
国には多くの民族が暮らしており、それぞれ独自の文化や言語を持っている。しかし、帝国政府は一元的な文化政策を推進しており、地域ごとの文化の多様性は脅かされている。
エンターテインメント面では、あまり規制されていないことが特徴。帝国には多くの著名人がおり、その中には文化や科学技術の分野で活躍する者もいる。
例外として政治思想・平和主義といった書籍の出版には抑圧をかけられる。表立った活動をすることは難しい。
帝国の国歌は「永遠の栄光（Glory Eternal）」と呼ばれ、帝国の歴史と栄光を讃える内容となっている。

帝国周辺の地理関係（グドン半島）

以下は「ゴエ・ワンエイチエー大陸」の「グドン半島」国家勢力関係を表した地図である。

ホーラ山脈が半島中心を走っており、北方には寒帯が広がっている。

ニンエズエ共和国

ニンエズエ共和国

かなり帝国と仲が悪い。
比較的、温度が低い。植生が帝国とは微妙に違う。共和国は比較的温度が低く、植生も独特である。山岳地帯が多く、林も多い。冬には全土で雪が降る。北に行けば行くほど多く積りやすい。
経済発展の起点は教育だ、という考えがある。教育が重視されており、国民のほとんどが高い教育水準を持っている。
そのため、知識産業が発展しており、国内外からの人材流入が盛んである。
共和国は帝国に対抗するために、近年軍事力の強化とともに科学技術の発展にも力を入れている。
特に、生命工学やロボット工学の分野で優れた成果を挙げている。
最近では共産主義への傾斜も見られ、国内外での情勢が複雑化している。
共和国には複数の民族が居住しており、それぞれの文化が豊かである。しかし、北部と南部の間には文化的な格差があり、社会問題となっている。
都市部では北部の人間への差別が激しい。これが北部出身者の就職難を引き起こしている。
メルトリア・カニなどの人物が被害を受けた。

過去に蔓延病が流行し、多くの人が死亡した。現在でも後遺症で苦しむ人が多い。
この病気は帝国との軍事衝突によって引き起こされたものであり、帝国が国際法に反する化学兵器や生物兵器を使用したことが原因とされる。
共和国も対抗すべく無茶な作戦を行ったが、結果として兵士の免疫力が下がり、多くの者が感染した。（第一次MDL奪還戦によるもの）
この出来事は「痕跡事案」と呼ばれ、悲惨な戦争の痕跡が残った。
蔓延病の流行以降、北部と南部の差別的な偏見が根強く残っており、社会に亀裂を生んでいる。
特に北部では、蔓延病の感染源とされる帝国に対する憎悪や恐怖が根強く残っている。

　最初に応募したのは、古書店だった。本が好きだったし、地元の村でもよく読書していた。面接、担当した店主は少し気難しそうな面をしている七十代くらいの男であった。最初の方は割と上出来だった。しっかりと答えられたと思う。だが、出身に関して聞かれたので話すと、これまでとっていたメモの手を停止した。採用の通知が来ることは無かった。
　次に応募したのは、中規模の企業だった。ＩＴ会社というやつだろうか。緊張しながら面接に臨み、自分の経験や意欲を語った。カニの経験や知識などを披露している際は良い反応を見せるも、カニの出身に関する話をしたら再び態度が変わった。豹変、とまではいかないが。それでも、場の空気が変化したのを感じていた。気になる結果は、またしても不採用だった。
　他にも様々な仕事に挑戦した。履歴書を持って、企業を回り歩き、自分の価値を訴える日々が続いた。しかし、どこに行っても内定をもらえない現実に彼は苦しんでいた。

　これが、ニンエズエ共和国。

　彼の出身地、あの村は北部に位置している。その北部では以前、蔓延病が流行ったことがある。正確に言えば、北部から都市部まで広がったものである。多くの人間が死亡した。後遺症で苦しむ人間は今でも都市や北部、共和国に溢れかえっている。病は現在、すでに対処可能なものとなった。そもそも、カニが生まれる前に起こった出来事だ。きっかけは頻繁に勃発している邪知暴虐な帝国との軍事衝突。帝国は毎年、妙な化学兵器や生物兵器といった国際法に反する作戦行動を平気で取るので、共和国側でも対抗すべく無茶な作戦を繰り返した。だが、あれ以外に国を守る方法など無に等しかったはずだ。兵士の免疫力が下がり、多くの者が感染した状態で兵役から返ってきたのだ。これは《痕跡事案》と呼ばれた。悲惨な戦争の痕跡が、こういう形で残った。発端と言われている北部差別的な偏見が根強く残っている。ｍた、北部の人間に対する職務上の待遇も悪い。賃金も不当な額であり、労働時間や内容と釣り合わない。

共和国では文化や芸術が盛んであり、多くの著名な芸術家や作家が存在する。しかし第一次MDL奪還戦以降、多くの著名人が南部出身。
北部出身者の作品や業績に、適切な評価がされていない。
共和国の国歌は「自由の旗（Flag of Freedom）」と呼ばれ、自由と平和を讃える内容となっている。
共和国のシンボルは、青と緑の帯で構成された国旗であり、自然と調和を象徴している。

MDL（軍事境界線）

かつては共和国の領地であった。これを帝国が強奪しようと試みている。
両国が拠点として、多くの軍事施設や監視所が数多く設置されている。その場所を巡って戦うことが多い。
30年もの間に15回の宣戦布告及び戦闘状態が確認されている。
両国の間での講和条約締結が進まず、現在も緊張が続いている。
帝国との戦争が頻発している。

ビドアー合衆国

ゴエ・ワンエイチエー大陸の古代文明が開化した場所として知られている。
200年前、半島は全て「不滅国」と呼ばれていた絶対王政によって統一されていた。
合衆国はその中心となっていた都市であり、同時に多くの芸術家を出した。特に音楽家や画家は国際的な評価を受けている。
音楽の国とも呼ばれており、後世に名を遺した作曲家の多くが合衆国出身である。
近年では抽象画家による芸術運動が始まった。
合衆国では音楽や美術の他にも、哲学や宗教思想が盛んに発展している。
特に、精神世界と自然との調和を重視した「ヴィドゥアリズム」と呼ばれる思想が広まっている。
ビドアー合衆国では、市民の幸福を追求するための政策が重視されており、国民の生活水準が比較的高い。
また、環境保護にも力を入れており、豊かな自然環境が残されている。環境保全へ力を注げている国は、グドン半島の中で見ると貴重。
ビドアー合衆国は自然環境が豊かであり、特に森林が広がっている。気候は温暖であり、農業や観光が盛んである。
合衆国の国歌は「こっか」である。作者不明で、しかもリズムが取りにくい。儀式的行事で流れるのだが、誰も歌えない沈黙の時間ができることでネタにされている。
合衆国のシンボルは、緑の葉と青い空を背景にした「生命の木」と呼ばれるシンボルであり、これは自然と生命力を象徴している。。

ヌイリミア連邦

主主義国家。地図の外にある国。半島以外は全て連邦領土である。
軍事力は帝国と同等。近年は人口爆発問題が発生しており、その上農業が苦手。
ヌイリミア連邦は広大な領土を持ち、気候や地形が多様である。南部は温暖で農業が盛んだが寒冷であり、資源開発が主要産業となっている。
しかも、その広い領土の多くは荒れ果てた場所もしくは整備が追い付いていない場所が多く、他国からは「宝の持ち腐れ」と揶揄される。
食料も海外（主に共和国）への輸入へ依存していることから、共和国と良好な関係を築いている。
しかし、人口が多い上に内戦も見られる事から治安の問題が指摘されている。
民主主義と平和主義が重視されており、国内外での紛争回避に努めている。
そのため、国内には軍事施設が少なく、平和を象徴する建造物や記念碑が多く存在する。
近年、ヌイリミア連邦では教育と医療の充実が進められており、国民の生活水準が向上している。
また、国際協力に積極的であり、国際連合や国際機関への協力を重視している。
ヌイリミア連邦には多くの民族が居住しており、それぞれ独自の文化や言語を持っている。国内外からの人口流入により、文化の多様性が豊かである。
大学といった機関の研究環境が非常に充実しており整っていることで知られている。政治家や経済学者、科学者などがいる。特に医療分野での功績が顕著である。
共和国の「痕跡事案」を救ったのも連邦の医療連合。
連邦のシンボルは、青と白の国旗であり、民主主義と平和を象徴している。