学校の噂
編纂者「女祇 哀生」の噂
- 生徒会書記だった少女。
- 生徒会書記として学園内の様々な噂や怪談を収集し、記録・編纂していたとされる。
- 生まれながらの殺人鬼であり、殺人衝動と理性の狭間で常に苦しみ、その抑えきれない衝動を呪い、自らを「人狼」と蔑んでいた。
- 彼女の最期は、自らの手でその身を切り刻むという、凄惨なものであったとされるが、自殺を彼女にとって「自慰」と解釈するならば、彼女は最期までその衝動に抗い、殺人処女のまま死んだことになる。
- 殺人衝動を持って生まれた罪悪感からか、学内で起こるあらゆる事件に介入しようと首を突っ込んでいた。しかし、推理力・解決力ともに凡人未満であったため、存在感を発揮することなくなく、当事者の誰もが彼女がその場にいたことを知らない。
- 一方、その存在の希薄さが幸いしてか、黒幕に気づかれることなく、いくつかの事件においては、その真相に肉薄したのではないかとも言われている。
- 彼女の残した「生徒会記録(学園の真実)」は、その洞察力の低さと思い込みの強さが災いして、後世においては、一種の創作(怪談・噂話)の類といった評価を受けることとなる。
- 冥府から召喚される者について、彼女はこう語った。
- 「何故それが『マザー』と呼ばれ、未だに脈々と受け継がれているのか分かる? たとえ、どれほど理不尽で恐ろしいものであっても、私達はまるで母を慕う子のように、誰もが彼女を許し、そして愛さずにはいられない」
- また、生徒会書記でありながら、血の踊り場事件に際しては、生徒会の動きの遅さを批判し、生徒自らの手で自警団(現、部長会)を結成すべきと訴えていたため、生徒会メンバーからも疎まれ、孤立していたとされる。
踊り場の鏡の噂
- 踊り場の鏡に纏わる少女の噂。
- 学園設立当初、旧校舎の踊り場にて一人の少女が殺害された。
- それ以来、真夜中にその踊り場の鏡の前に立つと、その少女の霊が鏡に映ると言われている。
- 現在、旧校舎は取り壊されてしまい、その踊り場も鏡も存在しないが、その噂は形を変えて今も語り継がれている。
冥界からの魔物の噂
- この学園には何年かに一度、冥界から魔物が現れ、生徒の誰かと入れ替わるという噂がある。
- その個人とも集団とも知れない魔物の存在は「しゃち」と呼ばれ、人知れず争いの種を生んでは、それに惑う人々を眺めて楽しむと言われている。
闇夜の食人鬼の噂
- 指名手配中の希望崎学園の元男性教師が、ここ姫代学園にて潜伏しているとの噂がある。
- 新月の日、夜な夜な学内をうろつく姿は、まるで次のターゲットを探しているかのようで……。
天文部の空席の噂.
- 天文部の部員記録には、不自然に空いたページがある。
- なぜ、そこに空白があるのか理由は誰も知らない。
臨海学校の宇宙人の噂
- 臨海学校の寄宿先の廃校に現れるとされる宇宙人の噂。
最終更新:2020年02月11日 10:08