学園事件簿
血の踊り場事件
- 現在の旧校舎で起こった、今後起こるすべての事件の元凶となる始まりの事件。
- 最初の犠牲者である「蓮柄 円」の死体発見現場を指して、このように呼ばれるようになった。
- 便乗した模倣犯の犯行なども含まれ、この事件を契機に勃発した動乱は、数年間にも及ぶこととなる。
- この事件以降、校舎(現在の旧校舎)の監獄化が進み、当時の学内は物々しい雰囲気に支配されていた。
山乃端一人狩り事件
- 血の踊り場事件を模倣した事件は、当時、数多くあったが、その中でも、とりわけ生徒達を恐怖させた事件。
- 殺害方法の残虐さもさる事ながら、衆人環視のもとでも犯行に及ぶ大胆不敵さや、手当たり次第に犯行に及ぶ手口から、多くの生徒は身を守る手段も、回避する手段も講じようがなかった。
- 犯人の動機は、ハルマゲドンを起こすことであるとされ、死後にハルマゲドンを引き起こすとされる「山乃端一人」を探しているのだと噂された。
- 「山乃端一人」の存在は、当時から都市伝説のようなものであり、仮に実在するとしてもなんの手がかりもなかった。
- 手当たりしだいに殺していけば、そのうち当たりを引くだろうと考えたのか、犯人は無差別に犯行に及んでいた。
- 何十人もの生徒が惨殺されることとなったが、この事件そのものは、犯人と思しき「覇隠流」が原因不明の死を迎えたことで決着した。
葉隠事件
- 当時、存在した秘密クラブによるテロ未遂事件。
- 今もなお、その実態は謎に包まれており、クラブ名はもちろん、誰が所属していたのかも不明。
- 事件簿によれば、そのようなクラブなど、はじめから存在せず、「覇隠流」の思想に共鳴した個々人が、「覇隠流」を名乗って行おうとした犯行であると結論づけている。
- このテロ未遂事件に関して、未遂とはいえ事態を重く見た風紀委員会は、死亡したはずの『覇隠流』と思しき首謀者の正体を調査していたが、調査を行っていたメンバーは謎の集団自殺(雪椿事件)を遂げてしまう。
雪椿事件
- 血の踊り場事件が沈静化した頃に起こった集団自決。
- 『血の踊り場事件は終わらない』という遺言を残して、風紀委員のメンバーが集団自決した。
- 雪の中から見え隠れする真っ赤な死体が、雪の中で狂い咲く赤椿を連想させたことからそのように呼ばれた。
断頭花事件
- 当時の理事長失脚後、十束学園グループによる乗っ取り騒動を背景に起こった連続殺人事件。
- 十束学園資本の受け入れと中等部・高等部校舎の建て替えがセットであったことから、校舎に愛着を持つ生徒達の反対活動も巻き起こった。
- 資本受け入れを推進していたとされる役員や教員、加えて新校舎移転に反対していた生徒数十名が、何者かによって首を断たれて殺害された。
- その後、新校舎移転と十束学園の資本受入れは、予定通り行われることとなった。
- (資本受入れ後、法人名が「妃芽園学園」から「姫代学園」へと変更される)
雛白中学校女子集団失踪事件
- 妃芽薗学園設立前、前身となる雛白中学校で起こった、女子の集団失踪事件。
- ある日突然、女子生徒36名が神隠しに遭い、最終的には閉校へと追い込まれた。
- 当時の様子は新聞記事の切り抜きからしか窺い知れないが、現在、学内で起こる様々な事件と、何かしら関連があると思われる。
召喚事件(召喚事件/マーメイド事件/堕天作戦漏洩事件/三日月夜襲撃事件)
- 鮫氷しゃちとその一派が関わったとされる事件の総称。
- 鮫氷しゃちが直接手を下したとされる「召喚事件」を含め「マーメイド事件」「堕天作戦漏洩事件」「三日月夜襲撃事件」等の主だって事件との関係が疑われている。
召喚事件
- 校長「雛代メアリ」による理事長「蓮柄円」失脚を謀って引き起こされたと考えられる事件。
- 音楽教師金雀枝 調が、自身を慕う生徒達に「転校生召喚」の方法を教えたことで起こった。
- 転校生召喚の方法を聞いた生徒達は、金雀枝調の「絶対にしてはならない」という禁を破り、転校生召喚を行った結果、召喚された転校生によって、校舎内にいた生徒(無関係な者も含む)十数名が死傷した。
マーメイド事件
- 臨海学校の寄宿先の廃校に、大勢の生徒が閉じ込められ、殺し合いをさせられた事件。
- 事態の収拾がついた後、首謀者として拘束されたのは、校長「雛代メアリ」の娘「雛代メル」だった。
堕天作戦漏洩事件
- 風紀委員会が計画した番長グループ討伐作戦(「堕天作戦」)が何者かに漏洩された事件。
- 当時、番長グループは『転校生』・『准転校生』率いる半グレ集団と化しており、風紀委員会は、生徒会と部長会と協力して番長グループを討伐する三方面作戦を計画していた。
- しかし、計画が番長グループに漏洩されたことで、計画決行前夜に風紀委員会メンバーは襲撃され、壊滅的な被害を受けた。(三日月夜襲撃事件)
- 後に、情報漏洩があったことを知った生徒会・部長会両陣営は、相互不信に陥り、それぞれ単独で番長グループに宣戦布告した。
三日月夜襲撃事件
- 番長グループの襲撃によって風紀委員会が、壊滅的な被害を受けた事件。
- 当時、「堕天作戦」決行前夜であったことから、完全に不意を突かれた形であり、風紀委員会は壊滅的な被害を受けた。
悪魔の花事件
- 探偵部と風紀委員会の対立が発端となった事件。
- 当時、生徒達には秘匿されていた雛白遺跡(雛白神社の遺構)の存在が、探偵部によって暴かれた。
- 葉隠事件直後ということもあり、学内の治安がさらに乱れぬように風紀委員会は、雛白遺跡への立ち入りを禁止し、探偵部には活動自粛を要請した。
- この自粛要請により「真実の追求こそが、将来のリスクを回避することになる派」(探偵部陣営)と、「真実を追求することで、かえって現状のリスクが高まる派」(風紀委員会陣営)に分かれ、対立が深まる。
- 事態の収拾のため、話し合いが行われる中、探偵部員「亡添説 推理」と風紀委員「鬼立 守」が何者かに殺害されたことで、動乱は一気に燃え広がった。
最終更新:2019年05月19日 19:50