設定
妃芽薗学園
中高一貫の全寮制の新設の女子校。
まだ卒業生は出ておらず、今年はじめて卒業生が出る。
魔人学園といっても自律と自主性を校訓としており、開校以来ながらく平穏であった。
しかし、蓮柄まどかの死をきっかけに、学園内で謎の殺傷事件が頻発。繰り返される凄惨な殺人。
それが、自律と自主性を重んじる、この学園で起こってしまった(前理事長は責任をとって辞任)。
学園側は、この問題を、あくまで学園の問題として内密に処理しようとした。
そして、
生徒会に要請し、学園を監獄化し、学園内での生徒の自由と、生学園外への出入りを禁じた。
また、能力の自由な発動を禁じるため、ある特殊な薬物を、生徒たちに投じるようになった。
それに対して反発した生徒たち(慣例的に「番長グループ」と呼ばれる)は、学園側にいる生徒会と対立した。
Psychlepsy/サイコレプシー
異能障害。
魔人の持つ特殊な能力を「遺伝ないしは病理的な『障害』」として見た際にその心身に起きる変化を指す。
思春期には、カタプレキシー(過度の情動刺激による発作的な脱力症状)を併発する患者も多く、そのほとんどは重積状態に陥る。
特殊能力の発動時の状態を、一種の変性意識状態であるとし、それを否定的に捉える。そして、そこから脱却させることで治療を試みる。
SRMD
あり特殊な生物の神経伝達物質を基に作り出された薬物。サイコレプシーの治療に使われる。
ヘロインに匹敵するほどの依存作用を持っており、その管理には厳重な注意が必要。
その使用により及ぼされるこの上ない多幸感と、規制が中々進まない現状から、乱用者は跡を絶たない。
一般人が使用してもそれほど大きな影響はなく、タバコよりも害はなく依存作用もそれほどではないと言われている。
魔人が使用した場合、この上ない多幸感に包まれると同時に、能力発動後に限りなく近い状態が身体や精神に表れる。
医学的な側面でいうと、この薬物は能力発動直後に用いるのが正しい。
これにより、副作用もほとんどなく、能力発動後の精神状態を維持し、能力の発動に対して非常に消極的にさせることができる。しかし、能力発動直後では、多幸感はほとんど表れない。そのため、依存が強まるとより強い快楽を得るために、不適切な用法でこの薬物を用いるようになる。
継続して使用すると、覚醒剤のそれと酷似した深刻な禁断症状までも引き起こすため、魔人学園などではこの薬物の乱用が大きな問題となっている。
また、魔人にしか効果がないという性質上、SRMDに関する正しい知識が広まっておらず、多くの人はSRMDを「魔人を常人化する薬」としか認識していない。そのため、規制に向けての法整備も中々進まないのが現状である。
矯正プログラム
旧理事長辞任後、新しく就任した葛木省吾・新理事長が発案した、SRMDを利用した魔人矯正プログラム。
生徒たちは、極めて少量とはいえ日常的に、このSRMDを投与されている。
このプログラムの目的は、生徒たちの能力使用を抑えることである、とされる。
観測者/Watcher
今回理事長が召喚したはずの転校生。
その正体は謎に包まれており、能力に関しては「交換と召喚」を司る能力であることが知られている。
レアな転校生としても有名であり、彼を召喚しようとしても、多くは彼の「代理人」を名乗る存在が召喚されてしまう。
彼自身もどこかに召喚されているはずだが、「代理人」が現れた場合、決して表舞台には姿を現さない。
「観測者」と呼ばれるからには、どこからか見ているはずであるが……。
最終更新:2011年07月13日 17:46