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小野寺塩素 - (2011/08/16 (火) 17:31:29) の最新版との変更点
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*小野寺塩素
・&bold(){性別:女}
・&bold(){胸:}普通
・&bold(){学年:}2年
・&bold(){所持武器:}札束
・&bold(){出身校:}妃芽薗&size(12){ &bold(){評価点数205}}
・&bold(){攻撃力:7} &bold(){防御力:0} &bold(){体力:6} &bold(){精神力:4} &bold(){FS「M&A」:13}
**特殊能力『謀計リスクヘッジ』&size(12){ &bold(){発動率:100% 成功率:100%}}
【効果1】 陣営変更敵⇒味方
【対象】 隣接1マス全員(フィールド)
【効果時間】 1ターン
【時間付属】術者死亡時非解除
【制約1】 制約なし
<補足>
隣接1マスに陣営変更フィールドを張ります。
***<能力原理>
相応の額の現金を支払うことで、『人間の心を買う』能力。
具体的には、愛や友情、プライドといった、形のないものを買う事ができる。
大金さえ積めばどんな屈辱的行為も強いることができるし、
主義主張や価値観すらも一瞬で変節させられる、凶悪なコネクション能力である。
能力が決定する『心の値段』は、対象自身の意思や信念の強さとは一切関係なく、
あくまでも客観的に見た金銭価値に基づいて、シンプルに算出される。
無論、大企業の社長を操る場合などはその生涯収入並の大金が必要となるが、
学校の中で殺し合っているような、将来性のない魔人学生程度であれば、
持ち歩いているポケットマネー程度で十分に買収可能なようだ。
今回の戦場では、周囲に群がる魔人学生に札束をばらまいて、
八百長(死んだふり)を演出したり素通りさせてもらったりなど、
買収行為によって色々な便宜を図ってもらう。
**キャラクターの説明
希望崎学園報道部2年生。良家の令嬢で、典型的なお金持ち体質。
常に和服に身を包み番傘を持ち歩く、和風のお嬢様である。一人称は「ぼく」。
物腰も柔らかく、(金で買った)友人関係やコネクションも豊富なことから、
報道部の中では比較的生徒からの受けが良いが、もちろん性格は最悪で
札束で人をひっぱたいて攻撃したりする、兵藤会長じみた凶悪な金の亡者。
その心根は、魔人能力が直接的にそれを反映するほどに財力に歪みきっており、
金の力で他人が破滅していくのを眺めるのが何よりの楽しみだという。
もちろん、今回の妃芽薗学園の学籍は学園側に金を積んで買ったものである。
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*小野寺塩素
・&bold(){性別:女}
・&bold(){胸:}普通
・&bold(){学年:}2年
・&bold(){所持武器:}札束
・&bold(){出身校:}妃芽薗&size(12){ &bold(){評価点数205}}
・&bold(){攻撃力:7} &bold(){防御力:0} &bold(){体力:6} &bold(){精神力:4} &bold(){FS「M&A」:13}
**特殊能力『謀計リスクヘッジ』&size(12){ &bold(){発動率:100% 成功率:100%}}
【効果1】 陣営変更敵⇒味方
【対象】 隣接1マス全員(フィールド)
【効果時間】 1ターン
【時間付属】術者死亡時非解除
【制約1】 制約なし
<補足>
隣接1マスに陣営変更フィールドを張ります。
***<能力原理>
相応の額の現金を支払うことで、『人間の心を買う』能力。
具体的には、愛や友情、プライドといった、形のないものを買う事ができる。
大金さえ積めばどんな屈辱的行為も強いることができるし、
主義主張や価値観すらも一瞬で変節させられる、凶悪なコネクション能力である。
能力が決定する『心の値段』は、対象自身の意思や信念の強さとは一切関係なく、
あくまでも客観的に見た金銭価値に基づいて、シンプルに算出される。
無論、大企業の社長を操る場合などはその生涯収入並の大金が必要となるが、
学校の中で殺し合っているような、将来性のない魔人学生程度であれば、
持ち歩いているポケットマネー程度で十分に買収可能なようだ。
今回の戦場では、周囲に群がる魔人学生に札束をばらまいて、
八百長(死んだふり)を演出したり素通りさせてもらったりなど、
買収行為によって色々な便宜を図ってもらう。
**キャラクターの説明
希望崎学園報道部2年生。良家の令嬢で、典型的なお金持ち体質。
常に和服に身を包み番傘を持ち歩く、和風のお嬢様である。一人称は「ぼく」。
物腰も柔らかく、(金で買った)友人関係やコネクションも豊富なことから、
報道部の中では比較的生徒からの受けが良いが、もちろん性格は最悪で
札束で人をひっぱたいて攻撃したりする、兵藤会長じみた凶悪な金の亡者。
その心根は、魔人能力が直接的にそれを反映するほどに財力に歪みきっており、
金の力で他人が破滅していくのを眺めるのが何よりの楽しみだという。
もちろん、今回の妃芽薗学園の学籍は学園側に金を積んで買ったものである。
*エピソード
小野寺塩素プロローグSS『流れる血潮は金の輝き』
小野寺塩素が彼女に呼び止められたのは、放課後の踊り場だった。
「あのさ、小野寺さん」
報道部室からの帰りだろうか。コンビニで買った菓子パンを食べながら、
その日もごく何気ない様子で、林水素は口を開く。
「あまり変なとこに取材に行ったりしちゃ駄目だよ」
「……どういったお話でしょうか。ぼくにはむずかしいことで」
場違いな和服に身を包む少女――小野寺塩素は、
真っ暗に淀んだ瞳孔を細めて、薄く微笑みつつ振り返る。
「んー、小野寺さんが分かっていればいいんだけどさ。
例えば妃芽薗学園の話とか最近聞くでしょ。
ああいうとこって本当面倒だなー、って思って」
いつもと同じような『普通』の言い回しだが、恐らく水素は全て知っているのだろう。
彼女がそう言う以上、塩素がそれなりのごたごたに巻き込まれることは間違いない。
ただ……
(直接的な被害までは……仰ってはおりませんね)
「ええ。ご忠告痛み入ります。確かに、あまりよろしい噂はお聞きになりませんね」
最強の情報能力者――報道部部長の言動を冷静に値踏みしつつ、
笑顔と共に一礼して、部室へと向かう。
彼女の『予報』は絶対だ。仮に『死』や『負傷』の結果が出たのであれば、
そのリスクは何としても回避しなければならないのだが……
(……『面倒』。多少ばかり危ういことが起きるくらいなのでしたら……
むしろ望ましいところなのですけれど)
あの『予報』は、恐らく何らかの『事件』が起こるという意味合いだろう。
塩素はそう解釈し、部室のドアを開けた。
恐らく、もう依頼した結果は出てきているはずだ。
「お待たせしてしまいましたかしら。お2人とも、お早いお揃いでしたのね」
[僕は元々授業を受ける必要もないんだけどね]
「うふふふふ。だって久しぶりに、面白そうな事件なのだもの。
またいい『音源』が手に入ると思うと、つい気が逸ってね……」
部室に佇むのは……電動車椅子に載せられた一台のパソコンと、
室内だというのに、鍔広の帽子とヴェールで顔を隠した、喪服のような服装の少女。
どちらも到底まともとは言えない相手だが――
彼女らも林水素と同様、この報道部のれっきとした先輩部員である。
[まずは僕からかな。妃芽薗学園理事会へのコネクションを取ったよ。
まあ僕の能力なら、電子的にはすぐにでも君を妃芽薗の生徒にもできるけど……
それは君のやり方じゃないよね。アハハ]
「ええ。責任を負う者としての公正さや誠実さ――
それがお金で崩れ去る様が見たくて、高橋先輩にお頼みしたのですもの。
裏口入学程度……大した投資でもございませんものね」
淀んだ目でにっこりと笑いながら、不穏な言葉を口にする塩素。
しかも会話を交わすパソコン――機械の体を持つ報道部副部長、
高橋炭素もまた一切の感情が存在しないかのように……
ディスプレイはシンプルなスマイルマークで固定されたままだ。
[僕としては、ボディをバージョンアップする報酬さえ貰えれば、どんな仕事でも歓迎だよ。
君の資金力は報道部の財政にも随分役立って貰っているしね]
「恐れ入りますわ。それではお礼のお話は、後日改めていたしますわね。
それと、斎藤先輩も――もう手筈は整えてくださっているようでございますけれど」
斎藤窒素。3年報道部員にして、精神への直接放送を行う最悪の扇動能力者だ。
今回妃芽薗に乗り込んでいく血迷った学生達の中には、
彼女の扇動に狂わされた魔人が少なからず含まれているに違いない。
「そうね。馬鹿な魔人学生を何人か扇動しておいたから……
いずれ妃芽薗で騒ぎを起こしてくれるのではないかしら。
その抗争に加えて、過去の連続殺人事件やスキャンダルのネタを掴む……
それがあなたの計画なのね? 小野寺さん」
「ふふふ。さあ、そういうお話だったかしら。
けれど……思いついてしまったら、おもしろい事だと思いまして。
まだ卒業生も出ていないというのに……
これだけのスキャンダルを抱えている学園は他にありませんもの。
商品価値が下がったところを、ぼくが買い取って」
既に最悪の魔人学園として悪名が広まっている希望崎学園と違い、
妃芽薗学園は特殊なフィールドを用いた魔人能力の封印を『売り』としている。
内部で起こった事件に関しては、まだ関係者の話で朧げにしか掴めていないが……
事が公になれば、その商品価値は確実に暴落するだろう。
その様子を想像して、塩素は花のように笑いながら……
淀んだ目で、実に楽しそうに呟いた。
「あの学園も全部、希望崎学園にしてしまおうと思うのです」
元から悪名高い希望崎学園であれば、新設の校舎は需要がある。
あの学園にどんな曰くがあるか、どんな因縁があるかなど、知った事ではない。
学園ではなく、単なる『箱物』として。
小野寺塩素は……妃芽薗学園を『転がす』つもりなのだ。
情報を操る報道部員――あらゆる電子的防御を破壊する高橋炭素よりも、
人心を妖しく惑わす斎藤窒素よりも……
そしてあるいは、真実の未来予知を実現する林水素よりも、小野寺塩素が恐るべき点が一つある。
しかもそれは何のひねりすらない、シンプルな力だ。
一介の報道部員にして、既に社会に影響を及ぼすほどの『財力』を持っているという事――
「ふふふふふ。ふふふふ、ふふふ―――」
少女は淀んだ目で笑う。
繰り返される死も流血も、小野寺塩素にとってはただただ金を生むだけの『情報』にしか過ぎない。
金の前では、全ての事が何の意味も持たない。
それを否応なく理解させる能力が――彼女の『謀計リスクヘッジ』なのだから。
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