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番長GSS


【番長G合計63点】※8/17(水)20:05

無題1 【1点】 ε:うんこにも口あんのか…

聖靴「うんこ!!うんこはどこ行った!?」
舞葉「裏で吐いてます」
聖靴「またか」

うんこ「ハア、ハア、ハア、もうやめます…!!」
聖靴「誰でも一度はそう思うもんだ」
うんこ「毎日思ってます!!
    うっ!おえっ
    …………学園統一まで続けられません…
    いっつも怒られて、
    能力は弱いし、
    他の魔人たちの足手まといになるだけだ」
聖靴「………口を拭え……」
うんこ「自分はただうんこなだけだって陰口叩かれてるのも知ってる」
聖靴「…………!!」

聖靴「この聖靴フォーファルサフブーツが昇降口に置かれて20年――
    初めて我が番長Gの中心になれる女を得たんだ。
    それはお前だ「うんこ・オブ・うんこ」

    うんこなだけ?結構じゃないか。
    技術やフィジカルは与えることができる…
    だが…お前をうんこにすることはできない。
    たとえオレがどんな名コーチでもな。立派な才能だ」


無題2 【5点】

「わはははっそこの少女よ!何か悩みを抱えているようだね!」
「え、あ、その、どちら様…ですか?」
「私を知らないってことはキミはもしかして転入生かいっ?私は偉大なる夜の王、吸血鬼の舞葉志姫っていうんさっよろしくねっ。」
「はあ。えと、私は天白飛っていいます……多分……。」
「多分?」
「えと、その、私実は、記憶喪失になってて…ここに転入する以前の記憶が…ないんですよ…。学生証には天白飛って書いてあるので、それが名前だとは思うんですけど…。」
「そうなのかー。それは難儀だね。」
「はぁ、でも、まぁ、生活は普通にできるで問題ないと言えばないんですけど…」
「でも、それじゃあちょっと寂しくないかい?よかったら私が飛ちゃんの記憶を取り戻す手伝いをしてあげよっか?」
「ええ!?できるんですか?」
「勿論さっ。夜の王たる吸血鬼に不可能なんてないんさっ。」
「ど、どうやるんですか?」
「まずあたしが飛ちゃんの血を吸うんさっ」
「血を!?なんでですか!?」
「血って言うのは、魂の通貨であり命の貨幣なんさっ。その血を吸うってことはその人の全てを知るっていうのと同義なんさっ。」
「するとどうなるんですか?」
「飛ちゃんの記憶を失う以前のこともわかるしっ。どうすれば記憶喪失を直せるかもわかるよっ」
「ホントですか!ぜひ、ぜひお願いします!」
「了解さっ。ちょっと痛いけど我慢してねっ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「ん。どうしたのさ?」
「えと…その…」
私の全てがわかるってことは私が実は貧乳だってこともバレちゃうわけで。
あ、でも記憶喪失の直し方がわかるってことは美乳になる方法もわかるかも。
でもでも、やっぱり貧乳ってことがバレるのは…
っていうかお風呂入ってるときの記憶まで覗かれたら…
「あ……その……ごめんなさい……。」
「だ、大丈夫かい?」
「や、やっぱり……やっぱり無理ですううううううぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
「ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」
「ごめんなさいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!」
「あ、ちょっとー!飛ちゃーん!あたしはこの学校の番長Gに入っているからさー!血とかはどうでもいいから、よかったら今度遊びにきなよー!みんな優しいからきっと友達になれるよー!」

無題3 【4点】

三上由香子には夢があった、いつか自分の本来の性が暴かれオカマ野郎と罵られながら
学校中の肉便器になる事である!!

だが、それには問題があった。この夢を達成するには自分以外に本来の性が男の人物が
いてはならない。彼女の夢は学園唯一の肉便器、オンリーワンなのである。

幸い自分には元男だった女性を数分だけ男にする能力がある。
これでそしつらにちんちん生えさせていじめ切った後自分が男だとばれたならば
自分以外の元男達も怒り狂って自分を犯す側に回るだろう。
彼女の能力は自分自身を含めないので三上由香子は何とかして自分が男に戻る手段を講じなければならないが
それはまあ第一目標を達成してから考えよう。


「さあ、一人目を見つけたわよ桂あJ素!私は女になって学校に堂々と通っている奴の正体を暴き
お仕置きするのが趣味の三上由香子!正体暴かせてもらうわ!」
「へ、変態だー!わーん死ねー!」

桂あJ素は時よ止まれと叫びながらナイフを全力で投げる。時は止まってはいないが
ナイフは全部由香子の頭にブスブス刺さった。

「残念、この程度で私は死なない!」
「相手がおぞましすぎて判断ミスったー!普通に殴ればよかったー!」
「さーあ、その正体を現せこの変態オカマ野郎め!」

桂あJ素スカートをめくりあげ、股間に顔をうずめて舌を這わす。

「ちゅばっ…ぴちゃっ…ちゅばっ…、ほーら懐かしい物が股間から出てくるよ」
「こ、こんな『最初のジムでイシツブテとイワークで勝負してきそうな顔』あるいは
『麻雀大会でライバル校の部長に次々振り込んで泣いちゃいそうな顔』の女にクンニされるなんて…
でも気持ちいいっ!くやしいっ!(ビクンビクン)」

ブスということは無いが余りにモブ顔すぎて校内でももてない部類の由香子だったが、
こうしてクンニしろオラァ状況で見てみると上手い具合に地味な顔が隠れスタイルのいい
ボディラインだけが目に留まる。
女性にしては多少背が高く肩幅や腰回りが男っぽいが胸ボーン尻ドーンのダイナマイトボディ、
こんな女にクンニするぞオラァされたら肉体に男の記憶を呼び覚まされるしかない。

「フぅ…ほーら、正体が出てきた」
「げ、げーっ。懐かしいものがー!!」

由香子が顔を離すと桂あJ素の股間にはフルボッキしたちんちん、胸はいつの間にか無乳と化し
完全な男になっていた。
肉体の変化に慌てふためく桂あJ素を抱きあげ由香子は廊下で絶叫する。

「キャー!こんな所に女に化けて女子高に潜入していたけれど正体が暴かれて男に戻っている
変態がいるわー!」
「なんだってー」「なんだってー」「なんだってー」「なんだってー」「なんだってー」

男子に餓えた生徒と教師(校内の99%)が声の場所に一瞬で集まる。

「本当だ、ちんちんがあるし男の臭い!」「こりゃ性的に考えてお仕置きが必要だね」
「クンニしろオラァ!」「キャハハハ、わたしキンタマ踏みつぶしたーい」

能力効果時間が終わり体が元に戻っていくまで桂あJ素は皆に遊ばれ尽くした。
だが、三上由香子の野望は終わらない。行け由香子、学園内の全ての元男を同じ目にあわすまで!
そしていつか自分が唯一の肉便器になる為に!


(ちんちん)

無題4 【3点】

三上由香子には悩みがあった。

「自分のちんちんシコシコしたいよー!!」

この学校に入ったばかりの頃は自分に使えていた性転換能力が
最近では全く使えないのである。
『飛び級で教師になった少女が連れて来たウサギ』の様な顔のせいで
体育や部活の時間に体を男に戻しても誰も注目してくれなかった事、
そしてここ最近学校内に女性化して堂々と通っている男子が複数確認されたせいだろう。

元々自分対象だった能力は入学後しばらくしてから他人への能力へと変化したのである。
この効果範囲の変化によって自分以外の元男を肉便器化してから自分の本性をばらし
学校唯一の変態オカマ肉便器となる野望に非常に有効に働いたのだが…。

「もう半年も男に戻って無いわぁー!ちんちーん!」

何も無い空中に手を構え腰を振る由香子。
完全にオナ中の禁断症状を発していた。

(ちんちん)


~~小袖袴SS 九割の愛と一割の歪んだ愛~~【50点】最後、ゾクって来た…! これは面白い、先が気になる。



時は2014年、所は私立妃芽薗学園。
本来、乙女の花園であるはずのこの場所が、どうしたことであろう、今、まさにハルマゲドンを迎えんとする戦場となっていた。
かつて学園に響いていた女生徒達の柔らかく涼やかな挨拶の声が、今や剣戟の固く冷たい音となっている。
かつて学園に舞っていた色鮮やかな花壇の花びら達が、今や赤茶にくすんだ戦塵となっている。

「……もう少しで番長グループの陣営だね」

そんな、退廃の薗と化したこの学園の中を一人、静かに歩く少女の影。
小袖袴の出で立ちで、からりころりと下駄を鳴らして歩くこの少女、名は夢追中(ゆめさこ かなめ)という。
魔人の巣窟と言われる、悪名高き希望崎学園からやってきた、奇跡と呼ばれる物事や魔人能力をこよなく愛する少女である。

「……結局、魔人能力はひとつも見れなかったね」

なぜ部外者である少女がこんな時期にこんな所へいるのか。理由は単純明快。ハルマゲドンに参戦し、思う存分魔人能力を見学するため――つまりは趣味のためである。
大勢の魔人達がぶつかりあうハルマゲドンは、少女の趣味である魔人能力の堪能には最適の環境であると言えよう。
山乃端一人失踪の噂を聞きつけた少女がこの学園に侵入し、今に至るという現状は、つまり、少女を知るものにとって当然の帰結であった。

「ねぇ、社(やしろ)」

少女は立ち止まり、誰もいない空間へ向かって声をかける。
いや、誰もいないわけではない。少女は自身の纏う服に声をかけたのだ。
少女が纏う服は年を重ね付喪神となった存在であり、名を社という。
少女の守護者として、常に少女に寄り添い、支え、助けてきたこの――

「もう元気でたからさ。ナレーションっぽくおどけてなくてもいいよ。ありがとう」

――これは失敬。



――それにしても、せっかく生徒会陣内の第4遊戯場まで足を運んだというのに、収穫はありませんでしたね。
ご主人様をここへ導いた死者の未練を確認に、なんて言って、結局、見られたのは生首ひとつですからね。
番長の晒し首……あんなもの、年若いお嬢さんの見るものじゃありませんよ。

「うーん、番長さんとは面識が無かったから、やっぱり直接見にいっても仕方なかったかな」

それに、生徒会のメンバーにも見つかってしまうし。あれは結構危なかったんですよ。三人を一度に相手するなんて。
……などと言ったところで……あなたにとってはむしろ絶好の機会と言うべきだったのでしょうね。

「ねー。せっかく生徒会の人と会えたのに何も凄いことが見れなかったのは残念だったな」

……本当にご主人様は……曲がらないですね。


――

「はじめまして!希望崎学園から来ました夢追中と申します!
えーっと根本悠里さん、歌琴みらいさん、裸繰埜夜見咲らちかさん……でよろしいでしょうか。
あ、こちらの学園の生徒会メンバーについては、事前に写真を用意させてもらったので顔はわかるんです。
それであの、いきなりで申し訳ないのですが――皆さんの魔人能力を見せていただけませんか?」

――

あれで罠だと思わない人もいないでしょう。
肉弾戦が不得手そうな人達でしたから良かったものの……。

「でも話はちゃんと聞いてくれたし、うまくいけば能力発動を見られたと思うんだけどなぁ」

まあ能力の制約が満たせなかった以上、どうしようもないですね。
根本さんは何でしたっけ。先陣切って行動している相手には使えないのでしたか。
一人で敵陣に歩いてきた人にはそりゃあ使えないでしょうね。

「まさか行動力が仇になるなんてね……残念」

歌琴さんは男性のみ、でしたね。
これはもうご主人様に効くはずもない。

「うーん……社の土蔵に性別変更能力って取ってあったっけ?」

謹んでお断り申し上げます。

「えー」

あとは裸繰埜夜見咲さん……好みじゃないから無理ってなんですか!
こんなに可愛らしいお嬢さんを捕まえて!
まったく失礼極まりない!

「落ち着いて社、社の声は私にしか聞こえないんだから」

ああ、これは失礼しました。
能力を使われなかったことに対して憤慨するなんて、私としたことが取り乱しました。
……まあ、どうせ能力を使われたところで、ご主人様に危害が及ぶ前に私が全て対処しましたがね。

「えー、いつもみたいにちょっとだけ見逃してくれないの?」

ご主人様が元気な時分なら考えもしますが、今みたいに万全の体調でないときに守りを疎かにすることはありませんよ。
それにこの学園は魔人の力を抑えるフィールドが張られていますからね。
私が『忘失』を使っていないとご主人様の身体に悪影響があるかもしれない危険な場所なのですよ。

「あぁ、高二力フィールドだっけ?」

私の『忘失』と原理はかなり違うようですが、効果は似たようなものですね。
こういった場所での警護も考えての『忘失』能力を用意した私もたいしたものでしょう。

「そういえば社の中の神社って、他のと違って社が自分で見つけてきたんだよね。あれがいきなり建っていたときはびっくりしたよ」

おかげで建物の統一感が一切なくなりましたけどね。
でもご主人様には気に入ってもらえているようですし、能力もこうして役に立っていますし、万事めでたしですね。

「さすが社だね。いつもありがとう」

いえいえ、わざわざお礼を言っていただくなど恐悦至極。
私もご主人様を助けるのが好きだからやっていることです。
ご主人様は気にせずに真っ直ぐ進んでくださいな。
そりゃあ忠告くらいは時々しますけれど、最後はいつでもご主人様の味方をさせていただきますよ。

「えへへ、ありがとう」

ご主人様の花の咲いたような笑顔を見せていただけるだけで私はいつでも元気になれますからね。
それに愛嬌のある仕草や可憐な身のこなし、煌く流星のような走り姿に安穏が形を成したかの如き寝姿、ご主人様のもっとも近くにいられる私はいつでもこれらを見られるのですから、むしろ私のほうこそご主人様にお礼を言いたいくらいです。

「ちょ、ちょっと待って。あんまりそんなこと言われるとくすぐったいよ」

まだまだ言い足りないくらいですが、

「社ってやっぱり思っていること全部私に伝えるよね。伝わっちゃう訳じゃないんだよね?」

そうですね。全部伝わってしまったらご主人様の寝姿を愛でる私の声で、毎夜安眠を妨げてしまいますからね。

「も、もう!そういうのはいいから!本当に何でも言っちゃうんだから!」

素敵な笑顔、頂きました。











申し訳ありません。夢追中お嬢様。
あなたは私があなたに対して何でも言うとおっしゃりますが、私には隠し事があります。
私は強欲なのです。
私はあなたを独占したいと常々思っております。
私はあなたとひとつになりたいと思っております。
私はあなたの喜びと楽しみを護るため、あなたの命を護っております。

しかし同時に、
私は――あなたの死を願っております。

私があなたの警護を、あなたに頼まれたときといえ、疎かにすることがある理由に気付いてらっしゃるでしょうか。
私が住居の中になぜ祭る神のいない神社を私の一部としたか、真意に気付いてらっしゃるでしょうか。
私は――あなたを私の中に住む神として祭りたいのです。
神社である私と、神社に祭られる神であるあなたと、永劫に同じ場所で過ごしたいのです。
そのために――私はあなたの死を願う心を、時に隠しきれなくなるのです。

申し訳ありません。夢追中お嬢様。
あなたは遠からずご自身の終着駅へと到着する方。
悠久の時を過ごし、付喪神となった私でありながら、そんなわずかな時を待ち切れない私をお許しください。

ただ、せめて、
あなたの短いその生に、
決して悔いなど残させぬよう、
病で身体の動かぬ時に、あなたを決して死なせない。











キャラクター名:小袖袴(付喪神である社の一部)
所持武器:病気の少女(社の主人である夢追中)
FS名:所持武器への愛

FS:18

月読十萌SS「トモエちゃんの何でもないいちにち」【10点】


「うーん、今日もいいお天気☆」

あたし、月読トモエ!ごく普通の女の子だよ☆
うーん、しいて他のコと違うとこがあるといえば…
並行世界の行き来が自由に出来ることくらいかナ♪
あっ!これ、他のみんなには内緒だよっ!

「う~ん、ともえちゃん?おはよ~う」
「もう!お母さん、ご飯は作って置いとくからね!
 あとあたしのプリン勝手に食べたでしょ!ちゃんと買っといてね!行ってきまーす☆」

お母さんったらちょっと不死身だからってだらしないんだから!
あたしの大好物のプリン勝手に食べちゃうし…
でも、プリンおいしいから食べちゃう気持ちもわかるかもっ(笑)

「おっと」
「あっ!」

どし~ん♪

「ごっごごごめんなさいっ!お怪我はありませんでしたか!?」
「いやあ、大丈夫だよ…君こそ大丈夫かい?」
「は、はいっ…きゃーっ!」

知らない人に人にぶつかっちゃってもう朝からついてないな~↓↓
勢いあまってぱんつ見えちゃったかも…
今日はくまさんのぱんつだからちょっと恥ずかしいナ…///

「いやあ、こちらも悪かったよ。立てるかい?」
「は、はい!」

よく見たら素敵なおじさま…☆
…だ、ダメよトモエ!あたしには心に決めた人がいるんだから…!
いつかどこかの並行世界で見たあの人…そう、一目見ただけで「強そう!」って人だったな…
確か名前は、「だいぎんがちょーいちろー」だったかな?
ああ…またあの人に会えるかな…☆

「…み。君。ちょっといいかな?」
「え、はい!(ヤダ、もしかしてナンパ?///)」
「私こういうものなんだけど、君、カッターナイフなんて振り回して危ないじゃないか」
「え?…は、はい…」
「こういうものはちゃんとしまっておきなさい。ちょっとそこで話聞くから」
「あ、あの…これは能力を使うときに…」
「え?何?」
「はぅ…すみません…もうしません…」



「まぁ~たお主は人に迷惑をかけておるのか…」
「うう…だってぇ…」

この子は転校生のカグヤちゃん!
本当はすごい力を持ってるんだけど、楽しそうだから普通に学校に通ってるんだって!
同じ番長グループのトモダチだよっ!

「お主も、平行世界の扉を開くなどという大層な能力を持っておる割には要領が悪いのう」
「の、能力は関係ないでしょー!っていうかカグヤちゃんなんで知ってるのー!?」
「え?ああすまんすまん。というか、皆知っておると思うがのう」
「ええーーーーーーーっ!?」

ひそひそ・・・ひそひそ・・・

「あ、ああ。アレね。知ってるわよ。カッターナイフで空間切り裂くんでしょ」
「でも使い勝手悪いよねw」

「ちょ、ちょっとー!!!やめてよぅ…!ヒミツにしてたのにぃー!!!」
「いや、普通に連絡網で回ってきてたよ」
「ええええええーーーーーーー!」
「ていうか能力使った後アンタまで他の世界に行く必要なくない?w」
「あ、あれは…!あれは…!だって誰か一人が代わりに向こう側行かないと…!」
「じゃあ死体を代わりに置いてこればいいじゃんw」
「む、むぎぎぎぎぎー!!!!」

「まあその…何じゃ。お主も大変じゃのう」
「もうやだー!大銀河さーん!」

~~小袖袴SS 夢追中と愉快な仲間達とその日常~~【10×3=30】


○秘めた想い ~夢追中の住処、社の在りし日~

ご主人様は今日も自室で読書ですか。
おや、雑誌をお読みになってらっしゃる。
何を読んでいるのでしょう。

「んー?美容と健康の特集。『食生活で健康な身体に生まれ変わる』って……さ」

……なるほど。
今は夏の庭の果樹園が良い時期です。ちょうど食べ頃の美味しい桃を差し上げますよ。
美味しいものを食べれば、心はすぐに元気になりますよ。

「わ!桃!やった!ありがとう社!やっぱり夏は桃の季節だよね。
本当、この特集に載ってるものより桃を食べたほうが元気になれそうな…………へぇ」

どうしました?何か目新しい情報でも載っていましたか?

「『人体の細胞は90日で入れ替わる』だって。まあ誇張表現かもしれないけど、食べ物が人の身体になるのって早いんだね」

………………ほう。

――次の日

ご主人様。世の中には穀物や野菜、果物だけを食べて健康になろうという手法があるそうですね。
幸い、そういったものは私の菜園で全てまかなえますし、試してみてはいかがでしょう。
私の菜園で採れるものは他所のものより秀でていると自負していますし、昨日の雑誌にならって90日間、試してみては。

「うーん……90日間も治らないままっていうのは想像したくないけど、体が動くようになるまでは試してみるのもいいかも」

お早い決断、流石です。
それでは、はりきって美味しいものをたくさん作りますよ。
――これで90日後には、お嬢様の身体は私の身体の一部で出来上がっているということに――

「うん?何か言った?」

いえ、さっそく桃を用意いたしましょう。
90日後が……楽しみですね。

「そうだねー」

○負けぬ想い ~夢追中の親友、オウワシの在りし日~

「んんー!桃はやっぱり美味しいね!」
「桃好きだもんね(喜んでるなぁ)」
「なんだか三食桃だけで満足できちゃいそう」
「うん……(社の中で出来た食べ物ってことは、社は自分の身体を分け与えているようなものだよね)」
「桃ってどうしてこんなに美味しいんだろう」
「うん……(献身……だなぁ)」
「夏以外でも桃が出来ればいいのにねー」
「うん……(負けたくないなぁ)」
「でも桃ばっかり食べてたら夏バテになっちゃうかな」
「そうだね……(私にも何か出来ないかなぁ)」
「最近暑いし、何か力のつきそうなもの食べたほうがいいかな」
「!」
「?」
「あ、あのさ」
「うん」
「力のつきそうな物、なんだけど」
「何かあるの?」
「えっと、その、ね、よかったら……」
「うん」
「わ、私の卵!食べてみる!?」
「えっ」

※卵を食べた夢追は非常に難しい顔をした後、「誰にも負けないぞ!ってくらいに強く自分を訴えかけてくる味だね。うん、力は本当につきそう」との感想を述べた。肉食鳥の卵は食べるものじゃないね!

○この想い、夜空に届け

ご主人様、この際確認しておきたいことがあるのですが。

「なあに?」

あの鳥もご主人様を常に護っていますし、私もご主人様を常にお護りしております。
私とあの鳥と、お互いに補い合い、ご主人様を助けております。
どちらも負けじと、全力でお救いしております。

「うん、いつも助けてもらってる」

私の決してあの鳥には負けていないと思ってはおりますが、鳥の献身もまた確かなものであると思っております。
ですから――
ご主人様にとっての一番の守護者――その者の名前を教えていただきたいのです。

「ええ!?社にはいつも護ってもらっているし、オウワシには助けられっぱなしだし、一番なんて決められないよ。
……なんて言っても納得しないんだよね?うーん………………
ひとりだけ……選ぶなら……」

選ぶならば?

「師匠、かな」
※社の武道場に住む、夢追のお目付け役兼身辺警護兼武術指南役のこと

――

「ちょっとちょっと!私の寝床をいつまでもゆらさないでよ!
私はあなたの言葉はわからないんだから一方的に絡まれたって何が言いたいかわからないよ!
どうしたのさ!何かあったの!?いい加減に寝かせてよ!
……かなめー!かなめちゃーん!!カナー!!!
ちょっと社のことどうにかしてー!」