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生徒会SS5




『夜半に嵐の吹かぬものかは』【50×5=250】


※本作は一八七二三投稿時エピソード『明日ありと思う心の仇桜』の続編となります。
閲覧の際はそちらを先にご一読頂ければ幸いです。



 一八七二三(にのまえ・はなつみ)はサイコパスである。
 同時にシリアルキラーでもあった。
 私立妃芽薗学園。
 彼女が通う学園は百花咲き乱れる花園であったが、美しい花には棘がある──────
それだけでは済まない、狂い花もまた、艶やかに咲き誇っていた。


1,偽葉

 妃芽薗学園、その講堂は様々な用途に利用される。始業式や終業式を始めとした各種の
学校行事。式典、或いは講演。そしてこの日、講堂が務めた役割は──────。
 吐き出されたのは葬送の列。黒尽くめの喪服ではない、学生ならではの制服姿。
 いつもと変わらぬ筈の制服少女たち。
 それでも喪を感じさせたのは、悲痛な表情。噎び泣く嗚咽。
 故人を偲ぶ行列が、やがて三々五々と散りゆき講堂を後にする。
 暗く沈んだ暗鬱な表情、重く捗らぬ足取り、その全てが故人の人徳を示していた。

 春日部京華(かすかべ・きょうか)、享年十六歳。まだ花実も咲かぬ、早すぎる死
であった。

 八七二三の靴箱に、差出人不明の手紙が入れられていたのは春日部京華の葬儀が
あった次の日の事。
 ──────春日部京華の死の件で、大切なお話があります。放課後、講堂の裏で
お待ちしております。
 少し大人びた簡潔な文章が女の子らしい可愛い文字で便箋に綴られ、飾り気の少ない
封筒に入れられていた。


「一八七二三さん、ですね。突然の呼び出し、申し訳ありませんでした」
 指定された待ち合わせ場所で待っていたのは、入学してまだ間もないのか、些か制服
を着慣れていない印象の初々しい下級生。緑樹生い茂る空間に、緊張した面持ちで立っ
ていた。講堂の裏は人目に付きにくく内緒話には絶好の場所で、時には告白にも使われ
たりする隠れスポットだった。
 「いえ、よろしゅうございます。貴女ですね、お手紙の差出人は…………」
 幸いにして先客はおらず、二人は安心して話を始める。
 「来て頂いてありがとうございます。どうしても二人きりで話したい事がありまして
 …………」
 「構いませんわ。何でも仰って下さいまし」
 安心させるように品の良い笑顔を浮かべ、促す。
 「ここ最近の殺人事件の多さ…………ご存知ですよね?」
 少女は八七二三へと質問を──────否、確認をする。《血の踊り場事件》以降、
頻発するようになった殺人事件の多重発生は妃芽薗学園内に於いて知らぬ者など居る
筈が無かった。そういった意味では確認とさえ言えず、単なる会話の糸口に過ぎない。
 「ええ、存じております。まことに心痛ましい事でございますね…………」
 常日頃より穏やかな微笑を浮かべている八七二三だが、その表情を曇らせて俯く。
彼女のような線の細い上品な美少女が沈痛な面持ちを見せて悲しむ姿は、画家であれ
ば一枚の絵に、詩人であれば一篇の詩に写し取りたくなる情景であった。
 「私、犯人を捕まえるつもりです」
 きりり、とした表情で、未だ幼さの残る声ではあったが少女は告げる。
 「勿論、全部の事件の犯人、って訳じゃないんです。でも…………京華姉と沙耶香。
 この二人を殺した奴だけは、絶対に許しません!」
 力強く、拳を握り締めて宣言する少女。そしてこの年下の少女の口から告げられた
被害者の名に、八七二三も顔を上げる。
 「貴女…………もしかして」
 「はい。私の名前は春日部彩陽(かすかべ・あやひ)…………殺された春日部京華
 は私の姉で、橘沙耶香(たちばな・さやか)とは親友同士でした」
 言葉の通り、意志の強そうな眉にぱっちりとした二重瞼の目元は何処と無く京華を
思い出させる顔立ちだった。。


「敵討ち…………という事でございますね。けれど、およしになった方がよろしいわ。
 そのような危険な事は、生徒会や番長グループの方々にお任せになって…………」
 「必要ありません。私一人で充分です」
 八七二三の心よりの忠告を、一言で切って捨てる。
 「お言葉を返すようでございますが…………殺人犯を二人も見つけて、その上で捕ま
 えるなんて、とても……」
 「一人です」
 八七二三の言葉を遮り、彩陽はきっぱりと告げる。
 「京華姉と沙耶香を殺した奴は、同一人物です」
 その声には一切の迷いが無い。
 「その二人だけじゃないです。先々月の羽生座百合(はにゅうざ・ゆり)と菊池葉子
 (きくち・ようこ)、それから先月の星田愛花(ほしだ・あいか)と桜井美枝
 (さくらい・みえ)。みんな同じ犯人の仕業です」
 更に四人の名を挙げる。いずれも最近惨殺された学園の生徒、並びに教師だった。
 「遡れば、もっと被害者の数は増えると思います。でも、私にとっては関係の無い事
 です」
 冷たい言い方だが、本心なのだろう。姉と親友が殺された、という点のみが重大であ
り、それ以外の被害者は彩陽にとっては枝葉末節に過ぎない。
 「どうして、それらの事件の犯人が…………同じ一人の人物だとお思いになられるの
 でしょうか?」
 八七二三の口から出たのは、当然の疑問だ。それに対し、彩陽も答えてゆく。
 「一つ目は、被害者の氏名です。百合。菊池。愛花。桜井。それに…………橘と京華。
 苗字と名前、いずれかに花を連想させる漢字が含まれています」
 事実ではあった。だが、当世の少女の名前に花の名前が使われている事はよくある事
で、菊池や桜井といった苗字も特段に珍しい訳でもない。偶然の可能性は否定できない。
 「二つ目は、殺人のペースです。犯人は正確に月に二人ずつ、その手に掛けています。
 きっと几帳面な人間で、普段は周囲に気配りのできる人物なのだと思います」
 八七二三は静かに頷く。だが、それは犯人が同じだとした場合の統計であり、前提で
ある。命題を証明する為の前提が命題である、という論は成り立たない。
 それを理解しているのか、彩陽は更に言葉を続ける。
 「三つ目は、殺害方法です。被害者はいずれも首を捩じ切られて殺されています。
 しかも猟奇的な事に、その遺体には犯人の体液が掛けられていたそうです。犯人は
 …………常軌を逸した精神異常者で、変態です」
 恐らく、死体の発見者たちへは既に聞き込み調査を済ませているのだろう。姉と親友
の冒涜された死を思い出したかのように、苦渋の表情を浮かべた。
 殺人の手口は確かに重要な手がかりだ。特に連続殺人の場合、同じ殺害方法を選択
する場合は多い。それが異常者の犯行ならば尚更だ。彼らは常人には理解出来ない独自
の論理で動く。それに共感する事は出来ないが、理解を試みて分析する事は出来る。
 「と言っても、こんなのは只の推論です。でも、もっと確実な証拠があります」
 「…………それは、如何なるものでございましょう?」
 八七二三に促され、彩陽は最後の言葉を口にする。
 「私は残された死者の身体から、或いは現場から最後の記憶を引き出す事の出来る
 能力者……魔人です。つまり…………」
 そこまで口にしてから、大きく息を吸い、そして吐く。それから。

 「犯人はお前だッ! 一八七二三!!」

 彩陽は怒りと憎しみの炎を燃やして睨みつけ、目前の殺人鬼を指差した。



2,偽根

 黙って話を聴いていた八七二三が、口を開く。
 「京華さまのご家族に魔人がいらっしゃるとは存じておりませんでした。きっと、
 あまり表に出したくは無かったのでございましょうね…………」
 無理もない。一般社会に於いてやはり魔人は忌避される存在なのだ。それは魔人の
多い妃芽薗学園でも同様であり、京華も口に出しづらかったのだろう。
 「……それで、どうされるおつもりでございましょう? 生徒会か、もしくは番長
 グループに引渡しされますか?」
 穏やかに自らの処遇を尋ねる令嬢に対し、怒れる少女は対照的に激する。
 「お前のような怪物は、そんな生温いやり方で生かしておけない。私が……私が、
 この手で引導を渡してやる!」 
 彩陽の魔人能力は戦闘に於いて何の役にも立たない代物であったが、その反面、身体
能力は魔人の中でもかなりの高水準であった。しかも身体能力に驕ることなく魔人空手
の修練も欠かさず行って自身を高めていた。
 全ては愛する姉を守る為に。
 だが、その姉はもういない。守れなかった無力な自分への怒りと、姉と親友を奪った
仇敵への憎悪が、何よりも彩陽の身体を熱く燃え立たせるのか。たとえ相手も魔人で
あっても、負ける気は全くしないとばかりに。
 「推理…………というよりも能力でございますが。お見事と申し上げておきましょう」
 そんな彩陽を、難問を解いた教え子を見る教師のような温かい眼差しで見つめながら
八七二三は言の葉を紡ぐ。
 「けれども、訂正…………補足を幾つか、致します。先月と先々月の月に二人、は
 只の偶然でございまして、それより多い月もございました」
 慈愛の微笑で、より多くの凶行を告白する。そこに一片の罪悪感も無い。正しきこと。
善きこと。それを成し遂げただけだと言わんばかりに。
 「当然、名前の共通点も同様でございます」
 六人のうち六人が条件に当てはまるなら100%、すなわち必然。だが十人のうちの
六人、或いは二十人、三十人──────それならば、何の意味もない。壷の中から
掴み出した玉の色が一色であったとしても、掴まれなかった玉の色が他の色だったなら
ば、その壺の中身は同色ばかりではない。
 単純な話だ。
 「それと、もう一つ…………京華さまを殺したのは、わたくしではございません」
 「何を、今更…………! 沙耶香を殺したのはお前だろうが!」
 黙って聴いていた彩陽も、その言葉には憤怒に身を任せて声を荒らげる。
 「はい、確かにその点につきましては些かの誤りもございませんが…………」
 開き直り、と形容できる態度ではなかった。ごく自然に、ありのままに。淡々と事実
を口にするだけ。
 「嘘をつくな! お前以外に、誰が京華姉を殺したって言うんだ! 手口だって……」
 「手口など、如何様にも真似できるものでございます。いえ、…………わざわざ真似
 た、と申し上げるべきでございましょうか」
 「何の…………為に?」
 話の筋が分からない、とばかりに問い返す彩陽。
 「勿論、わたくしに京華さまの殺害の罪を負わせる為でございましょう」
 連続殺人の最中、同じような手口で殺されていれば。誰もが関連付けて考える。
 「信じられるわけないだろ、そんなこと!」
 「さようでございますか…………。では、それはひとまず置いておくと致しまして。
 貴女がもし、本当に死者の記憶を辿れるのだとしたら…………橘沙耶香殺しの犯人を
 わたくしと看破したのですから、それは事実なのでしょうけれども…………おかしな
 点がございます」
 滔々と紡がれる声は、清水のように爽やかに優しい。
 「橘沙耶香殺害の犯人が分かったのなら、何故その時点ですぐにわたくしを止めに
 いらっしゃらなかったのでございましょう? わたくしと京華さまの特別に親密な
 お付き合いをご存知なら、危急の筈です」
 「それは…………」
 親友の次の犠牲者。それを断定できなかったのだとしても、座して待つのは筋が通ら
ない。異常者が姉の傍に居て、もっとも危険なのだから。何をおいても駆け付けるべき
ではなかったのか。だが、沙耶香が殺され、京華が殺された後に彩陽は漸く動き出した。
 「本当は貴女は親友の仇を取るつもりも、姉を守るつもりも無かった。むしろ、その
 機会を逆手に取った。つまり…………」

 「京華さまを殺した犯人は貴女です、春日部彩陽さん」



3,偽茎

 「ふざけるな! この期に及んで罪のなすりつけだなんて…………第一、いったい
 何を根拠に……!」
 「ええ、確かにこのようなものはとても推理と呼べるようなものではありませんし、
 仰るとおりに証拠など何一つございません」
 憤る彩陽に対し、あくまでも穏やかに八七二三は答える。
 「けれど、自らの秘めたる欲望が果たせぬ事を知り、その原因である相手に罪を着せ
 られるというのなら、まことに都合の良い事だというのはわたくしにも理解できます
 もの。死人に口なし…………と申しますものね」
 春日部京華は連続殺人事件の犠牲となった。そして犯人は犠牲者の身内による復讐、
或いは正当防衛により死亡し、事件は幕を閉じる。
 それで、困る者は誰もいない。その筈だった。
 「お前が! お前が京華姉を奪うからいけないんだ!」
 禁じられた恋。
 許されぬ欲望。
 叶えられぬ願い、届かぬ想いならば。
 屈折した感情は折り畳まれて積み重ねられ、静かに心の奥底で溜まってゆく。澱み、
腐ってゆく。やがて溢れ出した黒い心が暴走する先は──────破滅だ。
 「私が、一番京華姉を愛していたんだ! それをお前が横から!」
 すぐ隣に。一番近くに居る存在は、自分であるべきだった。
 触れること許されぬ禁忌なら、せめて誰にも穢されぬ神聖な存在を傍で見つめ続けて
いたかった。

 ──────好きな人が、できたんだ。
 再び会いたくて、後を追って入学した。だが久し振りに逢った姉の口から出た、恥ず
かしそうな、そして嬉しそうな言葉は、終末の交響曲よりも残酷に彩陽の心を砕いた。
 割れて、砕けて。割けて、散って。
 粉微塵になった。
 後には何も残っていなかった。
 己の醜い心の骸を残して。

 過去からの激情が、彩陽を包んだ。
 だが、その感情が冷静さを奪う。
 刹那の瞬間。
 それだけで全てが決まっていた。

 一瞬、何が起こったのか分からなかった。
 とん、と両肩の関節に親指が添えられたかと思うと、次の瞬間には両腕がだらりと
垂れ下がっていた。
 関節を外された、と理解が追いついた時には。
 ぐしゃり。
 両膝が砕かれていた。
 「~~~~~~ッ!?」
 それでも苦痛の悲鳴を上げず、声を押し殺したのは意地だった。
 「まぁ…………まことに意思の強い方で、おみそれ致しました」
 にこやかな表情で賛辞を述べる。
 彩陽は美しい笑顔の残酷さを知った。


4,偽花

 紅い唇が、合わせられた。ふわりと柔らかな羽根が触れたような感覚。
 噛み合わせた歯も、割り開かれた。顎に手を添えられただけで。
 逃げようとした舌が、捉えられた。ねっとりと温かい粘膜が絡みあう。
 口内の唾液を全て啜られ、代わりに送り込まれた唾液を飲まされる。
 二人の雫が混じり合った、糸を引きそうな甘ったるい蜜。
 たっぷりと口内の隅から隅まで駆け巡るのは、官能の味。
 喉を通り、身体の中へ沈み込む。
 胃の腑へ落ちれば、火を入れられたように身体が熱くなる。
 噛み付くことさえ思い浮かばぬうちに、初めての口を犯されていた。

 一つ一つ、スクールブレザーの前ボタンが優しく外されてゆく。
 「何…………を……」
 抵抗する力を失い、出せるのは言葉だけ。
 半脱ぎのジャケットは簡単に上半身の自由を奪う。
 赤いネクタイを緩められ、解かれると後ろ手に両手首を縛られる。
 長袖の白いシャツも、上から順にボタンを外され、開かれてゆく。
 精一杯背伸びした下着に包まれた、控えめな双丘さえ露にされて。
 外気に触れ、身を強張らせる。
 「大丈夫…………ご心配なさらないで」
 宥めるような優しい声。
 その声に劣らぬ優しい指先は、そっと白い肌を伝う。
 びくり、と震える。
 滑らかな脇腹をなぞる、三本の指。陶磁器を愛でるように、丁寧に。
 官能的に。
 僅かに丸みを帯びた未成熟の膨らみ、その下側に一瞬だけ触れる指先。
 そっと持ち上げられたのは、肉と心。
 螺旋を描くようにくるくると、外から内へ。
 ゆっくりと旅する指頭は、山頂の直前でつい、と離れる。
 緊張が緩和した瞬間、指先は反対の山麓へ。同じような螺旋は、やはり同じ終着へ。
 密やかな吐息が、なだらかな丘へと吹き寄せられる。
 ほの甘い微風が、桜色に色付く頂を微かにくすぐる。
 寄せられた唇が、怯えて震える果実を食む。
 甘やかな電撃が、身を走る。
 声を押し殺すことが出来たのは、そこまでだった。

 プリーツスカートが、すとん、と地面に落ちる。
 隠しようもなく、秘めやかな泉が溢れていた。
 内腿を這う指先が、花蜜を求めてその中心へと向かう。
 最後の頼りない防壁も、優しく地面に落とされる。
 誰にも触れさせたことのない花園は、たおやかな侵入者を受け入れて。
 姉の葬儀が行われた講堂が、視界に映っても。
 巧みに花弁をなぞられて。
 鮮やかに花芯を摘まれて。
 時に激しく花園を掻き乱されて。
 自身の身体が、これほど多くの水で満たされていたことを知った。

 この指は、姉に触れた指。身体の隅々まで。
 この唇は、姉を愛した唇。身体の隅々まで。
 仲介され、姉が還って来る。
 自らの元へ。
 自らの身体の隅々へ。
 決して叶う事の無かった願いが、形を変えて。
 姉と同じように、触れられて。
 姉と同じように、愛されて。
 姉と同じように、高められる自分。
 同じ存在になる自分。
 憎き敵だった筈の相手がもたらす多幸感に、凍り付いていた心は千々に乱れた。

 白い指先が、口元に運ばれる。とろりとした淫蜜が濡れ光る。
 目前で停止する。最初の唇とは違い、決して無理には入ってこない。
 何かを待つように、そのままで。
 餌を強請る雛鳥のように、口を開いた。僅かに舌を突き出しさえして。
 人差し指と中指が、その舌を玩具のように弄ぶ。
 しゃぶらされる。自らの恥辱の象徴が全て舐めとられるまで。
 終わりは来なかった。後から後から、涎が溢れ出てくる。
 好物の甘露を口にしているかのように。
 唇の端から雫が伝い落ちる。それは、まるで涙だった。

 認めてしまえば、最早委ねるしかない。
 委ねてしまえば、最早流されるしかない。
 流されてしまえば。
 最早、留まることなど出来はしなかった。
 幾度も達し、上り詰めて。
 固く閉じた蕾が花開けば。
 果てた花の運命は。
 摘み取られるしかなかった。


5,偽実

 彩陽が果てた後。その生命の残滓を啜るかのように自らの指先を口元に運び、味わう。
 花の蜜は、何よりも甘い。
 白いレースのハンカチで、綺麗に後始末。
 「摘み損ね 逃した枝に 残花あり……とは、これも巡り合わせでございましょう」
 いずれ摘む為に、大切に慈しみ、育てていた花。
 寸前に手折られ、一度は逃した。
 だが、縁は巡る。
 風流を感じ、雅な艶笑を浮かべる。
 晴れやかな気持ちに満ちていた。
 ふと、顔を上げる。
 風に乗り、運ばれて来たのは揺れる花音と芳しき薫香。
 「本日は、まことに良いお日柄に存じます」
 微笑はそのままに、優雅に歩み始める。
 咲き誇る花のもとへ。
 摘むべき花のもとへ。
 八七二三が弥本子姫(やもと・こき)、黒姫音遠(くろひめ・ねおん)と遭遇するの
はこの直後の事であった。


 一八七二三(にのまえ・はなつみ)はサイコパスである。
 同時にシリアルキラーでもあった。
 私立妃芽薗学園。
 彼女が通う学園は百花咲き乱れる花園であったが、美しい花には棘がある──────
それだけでは済まない、狂い花もまた、艶やかに咲き誇っていた。


                                   <了>


【安全院ゆらぎの人間・相談】


●小野寺塩素の人間鑑定その1●
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」

Afternoon tea―イギリス発祥の喫茶習慣。
改めて語るまでもないが単に飲食を楽しむだけの習慣ではなく社交場としての意味合いが強い。
参加者は広範な分野のセンスや知識・教養が要求される上級階級の嗜み(ステータス)だ。

文化的・社会的な位置付けとしては日本の茶道に近い。

茶道ならボクも嗜んでるけどね。
その主催者とゲストの様子を遠目から観察する少女が一人、頭の中で超高性能の算盤をはじく

ヘッジ対象:安全院ゆらぎ―算出不能

「うわ、たしかにボクの能力でも算出できない。『面倒』な相手だなぁ」
面倒。それが外から観察した主催者への第一印象だった。

===================================

謀略能力者、小野寺塩素は妃芽薗学園潜入後、めぼしい「物件」の目利きを始めており、
既に何件か必要物件の「落札」も行っている。今回のそれもそれに絡んだ一件だったのが
進行し始めたところ、他と違い、少し躓くことになる。

全能力無効化能力者…
彼女の入手した、学園生徒の能力を記述したLファイルには更に、こうもかいてあった。

「効果:自動永続」

要するに無敵だと書いてある。

嘘くさいなぁ
塩素はその情報に対する判断は「保留」だったのだが、直に見てみると上記の『面倒』な結果が算出された。
頭痛が痛い。何であれ、実際に何らかの力が働いているのは間違いないようだ。

そこからのNEXT施行
NEXT1:淑女の嗜みとして金で釣ったモブを軽く、突っ込ませ様子を探ってみた⇒成果なし
(ちなみに同時に仕掛けた盗聴や盗撮行為は遮断され無効化された。絵はナイスボードだった)
NEXT2:次に軽く時限式ダイナマイトを忍ばせたアキカンを茶会に突っ込ませてみる⇒作動せず不発
(無論、別の場所で再検証、今度は問題なく機能し爆散してたから故障の線はない)

3以降は省略。集めた情報からすれば、彼女単体は醜聞で傾きつつある家の令嬢という立場だ、
単体単価は大したことはない、寧ろ傷物扱いで割安くなってラッキーな感すらある。
発動動機も家庭事情という―割とポピュラーなパターン。なんか普通だ。結局、話は能力にまた戻る。
塩素自身が一番警戒しているのは彼女がフィールド能力者でなく強力な洗脳系、幻覚系の能力者で
周囲を欺いており、その効果に自分が嵌ること、なの、だが、これも…

(どうも切れ者って印象じゃないんだよな。寧ろ反対に喰いモノにできそうなパターン入ってますって言うか…)

なんだかあやふやな印象になってしまっている。
実は彼女の分析はほぼ全てが正解なのだが、正解故に見るべき焦点(キー)が定まらなくなることもあるのだ。

どちらにしろ結論は必要だった。今までは用心深く直接の接触も避けていたが、そうもいってられない。
本格的に攻略を考え出した、ここ数日で水素自身に「御茶会」へのお誘いが来ているのだ。
無論本人からではなく『お友達を介して』節度を持ったものだが、向こうも『こちら』を意識しているのは間違いないようだ。

「乗り込んでこいと―ふふふふふ・・・こういうのは久しぶり。(こくり)いくか」

決断の決め手は自身の経験から来る判断、それと林水素の予言予告『面倒なこと』。
この予告を今回の”見えない”相手へのリスクヘッジと考えると一応筋は通っているのではと思われたのだ。
そして今回のこれが『山』なら後は楽勝、下り坂のみとなる按配だ。

さて彼女の『お誘い』に載って、直接鑑定(ねぶみ)させてもらおう。そして彼女の心と能力、買い取らせて頂こう。
こちらの能力を封じた程度で安全と思ったら大間違いだ『安全神話』。
自分の力『金』に崩れ落ちた相手とその心を想い浮かべ、彼女はうっすらと微笑を浮かべる。

となると残る問題は…ちらりと黒く淀んだ視線を横にやる。

「手持ち『3個』…これで足りるかな。ちゃんと補給しておけばよかった…失敗」
明日の手見上げの心配だけであった。



エターナルシャドウのプロフィール

本名:不明
誕生日:12月8日
年齢:21
血液型:AB
身長:158cm
体重:52kg
趣味:整理整頓
好きな食べ物:ニシンの燻製、ウォトカ
特技:潜入(と本人以外も認めてる)
嫌いなもの:自分の手で暴力を振るう事


サラカスティーナ・ダウスィーとしてのプロフィール
誕生日:12月8日
年齢:17
血液型:AB
身長:156cm
体重:48kg
趣味:整理整頓
好きな食べ物:スシ、クランベリージュース
特技:ガーデニング
嫌いなもの:自分の手で暴力を振るう事


  • エルダー シスターズ
女性魔人のスパイのうち一部のエリートに与えられる称号、通称E-S
嘗て部隊に所属していた「大いなるエルダーシスター」と呼ばれる魔人に
匹敵する能力を持っている。もしくはそれに匹敵する活躍をした者に与えられる称号

という事になってる。
しかし実際のところ具体的にどういった能力を持っていればこの称号が与えられるのか
どのくらいの活躍をすればこの称号が与えられるのかがはっきりと決まっておらず選考基準が一切不明で
全然任務をこなしてなくてスパイらしい能力も持ってなにも関わらず
この称号を授かっている者が結構いたりするため(イビルサーモナーがいい例である)
「偉い人が趣味で決めてるんじゃないか」と機関内で噂されている

この称号を持つものとして他に魅瀧胎中学校に鮭乃川鱒緒の名で
エターナルシャドウと共に潜入した「イビル サーモナー」
第五次ダンゲロスハルマゲドンにロシア代表の白熊の飼育係として
希望崎学園に潜入した「エンハンスド スレイバー」等がいる


  • 大いなるエルダーシスター
ロシアのある伝説的スパイの呼び名の一つ
数々の危険な任務を忠実にこなし、任務遂行の為には
仲間の犠牲も厭わない非常な性格の持ち主だったとされる

この呼び名が使われるようになったのは専ら彼女が
機関から去り消息を絶ち半ば伝説のような存在になってからのもので
彼女の元々の正式なコードネームは「エンドレススノウ」であり
現役時代は専ら「es」と呼ばれていた。

エルダー シスターズの称号を持つもの達は
全員彼女の事を尊敬し強い憧れを持っている

という事になっている。
しかし実際のところエルダーシスターの称号を持つもの達は
本人の意思とは関係なしにこの称号を与えられてるため
彼女を尊敬してるとは限らなかったりする

もちろん彼女自体が機関内で伝説的な扱いを受けている為
機関内の物はそれなりに彼女の事を凄いと思っているが
彼女が今までこなしてきた任務の殆どは機密事項であり
機関内でも彼女の具体的な活躍がどういったものか知るものは極少数で
現在では彼女の伝説は
「戦場に立っただけで敵対魔人が泣いて謝った、心臓発作を起こす魔人もいた」
「8ターン目後攻、チームメイト全員死亡の状況から1人で逆転」
「グッとガッツポーズしただけで5DP入った」
等といった大量の尾びれ背びれのついたあからさまにうそ臭いものばかりになっており
真剣に彼女の事を尊敬している人物は、実際の彼女の功績を知るごく一部の人間か
或いは本当に彼女が伝説そのままの存在だと信じてるような脳がお花畑な奴だけである

更に一部では
「”大いなるエルダーシスター”なんてのは他の諜報員達の士気や
向上心を上げるためにでっちあげられた架空の存在、そんなスパイは居ない」
とか言い出す者もいたりする


  • エンハンスド スレイバー
熊を操る能力をもったロシアのスパイ

エターナルシャドウとは諜報員育成アカデミー時代の同期であり
スパイになった後も何度かエターナルシャドウと共に任務をこなした事もあり
熊を操る能力もなかなかのものだが同時にさすまたの使い手でもある

イビル サーモナーの姉でもあり
自分の真似をしてスパイになろうとしている妹を心配している

第五次DHにて希望崎学園に侵入して地下に眠る秘密兵器を
探していたが希望崎学園へとたまたま訪れていた範馬慎太郎に殺された

エンハンスド スレイバーのプロフィール
本名:ソフィーヤ・ヴィタリエヴナ・ヴィノクロワ
誕生日:4月9日
年齢:17(没)
血液型:AB
身長:154cm
体重:48kg
趣味:熊の世話
好きな食べ物:魚卵、ボルシチ、ピロシキ
特技:熊に芸を仕込む
嫌いなもの:鮫(昔妹が食われかけて助けようとした自分も食われかけた)


  • イビル サーモナー
他者を鮭にしてしまい、さらにヒグマの子供を召還する能力を持ったロシアのスパイ

スパイのはずだが物凄く能天気で頭が緩い

日本語は日本人と十分な意思疎通が可能な程度話せるが
英語がからっきし駄目で本当にスパイなのか怪しい

というか基本的に他のまともなスパイと一緒でないと
まったく役に立たない

エンハンスド スレイバーの妹であり、お姉ちゃんっ子。
小さい頃からスパイである姉に憧れを持っており
姉が日本で消息を絶ってからは、本格的にスパイを目指すようになり
なんとか一応無事スパイとなった

エターナルシャドウの相棒であり、彼女が姉と諜報員育成アカデミーの同期であったり
姉と共に任務をこなした経験がある等、スパイとしての姉を良く知る彼女に
かなり懐いており、なおかつ彼女に亡き姉の面影を感じている

エターナルシャドウは最初にイビルサーモナーと共同の任務を与えられたときは
「とんだお荷物を押し付けられた…」と思っていたが
なんだかんだでプロ意識を持って任務にあたり、目を離さなければちゃんと任務をこなすし
自分を姉のように慕い、あとついでに自分の好物である魚の燻製を作るのがうまいため
次第にイビルサーモナーを相棒として認めるようになっていった。

前回の魅瀧胎中学校での任務の際に大怪我を負ってしまい
現在は治療中である

エンハンスド スレイバーのプロフィール
本名:ヴィクトーリヤ・ヴィタリエヴナ・ヴィノクロワ
誕生日:7月14日
年齢:18
血液型:A
身長:178cm
体重:68kg
趣味:燻製作り
好きな食べ物:魚の燻製、魚の塩漬け、鮭茶漬け
特技:潜入(と本人は言っている)
嫌いなもの:鮫(昔食われかけた)



無題4


ハルマゲドン第一戦目が始まる数日前。
妃芽薗学園の風紀委員会室の一角で読書をしていた黒姫音遠は希望崎生徒会のメンバー稲妻信夫に声をかけられた。
「稲妻さん私に何か用なの?」
彼の言葉を聞き、音遠は読んでいた本から目を離し、稲妻の方に振りかえる。
希望崎の生徒会と妃芽薗の生徒会は協力関係にあり、生徒会の一員である音遠も彼らと交流していた。
ゆえに二人も顔見知りであった。
「稲妻さんなんて他人行儀な呼び方でなく、オレのことはビリーって呼んでくれよ」
「他人行儀って、元々私たち他人だよね」
「つれないな。同じ電撃使いじゃないか」
「あー、はいはいそうだね」
明らかに適当な返事をする音遠。
稲妻は音遠の能力が自分と同じ電撃を操作するものだと知ってから、彼女によく声をかけていたのだが、彼女の方は彼に大して関心がないのか適当にあしらわれる毎日だった。
「でも稲妻さんには私なんかよりゴクソツの方がパートナーにふさわしいんじゃないかな?」
「冗談はよしてくれよ。すぐにあいつ自我はありませんで逃げるじゃねぇか。信用できねぇよ」
これまでも色々酷い目にあわされたのか、苦々しそうな顔をする稲妻。
「そっかなぁ。私はいいコンビだと思うよ」
そう言ってクスクス笑う音遠。
「人ごとだと思いやがって」
「そもそもすぐにゴクソツの口車にのる稲妻さんが悪いよね」
「うっ…」
痛いところを突かれたのか稲妻が押し黙る。
「いい加減懲りた方がいいと思いますよ。私としても仲間を撃つのは心苦しいですから」
そう告げた音遠の手からなぜかバチバチと電撃が走っている。
「いやいや勘弁してくれよ。それくらったら死ぬじゃねえか」
稲妻があわてたように言う。
「でしたら、もう少し素行を改めるべきかと」
「いや、分かったから分かったからやめてくれ」
「やだなあ。冗談じゃないですか」
音遠が笑顔で告げる。
「本当に冗談だったのか?殺意を感じたぞ」
「気のせいですよ」
「そういえば前から聞こうと思ってたんだが」
「何?」
「お前もしかして姉がいないか?」
「…確かに一人いましたよ。もう亡くなりましたけどね」
「そうか、それは悪いことを聞いちまったな」
バツの悪そうな顔をする稲妻。
「気にしないでください…もう一年以上前のことですから。でも、どうしてそんなことを私に?」
いや、理由は分かっている。きっと『彼女』のことだ。
そして、事実、稲妻は
「いや希望崎に黒姫射遠っていう風紀委員がいるんだがな。お前に名前が似てるからてっきり姉妹かと思ったんだがな」
とネオンが予想した通りのことを彼女に聞いた
「ああ、たしかに似てますね」
その話題にまるで関心がないかのような様子で返答をする音遠。
だが黒姫音遠を知るものが見れば彼女が平静ではないことに気がついただろう。
音遠にとって幸いなことに稲妻はそれに気づくこともなく話を続ける。
「しかも、彼女も電撃使いなんだよ。」
「そうですか。それはすごい偶然ですね」
実際は黒姫射遠が音遠の「姉」である以上偶然ではないのだが。
「だろ」
稲妻はわが意をえたとばかりに音遠に言う。
「そうだ、お前ら一回会ったらいいんじゃねぇの?」
と稲妻がふと思いついたように言った。
「えっ?」
稲妻の言葉に驚いた様子を見せる音遠。
「偶然にしてもおもしろいじゃねぇか。むこうも面白がるかもしれないぜ」
それに対し、音遠は少し考えるそぶりを見せた後、
「…気がのりませんね」
と稲妻にこたえた。
「そもそも稲妻さんはその人と親しいわけではないですよね」
「確かにそれはそうだが」
「それに私もその人のことをよく知らないですし、会っても気まずいだけじゃないですか?」
これは嘘だ。別の世界の話とはいえ音遠は彼女のことは良く知っている。
だがそのことを知らない稲妻は納得したようだった。
「まあ、そうかもしれないな」
「そうですよ」
音遠が言う。
「悪かったな。変な事を言っちまって。」
「いえ、面白い話でしたよ」
これは事実だ。射遠の話は音遠にとって興味深い楽しい話だ。
「じゃあな」
そう言うと稲妻は風紀委員会室を去っていった。
音遠はその姿を見送ると安堵したようにため息をついた。





稲妻が去った風紀委員室。一人残された音遠は読んでいた小説を机の上に放置したまま物思いにふけっていた。

「ダメだな…お姉ちゃんのことは忘れようと思ってたのに」
黒姫音遠はずっと姉のようになりたいと思っていた。
稲妻の様に自分の道を突き進む姉はまるで音遠の進むべき道を照らす道標のようだった。

そしてあの日音遠の道標は消えてしまった。

だから、今度は自分が姉のように誰かを導く道標になろう。
そう誓って音遠は自分の道を歩き始めた。

「私はお姉ちゃんのようになれたのかな…」
きっと周りの誰か―――たとえば風紀委員会のメンバーに聞けばきっと彼女は良くやっていると言うだろう。
でも、音遠にはその自信がない。
いまだ血の踊り場事件もそれに伴い発生した模倣犯の事件もほとんど解決できていなかったし、生徒会と番長グループの関係ももはや修復不可能なレベルになっている。
別に最近転校してきた音遠には底まで責任を感じる必要もないことではあったが、音遠自身はそう考えていない。
事件と確執が積み重なり、今年になりついに勃発しようとするハルマゲドン。
それはまるで自分が妃芽薗に来るのを待っていたかのようだった。
もしかしたら、自分はこれにかかわるために異世界から来たのではないか。音遠はそんな思いすら抱いていた。
ゆえに何もできない自分自身に無力感を感じていた。


そして、だから音遠は黒姫射遠に会いたくないのだ。
直接彼女に会えばきっと我慢できない。
きっと彼女に言ってしまう。
「私はあなたの別世界の妹」だと。

だって、彼女は音遠が大好きだった『姉』なのだから。

そして怖いのだ。それを告げた時、彼女の進んできた道が姉と同じ姿をした少女に否定されてしまうのが。
もちろんそんな事はないと信じている。
でももしかしたら――
それ不安で仕方がない

だからあの日彼女に会わなかったのだし、これからも会うつもりはない。
なのに――


稲妻の言葉で一瞬心が揺れてしまった。
いや、彼が悪いのではない。稲妻は音遠と黒姫射遠の関係を知らないのだから。
だから、悪いのはこんなことでかき乱されてしまう自分の心なのだ。

「これ以上考えても仕方ないよね」
今は目の前の課題に取り組むべきなのだろう。
そう簡単に割り切れたら苦労はしないのだけれど。



『真野片菜姉さんが来ないので代わりに姉貴役をやってみた。 』


(5ターン目)
忌祓「フィールドが再開した。こ、これは…」



 モア…エンディング…ストーリー

    栄光は貴方達と共にある。勝利を…  (瀕死状態)



大歩危「これは安全院さんの安全神話!」
後見塚「いったん御茶会を始めたら腕や足の一本なくなろうとも能力は解除しない!ってのは本当だったんだね」
ユーロ―&心路 「安全院さんの覚悟が言葉で心で理解できた!!」


らちか&うつる&ミラ
「ぶっ殺すと思った時は・・・・既に『行動提出』は終わっている!!」