第七十四話:(圧倒的)
ノ「・・・タキを放せ」
ギ「ん?」
ノ「某は漆明流武術師範、ノサダ・イズミである。タキを放せと申しておる」
ギ「・・・なるほど、あんたか・・・」
ギャラルはタキを投げ捨てた。
ペ「おっと」(パシッ)
ギ「・・・クックック・・・。ちょっとは楽しませてくれるんだろうなぁ?」
ノ「我が門下生達はどうした?」
ギ「ん?あいつ等なら全員ここに来る途中でくたばってるはずだぜ?ここに来ようとしなかったなら生きてるかもな」
ノ「ゲスめ」
ギ「さあ、オレと戦え。全力でな」
ノ「・・・よかろう」
進「お、おい!ノサダ!お前目が見えないんだろ!?やめとけ!勝てない!」
ノ「要らぬ世話というものよ」
ギ「目が見えないだと?・・・ま、それでも手加減なんかしないがな」
ノ「来るのか、来ないのか、はっきりせよ」
ギ「あんたからでも良いんだぜ?だが、そう言われちゃ仕方ないな」(スッ)
ギャラルは手を上げ、ノサダを指さした。
ヒュン!
ノ「!」(サッ)
ドスッ
ギ「やるな」
進「な!?」
歩「剣が・・・」
ギャラルは何も持ってなかったはずなのに、剣がノサダ向かって飛んでいった。
でもノサダはそれを避けきっている。
ギ「じゃあこれはどうだ!」(ヒュ!)
今度は大きく腕を振った。
ヒュヒュヒュ!
ノ「フン!」(サッ)
ス「あの剣・・・、空中からいきなり出てきてる・・・」
サ「とんでもない能力ね・・・」
ノ「そんな程度か?こちらから行くぞ!」(バッ!)
ギ「そうでないとな!」(バッ!)
カキン!!
ノサダの前足の刃とギャラルの持った剣がかち合った。
ギ「ヘヘッ、久々に楽しめそうだ!」
キン!!カキン!!ヒュッ!カキキン!!
ノ「ちっ・・・」
ギ「もう十分だな」
ギャラルは間合いを取った。
ギ「楽しませて貰った。礼を言うぜ」
ノ「くそ・・・」
ギ「だが、もうさよならだ。解体(ばら)けろ!!【爆ぜる思想】!!」(バン!)
ギャラルは地面を手で叩き付けた。
すると・・・
ジャキキキキキン!!!
ノ「何!?」
床からいきなり剣が飛び出してきた。
ノサダの周囲から一気にだ。
ノ「ぐおぁっ!!」
さすがのノサダも避けきれなかった。
だが何とか致命傷だけは避けている。
腹部をバッサリと斬られているがしっかりと立っている。
ギ「敵ながら・・・、さすがだな」
ノ「おのれ・・・!」
ギ「だが、しつこい奴は嫌いだ。理解したか?」
ノ「くそ・・・、せめて一矢、せめて一太刀報いん!!」(バッ!)
ギ「往生際が悪いぜ」(スッ)
ヒュン!ガキン!!
ノ「うおっ!」
剣がノサダの首周りにある刃に当たって弾けた。
ギ「あばよ。【ミセリコルディア】」(スッ)
剣がノサダに迫る。
切っ先は真っ直ぐとノサダの心臓に向かっていた。
最終更新:2009年01月25日 20:50