白いダークライに、呆気にとられるリュウト達。
「なんなの、あれ・・・。」
「さぁな・・・。」
セロウディア(グレイシア)とルックス(レントラー)を尻目にリュウトは考えた。
なんなんだ、アレは・・・。
そして、何故、攻撃のぶつかり合いで、生まれたのか・・・。
もし、僕の推測が正しければ・・・。
リュウトが考えている間に、ダークライは、白いダークライに攻撃を仕掛ける。
白いダークライも、まるで鏡のように攻撃を仕掛ける。
「!!ダークライ!戦っちゃダメだ!それは、お前の分身・・・!」
しかし、時既に遅し。
ダークライは白いダークライに攻撃を放つ。
白いダークライは消えたかと思うと、ダークライも、倒れこむ。
「ダークライ!」
リュウトはダークライに駆け寄る。
ダークライは穏やかな悲しそうな顔をしている。
「・・・ぐおっ・・・!」
リュウトは涙を流して、ダークライに語る。
「喋っちゃダメ!今、くすりを・・・。」
ダークライは目を閉じる。そして、
「少年。リュウトよ。教えてくれ。あの白い分身は何なんだ?そして、私は間違っていたのと言うのか・・?」
リュウトは首を振る。
「違うよ!ダークライはポケモンの事を、考えたんだよね!?」
ダークライはふと、笑う。
「・・・可笑しな少年だ・・・。だが、もっと早く、お前に出会っていれば、
よかった・・・・。さらばだ。」
そして、ダークライは光の粒子になって、消えた・・・・。
「あっ!」
リュウトは驚いた。
そして、その粒子を一つでも掴もうとする。
だが、その粒子は空に消えてしまった・・・。
そして、二時間後、リュウトは泣き止む。
そして、ジラーチの眠る、
ねむりのマユに触れた。
ジラーチはにっこり笑って、
リュウトに問いかける。
「キミノ、願イハ・・・?」
リュウトは真顔で言う。
「一つ目は、父さんを助けて欲しい。二つ目は、僕を元の世界に戻して欲しい。そして・・・三つ目は・・・・すべてのポケモンと人に、幸せを・・・!」
ジラーチは一瞬、困ったような顔をする。
でも、すぐに笑って・・・。
「ワカッタ。ソノ願イ、叶エルヨ。」
そして、手を振り上げる。
すると、塔の外では、ダークライが放った黒いポケモンによって、壊された場所が、元に戻って行く。
ユウタや、タツヤ、ミミはリュウトが消えて行く事を察する。
そして、口を揃えて、
「元気でね!」
と言う。
そして、リュウトは、自分の世界に帰る前にポケモンにお別れをしていた。
「トルテ(ドダイトス)、ラッセル(ラムパルド)、セロウディア、ルックス、ザンツ(ギャロップ)。元気でね。」
そして、それぞれの額にキスをする。
みんなは嬉しそうだ。
そして、みんなもお返しとばかりに、リュウトの頬や、額にキスをする。
「でも・・・僕達、離れ離れじゃないから!ずっと!ゲームを通してだけど、
会えるから!」
そして、願いの塔の大きな扉の前に立つ。
其処にいたのは、若くて、金髪で、オニキスのような黒い瞳、ベルトみたいなボタンの黒い服を着ている男の人。
それはリュウトの父だった。
「・・・!お父さん!お父さん!!」
リュウトは父に抱き締められて、自分の世界へと、帰って行く・・・。
それからだった。
リュウトはあれから、幸せな日々を送っている。
ゲームのポケモンも強くなり、今は、学園最強のトレーナーとなっている。
父も、あれから休みが多くなり、休みはどこかに連れてってくれる。
そして、今、リュウトはある夢を実現させる為に勉強している。
「僕の夢は、トルテ達に会うことです。そして、また、一緒に冒険したいです。」
~終わり~
最終更新:2008年11月29日 19:28