水路系アトラクションにおける水の流れ

TDRアトラクションの水路は、傾斜がほとんどない(よこはまコスモワールドのクリフ・ドロップ巻き上げ後などは傾斜がある)。
ボートは自走できないため水流を作る必要がある。どうやってその水流を作っているのか、観察して調べた。
ここでの機構の名称は、ほぼEno Enoが便宜上勝手につけた。

  • 乗り場
TDRの水系(ゲストonly)アトラクションは、アクアトピア、などの例外はあるものの、基本「ベルト式」乗り場である。
つまり、ベルトに乗り上げたボートが引き上げられ、停止位置までベルトに乗って移動する。
ちなみにアクアトピアは、定速のチェーンによって乗り場を移動している(乗り場では自走しない。アクアトピアのページに記述)。
このベルトから降りる「進水」時に、ベルト下から水を出している。

  • 巻き上げ
麓では、排水口で水を回収している。こうすることで、水が水路を循環する。
巻き上げ時、アナハイムのスプラッシュ・マウンテンなどでは水が流れてきているが、TDRのアトラクションではそれほど流れ落ちない。
頂上部でも、乗り場と同じように水を出す。

  • 水路
ここでも、カーブで進路調整などのために水を出し入れしていたり、水底から水を噴射して速度を維持したりしている。

まず、滝前では短いベルトにボートを載せ、ベルト下で水を回収する。
このベルトには、水路からボートを引き上げ、滝の斜面に配置する役割がある。
滝の斜面には水を流し、下の水路に流れ込ませている。なお滝両脇にレールがあり、船底は擦れないため流水機構が痛まない。
レールは他にも、滝壺で少しずつボートを入水させて水の抵抗によるショックを和らげたり、その角度を変えて水しぶきの量を調整したりしている。

  • 乗り場
ベルトによる引き上げの地点で水を回収している。なお、水深維持のためベルト面の高さ(つまり水深+ベルトの厚さ)を高くしている。
最終更新:2015年03月12日 22:10