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春の嵐と一足早い新学期 第2話 後編
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ストーリー
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アクア・プロフェッサー先生 |
| 光の守護者 エレナ | |
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貴方は誰がこの事態を 引き起こしているか 予想がついていますよね？ |
| 光の守護者 エレナ | |
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……はい ですが、やはり私の気持ちは 変わりません |
| プロフェッサー（？） | |
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私はこのクラスを 任されているからこそお話しする わけにはいかないのです！ |
| プロフェッサー（？） | |
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アクア・プロフェッサー先生 私達を信用してくれているのは 嬉しいんだが |
| ダピコ（？） | |
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今回に関しては エレナ先生の言ってる事が 正しいと思う |
| ダピコ（？） | |
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犯人の生徒と話し合うのは 私達でやるから、そのためにも 犯人を教えてほしい |
| ダピコ（？） | |
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そやな、何か不満があったのかも しれんが……何が不満か聞けんと 解決できるもんも出来んわ |
| スペイ（？） | |
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そうだよ、体育の授業の時も みんな色々違っても 一緒に『サッカー』出来たんだし |
| モエル（？） | |
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………… |
| プロフェッサー（？） | |
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も、もういいです アクア・プロフェッサー先生！ |
| ヒッヒーＡ | |
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貴方達、どうして？ |
| プロフェッサー（？） | |
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みんなが困っているのを見てたら 俺達のやり方は間違っていたん じゃないかと思えてきて…… |
| ヒッヒーＢ | |
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まあ、この姿にされた時点で お前達3人の内の誰かが 犯人だろうとは思っていたが |
| ダピコ（？） | |
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まさか3人全員だったとはな |
| ダピコ（？） | |
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どうしてこんな事をしたのか 話してもらおうか |
| ダピコ | |
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俺達ヒッヒーは考えは違っても こうして分かりあえるし お互いに協力できる |
| ヒッヒーＡ | |
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そして、俺達は集まると さっきのように幻覚を見せる事が 出来る |
| ヒッヒーＣ | |
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だからみんなが俺達と同じ姿に なればこの先トラブルが減るはず ……そう思った訳だ |
| ヒッヒーＢ | |
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俺達なりにこの学校の生徒として 選ばれた責任とか色々考えて やったんだが…… |
| ヒッヒーＢ | |
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今は考えの浅さを 痛感しているところだ |
| ヒッヒーＣ | |
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そうだったんですね…… |
| ルピコ | |
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確かに姿が同じであれば 解決できる問題があるのかも しれません |
| ルピコ | |
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ただ……姿形が違っても お互いに尊重し合えるように 努力する |
| ルピコ | |
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違いを理解し、歩み寄る…… それが様々な世界を繋ぐことに きっと必要なんです |
| ルピコ | |
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それを一緒に目指すのが 私達、選ばれた生徒の役目です |
| ルピコ | |
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みんなを同じにする事を目的に してしまったら |
| ルピコ | |
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それは最初から 違う種族への理解を 諦めているのと同じですよ…… |
| ルピコ | |
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ああ、今は分かっている |
| ヒッヒーＣ | |
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反省している |
| ヒッヒーＢ | |
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この計画 言い出したのは俺なんだ みんな、本当にごめん！ |
| ヒッヒーＣ | |
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その通り |
| キリコ | |
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き、キリコ校長！ |
| プロフェッサー＆エレナ | |
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クリーチャーと人間の 相互理解を目的とした この学校で |
| キリコ | |
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皆をクリーチャーの姿に するなんて あってはならない事 |
| キリコ | |
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うっ…… |
| ヒッヒーＡ＆Ｂ＆Ｃ | |
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ここに居る皆は 多くの同胞の中から選抜されて この場に来ているはず |
| キリコ | |
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なのに学業以前のところで こんな騒ぎを起こした 自分達を恥じるべき |
| キリコ | |
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人とクリーチャーが 一堂に会して学ぶ以上 トラブルはある程度起きる |
| キリコ | |
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試験運用というのはそういった 問題を洗い出すための 手順でもある |
| キリコ | |
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しかし 運用以前の問題が多すぎる |
| キリコ | |
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いちいちごもっともだが…… |
| ダピコ | |
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生徒の自主性に任せるのは 時期尚早と判断する |
| キリコ | |
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——よって、校長の権限で より学業に集中できる校則を 新たに作る |
| キリコ | |
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ええ～っ！？ |
| 一同 |
