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第８話 仲間を守るために
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dmps_fun
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ストーリー
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あ、危なかった…… |
| ルピコ | |
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勝太さんとカツドンさんを 探したかったのに、突然 クリーチャーに追われて |
| ルピコ | |
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結構、動き回っちゃいましたね |
| ルピコ | |
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……どうやら敵は、 私達と勝太さん達を 分断させるのが目的だったみたい |
| カノン | |
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すぐには合流することが 難しくなってしまったのだわ…… |
| カノン | |
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いっそのこと、床を壊して 私達も下に―― |
| ルピコ | |
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え…… 【プレイヤー】さん 先に進むしかない、ですか？ |
| ルピコ | |
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確かに、戻れば 大量のクリーチャーに 囲まれてしまうし…… |
| カノン | |
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下に降りてもクリーチャーに 床の破壊音で気づかれてしまう |
| カノン | |
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なら、私達は勝太さん達を 信じて前に進むしかない… ってことですね |
| ルピコ | |
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クリーチャーを前にしても 怯まなかったあの二人なら きっと大丈夫 |
| カノン | |
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サスペンス様を倒すことが 二人を助けることにもなる |
| カノン | |
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（そう……私が みんなを助けるのだわ） |
| カノン | |
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この先を進めば 降臨の間に到着するのだわ |
| カノン | |
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そこにサスペンスさんが 居るんですね |
| ルピコ | |
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【プレイヤー】さん 準備はいいですか？ |
| ルピコ | |
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ねぇ、ルピコ 【プレイヤー】 |
| カノン | |
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私は、あなた達のことを 大事に思っているの |
| カノン | |
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あ……えっ！？ |
| ルピコ | |
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わ、わわわ、私達もです！ |
| ルピコ | |
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改めて言われると 照れてしまいますね |
| ルピコ | |
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許されないことをしたのに 側に……いてくれて 本当に……感謝しているのだわ |
| カノン | |
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……カノン、さん？ どうしたんですか？ |
| ルピコ | |
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最後になるかもしれないから 私のお願いを 聞いてくれるかしら？ |
| カノン | |
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……最後……？ あの、言っている意味が―― |
| ルピコ | |
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今の私にはゼニスのシモベを 召喚することが難しくなってる |
| カノン | |
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たぶん、シャングリラ様が 消えてしまったことと関係 しているんだと思う |
| カノン | |
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……だけど、 力が使えなくなっている わけではないのだわ |
| カノン | |
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全力を出せば、ゼニス一人 次元を超えて転移させることも 恐らくまだ……可能なのだわ |
| カノン | |
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私がこの世界にゼニスを 顕現させたのだから その逆もできるはず |
| カノン | |
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でも、やったことがないから また前のように力が 暴走してしまうかもしれない |
| カノン | |
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異次元に飛ばそうとして 力が暴走したら……次は どんなことが起こるかわからない |
| カノン | |
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……………… |
| ルピコ | |
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……だから、サスペンス様を 私が対処するまで、ルピコ達は ここから離れていて欲しいのだわ |
| カノン | |
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その後、カツドンさんや 勝太さんと一緒にイズモを―― |
| カノン | |
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絶対に、やめてください |
| ルピコ | |
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ルピコ……？ 【プレイヤー】も何で そんなに悲しい顔で見てくるの？ |
| カノン | |
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もちろん、あなた達を 巻き込まないように 細心の注意を―― |
| カノン | |
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そんなことをするつもりなのに 放っておけるわけ ないじゃないですか！ |
| ルピコ | |
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ゼニスと対峙するというのに カノンさんは怖がってなかった |
| ルピコ | |
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だから勝機があるんだろうなって ずっと思っていたんです でも、それがこんな…… |
| ルピコ | |
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こんな、自分を犠牲に してしまうかもしれない ことだったなんて…… |
| ルピコ | |
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仮にサスペンスさんを倒せたって カノンさんが無事で済む 保障なんてないじゃないですか！ |
| ルピコ | |
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サスペンスさんだって黙って 見ている訳がありません 激しく抵抗するはずです！ |
| ルピコ | |
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私達もカノンさんを大事だと、 仲間だと思っているんですよ！？ それなのに…… |
| ルピコ | |
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私も大事だと思ってるのだわ 絶対にこれ以上 傷ついて欲しくない |
| カノン | |
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だから、私一人で サスペンス様の元へ 向かうつもりだったの |
| カノン | |
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どうしてそんなことを…… |
| ルピコ | |
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だって、私がサスペンス様を 探していると言ったら 手を貸してくれるでしょう？ |
| カノン | |
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当たり前です！ |
| ルピコ | |
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……そうだと思ったの あなた達はとても優しいから |
| カノン | |
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ゴールデン・エイジの拠点で 私が危険な目にあった時も |
| カノン | |
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シャングリラ様の降臨の時も、 私を助けてくれた |
| カノン | |
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敵として対峙していた時ですら 私を気遣ってくれていた |
| カノン | |
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それがとても嬉しかったの |
| カノン | |
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私は……あなた達を 失いたくない |
| カノン | |
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カノンさん…… |
| ルピコ | |
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自分の命で あなた達を助けられるなら こんなに良いことはないのだわ |
| カノン | |
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これが贖罪になるかは…… 分からないけれど それでも―― |
| カノン | |
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カノンさん、 それだけは間違ってます |
| ルピコ | |
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私はカノンさんを友達だと、 仲間だと思っています 失いたくないんです |
| ルピコ | |
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仲間だからこそ お互いに協力して、助け合って 物事を解決していくんです！ |
| ルピコ | |
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自分を犠牲にして解決するなんて ……間違っています！ |
| ルピコ | |
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でも！ 今の私じゃ これ以外の方法で、あなた達を 助けることができないのだわ！ |
| カノン | |
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一緒にいてくれるだけでも 良いんです |
| ルピコ | |
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私も昔は見ていることしか できなかったから 気持ちはよく分かります |
| ルピコ | |
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私達のことを いっぱい考えてくれる そんなあなたがそばに居るから |
| ルピコ | |
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私達は頑張ろうって 思えるんです |
| ルピコ | |
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……私にはカノンさんと やりたいことが沢山あります |
| ルピコ | |
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美味しいものを食べたり ショッピングをしたり 沢山デュエマをしたり！ |
| ルピコ | |
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もちろん 【プレイヤー】さんと 一緒に、です！ |
| ルピコ | |
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だから、自分を犠牲になんて 言わないでください……！ |
| ルピコ | |
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……ルピコ 【プレイヤー】 |
| カノン | |
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……………… |
| カノン | |
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……分かったのだわ |
| カノン | |
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少なくとも、あなた達から離れて サスペンス様の元に向かわない それだけは……約束する |
| カノン | |
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でも、もしもの時は 力を使わせてほしい あなた達のために |
| カノン | |
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……そろそろ降臨の間ね ルピコ、 【プレイヤー】 |
| カノン | |
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……一緒に、行きましょう |
| カノン | |
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カノンさん…… |
| ルピコ | |
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……やっと来たか |
| サスペンス | |
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ウェディングがそばに居ないと すんなり帰ってもこれないのだな カノンよ |
| サスペンス | |
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……サスペンス様 |
| カノン | |
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貴様達は…… 【プレイヤー】に ルピコ、だったか？ |
| サスペンス | |
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……おや？ アウトレイジとやらは…… いないようだが |
| サスペンス | |
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そうか、イズモが上手く 対処したようだな……クク |
| サスペンス | |
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……やはり、イズモさんと 手を組んでいるんですね |
| ルピコ | |
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あぁ、イズモが 言っていなかったのか 隠す必要も無いというのに |
| サスペンス | |
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……さて、もういいだろう さっさと姿を現すがよい |
| サスペンス | |
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貴様が我を出し抜くなぞ 不可能だと 分かり切っているだろう |
| サスペンス | |
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……何を言っているのかしら？ ここに居るのは私達 だけなのだわ |
| カノン | |
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芝居はもうよい、ウェディングが 貴様の側を離れているわけがない 潜んでいるのだろう？ |
| サスペンス | |
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………… |
| カノン | |
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……ふむ、これだけ我を襲う 絶好の好機を用意しても 現れないということは |
| サスペンス | |
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やはりシャングリラとの闘いで 何かあったか |
| サスペンス | |
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……………… |
| カノン | |
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クク、これは傑作だ |
| サスペンス | |
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私が手を下さずとも 裏切り者はとっくに 断罪されていたということか |
| サスペンス | |
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……処刑人が処されていては 元も子もないだろう |
| サスペンス | |
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一時の気の迷いにかき乱され ゼニスにあるまじき行動を するからこうなるのだ |
| サスペンス | |
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ん？ では貴様らは何をしに？ ウェディングという 切札を欠いているのだろう？ |
| サスペンス | |
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自ら首を捧げにでも来たのか？ |
| サスペンス | |
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我に手傷を負わせた 鬼丸とやらもいないではないか |
| サスペンス | |
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……決まっています あなたを倒すためです！ |
| ルピコ | |
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具体的な勝算すらないのに 貴様らだけで 我を倒そうと？ |
| サスペンス | |
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なんとまぁ……愚かな 本当に手傷を負った我なら 倒せると信じているのか？ |
| サスペンス | |
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力量の差すら 理解できない哀れな存在め |
| サスペンス | |
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その希望は呪いだったと 知るが良い |
| サスペンス |
勝利時
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！！ |
| ルピコ | |
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……ルピコ！ 【プレイヤー】！ |
| カノン | |
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大丈夫、です ですよね…… 【プレイヤー】さん？ |
| ルピコ | |
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ほう？ 存外耐えるな 十全ならば我に多少の傷を つけられたやもしれんなァ |
| サスペンス | |
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……しかし、ここに来るまでに 力を消耗しているのが見て分かる そんな状態で何故勝てると？ |
| サスペンス | |
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ウェディングに 傷をつけたからか？ |
| サスペンス | |
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オニナグリや鬼丸が 我に手傷を負わせたから 自分も出来ると？ |
| サスペンス | |
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哀れにも程がある それは奴らであって 貴様らの功績ではないだろうに |
| サスペンス | |
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用心をして損をしたな こんなことであれば早々に 仕留めておくべきだった |
| サスペンス | |
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（……ダメ、このままじゃ…… やっぱり、私がなんとか しないと……） |
| カノン | |
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（……でも、あんなに悲しい顔を していたのに、 私はその手段をとるの？) |
| カノン | |
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やってみるがいい、カノンよ |
| サスペンス | |
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！！ |
| カノン | |
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身に余る力を使い 我を対処する気だろう |
| サスペンス | |
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ウェディングの居ない今 貴様にはそれしかないだろうな |
| サスペンス | |
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っ………… |
| カノン | |
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一度力を貸した時、すでに その力は理解した |
| サスペンス | |
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次に我の前で力を使えば 門を閉じられなくしてやる |
| サスペンス | |
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シャングリラはダメでも まだ見ぬゼニスは眠っている 呼び寄せてやろうではないか |
| サスペンス | |
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やってみろ 門を開いてみるがいい 我を送り返すのだろう？ |
| サスペンス | |
| カノンは杖を握る手に 力を込める | |
| 大切なものを守るために 彼女に選択肢はなかった | |
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いいぞ、さぁ開け！ その力を手中に収めてやる！ |
| サスペンス | |
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……カノンさん！！ |
| ルピコ | |
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諦めちゃ……ダメです 私達はまだ闘えます |
| ルピコ | |
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カノンさんも…… 生きることを諦めないで ください！ |
| ルピコ | |
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（このままじゃルピコ達が！ でも、サスペンス様の いう通りだったら……？） |
| カノン | |
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（また新しいゼニスが出てきて 私は動けなくて……もし そうなったらルピコ達は？） |
| カノン | |
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（で、でも、私には 他に手段なんて……) |
| カノン | |
| ふと、カノンは思い出した | |
| 一つだけまだ試して いなかったことがあることを | |
| 今まで出来なかったから この瞬間も出来ないと 思い込んでいたことを | |
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（勝利さんが言っていた この力は友達を守る力だと） |
| カノン | |
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……ルピコと 【プレイヤー】 そして私を助けてくれた皆 |
| カノン | |
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その全てを私は守りたい…… 今だけじゃなく、この先も！ |
| カノン | |
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ルピコが、みんなが教えてくれて ようやくわかった |
| カノン | |
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みんなを守るためにも 私は生きなきゃいけないのだわ！ |
| カノン | |
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だから……来て、お願い！ 私の想いに応えて……！ |
| カノン | |
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何を今更…… 想いなどに何の意味が…… |
| サスペンス | |
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……！？ この、力は…… カノン！ 貴様何を……っ！ |
| サスペンス | |
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いかなる不浄も祓いましょう いかなる災いも消し去りましょう |
| ？？？ | |
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祝福の名において 貴方の敵に絶望を授けます |
| ？？？ | |
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その声は…… |
| カノン | |
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……！！ 【プレイヤー】さん あれ……は……！ |
| ルピコ | |
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貴方の想い、しかと届きましたよ カノン |
| ウェディング | |
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え、あ…… |
| カノン | |
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……この姿の実体を 再び持つとは、驚きです |
| ウェディング | |
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これも想いを力にする デュエリストの力なのでしょうか |
| ウェディング | |
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ウェ……ディング…… ウェディング！！ |
| カノン | |
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……帰ってきて、くれたのね |
| カノン | |
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言ったでしょう？ 私は、貴方の盾だと |
| ウェディング |
敗北時
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その程度か？ |
| サスペンス | |
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……まだ、私達は 負けていません……！ |
| ルピコ | |
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そうだ、その調子だ 存分に足掻け |
| サスペンス | |
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そして知るがいい その感情が無意味だったと |
| サスペンス | |
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無に帰すべき、 取るに足らない物だったとな |
| サスペンス |
