皇 すらら
■性別
女性
■学年
1年生
■所持武器
なし
■ステータス
攻撃力:0/防御力:1/体力:3/精神力:3/FS(動物愛):18
特殊能力:『マダマテ』
効果1:付与貫通 5
効果付属:死亡非解除 -15
範囲:隣接1マス内1マス敵味方全員 1.6
時間:一瞬 1.0
効果2:攻撃力上昇5 40
効果付属:死亡非解除 -15
範囲:隣接1マス内1マス味方全員 1.6
時間:2ターン 1.5
効果3:意味のない状態異常「
すらら化」 1 ※1
効果付属:死亡非解除 -15
範囲:
MAP全体敵味方全員 5.0
時間:永続 2.0
制約:自分死亡 55
FS:18 2.8
※1:付与後に状態異常の内容を明かす
発動率:100% 成功率:100%
能力原理
突然死した皇すららを蘇らせるために、皇すらら変換フィールドを全面展開してフィールド上の生命体を一瞬ですらら化させる。
すらら化によって異形の化け物へと変貌した対象は、マダマテに認識を歪められて自身や周囲が異形となったことに気づけない。
此度、広範囲に渡ってより多くの対象をすらら化させることから、すらら化の侵食速度も緩やかになっていると思われる。
そのためかすらら化後であっても当分の間は、すらら化する前の魔人としての身体能力や特殊能力を使用できるようである。
なお、魔人能力であればすらら化を防ぐことも可能であるが、マダマテの近くで強い影響を受ける場合は、それでもすらら化を防ぐことはできない。
対象の全生命体をすらら化させた後、皇すららの生前の想いを汲んでか、しばらくの間だけマダマテは近くの味方の攻撃をアシストしてくれる。
キャラクター説明
<皇すらら>
動物好きな品行方正な女の子。
オリジナルは数年前に事故死しており、彼女はマダマテによって生み出されたクローン。
クローンとしては生まれたばかりだが、皇すららとしての連続性を担保するためにマダマテが調整を施している。
強引な急成長と無理な記憶の復元によって度々突然死しているが、連続性を担保するために皇すららが死ぬ度にマダマテは彼女を同じ方法で蘇らせている。
彼女達の中には自分はマダマテによって生み出された「皇すららのクローン」ではないかと疑う者もいる。
(何かを察したうえでマダマテと自身を一体的なものと受け入れるクローンもいる。その辺は個体差による。)
クローン同士がうっかり互いの存在を認知しないように、その分布・数・行動範囲などはマダマテが調節している。
<マダマテ>
皇すららのペットの子犬。
名前の由来は「待て」が覚えられないことから。
周囲の生命体を素材に皇すららのクローンを生み出し続ける元凶。
オリジナルが仲良くしていた者にしか懐かない。その者だけはクローンの素材にされない。
マダマテに存在を書き換えられたものは、皇すららのクローン素材となるだけでなく、同一異体と呼称される化け物へと変貌する。
同一異体となった者は自身が化け物に変貌したことに気づかないが、クローンに必要な一定数が生み出されると、自ずと一箇所に集合して他の同一異体と融合して子実体(集合体)を形成する。
子実体頂部の核内でクローンは形成されるが、しばらくの間は肉体と記憶の調整のため、クローンは子実体の核内で過ごすことになる。
核内で過ごす期間を夢と認識するクローンもいるが、現実と認識してマダマテや自身に疑いを向けるものもいる。
なお調整が完了してクローンが子実体から出ると、役目を終えた子実体は枯れ落ちる。
マダマテは子犬に擬態しているが、その本来の姿はすらら化により異形化したモノの姿と酷似している。
【参考】
【Report】
1.皇すららはクローンである
全ての世界線における皇すららとされる存在は、オリジナルとの連続性を担保されたクローンである。
連続性の担保とは、クローニング時に参照される「皇すらら」の全情報に、改竄喪失の恐れがないということである。
具体的には、マダマテが無数にばら撒く胞子状の何かによるピアツーピアネットワーク上に、暗号化された皇すららのアイデンティティ情報の全履歴が分散保持管理されていることによる。
2.皇すららは突然死する
生物としての皇すららは、成長促進因子による急速な身体の成長と記憶人格の強制的な移植の負荷に耐えられない。
これらの負荷による影響は、ある程度マダマテにより抑えられているが、限界を迎えた時には突然死する。
3.皇すららのクローニング
(1)同一異体(すらら化)
マダマテのばら撒いた胞子状の何かに付着された生命体は、皇すららの突然死をきっかけにすらら化する。
すらら化した生命体は、侵食的な遺伝子の書き換えによる異常な細胞の影響で異形化こそしているが、生物学的には皇すららと同一の存在となる。その体内には皇すららのクローニングに適した細胞をスクリーニングして貯蔵する器官が発生しており、すらら化した生命体の体内にそれぞれ蓄えられた正常な「すらら細胞」を集めて皇すららはクローニングされる。
このすらら化後の「正常なすらら細胞だけをスクリーニングして体内器官に蓄えていく段階」を同一異体と呼ぶ。
なお、知的生命体に関しては、すらら化直後はまだ本来の意識が残っている。だが、マダマテに認識を歪められることによって自身や周囲が異形化したことに気づけない。
(2)子実体(集合体)
ある範囲内における正常なすらら細胞の数が一定レベルを超えると、同一異体は本能に従い、一箇所に集合(融合)して子実体(集合体)を形成する。
子実体形成のための集合が始まる段階では、元の知的生命体の意識は残っていない。
4.皇すららとマダマテ
クローニングされた皇すららの近くには、必ずマダマテと呼ばれる子犬の存在が確認できる。
例えば何らかのエラーによって皇すららが複数エリアで同時にクローニングされる場合があるが、マダマテと呼ばれる存在はそのクローンの数だけ同時に確認できる。
このことからこの子犬の姿はマダマテ本体ではなく、あくまで端末のようなものであると考えられる。
さらに付け加えるならマダマテと呼ばれる子犬は、皇すららの前では絶対と言っていいほどその正体を現さない。皇すららの前では何があっても、マダマテはか弱い子犬として振る舞い続ける。
だからと言って皇すららの前でマダマテを傷つけてはいけない。なぜなら皇すららがマダマテが傷つくと心を痛めるからだ。そしてマダマテは端末を潰した程度では消滅したりしない。マダマテは皇すららを害するものを決して許しはしない。マダマテは皇すららを害したものをどこまでも追いかけて執拗に追い詰める。
最終更新:2022年08月27日 23:32