準決勝戦:【廃坑】STAGE試合結果
投票結果
投票コメント
SSその1 3-0 SSその2
- 能力バトルと駆け引きの描写はSSその1の方が上だと感じました。
- その1は宝条綾果の小ネタや差し込む青空の描写など、細かな書き込みが繊細でとても好感が持てます。文章が上手く面白い! ただ最後の決着はバトルの論理よりドラマが先行してしまい、呆気なさが先行してしまったかもしれません。ただその2も文章の盛り上げ方はとても良いのですが、殴り合いでの決着となりその1に3点を入れさせてもらいました。
- 硬派で格好良い男という同タイプ同士の対決。スタイリッシュな能力の応酬で戦うその1、苛烈な正面対決で決着を付けるその2、どちらのスタイルも甲乙付けがたい魅力がありました。欠点と言えるものも僕の視点では全く見つけられませんでした。
それだけに今回は、「格好付けたテキスト」の上手さの差が明暗を分けたと思います。天桐鞘一は格好良すぎる…そして安藤歩も格好良かった!
- SSその1は地形利用や両選手の心情、能力応用がとても丁寧だと感じました。対してSSその2は戦闘シーンは見応えのある素晴らしいものでしたが、その為に地形と相手を書き手に都合よく動かしすぎたように思います。
- 甲乙つけ難い名勝負でしたが、その1に3pt投じます。
決め手は「これまでの積み重ね」です。
その1はこれまでの二人の戦いの上に築かれたものをしっかりと描写しており、
一方、その2はこれまでの戦いをリセットしたブツ切りな印象を受けました。
(安藤は、2回戦で実直故のギャグ展開を行っており、そういうコミカルな一面も持つキャラだと思っていたのですが、準決勝でSSその2のような凄惨なバトルをされるとどうしても違和感を感じてしまいました)
SSその1 2-1 SSその2
- 悩みました!キャラの魅力は双方共に素晴らしく1点ずつ。しかし、能力バトルとして「途中を省かず死闘を演じた」という点でSS1に更なる点を入れます。SS2は欲を言えば、満身創痍になる過程まで見たかった…!
- その1
バトルの展開が素晴らしいので票を入れざるを得ない。
その2
凄惨な描写がとても良かった。エピローグもとても良かった。安藤さんに勝って欲しかった。
- 過去のSSキャンペーンを通して見ても有数のハイレベルな試合で、非常に楽しかったです。加点はともに満点でしたが、安藤側SSの「0.1秒の差」が、ハッタリの利かせ方は最高ながら「事情が異なるとはいえどちらかといえば天桐の方が裏社会のプロだった分先に我に返るのでは……?」と思ってしまった差で天桐側に多く入れます。ですが、どちらが上がっても文句のない最高の試合でした。
- 正直、本当に決められません。戦闘に対して真摯だったのはその1ですが、感情を揺さぶられたのはその2です。私は戦闘至上主義なのでその1に2点を投じますが、その2が勝ち進んでも必ず面白いSSが読めるだろうという信頼がありますので、本当にどっちが勝ってもいいです。どっちも勝ちですよこんなん!
- よかった
SSその1 1-2 SSその2
- その1は互いの能力を深いところまで理解した展開が魅力的です。すごい。
その2は試合場の外の視点が入ってきて自分も熱くなっていた事に気付かされるのが美しい。すごい。
- いや~~~~めっちゃくちゃ悩みますねこれ!その1は能力看破や賞金持ち逃げ敗北など、キャラクターが真剣に検討している様子が伺えるところがすごく好きです。作者がきちんと検討して初めて出てくる描写だと思います。でも今回は肉体的に満身創痍まで持っていかれたその2にやや軍配が上がるかな……!その1の鞘一くんはあまりにもテンションが安定していて、普段はそれがかっこよさに繋がるんだけど、ここまで拮抗したものが出てくると全体のメリハリ的に弱点になるなあと思いました。もしその2に出海が出ないor登場に必然性があったなら、0-3も視野に……はさすがに入らないな。この試合はその程度のスケールではない。でも気になったでーす。
- その1も見事なSSでしたが、その2の死闘のインパクトはやはり凄まじいものでした
- その1 「もう十分願いは叶うのではないか」という安藤の問いがそのまま自身に返ってくるのが美しい、ベストバウト賞という不確定要素をこうも上手く扱えてしまう作者さんのテキストカラテ力に脱帽です。
その2 溜息が出るほど泥臭くて力強い闘いでした、駆け引きそのものは単純なものなのだが、それ故に極限までに濃い筆致が映えているように感じます。あと、安藤が男児達に人気が出てるのがなんだか好きです。
- 本当に最高峰のSSバトル。双方めちゃくちゃかっこよかったです。その上で、泥臭くぼろぼろになりながら戦うバトルが好きという性癖ぶん、ちょびっとの差でその2に厚く入れました。その1も、能力バトルとして本当に素敵でした。敬意を。どちらも、本当に素晴らしかったです。
SSその1 0-3 SSその2
- やっぱり読後感が凄くいいので
- どちらも本当に凄かったのですが、まさにこちらのSSの天桐さんが見たかった天桐さんでした。全体的に力強い演出が良かった!
- これだけの接戦でエピローグも加えて五千字に収めるのは見事でした。大事な場面以外をコンパクトにまとめて説明するってかなりアリですね。
- 敗退した人気キャラを即攻で再利用するの、まさにss強者って感じで素直に感服。読者が喜ぶことを分かっている。
0.1秒ギミックについては、まあ天桐君は戦闘のプロなので緊張感の部分で安藤が上回るのはどうかなーと思いますが、それを差し引いても絵面がかっこよかったのでこっちに3点入れました。
- この泥臭く凄惨な戦い、俺の中の男の子が興奮して仕方ない。見事……!
- 肉弾戦オンリーの誤魔化しが効かないバトルに込められた熱量が凄まじかったです。それと木咲さんが可愛かったです。
- 天桐鞘一と戦う者、もしくは天桐鞘一自身が秘める最強のカードの一つ『お互いボロボロになりながらも最後、紙一重で勝利する』。大会が進めば進むほど効果も上がるこの切り札が、ついに火を吹いた!その1も相変わらず徹底的にスマート、とにかく互いの株の上がるキャラ描写、手堅くかつ盛り上げる能力バトルに……と素晴らしい。のですが、大会随一の血生臭いダメージ描写に、ド直球の剣と拳の激突にと、高いレベルのオンリーワン性を実現させた2を今回は評価したく。
最終更新:2018年09月02日 21:19