ダミーのBPを上昇させる【黒黒】のMサイズネームド。
ドゥンケルハイト IIにログコスト②がついて構築条件が厳しくなり、焼きアビリティを得た。
『Φ影爆撃』は、ログコスト①でダミーをチェックし、そのダミーのBP分のダメージを発生させるアビリティ。
ログコスト①を支払うとダミー単独のアタックが狙い通りのユニットに当たるようなものである。
フルーレティ自身も含めた『潜影【+20】』持ちを3体並べれば、BPを110のダミーを用意することができ、それがそのまま110点火力に変わる。
機能すれば強力だが、実際に運用するには問題が複数あり、うまく利用するのは難しい。
まず、ダミーデッキは手札消費が激しいため、それを補うために後攻を取ることが多く、『Φ影爆撃』をプレイできる頃にはダミーが縮んでいるかブレイクされていることが大半である。
先攻を取りにくいことも相まって、ダミーのBPを上げる手段は『潜影』の他には
ベリトの闇の鎧しかない。
フルーレティのキャストと『Φ影爆撃』のプレイで合計してログコスト③が必要なところに、更に各種コードや「衰弱」エンチャントのためのリソースを確保するのはかなりの負担となる。
『Φ影爆撃』を軸にするのは困難極まるので、さらに構築条件が【黒黒】であるため、【青】の防御用コードや【黄】の『波紋』でのサポートもできない。
ネビロスと合わせて、『潜影』持ちMサイズの9枚目以降としての採用が主な役目となるだろう。
『Φ影爆撃』で自軍ダミーをチェック状態にするのは、影爆撃のコストではなく効果の一部。
フリーズ等でアビリティをキャンセルされた場合、ダミーはチェック状態にならない。
また"効果適用後"という用語が使われているため、ノーマル状態の自軍ダミーをチェック状態にしなければ、敵軍ユニットにダメージを与えることはできない。
さらに、無制限アビリティは同時にまとめてプレイできる能力ではないので、ダミーを複数チェック状態にして一気に合計ダメージを与えることもできない。
