38年2月16日封切 約10分
あらすじ
凸坊は、大きな軍帽を目深に被った、小柄でドジな少年一等兵。毎日、上官の頑固な熊谷軍曹から足並みが揃ってない、銃の担ぎ方がなってない等と大目玉を食らってばかりの、お荷物兵隊。ある日、激しい行軍の途中で疲れ果てた凸坊は、大きな木の根元でうたた寝をして物語はおかしな夢の世界へと突入。夢の中の戦場は、現実とは全く異なるナンセンスな支那の世界。前線で対峙する兵隊たち(豚や山羊などの動物で風刺的に描かれる)もまた、上官に怒鳴られてばかりのドジな兵隊たちだったのだ。突撃のラッパが鳴り響く中、凸坊が放った大砲から飛び出したのはサイダーの瓶。戦いを忘れてサイダーで乾杯しだす凸坊達。戦争なんてやめて、みんなで美味しいものを食べるに限ると怒る軍曹達にも言い返し、敵も味方も関係なく踊り出した。其処で軍曹に怒鳴られ目を覚ましたのだった。
解説
日中戦争真っ只中の時代を反映してか、夢の中の戦場は中国(当時は支那)を舞台にしている。
登場人物
凸坊(でこぼう)
体よりも大きすぎる鉄帽を被った主人公の少年一等兵。ドジで頼りないが、心の中では「なぜ戦わなければいけないのか」をのんびり考えている。
熊谷軍曹(くまがいぐんそう)
立派な髭を蓄え、常に目を三角にして怒っている軍曹。当時の硬直化した軍隊組織の象徴としてコミカルに風刺される。
敵の少年兵
ちび吉の夢の中に登場する、対岸の陣地の兵隊。凸坊達とは違い何故か豚等の擬人化された動物の姿で描かれている。ちび吉と同じようにドジで、お腹をすかせている。
最終更新:2026年05月30日 21:40