41年5月13日封切 約23分
あらすじ
春の陽光が降り注ぐ美しいお城に、誰からも愛される優しく気高い千代鶴姫が暮らしていた。彼女が優雅に舞を舞うと、お城の庭に咲き誇る桜や牡丹の花々が、まるでお姫様を慕うかのようにふわりと揺れる。
ある日、隣の国から、金銀財宝や美しい領土を我が物にしようと、恐ろしい妖術を使う赤鬼が兵を率いて攻め込んでくる。
その時、千代鶴姫が静かに立ち上がる。先祖代々伝わる気高き「白真珠の扇」を手に取ると、城の天守閣へと登り、静かに舞を踊り始める。すると黒雲は一瞬にしてかき消され、春の柔らかな光が差し込みむ。鬼達は降参し城には再び平和が戻り、満開の桜が雪のように美しく舞い散るなか、千代鶴姫は城の者たちや動物たちに囲まれ、優しく微笑みながら勝利の舞を締めくくった。
解説
日本舞踊の古典的なステップや、着物の袖がひらりと舞う滑らかな動きを、徹底した丁寧な動画で表現。静と動のコントラストが美しい、芸術的な作画。美しい芸術映画を作りたい」という純粋な願いを成立させている。
登場人物
千代鶴姫(ちよづるひめ)
美しい着物をまとった、気品あふれるお姫様。国や皆を守るためには一歩も引かない強い意志を持つ。
大和(やまと)
姫を守るために最前線で刀を抜く、凛々しい少年剣士。鬼軍に敗れる。
赤鬼
不気味な鎧を身にまとった山賊の首領。当時の日本を脅かす外敵や災厄の風刺・象徴として、禍々しく描かれる。
最終更新:2026年07月02日 09:00