46年1月6日封切 約14分
あらすじ
とある田舎村。すみれちゃんは、戦後の混乱でお母さんと離れ離れになり、おじいさんの家で健気に暮らす、目が大きくておさげ髪の女の子。ある秋の夜、すみれちゃんはお母さんが大好きだった子守唄を口ずさみながら、窓辺から夜空に浮かぶ丸い月を見上げていた。お母さんはどこにいるの? 会いたくてたまらないのと、涙がポロリとこぼれ落ちると、夜空の満月が、お月さまの精(擬人化された、大きなシルクハットをかぶったおじいさん)が現れる。すみれちゃんはお月さまの精に手を引き上げられ、光り輝く雲の上へと旅立ちます。ここから、夜空の上のミュージカルショーが始まる。ハッと目を覚ますと、そこはいつものお布団の中。でもすみれちゃんは、もう涙を流さない。おさげ髪を揺らしながら、お母さんとの再会を信じて元気いっぱいに表へと駆け出していった。
解説
安易に「お母さんがすぐ帰ってきてハッピーエンド」にするのではなく、「お母さんも何処かで生きている、だから私も明日を生きよう」という、当時の現実に寄り添った、切なくも力強いエールが込められている。
登場人物
すみれ
モンペ姿の女の子。当時の焼け跡でたくましく生きる日本の全子どもたちの「希望」を投影した等身大のキャラをイメージしている。
お月さまの精
白い髭を蓄え、三日月の形をした杖を持った優しいおじいさん。
最終更新:2026年06月07日 14:06