35年9月4日封切 約12分
あらすじ
千代ノ介は、前髪をキリッと結い、漆黒の紋付き袴に身を包んだ、まだあどけなさの残る侍。物静かで人付き合いを避けていますが、いざ剣を抜けば、その辺の道場破り等足元にも及ばない神速の剣術を操る、若き天才剣士。ある日、下町の人々が大切にしている神社の「黄金の御朱印」が、夜の街を脅かす黒雲の権太一味に盗まれる。千代ノ介は、長屋の困った人々を救うため、たった一振りの刀を手に、月明かりが照らす夜の土手へと向かう。鉄の棍棒を振り回す権太の圧倒的な怪力に、千代ノ介の刀が弾き飛ばされ、大ピンチ。しかし、千代ノ介は日本の伝統的な「柔よく剛を制す」の精神を発揮。脛を蹴って撃退した。権太は降参し、黄金の御朱印をおとなしく返します。
激しい戦いが終わり、夜空の雲が晴れて、満月のまばゆい光(映画館のスクリーンを白く照らす透過光の演出)が千代ノ介を包み込んだ。最後に着物の女性が部屋で何か書いているシーンがあるが、実はその女性が千代ノ介、つまりはあの侍は女だったのだ。
解説
初めて音声を付けた漫画プロのアニメ。レコードで収録された音声を元にアニメーションされている。男ぶっていた主人公は実は女だったという、先取りした様なギャップを取り入れた作品。宝塚を参考にしたらしい。
登場人物
千代ノ介
女だが侍。悪党に騙されて亡くなった父の汚名を晴らすため、旅を続けていた。
権太
熊のような体つきに、トゲトゲのひげを生やした分かりやすい悪党。
最終更新:2026年05月31日 20:43