43年8月31日封切 約18分
あらすじ
江戸に住む武士の松平進之介が道場で剣術の猛特訓をしていると、仙人の妖術によって、1943年へと吹き飛ばされてしまう!進之介が目を覚ましたのは、なんと激しい空中戦が繰り広げられている南洋の最前線。あたりを見回すと、ちょんまげを結った自分とは違い、国民服や軍服を着た人々が忙しそうに行き交い、空には巨大な戦闘機が爆音を立てて飛び交っている。刀を抜いて大パニックになる進之介ですが、親切な街の防護団にバケツリレーの列に強引に組み込まれてしまい、ここから江戸の武士道と昭和の近代兵器が織りなす、当時の観客を沸かせた「ナンセンスな戦功ドタバタ劇」が始まる。
解説
表向きは「日本の武士の精神は、現代の戦争でも無敵である」という戦意高揚のテーマだが、本質は「武士が現代兵器に振り回される」という純粋なナンセンスギャグ。配給制限で娯楽の少なかった当時、映画館に集まった子供達や労働者達に、一時の心の癒やしと爆笑を届けたであろう。
登場人物
松平進之介(まつだいらしんのすけ)
おでこが広く、凛々しい太眉の江戸武士。戦時中の映画でありながら、どこか抜けていて憎めない「のらくろ」のようなドジっ子キャラクター。
敵国のパイロット
パイプを咥え、だらしない格好をした、いかにもずる賢そうなアメリカ人。
最終更新:2026年06月04日 17:48