蒼い光に飛び込み、何分、あるいは何秒かが経った。
渦の回りが速くなり、外へ放り出される。
「うわっ!」
難なく足で着地する、つもりだったが
アーサーは勢いよく尻から落下してしまった。
「あいたたたた・・・・・」
彼は立ち上がり、付近を見渡してみた。
少し先には海が見え、その反対には森が見える。
「・・・大丈夫かな」
アーサーは頼りない武器を握りしめる(本当は変な銃剣だったんだけどな・・・)
「あ!」彼はとても重要なことを思い出した。
そして右手を握りしめ力を込めると地面に向かってある呪文を唱え腕を振り下ろした。
「ギラ!」
紅い帯のような形状の炎が手から放出され、土に当たり消えていく。
(そうだ。魔法戦士の僕には武器なんて必要ないんだ!)
とりあえず彼はマランダの方向へ進んで行った。
【アーサー 所持品:
ひのきの棒
第一行動方針:マランダ方面へ移動】
【現在位置:マランダと南の海の中間地点】
最終更新:2011年07月17日 20:11