旅の扉を抜けた先は……完全な異世界であった。
「????」
「あのな、その辺の建物の建築法や道端に生えてる草が微妙に違うぞ?」
さて今後の方針だが、
「………」
「確かにこれだけ首輪があればある程度の解析は可能だな、現在位置を確認したら取り掛かろう。」
周囲の様子からすれば町の様だがマップには複数の町が載っている、
明日の朝町の名前を間違えて爆死という
可能性も無い訳ではない。
「……?」
うん?わしのマップに何か挟まってるな、多分ワープの途中で挟まったのだろうが…
「むぅ……」
このメモが真実だとすると……いやしかし……
「どう思う?」
わしは
マゴットにメモを渡した。
あれから数分後、我々は位置を確認する為町の外で地形を監察していた、どうやら此処はツェンらしいな。
「………」
あれからマゴットはメモを片手に考え込んでいる、我々の得意分野はあくまで魔法、
その魔法をアンチマジックで遮断されるとなるとやれる事はかなり制限される。
ぬ、う、う、う、……
「………」
「実験?」
「…………!」
む、確かに本当にアンチマジックが掛かっているか確認する必要があったな。
我々は早速実験の準備に取り掛かった。
「行くぞ。」
いってわしは首輪の一つを高く投げ上げる、
それを追う様にマゴットの口から高く細い旋律が流れ出てやがて力ある言葉へと変わる。
「メラ!」
チーン……
首輪は何の変化も無く地面に転がった。
我々は次の実験に取り掛かる、今度は首輪に町で発見した二本のロープを取り付け、
一本を近くの森の木に結び、もう一本を我々が引っ張るのだ。
「では始めるか。」
「………」
確かに首輪にはアンチマジックがかかっている様だ、
にも拘らず
ゾーマが“魔力でコントロールしている”と、あのメモには書いてある、
もしそうだとすればアンチマジックを抜ける為の何らかの手段が有る筈だ。
ただそれだけで説明するとちと主催者側の頭数が……。
轟ッッッッッッ!!
「やはりな……」
爆発した首輪を見ながらわしは1人呟く、魔力でのコントロールのみだった場合の欠点、
それは24時間体制の監視が必要になる事だ……
この爆発では首輪の中の確認は不可能だが威力がわかっただけでもよしとしよう。
「目立ちすぎたな、森に隠れるぞ。」
「………」
「チョコボ小屋?」
首輪の解析には便利だろうが、先に誰かがいた場合まず確実に奇襲を喰らうな、さてどうしたものか。
【
ハーゴン(負傷) 所持品:
グロック17 グレネード複数 ムーン王女の首 首輪×3
第一行動方針:魂と首輪を集める
最終行動方針:ゲームから脱出】
【マゴット 所持品:死神の鎌
第一行動方針:仲間と合流
最終行動方針:ゲームから脱出】
【現在位置:ツェン付近の森】
※アンチマジック確認しました。
最終更新:2011年07月17日 20:22