「このまま進めば街があるはずッスよね」
「うん・・・・」
もう何回、同じ会話を繰り返しただろうか?
ティーダと
エアリス、2人ともかなり疲労している上に、相変わらず気分は晴れない
一刻も早く街に辿り着きたかったが、足取りは重くなる一方だった。
もっとも・・・どこにいても安全な場所なぞ存在しないということは2人とも痛感していたが
やがて2人の眼前に行く手を阻むように森が立ちはだかる
そう広い森ではないことは頭では理解していても
木々の隙間から覗く暗闇は2人を躊躇させるには充分だった。
だからといって迂回する気力も体力ももはや残ってはいなかった
2人は力なくへたり込んだまま立ちあがる気配すらなかった。
そこに・・・・
クポッポー
その鳴き声に2人は顔を見合わせる
「あれって・・・・確か」
鳴き声に続いて森の奥から一匹のチョコボが姿を現した
チョコボは座りこんだままの2人の前まで歩み寄ると、そこで腰を下ろし
その背を彼らの方へと差し出した。
「乗れって言っているのかな?」
「さぁ・・・・でもちょうどいいじゃない」
確かに少し都合が良過ぎるような気分もしたが、それでも渡りに舟とはこの事だ
それにこれ以上物事を勘繰って考えると何も出来なくなりそうだ
「じゃあ、お願いするッスよ」
ティーダが手綱を握り、エアリスがそれに続く
2人が乗ったのを確認すると、もう1度高くいなないて
チョコボは森の奥へと走っていった。
【エアリス 所持品:なし
第一行動方針:どこかで休息
第二行動方針:
クラウドを探す
基本行動方針:戦いを止める】
【ティーダ 所持品:なし
第一行動方針:どこかで休息
基本行動方針:仲間を集める
最終行動方針:何らかの方法でサバイバルを中止、
ゾーマを倒す
【現在位置:マランダのチョコボ屋へ移動中】
最終更新:2011年07月17日 19:12