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鉄の味の水滴

「酷いもんだ。せっかくあんたに直してもらった体をまたこんなにしてしまった。
 バングルさえ身に付けていれば手榴弾ぐらいで、ぐっ、こうやって喋るのも辛いな」
仰向けに横たわるクラウドは体に積もった砂埃や突き刺さった鉄片を感じながら言った。
「うっぅぅぅう」
すぐ近くでアリーナの呻き声が聞こえた。
姿を確認しようと首を動かした途端に激痛が襲い出す。
「ううっ……大丈夫か」
だが返事がない。クラウドは痛みを堪えて出来うる限りの声を出した。
「生きているの、かあっ!」
がたんという音がして一瞬の静寂の後、
「聞こえてるわよ……」
アリーナの小さな抗議の声が聞こえてきた。
「そうか、すまない」
クラウドはそれで心を落ち着かせた。
「しかし、どうしようもないな。今度は二人ともダウン、か」

さっきから喋っている間に聞こえる、滴り落ちる水滴のような音は血なのだろう。
唇からも流れてくる血のおかげで、口の中は鉄分を含んだ味で満たされていた。
「やったのは間違いなくあの二人、それも女の方だ。
 表面は取り繕っていても目に殺気が篭ってた。怖かったな、あれは……」
気力を振り絞ってそんなことを言ってはみたが、何が起こるわけでもない。
だが体を動かせずアリーナの容態もわからない以上、生きていることの確認のためにも
必要なことだと思っていた。それに暗い部屋の中で無音のままでいるのは不安になる。
クラウドはもう一度呼びかけてみた。
「体はどんな具合だ、痛みは耐えられそうか?」
闇の向こうで悲痛な声が聞こえてきた。
「痛いよ、ものすごく痛い……」


【アリーナ 所持武器:イオの書×3 リフレクトリング ピンクのレオタード
 第一行動方針:ソロを止める(倒してでも)
 第二行動方針:クラウドをティファに会わせる
 最終行動方針:ゲームを抜ける】
【クラウド 所持品:ガンブレード
 第一行動方針:エアリス&ティファを探す
 第二行動方針:アリーナを救う
 最終行動方針:不明】
【現在位置:地下通路(大陸中央付近)】
(二人とも重症。しばらく放置されると持ちません)


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最終更新:2011年07月17日 15:56
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