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●先住民 - (2007/09/15 (土) 09:04:29) の編集履歴(バックアップ)



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0914 先住民族権利宣言を採択 20年以上の議論の末 国連 [朝日]

2007年09月14日10時36分

 先住民族に先祖伝来の土地の権利や民族自決権など幅広い権利を認める「先住民族の権利に関する宣言」が13日、国連総会で賛成143、反対4、棄権11で採択された。宣言に拘束力はないが、日本政府によって土地や資源、文化が奪われたと主張するアイヌ民族からは、アイヌを先住民族として明確に認めない政府に新たな対応を求める声が高まりそうだ。

 宣言に関しては80年代から議論が続けられてきたが、民族問題を抱える加盟国の同意を取り付けるのに20年以上を費やした。採択を受け、潘基文(パン・ギムン)事務総長は声明で「世界の先住民にとっての勝利だ」と歓迎した。

 46条からなる宣言は、先住民にすべての人権と基本的自由を保障。同意なく没収された土地、資源の返還を含めた権利、固有文化を実践・復興する権利や、民族自決権などが盛り込まれている。

 当初難色を示していたアフリカ諸国は、国家の主権や統一を損なう行動を承認しないと明示した修正を受けて賛成に転じた。日本も「民族自決権は国家からの独立を意味しない」ことなどを強調して賛成。米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは国内法との整合性が取れないなどの理由で反対した。
URL:http://www.asahi.com/international/update/0914/TKY200709140065.html

インディアン同化教育で虐待、2千億円補償…カナダ [読売]

 【ニューヨーク=大塚隆一】カナダ政府は23日、先住民の「インディアン」に同化教育を行った寄宿学校で様々な虐待があったとして、元生徒で存命の約9万人に総額20億カナダ・ドル(約2000億円)の補償金を支払う方針を発表した。

 同国では1970年代まで約100年にわたり、インディアンの子供を親から切り離し、教会運営の約130の寄宿学校で教育してきた。元生徒たちは、「英語使用やキリスト教信仰を強制され、神父や牧師から肉体的、性的虐待を受けた」として補償を求める訴訟を起こしていた。

 政府とインディアン側の基本合意では、実際に虐待の申し立てがあったかどうかにかかわらず、元生徒一人一人に1万カナダ・ドル(約100万円)を支払う。これに加え、寄宿学校の在籍年数に応じて1年当たり3000カナダ・ドル(約30万円)を追加支給する。

 コトラー法相は寄宿学校での虐待を「我々の歴史で最も不名誉かつ人種差別的な行為」と表現。これに対し、元生徒の代表者は「正しい方向への第一歩」とした上で、今後は政府の正式な謝罪を求めていく方針を明らかにした。

 カナダの先住民は、歴史的には米国同様に欧州からの植民者に征服され、近代史上では「同化」を強制されてきた。現在「インディアン」として登録されている人は約55万人いる。
(2005年11月24日23時38分 読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051124id25.htm
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