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●国連 - (2006/12/15 (金) 17:39:32) の編集履歴(バックアップ)



1215 国連:潘氏が就任宣誓式 事務局改革で信頼確保と強調 [毎日]

 【ニューヨーク坂東賢治】来年1月1日に次期国連事務総長に就任する潘基文(バンギムン)前韓国外交通商相の宣誓式が14日、国連総会で行われた。潘氏は式後のあいさつで、就任後は国連事務局の改革を最重視する考えを示し、「最高の倫理基準を打ち立てたい」と、効率性向上や能力主義、モラル確立に取り組む姿勢を強調した。

 国連の対イラク人道支援事業「石油・食料交換計画」をめぐる汚職事件などで国連の信頼性に疑問符が付いたことから、事務局改革に最初に手をつける方針を示したとみられる。

 国連の仕事の3本柱として安全保障、開発、人権を挙げ、「次世代のためにより平和で繁栄し、公正な世界をつくることができる」と強調しながら、「最初の優先課題は信頼を回復することになるだろう」と述べた。

 潘氏はこの後の記者会見で北朝鮮の核開発問題について「(18日からの)6カ国協議に実質的な進展があることを期待している」と述べ、就任後は「高い優先度」で取り組む考えを明らかにした。

 宣誓式前には月末で任期が切れるアナン事務総長の退任式が行われ、「国際の平和と安全、国連システムの強化、人道と基本的自由の保護に対する特別な貢献を心からたたえる」と、10年にわたるアナン氏の功績を評価。「深い感謝」を表明する決議を全会一致で採択した。

 アナン氏は各地域グループ代表が行った謝辞の演説後に登壇し、「多くの困難や若干の後退はあったが、私は過去10年間に多くのことを成し遂げたことを誇りに思う」と振り返った。さらに「今日の国連はかつてない量の仕事を、過去よりうまく行っていると確信して立ち去る」と述べ、潘氏に「やりがいのある年月が目前にある」とエールを送った。

毎日新聞 2006年12月15日 10時44分
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061215k0000e030028000c.html

●国連06Ⅰ より続く

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