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●国連 - (2008/08/02 (土) 07:14:42) のソース

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*0731 国連部隊、完全撤退へ エチオピア・エリトリア国境 [朝日]
2008年7月31日1時35分
 【ニューヨーク=松下佳世】国連安全保障理事会は30日、アフリカ北東部のエチオピア・エリトリア国境で停戦監視をしてきた国連エチオピア・エリトリア派遣団(UNMEE)の任務を終了する決議を全会一致で採択した。エリトリア政府による燃料供給停止などの妨害により、任務継続は不可能と判断した。 

 国連平和維持活動(PKO)が、当事国の妨害で打ち切られた特殊なケース。代替策がないままの全面撤退により、地域情勢の不安定化が懸念されている。 

 決議はすでに一時的に撤退を始めているUNMEEの任期を月末で打ち切り、エチオピア側を中心に残る数百人の部隊を全面撤退させる内容。両国に挑発的な軍事行為の回避など「最大限の自制」を求め、今後の国連の関与については潘基文(パン・ギムン)事務総長と両国の協議に委ねるとしている。 

 燃料供給停止などの妨害行為を受け、潘事務総長は4月の報告書で「派遣団の任務の前提が損なわれた」と説明。代替策として国境のエチオピア側での小規模な軍事監視団の展開や、現地事務所の設置などを提案したが、両国とも受け入れを拒否したため、全面撤退を余儀なくされた。 

 エチオピア、エリトリア両国は、国境のバドメ村の領有権などをめぐる国境紛争の停戦後の00年に和平に合意。同年からUNMEEが国境の暫定安全地帯を中心に停戦監視を続け、一時撤退を決めた今年2月の段階で部隊は1700人規模だった。 

 この問題は、同村のエリトリア帰属を認めた03年の国境画定委員会の裁定を無視する形でエチオピア軍が占拠を継続したため、エリトリアが反発。国連がこれを黙認しているとしてUNMEEに領空のヘリコプター飛行禁止や一部要員の締め出しなどの規制を加え、昨年末からは燃料供給を停止していた。 
URL:http://www.asahi.com/international/update/0731/TKY200807300440.html

*0712 対ジンバブエ制裁決議案採択ならず 中ロとも拒否権行使 [朝日]
2008年7月12日8時56分
 【ニューヨーク=松下佳世】国連安全保障理事会は11日、米英などが提案した対ジンバブエ制裁決議案を採決したが、中国とロシアが拒否権を行使し否決された。欧米は野党不在のまま大統領選挙を強行したムガベ政権に対する圧力強化を狙ったが、国際社会の一致した行動にはつながらなかった。 

 中ロが同時に拒否権を行使したのは07年1月の対ミャンマー非難決議案以来1年半ぶり。中ロのほか南アフリカ、リビア、ベトナムが反対、インドネシアが棄権した。 

 北海道洞爺湖サミットで、金融制裁の可能性を示唆したG8特別声明に同意しながら、安保理の制裁決議には反対した理由について、ロシアのチュルキン国連大使は「この決議案は内政干渉の企てでしかない」と強調。中国の王光亜・国連大使は「決議案を採択すれば、状況のさらなる悪化は避けられない」と主張した。 

 決議案はムガベ政権による野党弾圧を非難し、暴行や脅迫の即時停止などを要求。加盟国に対し、ジンバブエへの武器禁輸のほか、ムガベ大統領ら14人の資産凍結や渡航規制を盛り込んでいた。 
URL:http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY200807120002.html

*0710 平和維持部隊襲撃され7人死亡 スーダン・ダルフール [朝日]
2008年7月10日10時15分
 【カイロ=井上道夫】スーダン西部ダルフールで8日、国連・アフリカ連合(AU)合同の平和維持部隊(UNAMID)の車列が武装集団の襲撃を受け、国連本部によると、隊員7人が死亡、22人が負傷した。 

 AP通信によると、死亡したのはルワンダ兵5人とガーナとウガンダの警官各1人。政府軍と反政府勢力の戦闘が続く同地域に今年1月、同部隊が展開して以来、犠牲者数は最も多い。武装集団は車や馬に乗った約200人で、対空用や対戦車用の重火器を使用。銃撃戦は2時間以上続いたという。 
URL:http://www.asahi.com/international/update/0710/TKY200807100047.html

*1215 国連:潘氏が就任宣誓式 事務局改革で信頼確保と強調 [毎日]
 【ニューヨーク坂東賢治】来年1月1日に次期国連事務総長に就任する潘基文(バンギムン)前韓国外交通商相の宣誓式が14日、国連総会で行われた。潘氏は式後のあいさつで、就任後は国連事務局の改革を最重視する考えを示し、「最高の倫理基準を打ち立てたい」と、効率性向上や能力主義、モラル確立に取り組む姿勢を強調した。

 国連の対イラク人道支援事業「石油・食料交換計画」をめぐる汚職事件などで国連の信頼性に疑問符が付いたことから、事務局改革に最初に手をつける方針を示したとみられる。

 国連の仕事の3本柱として安全保障、開発、人権を挙げ、「次世代のためにより平和で繁栄し、公正な世界をつくることができる」と強調しながら、「最初の優先課題は信頼を回復することになるだろう」と述べた。

 潘氏はこの後の記者会見で北朝鮮の核開発問題について「(18日からの)6カ国協議に実質的な進展があることを期待している」と述べ、就任後は「高い優先度」で取り組む考えを明らかにした。

 宣誓式前には月末で任期が切れるアナン事務総長の退任式が行われ、「国際の平和と安全、国連システムの強化、人道と基本的自由の保護に対する特別な貢献を心からたたえる」と、10年にわたるアナン氏の功績を評価。「深い感謝」を表明する決議を全会一致で採択した。

 アナン氏は各地域グループ代表が行った謝辞の演説後に登壇し、「多くの困難や若干の後退はあったが、私は過去10年間に多くのことを成し遂げたことを誇りに思う」と振り返った。さらに「今日の国連はかつてない量の仕事を、過去よりうまく行っていると確信して立ち去る」と述べ、潘氏に「やりがいのある年月が目前にある」とエールを送った。

毎日新聞 2006年12月15日 10時44分
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061215k0000e030028000c.html

*[[●国連06Ⅰ]] より続く
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