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▼和歌山の民力06Ⅰ - (2006/08/24 (木) 18:42:43) のソース

▼和歌山の民力 ラインナップ
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*0624 丸正跡地の大半を和島興産が取得 ショッピングや多目的ホールなどに[和歌山放送]
経営破綻した和歌山市の老舗百貨店旧丸正の跡地を不動産賃貸業の和島興産がその大半を取得し、食料品店やイベントホールなどに活用していくことが明らかになりました。
これは、和島興産の島和代社長ら経営幹部が会見して明らかにしました。それによりますと今月5日までに旧丸正本館の土地と建物の大半を取得し、これから改装などの作業にはいるということです。建物にはフィットネスクラブや食料品店、日用品や飲食店、カルチャーセンターそれに公共機関が入る予定で、イベントホールやなどももうけられる予定です。年末または年明けには建物の一階と二階部分をオープンしたい考えで、グランドオープンは来年5月頃の見通しです。また建物内には島社長の夫が経営する島精機製作所のニット博物館も計画されています。和島興産の島社長は「お年寄りや子どものためになり、地元の人に親しんでもらえる施設になってくれれば」と話しています。また和島興産では観光学部の設置を検討している和歌山大学から観光関係の学部の入居申し込みがあれば前向きに検討したいと話しています。また地元の商店街や商店と協力して街の活性化に努めたいとしています。和歌山市の大橋建一市長は丸正の跡地利用にめどがついたことについて「大変うれしく思っている。市の中心市街地活性化事業の柱として市としてもできるだけのことをしたい」と話しています。旧丸正は2001年2月に経営破綻して閉鎖され、本館は5年あまり空き家状態になっています。本館はこれまでに他の事業者が取得を検討したものの不調に終わっており、市や商工会議所も丸正跡地の活用先を検討していました。 
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*0609 わかやま環境大賞、表彰式 [テレビ和歌山]  
2006/06/09 19:45 
 環境保全活動に取り組む県内9つの団体が「わかやま環境大賞」などを受賞し、今日、和歌山市で表彰を受けました。
 県民文化会館では、表彰式が行われ、有機農業の普及に取り組んだなどとして「わかやま環境大賞」を受賞した和歌山市の紀州大地の会の園井信雅代表世話人ら受賞者一人一人に県の野添勝公室長から賞状と記念の楯が贈られました。 「わかやま環境大賞」は県内で環境保全活動に取り組む個人や団体を顕彰するとともに、環境問題について考えてもらおうと環境月間の6月に合わせ県が制定したもので5回目です。 今回も紀州大地の会がわかやま環境大賞に選ばれたのをはじめ、那智勝浦町で豊かな自然と人の共生をめざしたまちづくりに取り組んでいる宇久井半島を愛する会や県立海南高校など6団体がわかやま環境賞を、また、総合的な学習で環境問題に取り組む田辺市立三栖小学校と橋本市立紀見小学校の2校がわかやま環境賞特別賞を受賞しました。 表彰式で野添公室長は、受賞者の活躍を讃えるとともに「県も県民といっしょになって環境問題に取り組んでいきたい」と挨拶しました。 続いて、わかやま環境大賞を受賞した紀州大地の会の園井代表世話人が平成7年に7人で始めたグループが今ではおよそ80人となり、米や野菜、花などの農作物から養鶏や養豚に至るまで研究し、有機微生物を活用した有機農業に取り組んでいること、また小学生と田植えを行うなど環境教育にも力を入れていることなど会の現状と今後の展望について報告しました。  
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi

*0608 貴志川線ダイヤ改正へ利用アンケート調査から [和歌山放送]
和歌山電鐵貴志川線は、JRへの乗り継ぎに便宜を図るため、9月にもダイヤを改正することを決めました。
これはきょう和歌山電鐵の磯野省吾(いそのしょうご)専務が記者会見で明らかにしました。和歌山電鐵は先月市民団体や日本政策投資銀行とともに利用状況のアンケート調査を行い、その結果JRとの乗り継ぎ接続に不便を感じている意見が多数を占めたことからダイヤ改正をすることにしました。特に大阪方面からの帰りの接続に不便を感じているといった意見や、朝のラッシュ時に全線で15分間隔の列車の運行を希望する意見が多かったということです。早急にできることとして和歌山電鐵では、9月にもダイヤ改正を実施しJRとの乗り継ぎに便宜を図るほか、クイズラリーなどのイベントを実施することにしています。そして今後終電の延長や運転本数を増やすほか、割安の乗車券の発行などを視野に入れて検討を進めることにしています。アンケート調査は2400人に配布し半数から回答を得るなど関心の高さを示しています。特に中高年や女性の利用客からの声が多く寄せられています。調査した和歌山電鐵では利用者の分布等を分析し、駅前に駐車場を完備するパークアンドライドを導入したり、県や市と協力してノーマイカーデーを実施するなど鉄道を利用していない人にも利用を促す考えです。 
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*0601 魅せます!:橋本市・まちかど博物館 町家の庶民の暮らしを保存 [毎日]
 市街地再開発が進む橋本市のJR・南海橋本駅前の商店街を歩いた。その一角にある「橋本まちかど博物館」は明治初期に建てられた「みそや呉服店別館」(国の登録有形文化財)の中に03年5月、誕生した。橋本を愛してやまない市民有志で結成された「橋本市まちの歴史資料保存会」が運営、取り壊された民家などから昔ながらの民具や資料などを収集して展示している。町家の庶民の暮らしをリアルに追体験できる博物館として県外から訪れる人も多い。【上田正雄】

 保存会ができたのは02年9月。約30年前から持ち上がっていた橋本、古佐田地区の市街地再開発計画がついに着工されたことがきっかけだった。旧家や蔵などが取り壊されると、そこに残っていた民具や資料類などが失われてしまう。「神社仏閣や埋蔵文化財のような文化的な価値がなくても有形無形の大切なものがあるはずだ」と、みそや呉服店社長の谷口善志郎さん(67)ら6人が立ち上がった。

 まず、地区の約1000世帯に「どんなものでも捨てないで下さい」というビラを配って回った。集めた民具などは目録を付けて整理、分類し、別館内の蔵に保管し始めた。正式の名称が分からないものも多く、一つ一つ調べるなど大変な作業だったという。だが、呼びかけだけの待ちの姿勢では、なかなか集まらない。

 そこで保存会の人たちは積極的に地区を歩き回った。「家の中を片付けているのを見つけると、『これ持って行っていいですか』と声を掛けました。家の人からすると大したものじゃないと思っていても、私らからすると値打ちがあったんです」と振り返るのは岩崎昭さん(75)と土屋省三さん(63)。村木宏さん(74)も「テレビのなんでも鑑定団の影響で『うちにはそんなお宝はありません』と、よく言われました。そこで『お宝はいりません。お宝は大事に取っておいて下さい。捨てるものがあれば、いただきます』と返答したんです」と言う。「私が特に関心があるのは形のあるものじゃなく、紙類です。何といっても情報が多いでしょう。戦前の手引き消防ポンプ車や1959年の伊勢湾台風のときの被災の写真などを見つけました」とは谷口さんの話。

 こうして3000点を超える民具や資料類を収集した。展示品のいくつかを紹介すると(1)井戸でくんだ水を運ぶ「水くみ棒と天びん棒」(2)おひつ保温器(3)冷房のない時代に工夫した夏枕(4)炭火で熱して使うアイロン(5)炭火を入れて手足を温める行火(あんか)(6)初期のラジオ(7)手回し蓄音機(8)色鮮やかな木版画の引き札(いまの広告ちらし)(9)明治天皇結婚25周年の第1回記念切手(現物保護などのために複製を展示)などがある。「昔からの生活文化がにじみ出てくるようなものばかりです。便利になったいまの生活を考え直すものも多い。昔の人は今と違い、物を大切にし、捨てないで残していたんですね」と谷口さん。

 保存会はこのほか、市の委託で長岡造形大学が3年かけて町並み調査をし、「橋本の町と町家」という本にまとめたときにも大いに協力した。市内の貴重な建物については国の有形文化財に登録するように働きかけたこともあって昨年、一昨年だけで5件12棟の登録が決まった。保存会代表の瀬崎浩孝さん(70)は「多くの人に温故知新の気持ちを味わってほしい。古いものをすべて捨てるのではなく、未来に残して伝えていかなければ、大切なものを失ってしまいます。地元の人にも、もっと自分たちの町に誇りと興味を持ってほしいし、行政には公共的な施設をぜひ作っていただきたい」と話している。

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 ◇橋本まちかど博物館

 橋本市橋本1の5の15、みそや呉服店別館(電話0736・32・1000)。開館時間は10時から16時。土、日、祝日は原則休館だが、予約の状況によっては開館する。橋本が生んだ日本女性初の五輪金メダリスト「前畑秀子展」を開催中。

毎日新聞 2006年6月1日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060601ddlk30070649000c.html

*0520 風景写真HPで公開 和歌山の「ぶらくり」 [読売]
 見慣れた街の姿を、「風景」として再認識しよう――。和歌山市中心市街地の活性化を目指す第3セクター「ぶらくり」(谷口正己社長)が、市内の風景写真を自由に投稿・公開できるホームページ(HP)「わかやま風景.com(ドットコム)」を開設し、注目を集めている。

 地図情報を変更するだけで同様のHPが作れるため、ほかの地域や商業施設などへのシステム提供も可能という。同社取締役の平松博さん(50)は「県外に住む市出身者からも、『懐かしい』といった反響が相次いでいる。和歌山の街を見直すきっかけになれば」と話している。

 HPアドレスは(http://w‐fukei.com/)。HPの写真を掲載した無料ガイドマップも作成、「夜のお散歩」「川を巡る」などテーマごとに分類した4種類を、市内各所に設置している。

 問い合わせは同社(073・435・0560)。

(2006年5月20日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*0518 バイオでヘドロ退治 水質全国ワースト2和歌山・大門川 [読売]
 和歌山市の中心部を流れる「大門川」で、東京のNPO法人がバイオの力で川底のヘドロなどを減らす、クリーンアップ作戦をボランティアで始めた。環境省調査で〈全国有数の汚さ〉とされた「よどみ」を、数年かけて「子どもが入って遊べる川」に変えたいとしている。

 千葉県船橋市の海老川などで浄化活動を行っているNPO法人「ゆらぎ乃環境事業機構」(東京都渋谷区)で、大門川では、理事の一人で県立高教諭、西川建一さん(36)(田辺市)が中心になって活動。

 大門川は、環境省が全国の河川2552か所の水質調査をまとめた「2004年度公共用水域水質測定結果」で、水質の指針となる数値がワースト2。和歌山市の下水道普及率が低いことに加え、川の流量も少なく、自浄作用が弱くてヘドロがたまりやすいという。

 危機感を募らせた西川さんらが「自然の豊かさが売りの和歌山なのに、これでは悲しい」と立ち上がり、今年3月、県や和歌山市に「大門川浄化事業計画書」を提出、受理された。

 初回作業は13日、同市中之島の北新中橋など流域4か所で行い、西川さんが昨年教えた和歌山工OBら9人も参加。海泥やセラミックスなどの天然鉱物や、汚染物質を分解する有用微生物(EM)などを配合した「浄化材料」を投入した。

 浄化材料は、川の自浄作用を補助するもので即効性はないが、しばらくするとヘドロ臭が消え、3~5年後にはヘドロ量の減少が期待できるという。

 同市では1991年、内川の浄化を目的に「市排出水の色等規制条例(色抜き条例)」が施行されたが、浄化は思うように進んでいない。西川さんは「流域に住む市民にも『自分の街の川をきれいにしよう』という趣旨に賛同し、活動に加わってほしい」と話す。浄化材料の投入は、奇数月ごとに行うことにしている。

(2006年5月18日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*0512 米巡洋艦:入港「憲法9条、踏みにじる」 平和団体など、相次ぎ抗議 [毎日]
 米海軍第7艦隊の誘導ミサイル巡洋艦「カウペンズ」が11日、日米親善や乗組員の休養のためとして、和歌山市の和歌山下津港・西浜第3岸壁に入港、艦内を報道陣に公開した。14日に出港する。平和団体などは、「憲法9条を踏みにじる」などと相次いで抗議の声を上げた。

 カウペンズは戦闘群防衛(イージス)機能とともに高度の攻撃能力を持つ。核兵器の搭載も可能だが、ジョン・ソース艦長は「日本政府の核兵器拒否はよく理解している。通常このサイズの艦に核兵器を積むことはないが、実際に積んでいるかどうかは機密なので回答できない」と述べた。

 乗組員約360人のうち15人は、和歌山市今福の愛徳医療福祉センターを訪問。入所している障害児らと歌やボーリングなどで交流した。

 一方、県内の平和団体が抗議文などを港湾管理者の県に提出。市民団体「平和と憲法を守りたい市民の声」は、イラク戦争で実戦配備された軍艦の寄港は憲法9条を踏みにじるとして、今後米軍艦の寄港を受け入れないよう求めた。共産党県議団は非核証明書の提出を求めるよう申し入れた。

 「安保条約をなくし、平和・民主主義生活向上をめざす県民会議」はこの日夕、JR和歌山駅前で抗議行動。「イラクで無法な戦争をした米軍艦の入港は許されない。非核証明書なしに入港を許可した県の責任も重大」などと訴えた。【辻加奈子】

毎日新聞 2006年5月12日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060512ddlk30040368000c.html

*0512 「快水浴場百選」に県内から5カ所 [朝日]
2006年05月12日
 県内五つの海水浴場は環境省のお墨付きです――。快適な水浴場を広く知ってもらおうと同省が実施した「快水浴場百選」に、県内からは片男波海水浴場(和歌山市)▽浪早ビーチ(同)▽白良浜海水浴場(白浜町)▽橋杭海水浴場(串本町)▽那智海水浴場(那智勝浦町)の5カ所が選ばれた。


 特に評価の高い「特選」は全国で12カ所だけ。県内からは、万葉集にも詠まれた歴史的な景観が周りに残る片男波海水浴場と、熊野灘に浮かぶ島々などの雄大な眺めを楽しめる那智海水浴場が「特選」入りした。


 環境省水環境課は「選ばれたのを機に、環境を守る機運を高めていってもらえれば」と話している。


 選考では、「美しい」「清らか」「安らげる」「優しい」「豊か」の5項目を設け、景観や水質、安全性などについて星1~5つで評価した。
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000605120001

*0504 憲法記念日:憲法9条「変える」82人、「変えない」408人 [毎日]
 ◇和歌山の市民団体が街頭アンケート

 憲法記念日の3日、JR和歌山駅前で、市民団体が9条改憲について街頭アンケートを実施し、市民に賛否を問うた。

 和歌山市内の市民団体「9条ネットわかやま」、「平和と憲法を守りたい市民の声」が共催。岡山大学の野田隆三郎名誉教授らの呼びかけで、先月29日から5月3日まで全国約70自治体で実施された全国意見投票の一環。

 両団体のメンバー約20人が、通行人たちに、戦争放棄や戦力不保持をうたった9条について、「変える」「変えない」「分からない」の3択で考えを聞いた。意見はシートに丸いシールを張ってもらう形で集計した。

 2時間で計593人が応じ、「変える」が82人▽「変えない」が408人▽「分からない」が103人だった。

 「市民の声」の岩畑正行代表は「分からない、関心がないという人にこそ、9条のことをアピールしていきたい」と話した。【最上聡】

毎日新聞 2006年5月4日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060504ddlk30040198000c.html

*0427 和島興産が取得/旧丸正本館・土地一部 [朝日]
2006年04月27日
 01年2月に自己破産し閉鎖状態にある旧丸正百貨店本館(和歌山市)の建物の大半と土地の一部を、「和島興産」(本社・和歌山市、島和代社長)が取得していたことが26日、分かった。商業施設や公共施設などとして再開させる方針で、地権者と調整しているという。  (水田道雄)


 和歌山市の大橋建一市長が定例会見で明らかにした。複数の関係者によると、和島興産は本館の建物の大半と土地の約3分の1を、債権を持つ複数の金融機関などから買収し、3月31日付で所有者移転の手続きをしたという。島和代社長は、島精機製作所(本社・和歌山市)の島正博社長の妻。


 丸正百貨店は1891年に呉服店として創業した老舗(しにせ)。本館と北別館で構成していた。北別館は地元の不動産会社が当時の破産管財人から土地と建物を取得し、04年12月から飲食店などが入る複合商業ビルとして再開しているが、本館は閉鎖されたままだった。


 現在、本館の残りの土地を所有する地権者と土地の賃貸、もしくは買収の交渉を進めており、交渉がまとまれば、商業施設や公共施設などが入る複合ビルとして再開させる方針だという。


 約1週間前に買収を伝えられたという大橋市長は会見で、「島正博社長は和歌山商工会議所の会頭でもあり、責任感で決断をしてくれたのではないか」と話した。


 丸正跡地を巡っては、旅田卓宗前市長が公立大学の校舎としての活用案を示したが議会が反対。「市民に信を問う」として任期途中に辞職し、出直し市長選となったが、「商業施設誘致」を公約にした大橋市長が旅田前市長を破り当選したという経緯がある。 
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000604270002

*0420 存続の危機にある地方鉄道の再生モデルに /貴志川線 [テレビ和歌山]
2006/04/20 20:47 
 新交通システムの推進などに取り組んでいる社団法人のメンバーが地方鉄道の経営について調査するため、今日、和歌山市の和歌山電鐡本社を訪れました。
 和歌山市伊太祁曽の和歌山電鐡本社を訪れたのは、東京の「ゆりかもめ」など、新交通システムの推進事業や全国の中小鉄道の経営相談に取り組んでいる社団法人日本交通計画協会のメンバーなどおよそ20人です。 存続の危機にある地方鉄道の再生モデルとして貴志川線が再生し存続した経緯や引き継ぎが成功した要因などを聞き、全国の地方鉄道や民間交通機関の運営のヒントにしようというものです。 和歌山電鐡の礒野省吾専務は、鉄道の引き継ぎに名乗りをあげた理由について住民や自治体の熱意、南海電鉄の協力などをあげた一方、鉄道用地のすべてを自治体が所有しているため、飲食店などのテナントを、直営以外で設置できないなど、課題も多いと話しました。 また今日は、和歌山電鐡と住民、沿線の学生や自治体などで先月設立した和歌山電鐡の運営委員会が開かれ、車両をペイントし、本格的に「いちご電車」としてデビューさせる貴志川線のグランドオープンを8月上旬をメドに行うことを決めました。  
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi

*0418 「木の国」撮影単車で15年 和歌山の浅井さん樹木紹介本を自費出版 [読売]
 県内の木々をオートバイで15年間かけて撮影旅行した和歌山市榎原の会社員浅井末己さん(59)が、樹木324本を紹介した「和歌山の名木・古木・大木を訪ねる」(A4判、約360ページ)500部を自費出版。各市町村や図書館などに寄贈した。浅井さんは「“木の国”和歌山の歴史をまとめた自信作。樹木の大切さを多くの人に知ってほしい」と話している。

 大型オートバイのツーリングが趣味の浅井さんは、読売新聞和歌山版の連載記事「和歌山の新名木十選」(1989年)を読み、実際に訪れた。その一つ、高野山の経堂(きょうどう)杉近くで出会った僧侶から、「人の命はしれたもので、杉は500年も生き続けている。大木のそばで目を閉じると、無の心境になれる」との話を聞き、その生命力に魅せられた。以来、有名無名の木々を訪ね歩き、レンズに収めるようになった。

 ▽清姫が逃げる安珍を見て、腹立たしさからねじったとされる「捻木(ねじき)の杉」(田辺市)▽弘法大師が熊野詣の道中、箸(はし)の代わりに使った木の枝2本が成長したという「弘法杉」(同)――など。それぞれ2、3枚の写真で紹介し、樹種や高さ、樹齢などを記載。山道を迷いながら目当ての木を見つけた苦労話や、道先案内をしてくれた地元の人らとの交流など、撮影時のエピソードも添えている。

 県内の樹木に関する資料は少なく、図書館や市町村教委などでの情報集めに奔走。週末ごとに撮影に繰り出し、3万キロ以上を走破した。浅井さんは「木に寄り添い、木漏れ日や葉のざわめきを感じると、ぜいたくな気持ちになれる。この本が木の国のぬくもりを伝えるガイドになれば、うれしい」と話している。

(2006年4月18日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*0405 住金、中期経営計画発表 [和歌山放送]
住友金属は、6日午後、和歌山製鉄所を、シームレスパイプを中心に2010年度で年間450万トンの生産体制を目指すことなどを内容とする中期経営計画を発表しました。
全文 ≫ 
これは、6日午後、友野宏(ともの・ひろし)社長が、東京・晴海の住友金属本社で、記者会見して 明らかにしたものです。この中期経営計画は、3年後の2008年度を目標にした計画で、収益の質の向上をはかるため、競争力のある製品造りを目指し、選択的な差別化進めるとしています。また、和歌山製鉄所については、上工程の更新と地域環境保全のために1600億円、シームレスパイプの生産増強のために400億円のあわせて2000億円が、投資されます。この結果、現在、和歌山製鉄所の年間390万トンの生産体制は2010年に450万トンに引き上げられることになっています。また、この中期経営計画では、住金全体の3年後の2008年度の売上高は2005年度にくらべ、6%増の1兆6200億円、経常利益は、12%増の2900億円が見込まれています。 
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*0401 和歌山電鉄貴志川線:地方鉄道再生へ、出発進行  [毎日]
 和歌山市と紀の川市(旧貴志川町)を結ぶ南海電鉄貴志川線(14・3キロ)が1日、和歌山電鉄に経営譲渡され、新会社による運行がスタートする。03年秋に南海が撤退を表明して以来、存続運動や全国初の継承事業者公募などを経てこの日を迎え、地方鉄道再生のモデルとして成功への期待がかかる。経緯と今後の課題をまとめた。【水津聡子】

 ◆「三位一体」で

 「皆さんとの一期一会で走る電車。日本一心豊かなローカル線を目指したい」。和歌山市で先月18日にあった貴志川線運営委員会の初会合で、和歌山電鉄の小嶋光信社長(60)が切り出した。

 委員会は住民や行政の担当者に利用促進策を検討してもらおうと和歌山電鉄が設立。「駅舎の掃除やペンキ塗りをしたい」「車内に幼稚園児の絵を張っては」など、さまざまな提案が出た。委員の1人で存続運動に取り組んだ「貴志川線の未来を“つくる”会」の浜口晃夫代表(64)は「会社だけでなく、住民、行政も協力して走らせる『三位一体』鉄道にしよう」と呼びかけた。

 貴志川線は1916(大正5)年に開業。ピーク時(74年度)には年間約360万人の利用があったが、最近は200万人を割り込み、年間5億円程度の赤字。南海は04年9月、近畿運輸局に鉄道事業廃止届を出した。

 廃線表明後、沿線の自治体や住民が取り組んだ運行継続を求める署名は、3カ月で約25万6000人分も集まった。04年9月には住民が「つくる会」を結成。駅舎の清掃▽利用呼びかけ▽フォーラムの開催▽沿線マップの作成--などを続けた。沿線の高校生らも、駅の清掃に取り組んだ。

 ◆事業者は公募

 和歌山市と当時の貴志川町は、県と南海、近畿運輸局と協議。鉄道用地の購入費などを県が負担し、市と町が赤字を10年間、計8億2000万円を上限に負担する枠組みを決め、05年2月、事業者を公募した。

 県内外の旅行会社や企業連合などが応募。住民らがラブコールを送ったのが岡山市内で路面電車を運行する岡山電気軌道だった。岡山県内で運輸業などを展開する両備グループに属し、超低床車両の導入など先進的な取り組みを続ける。

 住民の誘いを受け、自ら貴志川線に乗り、沿線を歩いた小嶋社長は「この路線には可能性がある」と考えた。財務面や安全対策などの審査を経て選ばれた岡電は05年6月、貴志川線運営のための新会社、和歌山電鉄を設立。小嶋社長は「行政、地域、応援する人が一体で、南海も協力的だったことが引き受けた大きな理由」と話す。

 ◆利用促進に自信

 00年3月の鉄道事業法改正で、事業撤退が認可制から届け出制に緩和されたことから、地方鉄道の廃止の流れは加速。国土交通省によると、今年2月までに21路線が廃止された。

 欧米では鉄道の運営費補助が制度化されているが、日本では事業者の経営努力が頼り。和歌山電鉄の試算では、人口減少の影響で、10年後には年間乗客数が30万人減ると予想。自治体の補助があっても、今後10年間のうち5年間は年間1500万~3200万円の赤字になる。しかし、「駅の所在地を示す看板もなく、観光資源の発掘など利用促進策がほとんど手つかずだった路線。努力の余地は大きい」と小嶋社長は自信を見せる。

 和歌山市の活性化を考える市民グループ「WCAN(和歌山市民アクティブネットワーク)」(事務局・和歌山社会経済研究所)は、廃線の経済的損失を年間14億円以上と試算した。メンバーで和歌山高専環境都市工学科の伊藤雅・助教授は「渋滞の発生や都市の衰退など、廃線による悪影響は利用者の問題にとどまらない。バスとの連携や駅前の駐車・駐輪場の整備など、公共交通として利便性の向上を考えるべきだ」と指摘する。

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 ◆貴志川線存続運動の経緯◆

03年

11月21日 南海が貴志川線からの撤退を検討していることが明らかに。

 12月6日 沿線自治体などでつくる南海貴志川線対策協議会が発足。

04年

 3月30日 対策協が存続要望の署名を南海に提出。署名累計は25万人分以上。

 8月10日 南海が貴志川線からの撤退を正式表明。

  9月2日 沿線住民らが結成した「貴志川線の未来を“つくる会”」が本格始動。

 9月30日 南海が05年10月1日を廃止予定日とする鉄道事業廃止届出書を近畿運輸局に提出。

11月29日 近畿運輸局で住民らの意見聴取。

12月11日 住民フォーラム開催。

05年

 1月22日 貴志川線存続に向けて沿線の住民団体が集まり会議。

  2月4日 和歌山市と貴志川町、県が支援の枠組みを公表。市町は運営費の赤字を10年間8億2000万円を上限に補てん(割合は市65%、町35%)。県は土地購入費と変電所などの改築費を負担。

 2月23日 継承事業者の公募開始。

 3月22日 公募締め切り。9者が名乗りを上げる。

 4月28日 継承事業者に岡山電気軌道が決定。

  6月9日 南海が06年3月末までの運行継続を発表。

 6月27日 岡山電気軌道が和歌山電鉄設立。

06年

2 月28日 国土交通省が、南海から和歌山電鉄への鉄道事業の譲渡を認可。

  4月1日 和歌山電鉄が貴志川線の運行を開始予定。

毎日新聞 2006年4月1日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060401ddlk30040462000c.html

*0329 県内の景況感向上 大企業が大幅改善 1~3月期 [読売]
 和歌山財務事務所は、今年1~3月期の法人企業景気予測調査の結果をまとめた。県内企業の景況感を示す景況判断指数(景況が「上昇」と回答した企業の割合から「下降」とした割合を差し引いた差)は、全産業でマイナス7・3と、昨年10~12月期のマイナス12・5より5・2ポイント改善。同事務所では、「全体的には上昇傾向だが、公共事業減少や原油高騰などで、建設、化学、運輸関連などの中小企業は悪化している」と分析している。

 県内所在の資本金1000万円以上の企業(電気、ガス、水道、金融・保険業は1億円以上)計98社が対象で、うち82社が回答。

 産業別では、鉄鋼が好調で、製造業がマイナス6・5と、前回より6・8ポイント改善。非製造業は、サービス、小売りが伸びてマイナス7・8で、4・2ポイント改善した。

 規模別では、大企業(資本金10億円以上)がマイナス15・4で、23・1ポイントの大幅改善。中堅企業(同1億円以上10億円未満)が6・3ポイント、中小企業(同1000万円以上1億円未満)が0・4ポイント改善した。

 4~6月期の見通しは「全産業で4・9と、プラスに転じる」と、引き続き上昇傾向を予想している。

(2006年3月29日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm

*0329 平成17年の県全体の輸出額、過去最高 [テレビ和歌山]
2006/03/28 19:00 
 平成17年の県内の輸出額は台湾や中国向けの鉄鋼の伸びが大きく、およそ3911億円で過去最高となりました。
 和歌山税関支署のまとめによりますと平成17年中の県全体の輸出額は3910億5100万円で前の年を52・8%上回りました。 6年連続で前の年を上回り、輸出額、伸び率とも過去最高となりました。 品目別では、鉄鋼が前の年の1・7倍となる2403億1400万円で全体の61・5%を占め、次いで繊維機械の338億1000万円、科学光学機器の291億8600万円などとなっています。 地域別では、去年2位だった台湾が前の年のおよそ2・7倍となる806億円で1位となり、中国が494億円、アメリカが336億円でした。 輸出が好調なのは中国、台湾向けの鉄鋼の伸びが大きいのが原因です。 一方、輸入も前の年を47・5%上回る4564億3400万円と3年連続の増加となりました。 中東からの原油などの高騰が原因で、原油・粗油が前の年を42・9%上回る3029億8100万円、石油製品が405億5400万円、石炭が341億円などとなっています。 地域別でも、アラブ首長国連邦が1221億円、サウジアラビアが631億円、カタールの525億円など中東が中心です。 輸出が大きく増えているものの調査を開始した昭和54年以降、輸入額が輸出額を上回っています。  
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi

*0328 熊野大峯奥駈 静かなブーム 7日がかりで那智~吉野 [読売]
 那智から奈良・吉野までを7日間かけて歩く、修験者の修行「熊野大峯奥駈(おくがけ)」が人気を呼んでいる。熊野でも屈指の難コースだが、今月11日には、初日としては過去最高の約170人が参加。世界遺産効果に加え、都会の雑踏を離れ、自然に身を投じたいというニーズの高まりなどが考えられる。その一方で、関係者は「ハイキング気分の人が増えると、事故などが心配」と気をもんでおり、今後の課題となりそうだ。

 熊野大峯奥駈は、修験者らが毎年春と秋、大峯奥駈道など計200キロ余りを歩き通す。1872年の修験道廃止令で廃れていたが、18年前に青岸渡寺の高木亮英副住職らが復興した。

 1日10時間以上歩くが、だれでも参加できることから口コミで年々急増。1999年の南紀熊野体験博、一昨年の世界遺産登録などが追い風になった。今年は参加者らの要望で、初めて高木副住職が事前に修験道の歴史などを教える講習会を開いている。

 人気の秘密について、高木副住職は「厳しい自然の中を歩くことで、悩みや迷いを解き放てるのでは。集団行動なので、人に対する思いやりの気持ちも呼び戻せる」と推測。最近では団塊の世代の男性や、子育てを終えた女性らの参加が目立つ。2人の息子と参加した地元の男性(36)は「ここには山岳信仰に根ざした独特の宗教観がある。それを子どもに伝えたかった」と話していた。

 一方、関係者らの心配は、「修行の場」であることを忘れた人が増えないかという点。以前にも山歩きには適さない軽装の人がいたといい、高木副住職は「修行の聖地だけに、熊野の奥深さや霊気を感じてもらってこそ意味がある。長丁場の行程でもあるので、心していただければ」と話す。

 次回は4月15日で、本宮・備崎から玉置神社までの約20キロ。参加費3300円。希望者は、4月12日までに高木副住職(夜間0735・55・0618)まで。

(2006年3月28日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*0324 下落、15年連続に/公示地価 [朝日]
2006年03月24日
 県は23日、県内の公示地価(1月1日時点)を発表した。平均価格は、1平方メートル当たり7万8千円で、前年比6.2%下がった。下落は15年連続で、下落幅は1.4ポイント縮小した。用途別では、住宅地や商業地など全6用途すべてで下落。景気低迷や供給過剰などで、歯止めがかかっていないことを示した。


 公示地価は、土地取引価格の指標や、公共事業用地の取得価格の算定基準などにされる。今回は8市17町の住宅地や商業地など計217地点を調査した。


 ●住宅地


 調査した全住宅地138地点の平均価格は6万3200円。下落率は前年より1.2ポイント縮小し、5.5%となった。それでも全国平均2.7%を大きく上回っており、前年に引き続き近畿2府4県で最大となった。


 市町村別の下落率をみると、高野口町が9.1%と最も高く、次いで九度山町8.5%、紀の川市7.8%、岩出町7.5%などとなった。


 一方で、最も地価が高かったのは、18年連続で、和歌山市小松原通3丁目の15万6千円(下落率5.5%)だった。


 下落の要因について、県地域振興課は「和歌山市や橋本市など紀の川沿いの住宅地を中心に供給過剰が続く一方で、和歌山市中心部の住宅地では需要が安定してきている」と分析している。


 ●商業地


 調査した全商業地61地点の平均価格は11万6500円。下落率は、前年より1.9ポイント縮小し、7.1%だった。全国平均の下落率は2.7%で、近畿2府4県の中でも、最も高かった。


 市町村別の下落率をみると、最も高かったのは高野口町の13.8%。次いで串本町が12.1%、田辺市とかつらぎ町の10.1%などとなった。


 一方で、最も地価が高かったのは、7年連続で、和歌山市友田町5丁目の50万7千円(下落率4.5%)だった。


 同課は「和歌山市では、ぶらくり丁など中心部の衰退が続いているほか、他市町村でも地域経済の低迷から抜け出られていない」としている。


 ●そのほか


 住宅地と商業地以外の用途別平均価格は、宅地見込み地1地点2万1800円(下落率13.5%)▽準工業地7地点9万3400円(同6.5%)▽工業地3地点4万1千円(同9.1%)▽調整区域内宅地7地点4万1500円(同7.6%)だった。
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000603240001

*0319  和歌山電鉄:貴志川線利用促進など検討へ、地域参加の運営委設立 [毎日]
 和歌山電鉄(本社・和歌山市)は18日、4月1日に運営を開始する貴志川線の利用促進などについて検討する貴志川線運営委員会を設立。「いちご電車」と名付けた新車両やシンボルマークを発表した。

 同会は住民や学校、行政などの代表15人で構成。利用促進や沿線のまちづくりについて、月1回集まって意見を出し合う。

 小嶋光信社長は「皆さんの声を反映し、愛される貴志川線にしていきたい」とあいさつ。九州新幹線「つばめ」のデザイナーとして知られる、水戸岡鋭治さんがデザインしたシンボルマークや車両を発表した。

 新車両は白をベースに、ドアなど一部を赤く塗った外観。内装もイチゴが描かれた布を使ったシートなどを検討している。同社の設立1周年を記念し、1編成(2両)を7月に導入する予定。

 小嶋社長は「名前の通り、皆さんとの一期一会で走る電車。日本一心豊かなローカル線を目指したい」と述べ、水戸岡さんは「大人も子どもも楽しめる電車にしたい」と語った。

 委員会では、和歌山東高の藤井智也生徒会長(2年)が「駅舎の掃除やペンキ塗りなどをしたい」と申し出た。和歌山大の辻本勝久助教授は「車内に幼稚園児の絵を張ることはできないか」と提案。貴志川線の未来をつくる会の浜口晃夫代表は「県など行政がノーマイカーデーの取り組みを、もっと浸透させて」と要望するなど、早速熱心な議論が行われた。┃水津聡子】

毎日新聞 2006年3月19日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060319ddlk30020311000c.html

*0314 爆発的人気の「金芽米」生産拡大し、全国展開へ [和歌山放送]
オリンピックゴールドメダリストの荒川静香選手のテレビコマーシャルで爆発的人気となり、「金芽米」の生産が追いつかなくなっていたトーヨーライスは、生産体制を拡大・強化し、年末に予定していた全国販売を、今月中旬からに早めることになりました。
 これは、トーヨーライスの雑賀慶二社長が、今日午後東京で記者会見し、明らかにしたものです。 トーヨーライスでは、健康とおいしさを両立させた新しい無洗米として「金芽米」を今年1月から和歌山県と首都圏それに長野県で先行発売を開始しました。 ところが、トリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香選手を起用したテレビコマーシャルで「金芽米」を宣伝していたことから、荒川選手が金メダルを獲得した先月24日以降爆発的な人気となり、需要に生産が追いつかない状態が続いています。 トーヨーライスによりますと、オリンピックが始まった当初一日30万ページビューだったホームページへのアクセスが荒川選手が金メダルをとった翌日の25日には400万ページビューになるなど爆発的な人気となりました。 しかし、生産体制が和歌山・埼玉・福島・沖縄の4県だけに限られていたことから全国各地から寄せられる需要に対応できませんでした。 今日の記者会見で雑賀社長は、今月中旬から生産体制を大阪・島根・鹿児島・北海道の4箇所増やすと共に、年末に予定していた全国販売を今月中旬からに早めることを明らかにしました。 
URL:http://wbs.co.jp/news/index.html

*0303 県内の有効求人倍率 [テレビ和歌山]
 今年1月の県内の有効求人倍率は0.77倍で依然として低い倍率で推移していることがわかりました。
 和歌山労働局のまとめによりますと今年1月の県内の有効求人数は医療福祉関係などで増えたものの建設業関係で減少し、合わせて1万3137人で対前年同月比で1.1パーセント減少し3ヶ月連続の減少となりました。 一方、有効求職者数は1万5971人で対前年同月比で4.2パーセント減少し42ヶ月連続の減少となりました。 季節調整した有効求人数を有効求職数で割った有効求人倍率は0.77倍と前の月と同じ低い水準で推移し、近畿6府県中6番目と最も悪い数字になっていることがわかりました。  
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi

*0227 9条を守ろう平和の集い:金子・慶応大教授、聴衆600人に講演--和歌山 [毎日]
 「9条を守ろう平和の集いinわかやま」(9条ネットわかやま主催)が25日、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館であった。慶応大経済学部の金子勝教授が「9条を変えて日本はどこへ行く」と題して講演し、約600人が聴き入った。

 金子教授は「戦争を繰り返すな、という主張は残念ながら古い。既に全く新しいタイプの世界戦争に突入しており、権力にとってメディアコントロールが重要になってきている」と話した。

 米国がイラク戦争の口実にした大量破壊兵器が存在しなかったことや、昨年の日本の総選挙を例に、重要な情報を隠す▽善悪の2分法を流す▽あらゆる重要な論点をそらす▽単純なフレーズを垂れ流す--ことで、メディアコントロールが行われていると指摘した。

 また、年金制度や財政赤字が危機的な状況にあることを挙げ、社会の持続可能性を取り戻すことが重要と話した。金子教授は「このままでは社会が持たない。持続可能な社会を取り戻すためには、将来起きることを想像し、どう社会を変えていくのか、考えていかなければいけない」と述べた。【青木勝彦】

毎日新聞 2006年2月27日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060227ddlk30040240000c.html

*和歌の浦景観保全の意義を討論 [朝日]
2006年02月13日
 和歌山市の和歌浦地区について景観保全のあり方を話し合う景観シンポジウム「南方熊楠と和歌の浦」が11日、同市和歌浦南3丁目の和歌の浦アート・キューブで開かれた。同地区の景観保全に取り組む市民団体「和歌の浦フォーラム」の主催で、パネリスト3人の文化から経済にわたる議論に約80人の聴衆が耳を傾けた。


 同フォーラム代表の多田道夫・和歌山大名誉教授は「熊楠の景観論について」の題で講演。「無用のことのようで、風景ほど実に人世に有用なるものは少なしと知るべし」という熊楠の言葉を引きつつ、景観保全の意義について話した。


 長野県飯田市で街づくりにかかわってきた高野町の高橋寛治助役は「景観保全は20~30年先を読み、産業や人口構成を考えながらやらないとうまくいかない」と指摘。各地の例に触れながら「農業などで地域が経済的に自立してやっていけることが重要だ」と述べた。


 また、和歌山大システム工学部の日下正基教授は経済活性化のためにも、歴史的景観を保全し、地域の魅力を高めて人材を呼び集めることが大事だと話した。


 同フォーラムでは今後、2カ月に1回、シンポジウムを開き、景観保全について住民の意識を高めていきたいとしている。
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000602130003

*紀陽HD設立 「地域サービスに力」 [読売]
 紀陽、和歌山両銀行の共同持ち株会社「紀陽ホールディングス(紀陽HD)」が設立された1日、片山博臣社長(紀陽銀行頭取)らは会見で、「地域に盤石な基盤をもつ銀行として、サービス強化に力を入れたい」などと抱負を語った。

 会見では、和歌山銀行の全31店舗のうち25店舗を廃止、紀陽銀行の店舗に統合することについて、10月の合併と同時に行うことを明らかにした。統廃合される和歌山銀行の県内店舗は、山東、松江(いずれも和歌山市)、貴志川(紀の川市)、岩出、橋本、海南、箕島(有田市)、御坊、田辺、新宮など17支店・出張所。片山社長は「取引店舗や口座番号の変更など、お客様にかける迷惑を1回で済ませるため」と説明した。

 また、両行がこれまで取り組んできた人員削減については、「これ以上進めることはない」とし、営業担当者を200人増員して720人にするなど、サービス面の充実を図るといい、鈴木剛夫・和歌山銀行社長は「和歌山銀行のお客様にとって、拠点が4倍近く増える」など、合併のメリットを強調した。

 両行の合併は2004年11月、業績が伸び悩んでいた和歌山銀行が紀陽銀行に経営統合を申し入れて協議が開始。両行は05年3月、持ち株会社設立の合意に達し、同年12月には和歌山銀行が受けた公的資金を紀陽銀行が全額返済した。

 和歌山社会経済研究所の山下慎昭主任研究員は「収益基盤の強化は重要だが、店舗の統廃合を不安に思う事業主らへの配慮も必要。地域経済との共存共栄が地方銀行の使命であり、和歌山の発展に寄与してほしい」としている。

(2006年2月2日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*紀陽HD:国が認可 来月1日にスタート--共同株式移転方式 [毎日]
 経営統合で基本合意している紀陽銀行(本店=和歌山市)と和歌山銀行(同)の持ち株会社、紀陽ホールディングス(HD)の設立について25日、国から認可された。

 紀陽HDは共同株式移転方式で2月1日に設立。東証と大証の1部に上場する。社長には片山博臣・紀陽銀頭取、代表権のない会長に鈴木剛夫・和歌山銀社長が就任する予定。

 25日は近畿財務局和歌山財務事務所(和歌山市今福1)で、片山頭取と鈴木社長が、木浪勇太郎所長から認可書を受け取った。

 両行は「グループの総力を結集させ、より経営基盤を強化し、地域経済の発展に一層貢献していく」とコメントした。【青木勝彦】

毎日新聞 2006年1月26日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060126ddlk30020630000c.html

*古里PRの映画 原作小説公募 [読売]
「自然と環境織り込んで」
 和歌山青年会議所(和歌山JC、山本進三理事長)が、来年9月の創立50周年に合わせ、和歌山市が舞台の映画制作を企画し、2月1日から原作にするオリジナル小説を全国公募する。「恵まれた自然、快適な環境で元気になる」をテーマに、制作費として最大2000万円を準備。スポンサーや出演者も地元で探す意向で、「『和歌山はいいところ』と全国発信できる作品を」と呼びかけている。

 日本JCが制作、愛・地球博(愛知万博)で上演したアニメ映画「学の夏休み」をきっかけに、和歌山市のPR映画作りを検討。山本進三・和歌山JC理事長は「市民の皆さんと一緒に汗を流したい」と話す。

 公募作は、400字詰め原稿用紙50枚以上の未発表でジャンルは問わず、▽市の恵まれた自然や環境を織り込む▽人を元気づける作品――などが条件。同JC会員や映画製作会社関係者、学識経験者らで審査のうえ、最優秀作を映画化。来年夏までにクランクアップ、同9月にも県内各地で上映を始めたいとしている。

 地方のJCの映画制作は異例で、山本理事長は「見れば、誰もが元気になる映画にしたい。全国のJCネットワークを生かしながら、和歌山市の素晴らしさと市民が持つパワーをアピールしたい」と話している。

 公募締め切りは5月末。応募方法などの問い合わせは、ファクス(073・431・1693)か電子メール(office@wakayama‐jc.net)で受け付ける。

(2006年1月27日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm

*第2回アリランまつり開かれる [和歌山放送]
2006-01-21 16:11
韓流ブームが続く中で、日韓相互のもっと深い交流を目指そうと、旧正月を前にした今日(1/21)、和歌山市で第2回アリランまつりが開かれ、およそ200人の市民が韓国の伝統的な正月の雰囲気を楽しみました。今日のイベントを企画したのは一昨年の春から日本と韓国との交流活動を続けている、わかやま平和交流会で、去年秋の第1回アリランまつりに続いて2回目となります。「韓国の正月を楽しむ」とサブタイトルが付けられたアリランまつりは、今日(1/21)午前11時から和歌山市三沢町の和歌山市中央コミュニケーションセンターで開かれました。まつりでは、まずビデオで韓国の伝統的な正月行事を見たあと、「トック」と呼ばれる韓国のお雑煮を食べながら、きれいな民族衣装に身を包んだ女性による、韓国舞踊や民謡を楽しみました。そして大阪泉南地域で在日コリアンと日本人の交流活動を続けている市民グループ「泉南マダン」の4人による「サムルノリ」が演奏されました。「サムルノリ」は4つの農楽の打楽器を激しく打ち鳴らしながら駆け踊る韓国の伝統的な踊りですが、演奏が始まると参加者達は身体全体でリズムをとりながら演奏に聴き入っていました。
URL:http://wbs.co.jp/newstopi/index.html

*米投資会社:白浜町の「ハマブランカ」跡地、11階建てホテル建設へ [毎日]
 ◇08年春開業目指す

 米国の投資会社「エルメス パートナーズ ホールディング」が、廃業した白浜町の元観光植物園「ハマブランカ」を取得、跡地にホテルを建設する計画を公表した。同社の関連会社「エルメス ジャパン」の宇津秋朗代表らが17日、同町内で会見して明らかにした。

 計画によると、ホテルは11階建て、客室数211室。事業費121億円で、3万6000平方メートルの敷地にホテル、レストラン、室内プールなどを設ける。パートを含め、雇用従業員数は200人を予定。今年夏までに着工し、08年春の開業を目指すという。

 客室数は白浜温泉旅館協同組合の加盟施設24軒で最多の185室を上回る。同町の宿泊施設の経営に外資が参入するのは初めて。

 エ社はパリに営業本店があり、米国、カナダ、英国、香港などに展開。日本では東京都でマンション、沖縄県でリゾートホテル建設計画を進めているという。

 「空港から15分以内」「温暖」「東京、大阪から1、2時間」のリゾート適地として進出を決めたと説明。当初、同町内の別のホテルが取得対象だったが、ハマブランカに落ち着いた。2月上旬にも売買手続きを終えるとしている。

 立谷誠一町長は「エルメスは昨年6月、白浜に関心を持ち始め、8月に視察に来た。活気ある白浜の再来になることを期待したい」と話している。【吉野茂毅】

毎日新聞 2006年1月20日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060120ddlk30020407000c.html

*景況判断指数 県内6.2ポイント悪化 [読売]
10~12月期 目立つ製造業
 和歌山財務事務所は、昨年10~12月期の「法人企業景気予測調査」の結果をまとめた。県内企業の景況感を示す景況判断指数(景況が「上昇」と回答した企業の割合から、「下降」とした割合を差し引いた差)はマイナス12・5で、7~9月期(マイナス6・3)より6・2ポイント悪化した。

 資本金1000万円以上の県内企業計98社が対象で、80社が回答。産業別では、製造業がマイナス13・3で、7~9月期より22・7ポイント悪化、非製造業はマイナス12・0で、5ポイント改善。規模別では、大企業がマイナス38・5で53・9ポイント、中堅企業が0・0で26・7ポイントと大幅に悪化。中小企業はマイナス9・8で11・8ポイント改善した。

 また、売上高は全体で2005年度下期が横ばい、通期では0・3%の減収を見込んでいる。

 今後の見通しについては、1~3月期はマイナス8・8、4~6月期は2・5と上昇に転じると予測。同財務事務所では「今回の景況判断は悪化が目立ったが、景気は一進一退を続けながら回復傾向にあるとみられる」としている。

(2006年1月19日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news004.htm

*講演:ジャーナリストの西谷さん、イラクの悲惨な現状を報告--和歌山で [毎日]
 戦地の取材を続けているジャーナリストで、市民団体「イラクの子どもを救う会」代表の西谷文和さん(45)が15日、和歌山市三沢町1の中央コミュニティーセンターで講演。イラクの悲惨な現状と平和の大切さを訴えた。

 西谷さんは吹田市職員だった93年、紛争が続いていたカンボジアに渡ったのを始め、空爆を受けた旧ユーゴスラビアやアフガニスタンを取材。03、04両年にはイラクを訪問した。05年に市役所を退職し、大阪を拠点に各地で約200回の講演をするなど平和活動を続けている。

 報告会は市民団体「平和と憲法を守りたい市民の声」(岩畑正行代表)が主催し、市民約40人が参加した。西谷さんは映像を基に、薬が足りず、劣化ウラン弾の影響と見られるがんで毎週数人の子どもが死んでいく現状や、イラク人の遺体が無残に放置され、犬の餌食になっている様子などを報告。「こうした現状を多くの人が知らないままで、市民から怒りが起きない」と指摘した。

 西谷さんは昨年11月下旬から12月にかけて中東を取材。イラク取材のためバグダッドの空港まで飛んだが、邦人保護を名目に入国を許されなかったという。額賀福志郎防衛庁長官が、自衛隊が駐留する同国サマワを視察したのと同時期だった。西谷さんは「たった5時間の視察で、自衛隊派遣の1年延長が決まった」と厳しく批判した。

 イラクには、民間軍事会社(PMC)の傭兵が2万人おり、米軍の次に多い、と説明。米大統領の関係者らが、PMCや石油関連企業の役員などをして利益を上げていると指摘し、「金まみれの戦争に協力してはいけない」と呼びかけた。【青木勝彦】
毎日新聞 2006年1月16日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060116ddlk30040166000c.html

*成人式:「失敗恐れず人生に挑戦」 はたちのつどいに3000人 [毎日]
 和歌山市の成人式「はたちのつどい」が8日、同市手平2の和歌山ビッグホエールであった。色鮮やかな振り袖やはかま姿の約3000人が旧友らと再会し、成人を迎えた喜びと責任の大きさを確かめ合った。

 今年の同市の新成人は4295人。式で大橋建一市長は「相手の気持ちが分かる新成人になり、夢と希望を持って前に進んでほしい」と激励。新成人を代表し、岩崎誠さん(20)と河内麻衣さん(20)が「自分の可能性を信じ、失敗を恐れずにそれぞれの人生に挑戦します」と誓いの言葉を述べた。

 友人と参加した同市太田、短大2年、久保摩里子さん(19)は「成人になれてうれしい。自立した大人になりたい」と話した。

 一方、会場の外では、同市の市民団体「平和と憲法を守りたい市民の声」が、憲法改正の賛否を問うアンケートを実施。賛成と反対に分けられたボードにシールを張る方式で意見を聞き、結果は賛成23、反対152だった。岩畑正行代表(56)は「改憲は徴兵制の創設にもつながるかもしれない。新成人には問題意識を持ってもらいたい」と話した。【近藤修史】

毎日新聞 2006年1月9日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20060109ddlk30040227000c.html

*紀州レンジャープロジェクトの収益金寄付  [テレビ和歌山]
2005/12/19 18:24 
 環境保護や特産品のPR活動などを目的に、和歌山県のNPO法人などが今年5月から取り組んできた「紀州レンジャープロジェクト」の収益金の一部がきょう県の「世界遺産の森林を守ろう」基金に贈呈されました。
 「紀州レンジャープロジェクト」は、県の景観保全や、特産物のPRなどを目的にNP法人和歌山県観光医療産業創造ネットワークと県の職員らによって立ち上げたもので、県の特産物をモチーフにした「紀州レンジャー」というキャラクターを起用し様々な活動を行っています。 今日、県庁の農林水産部長室を訪れたのは、炭をモチーフに誕生した「炭レンジャー」で紀州レンジャーを用いたキャラクターグッズの売り上げ金から15万円を県の西岡俊雄農林水産部長に手渡しました。 この寄付金は、県の農林水産課が、今年5月に設立した「世界遺産の森林を守ろう」基金に活用され、紀伊山地の森林の整備や保全のために使われます。 紀州レンジャープロジェクトは、発足からおよそ半年たち、キャラクターグッズの販売などが特に好調だということで、今後も県の環境保全や物産振興などに広く役立つ活動を行いたいということです。  
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi

*医療功労賞県から3人 [読売]
 地域医療の貢献者をたたえる第34回医療功労賞(読売新聞社主催、厚生労働省など後援、エーザイ協賛)に、県内から医師、理学療法士、看護師の3人が選ばれた。1月27日、県庁で表彰される。

  古座川町国保明神診療所所長
  森田裕司さん 52(古座川町鶴川)

【健康教育に尽力】

 京大農学部を卒業後、大手スーパーに就職したが、地域医療に関心を深めて約4か月で退職。学生結婚した薬剤師の妻貴久子さん(50)に支えられ、島根医大で学び直した。

 無医地区だった古座川町の山間部に1987年、家族6人で移住。県内で最も広い担当地域で、3診療所を兼務してきた。救急車を待ち切れず、患者を車まで背負って運んだことも。手を握りながら、何人ものお年寄りをみとってきた。

 約20アールの田んぼで無農薬米を作る。食事療法を中心とした健康教育の普及もライフワークで、ホームステイで30人以上を治療してきた。「周囲に支えられての18年。これからも、患者さんのために何ができるかを考えていきたいですね」

 和歌山労災病院リハビリ科技師長
  高田常一さん 59(和歌山市松江西)

【機能訓練家庭で】

 「リハビリは運動療法ではない。人間としての能力を回復することです」。ノーマライゼーション的な考え方の重要性を力説する。

 中学時代からはり・きゅうを学んで資格を取得。23歳で理学療法士となり、県理学療法士協会の立ち上げにも尽力した。現在は会長を務め、県内各地で地域リハビリテーション講座を開くなど〈家庭でできる機能訓練〉を推進する。

 「病院が生活の場であるのはおかしい。家族と一緒に社会の中で生活を」との考えが合致、県内の住宅展示場に「障害者モデル住宅」の誘致を実現させた。

 思いやり、慈しむ心の意味を表す「仁」という言葉が活動の支え。「障害を持つ人を、急性期から維持期までサポートできるようにしたい」と意欲的に語る。

  那智勝浦町立温泉病院総看護師長
  岡崎寿美恵さん 58(那智勝浦町朝日)

【地域密着目指す】

 大阪の専門学校で看護学を学び、1969年から今の病院に勤務。14年前には総看護師長として看護師らを指導、約2年前から町内の過疎地の診療所にも顔を出している。

 新宮市の看護学校設立時には、実習生受け入れの中心となって奔走。精力的な仕事ぶりが目立つが「周りの人たちに支えられてこそ。受賞はとてもありがたいが、私でいいの、との思いもあります」と照れ笑い。

 元患者や家族に声をかけられることも多く、「看護師は患者の記憶に残りうる存在、と実感しています」としみじみ感じる。「高齢化が進む中、いかに『接しやすい』と思われる看護をするか。地域に根ざした病院となるよう、微力ながら一生懸命頑張りたいです」と表情を引き締めた。

(2005年12月21日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*島精機、太陽光発電の新工場完成 [和歌山放送]
2005/12/09 16:40
我が国最大規模の太陽光発電を備えた新工場が、和歌山市坂田の島精機製作所に完成し、今日(12/9)竣工式が行われました。FA、ファクトリー・アメニティー2号棟と名づけられた新工場は、南北86メートル、東西80メートル、延べ床面積およそ8000平方メートルの広さで、3月に着工し、このほど完成したものです。新工場の特徴は、設置面積あたり世界最高の発電量を誇る太陽光発電パネルを3000枚余り使用して、610キロワット出力をもち、自然採光やインバーダー照明などで電力消費をおよそ半分に削減するなど省エネや自然エネルギーを活用したことです。島精機では、すでに1号棟で520キロワットの太陽光発電の出力をもっており、合わせて1130キロワットの太陽光発電出力は、民間工場としては、我が国最大級となります。島精機の島正博社長は、「人と環境にやさしい製品作りと工場建設を目指しており、新工場の完成で、無縫製ニットのホールガーメント横編み機やコンピューター制御横編み機をはじめとする主要製品のフレキシブルな組み立て体制を確立し、戦略商品であるホールガーメントの効率的な生産体制を確立できる」と話しています。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*10月の和県有効求人倍率、0・76倍 [和歌山放送]
2005/11/29 19:35
就職希望者1人に対し、何件の求人があるかを示す和歌山県内の10月の有効求人倍率は、大口の求人が出たことなどから前の月より上がって0・76倍となりました。和歌山労働局によりますと、田辺市のパチンコ店で100人の大口求人があった他、コールセンターの増設や病棟の新設などで求人数が伸びたため、10月の有効求人倍率は、前の月に比べて0・03ポイント上がって0・76倍となりました。有効求人倍率は、今年4月に0・82倍を記録した後、下がり続け、9月には、0・73倍まで落ち込んでいましたが、今回、再び持ち直しました。和歌山労働局は、「求人倍率は、回復基調にあるものの、足踏み状態が続いている」と分析しています。ところで、全国の有効求人倍率は去年12月から下がることなく推移していて、10月は、0・01ポイント上がって0・98倍です。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*南海電鉄:和歌山港線・中間3駅廃止 鉄道ファン、別れ惜しむ [毎日]
 南海電鉄和歌山港線(和歌山市-和歌山港、2・8キロ)の久保町、築地橋、築港町の中間3駅が26日で廃止された。和歌山港駅では記念イベントがあり、多くの鉄道ファンらが駆けつけた。

 3駅は数年前から1日の乗降客が100人に満たず、並行するバス路線があることなどから、南海が昨年に廃止を表明。和歌山港線自体は、和歌山市駅-和歌山港間で運行を続ける。

 和歌山港駅では、3駅の入場券がセットで販売され、午前10時の発売開始前に約200人が列を作った。「さよなら 久保町駅 築地橋駅 築港町駅」と書かれた記念ヘッドマークを付けた電車も運行され、多くの鉄道ファンらが盛んにシャッターを切っていた。【水津聡子】

毎日新聞 2005年11月27日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20051127ddlk30040346000c.html

*南海、きょうダイヤ改正 和市・なんば間の急行大幅減 [和歌山放送]
2005/11/27 09:31
和歌山・難波間の急行列車を、現行の4分の1程度まで大幅に減便することを含めた南海電鉄のダイヤ改正が、きょう(27日)から行われました。今回のダイヤ改正では、関西国際空港へのアクセスの強化をあげており、空港線の運転本数を増加させています。その一方で、和歌山・難波間の急行列車の数が大幅に減っています。平日のダイヤでは難波から和歌山市までの下り線でこれまでの39本から11本に、和歌山市から難波までの上り線がこれまでの36本から9本と大幅に減便となりました。南海電鉄によりますと、平成5年の和歌山市駅の一日の乗降者の数は平均3万2千人で、これに対して去年は平均で1万9千人とおよそ40%減っている状況をふまえて減便することを決めたとしています。南海電鉄では、平日の昼間の時間帯は一部座席指定車も含めた特急列車に特化し、30分間隔の運行をしていくことで減便をカバーしたいとしています。ところで、このダイヤ改正から泉佐野駅の下り線の高架が完成されることから、和歌山方面から関西空港に行く場合の乗換えが同じホームでできるようなりました。また、関空へのアクセスの利便性を高めるために、泉佐野から関西国際空港の特急ラピートの特急料金として、大人100円、子ども50円を新たに設定しています。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*起業:ネットビジネスに挑戦、和歌山大生がベンチャー企業 [毎日]
 ◇「アットフリークス」にアクセス増加中、「ユーザー多く抱え、1時間でもサービス止められない」--HP作成ソフトwiki利用し

 インターネット上でブームの兆しを見せているホームページ(HP)作成ソフト「wiki(ウィキ)」を利用し、和歌山大の学生らがネットビジネス会社「アットフリークス」を設立した。利用者にはソフトを無償貸与し、広告で収入を賄う方式。学生によるベンチャー起業は和歌山大で5社目で、社長の大野真和さん(23)=システム工学部4年生=は「どんどん新しいサービスをスタートさせたい」と話している。【辻加奈子】

 wikiは、アクセスすれば誰でも書き換えられるようなHPを作るソフト。多人数で一つのHPを作っていけるのが特徴で、オンライン辞典のウィキペディアのように、多数の人が次々に情報を書き込んで知識を集約するようなHPで使われる。通常のHPより作成や更新が簡単で、専用ソフトや専門知識も要らない。

 大野さんは大学入学時から起業に興味があり、コンピューターに詳しかったことから、知人や先輩に相談しながらビジネスモデルを構築。04年度の、わかやま産業振興財団「イノベーションプランコンテストinきのくに」ビジネスプラン部門で最優秀賞を受賞し、賞金と大学OBらの出資で資本金を確保。9月21日に友人3人と有限会社を設立した。

 利用者はHP「@WIKI(アットウィキ)」(http://atwiki.jp/)にアクセスしてパスワードなどを登録。自らHPを作るほか、オンラインゲームの攻略法を集めたHPや、人気アイドルのファンのHP、ボランティア活動の情報を集めたHPなどの制作に参加できる。自分のHPは書き換えられないようロックすることもできる。ページの下方には企業の広告が入る。

 @WIKIは2月から仮運用をスタートしており、収支は「経費は賄える」という程度だが、利用者は徐々に増加。7月には大手IT業者、ライブドアもwikiを利用したサービスに参入した。

 大野さんは「ユーザーをたくさん抱えているので、1時間でもサービスを止められない。大企業との競合は大変だが、他企業との連携など次々とチャレンジしていきたい」と話している。

毎日新聞 2005年11月10日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20051110ddlk30020363000c.html

*ヒラマツ オークワのグループ企業に [和歌山放送]
2005/11/01 17:38
いずれも和歌山市に本社のあるオークワとヒラマツはきょう(1日)、ヒラマツが行う第三者割当増資をオークワが引き受けることで、ヒラマツがオークワのグループ企業となることに基本合意したと発表しました。民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、ヒラマツの業績は年々悪化しており、平成17年4月期の決算は営業利益で7千万円の赤字を出すなど厳しい状況が続いています。こうしたように競合店による過当競争が続く流通業界の中で、両社は資本面、業務面で連携することで効率化と経営資源の有効活用などで経営を強化したい考えです。6ヶ月以内に、ヒラマツが行う第三者割当増資をオークワが引き受ける形で資本提携し、オークワはヒラマツが発行する株式の3分の1以上、2分の1未満を取得することになり、役員2人を派遣します。業務提携では商品供給や仕入れ、それに商品開発を共同で行うとともに物流センターや情報システムの共有化を目指します。またヒラマツが展開する12店舗のうち一キロ以内にオークワの店舗がある7ヶ所を対象に店舗の再編統合も行っていきます。具体的な内容については両社の社長や幹部が参加してつくる業務提携推進委員会で増資額や業務提携の細部を検討していくことになります。きょう午後4時から和歌山市中島のオークワ本社で会見したオークワの大桑啓嗣(おおくわ・けいじ)社長は「同じ和歌山の2つの企業が無駄な価格競争をするより、手を携えて経営を効率化し大手チェーン店や外資チェーンストアに対抗していきたい」と述べました。また、ヒラマツの平松之幸(ひらまつ・やすゆき)社長は「企業発展につながると思い合意した。競争力を高めるために、生鮮食品を中心に硬質なスーパー業態を開発していきたい。オークワグループの一員として地域の人に歓迎される店づくりを行いたい」と意欲をみせました
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*国民体育大会で和歌山県選手団が最下位脱出 [和歌山放送]
2005/10/27 17:37
去年の国民体育大会で全国最下位という不名誉な結果に終わり今年の大会で汚名返上を誓った和歌山県選手団の総合成績が27日、発表され、和歌山県は43位となり、最下位脱出を果たしました。和歌山県は、去年の国体で男女あわせた総合成績が全国最下位と低迷し、今年の大会では、最下位脱出という大命題を背負っていました。こうした中、岡山県で開かれていた今年の秋の国体では、自転車競技で優勝するなどしたものの、近畿ブロック大会を通過して本大会に出場した競技が少なかったため、秋の大会が46位となり、1月の冬の大会と9月の夏の大会を踏まえた総合成績が43位で、最下位を脱出しました。最下位脱出を目指して競技力の向上をはかってきた県教育委員会は、「最下位を脱出してほっとしているが、国体では、個人競技で入賞しても加算得点が8点しかないのに対し、例えば、ラグビー競技で優勝すれば64点も加算される。今後は、点数の加算が大きい集団競技をいかに強くしていくかが課題になる」と話しています。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*島精機製作所減収減益 9月中間決算 [和歌山放送]
2005/10/28 17:14
和歌山市に本社のある島精機製作所はきょう(28日)減収減益となる平成17年9月中間決算を発表しました。それによりますと連結で売上高は前の年に比べてマイナス15%の209億円、経常利益はマイナス49・1%の31億円となっています。売上高が減少した原因として主力の横編機が中国などからの輸入品に押されたアメリカやヨーロッパで売上げが落ちている一方、中国でも欧米との貿易摩擦を懸念しての輸出自主規制が要因となって設備投資が減少していることをあげています。また、国内でも輸入ニット製品の比率が高いことから新規設備投資の動きが鈍く、前年同期比で32・5%の大幅な減少となっています。利益面では売上高が落ち込んでいることに加え、円安ドル高傾向の相場の影響を受けて為替差損が発生し、経常利益が前年同期比でマイナス49%と大きく落ち込みました。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*お任せ政治はノー! [朝日]
 地方自治体の選挙にマニフェスト(政権公約)を普及させることを目的に立ち上げられた「ローカル・マニフェスト推進ネットワーク和歌山」が、結成記念フォーラム「お任せ政治にさようなら!政策を市民の手で!」を11月13日、和歌山市で開く。前三重県知事の北川正恭氏を招き、木村良樹知事や、12月に予定される紀の川市長選の立候補予定者を交えた討論会も予定している。
(大部智洋)
 
 ローカル・マニフェスト推進ネットワーク和歌山は、全国組織「ローカル・マニフェスト推進ネットワーク」の活動を県内で展開するための拠点として、8月に結成された。

 現在、メンバーは15人で、世話人代表を務める堀内秀雄・和歌山大生涯学習教育研究センター助教授は「マニフェストは民主主義のインフラだが、和歌山では定着しているとは言い難い。特に自治体の首長選挙で普及させたい」と語る。将来的にはマニフェストの評価や政策提言などもしていきたいとする。
 
 フォーラムは13日午後3時から、和歌山市西高松1丁目の和歌山大生涯学習教育研究センターで。北川氏が「ローカル・マニフェストが変える政治・行政」と題して基調講演をする。パネル討論会では「ローカル・マニフェストへの期待」をテーマに、木村知事のほか、紀の川市長選に立候補を表明している中村慎司・貴志川町長や服部一・粉河町長らが議論する。

 参加費500円で、申し込みは11月4日締め切り。定員200人。問い合わせはローカル・マニフェスト推進ネットワーク和歌山事務局(073・424・2223)へ。
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news02.asp?kiji=2825

*紀陽・和歌山銀行の持ち株会社承認 臨時株主総会 [和歌山放送]
2005/10/26 16:34
来年10月に経営統合する予定の紀陽銀行と和歌山銀行できょう(26日)それぞれ臨時株主総会が開かれ、両行の完全親会社となる持ち株会社「紀陽ホールディングス」の設立と株式の移転が正式に認められました。紀陽ホールディングスは資本金300億円で、株式の移転比率は紀陽銀行1に対して和歌山銀行は0・385となっており、来年2月1日に設立されます。これまで公表している経営指標として経営統合後の平成21年3月期の目標としてコア業務純益を230億円以上、自己資本比率を10%以上、不良債権比率は4%台をあげています。また現在、和歌山銀行が受けている120億円の公的資金については、来年2月の持ち株会社設立までに紀陽銀行が整理回収機構から公的資金優先株式を買い取って返済する方針です。紀陽銀行の片山博臣頭取は総会で30店舗の統廃合や統合による相乗効果は30億円にのぼる見通しを説明したということです。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*戦後最低 [読売]
 「出生・死亡・婚姻・離婚・死産」についての実態を把握するため、県が調査し厚生労働省が集計した「人口動態統計」(確定数)で、昨年1年間の出生数と婚姻件数が戦後最低を記録したことなどが25日、わかった。1時間4分28秒の間隔で1人生誕し、49分35秒に1人が死亡。1時間45分1秒に1組が結婚して、3時間37分38秒に1組が離婚したことになり、「自然増加数」(出生数と死亡数の差)も、マイナス2447人と戦後最低となった。

 県内の出生数は8153人で、前年より408人減少して戦後最低に。「第1次ベビーブーム」(1947~49年)の26%にまで減少している。人口1000人当たりの出生率も7・8(前年8・1)と、全国で45番目に低い率となった。「合計特殊出生率」(1人の女性が一生の間に生む子どもの人数)も、1・28と前年の1・32を下回り、全国で36番目だった。

 また、婚姻件数は5005組で、175組減少。婚姻率は4・8(前年4・9)で、いずれも戦後最低となった。平均初婚年齢は男性28・8歳、女性27・2歳と“晩婚化”が加速。離婚件数は2415組で、100組減少した。

 一方、死亡数は10600人と、196人増加。人口1000人当たりの死亡率も10・1と、前年の9・9を上回り、全国で9番目の率だった。死因のトップは悪性新生物(がん)で30・5%を占め、心疾患(16・2%)、脳血管疾患(10・8%)が続き、がんの死亡率は全国で3番目に高かった。
(2005年10月26日  読売新聞)
URL:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm

*南海ダイヤ改正 和市・なんば間の急行大幅減s11月27日から [和歌山放送]
2005/10/24 16:49
南海電鉄は和歌山・難波間の急行列車を現行の4分の1程度まで大幅に減便することを含めた来月27日からのダイヤ改正をこのほど発表しました。それによりますと今回のダイヤ改正では関西国際空港へのアクセスの強化をあげており空港線の運転本数を増加させています。その一方で、和歌山・難波間の急行列車の数を大幅に減らしています。平日のダイヤでは難波から和歌山市までの下り線でこれまでの39本から11本に、和歌山市から難波までの上り線をこれまでの36本から9本に大幅に減便しています。南海電鉄によりますと平成5年の和歌山市駅の一日乗降者数は平均3万2千人で、これに対して去年は平均で1万9千人とおよそ40%減っている状況をふまえて減便することを決めたとしています。南海電鉄では平日の昼間時間帯は一部座席指定車も含めた特急列車に特化し、30分間隔の運行をしていくことで減便をカバーしたいとしています。ところで、このダイヤ改正から泉佐野駅の下り線の高架が完成されることから、和歌山方面から関西空港に行く場合の乗換えが同じホームでできるようなります。また、関空へのアクセスの利便性を高めるために、泉佐野から関西国際空港の特急ラピートの特急料金を大人100円、子ども50円に新たに設定するとしています。
URL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=10

*省エネラベル勉強会 / 和歌山市 [テレビ和歌山]
2005/10/19 18:23 
 冷蔵庫などの家電製品の省エネ性能の違いがわかる省エネラベルの導入をめざした勉強会が今日、和歌山市で開かれました。
 省エネラベル勉強会では京都府地球温暖化防止活動推進センターの事務局長で、京都で省エネラベルの導入に尽力した伊東真吾さんが「省エネラベルのつくり方」をテーマに講演しました。 省エネラベルは、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品の省エネ性能の違いを5段階で示すものです。 京都府をはじめ全国的にも地球温暖化防止活動の一つとして家庭から省エネルギーを推進するためこの省エネラベルを店頭で販売段階で表示する動きが出ています。 和歌山県では「わかやま環境ネットワーク地球温暖化防止活動推進センター」が来年春からの省エネラベルの導入をめざしていて、今日、環境団体の関係者らを対象に省エネラベルについて学ぼうと勉強会を開きました。 講演の中で、伊東事務局長は、「単身の家庭が増えるなど家庭での消費電力が10年前と比べると3割増加している」と家庭での省エネルギーの必要性を訴えました。 さらに、省エネラベルを導入した意義や効果について説明しながら「まず、やってみることが大事」などと話しました。  
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi

*貴志川線の存続を祝う会 [和歌山放送]
2005/10/16 16:59
継続して運行することが決まった貴志川線について、存続に至るまでの経緯を報告し今後の発展について話し合おうという集いがきょう(16日)、貴志川町の「生涯学習センター」で開かれ、およそ600人が参加しました。継続して運行することが決まった貴志川線について、存続に至るまでの経緯を報告し今後の発展について話し合おうという集いがきょう(16日)、貴志川町の「生涯学習センター」で開かれ、およそ600人が参加しました。これは、存続に向けて署名などの活動を行ってきた沿線住民らでつくる「貴志川線の未来をつくる会」が開いたものです。「走れ未来へ、貴志川線」と題された集いには、南海電鉄から事業を引き継ぐことが決まった和歌山電鉄の小嶋光信(こじま・みつのぶ)取締役社長とグループ会社の両備グループのデザイン顧問でJR九州の新幹線800系「つばめ」や岡山電気軌道の路面電車「MOMO」などをデザインした水戸岡鋭治(みとおか・えいじ)さんをゲストに迎え、沿線住民や沿線の学校に通う生徒らが今後の貴志川線の発展などについて話し合いました。この中で小嶋社長は「貴志川線を通じて地方鉄道の再生について一つの実証ができればと思っている。10年間延命するだけでは意味がなく、どうすればその後も残っていけるか沿線住民や行政の方々と一緒に考えていきたい」と述べました。また、小嶋社長は今後の具体的な運用について運賃は現状を維持し、運行本数は増やす方向を示し、新たな取り組みとして和歌山駅に貴志川線専用の出入り口をつくり、記念切手やプリペイドカードの発売なども検討していく方針を示しました。貴志川線の未来をつくる会の濵口 晃夫 ( はまぐち あきお )会長は「これが終わりではなく、スタート。住民、行政、事業者の三者が一体となって鉄道をつくっていこうと」と呼びかけましたURL:http://wbs.co.jp/main/news_line.cgi?p=1&n=5

*家計調査:和歌山市民、日本一牛肉と梅干し好き--都道府県庁所在市で /和歌山
 ◇年間支出金、量ともトップ
 和歌山市民は牛肉好きだが、スパゲティはあまり食べない?--。家計調査から分かった1世帯当たりの食料品などの支出額や購入量について、県統計課が全国の都道府県庁所在市(川崎市、北九州市を含む)で和歌山市がどの順位にあるかをまとめたところ、こんな結果が出た。

 家計調査は総務省が毎年実施し、和歌山市では96世帯が毎日の家計を記入。調査世帯は半年ごとに変わり、地域の実情を反映する統計になっている。同課が、年間の品目別支出額や購入量の02~04年の平均を比較し、和歌山市が全国の都道府県庁所在市で、何位であるかを調べた。

 その結果、牛肉は支出金額(4万3438円)、購入量(1万3374グラム)ともに全国1位。県の特産品である梅干しも両方で1位だった。そのほか、エビ(支出額2位、購入量1位)▽サバ(同2位、同3位)▽しらす干し(同3位、同2位)▽ケチャップ(同3位、同4位)--などの品目で上位となった。

 一方、スパゲティやチーズ、ニンジンは支出額、購入量が全国最下位だった。中でもチーズは、支出額と購入量が全国1位だった横浜市の4361円と3161グラムに対し、和歌山市は1751円と1407グラムで、半分以下となった。支出額が最下位だったのは、納豆、みそ、ケーキ、チョコレート--など。

 また、食事代をみると、飲酒に使う額は最下位(9756円)で、「和歌山ラーメン」として知られる中華そばを食べるのに使う費用も46位(3472円)と低かった。

 県統計課は「それぞれの理由は分からないが、毎年の傾向に大きな変化はない」としている。【青木勝彦】
毎日新聞 2005年10月9日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20051009ddlk30020354000c.html

*環境NPO「紀州えこなびと」:自然エネルギーでパン作り [毎日]
 ◇市民募金で発電装置--和歌山市の共同作業所で
 太陽と風の力でパンを焼こう--。和歌山市園部、はぐるま共同作業所分場「ラ・テール」で、自然エネルギーを利用したパン作りの取り組みが始まった。環境NPO「紀州えこなびと」の呼びかけで、市民の募金による風力・太陽光発電装置が設置され、1日から稼働。発電量が少ないためまだパン作りはできず、初日はトースターに通電して持参のパンを焼いたが、関係者らは「いずれは本物のパンを」と意気込んでいる。

 市民の募金で発電装置を設置する「市民共同発電」は、ドイツなどで広がり、10年ほど前から日本でも始まったが、県内では初めて。パン作りに利用しようという例は珍しいという。

 「紀州えこなびと」は今年4月に発足。共同発電プロジェクトも同時にスタートし、寄付金を募ったところ、約30人から約40万円が寄せられた。和歌山市の補助金も加え、風力400ワット、太陽光75ワットのハイブリッド発電装置をラ・テールに設立した。この1号機は啓発事業に使うほか、ビオトープ(動植物の生息空間)の池の水を浄化する噴水の電源にする。

 パン作りには大がかりな発電装置が必要で、1000万円程度かかるという。「紀州えこなびと」は2号機への募金を募っている。ホームページhttp://www.bee-design.net/econavito/【辻加奈子、写真・松田学】

毎日新聞 2005年10月4日
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20051004ddlk30040569000c.html

*橋本市衛生自治会:収集削減など着実な成果 きょう、ごみゼロ活動報告会 [毎日]
 「ごみゼロ」活動に取り組んでいる橋本市衛生自治会(井田典昭会長)が27日午後1時、市教育文化会館で「ごみゼロ活動報告会&研修会」を開く。ごみ収集を週1回に減らすなど着々と成果を挙げている菖蒲谷区(平田光波区長)など5地区が取り組みを報告するほか、容器包装リサイクル法や今後のごみ行政などについて学ぶ。

 菖蒲谷区は、昨年8月から生ごみ収集のための家庭用小型容器を全戸に配布し、大型容器を地区内に100基以上設置するなど生ごみのたい肥化に取り組んでいる。この結果、ごみの量が半減したため今年7月、それまで週2回だった可燃ごみ収集を1回にした。市が購入費用の半額を補助している生ごみ処理機がそれまでの20台から45台に倍増するなど住民の意識は飛躍的に高まり、成果も上がっているという。

 報告会で、平田区長が取り組みの経過や今後の課題などについて報告する。10月に長崎県である「ごみゼロ全国大会」でも発表する。

 問い合わせは、市生活環境課内の衛生自治会事務局(0736・33・6100)。【上鶴弘志】

毎日新聞 2005年9月27日
TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 地域ニュース
DATE:2005/09/28 13:42
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20050927ddlk30010646000c.html

*憲法九条を守る、九条の会・わかやまを結成  [テレビ和歌山]
和歌山市 2005/09/16 18:56 
 憲法九条を守ろうと大学教授や弁護士らがメンバーとなって今日、「九条の会・わかやま」を結成しました。
 これは今日、近畿大学生物理工学部の室井修教授らが和歌山市で記者会見し、「九条の会わかやま」の発足を発表したものです。 「九条の会・わかやま」は憲法改正の議論が高まる中、去年6月、作家の井上ひさしさんらが結成した「九条の会」の趣旨に賛同し、県内でも賛同の輪を広げようと大学教授や弁護士、作家、それにNPO関係者など24人が賛同者となって結成しました。 運動団体ではなく、会則や役員などを決めておらず、当面は、ホームページを開設したりリーフレットを作成したりして県民に趣旨への賛同を呼びかけるほか、同じように九条を守るという趣旨で結成されている他の団体とも連携を取りながら活動を進めていくということです。
 事務局、和歌山市栄谷930
和歌山大学教育学部柏原研究室073-457-7279 
TITLE:テレビ和歌山 ニュース
DATE:2005/09/17 07:59
URL:http://www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi


*わかやま環境ネットワーク、「県地球温暖化防止活動推進センター」に指定 [ニュース和歌山]
地球温暖化問題とその対策の活動拠点となる「県地球温暖化防止活動推進センター」に9月1日、わかやま環境ネットワーク(重栖隆代表理事)が指定された。センターは各都道府県に順次設置されており、和歌山は39番目。重栖さんは「社会の仕組みや経済構造を変え、持続可能な社会を構築することが温暖化防止につながる。それに向け、地域全体の行動計画であるローカル・アジェンダ策定に向け活動する」と意気込んでいる。

  地球温暖化防止活動推進センターは1999年に施行された「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、各都道府県が設置を進めている。当初は財団法人や社団法人が指定されたが、2002年の法改正でNPO法人も対象となってからはNPOが指定を受けるケースが増えている。

  わかやま環境ネットワークは1998年、和歌山環境ネットワークとして発足。環境保全型農業に取り組む農家と消費者を結びつける活動や、市民への普及啓発、有機栽培の実践、販売に取り組んできた。
 2003年秋に第1回環境フォーラムを、今年(2005年)1月に県内全域から143団体と4000人の参加を得て第2回を開催。市民に環境問題について啓発すると共に、環境関連団体や行政、企業のネットワーク強化を進めた。

  センターの業務は、地球温暖化防止に関する「啓発」、県民や企業、事業者に対する「相談・助言」、温暖化防止活動推進員の「育成・研修」、民間団体が行う活動への「支援」など。
 環境ネットはこれまでもフォーラムや講座を通して啓発活動は行ってきた。センターの指定を受けたことで、推進員の育成、スキルアップが新たに加わるほか、国や県、全国センターと協議のうえ、各種事業を進めていくことになる。

  一方、独自の取り組みとしては、まず、「省エネラベル」導入を考えている。これはエアコンなどの省エネ達成率と販売価格、10年間の電気代などを記載したラベルで、「本体は高いが省エネ。安いが電気代がかさむ」といったことが一目で分かるのが特徴。「普通の人が普通に生活しているだけで環境に良い社会をつくる第一歩に」と考えている。

  また、今年度中に紀北と紀南で環境フォーラムを開き、各地域で環境に関する組織作りの一歩とする。さらに、それをベースに具体的な地域行動指針となるローカル・アジェンダ策定へとつなげたい意向だ。

  このほか、現在の火力発電から、将来的にバイオマスや風力・太陽光発電など自然エネルギーへの転換を見越し、市民ファンドによる市民風車を設置することも視野に入れる。
 重栖さんは「省エネだけで地球温暖化は防げない。環境問題解決には、社会の仕組み、経済構造の転換が必要」ときっぱり。「エネルギーと食糧を自給できる地域社会をつくることが温暖化防止につながる」とし、「和歌山にはその可能性がある。環境取り組み先進県にしたい」と願いを込めている。 
◇  ◇

 「きんき環境館タウンミーティング2005in和歌山~紀州和歌山から作ろう脱温暖化社会」が9月10日(土)午後2時から、和歌山市紀三井寺の地域地場産業振興センターで開かれる。地球環境と大気汚染を考える全国市民会議専務理事の早川光俊さんが「地球温暖化の現状と対策」を、「ひょうご環境創造協会環境創造部長の菊井順一さんが「脱温暖化社会作りへの課題」を話す。
 無料。問い合わせは環境ネット(073・421・6545)。
TITLE:ニュース和歌山-2005年9月7日1面
DATE:2005/09/08 14:38
URL:http://www.nwn.jp/itimen/itimen.html


*シネマプラザ築映が閉館 [朝日]
閉館するシネマプラザ築映。67年の歴史に幕を下ろす=和歌山市元寺町1丁目で 
 和歌山市のぶらくり丁で67年間にわたって親しまれてきた「シネマプラザ築映」が今月末に閉館する。支配人の山本哲也さん(49)は「閉館は残念だが、今後は出張上映を通じて和歌山の地域文化に貢献していきたい」と話している。
(渡辺秀行) 
 
 築映は1938年、ニュース映画を上映する「文化ニュース館」として始まった。戦災で焼失したが、46年に「築地映画劇場」として再建。山本さんが入社した79年、1スクリーンから3スクリーンの複合映画施設「シネマプラザ築映」としてリニューアルし、多くの観客でにぎわった。

 山本さんはSABUや夏山千景など、県出身の監督や俳優の作品を積極的に取り上げてきた。昨年にはロケ地が高野山の映画「娘道成寺~蛇炎の恋」を上映した。また、映画館のない地域に映写機をもって出張し、小学校や公民館などで上映会を開くなど、地域と密着した活動を続けてきた。
 
 しかし昨年12月、和歌山市郊外に、10スクリーンと大型駐車場を完備したシネマコンプレックスがオープン。売り上げが3分の1までに落ち込んだ。
 
 今後は出張上映に専念し、引き続き活動を続けていくという。「待っているだけじゃなく、こちらから出向いていく。それも私たちの大きな仕事の一つです」と山本さんは話す。

 上映最終日の31日には、午後8時45分から「さよなら!シネマプラザ築映 ファンの集い」と題したお別れ会が開かれる。ファンや落語家の桂枝曾丸さんが、築映に通った思い出などについて語り合う。問い合わせは杉谷さん(073・421・3655)。 
TITLE:asahi.com : マイタウン和歌山 - 朝日新聞地域情報
DATE:2005/08/29 15:40
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news01.asp?kiji=2727


*忘れない あの記憶■語る 和歌山で戦争体験者 [朝日][毎日]
 和歌山市のJR和歌山駅西口地下のわかちか広場では、市民団体「平和と憲法を守りたい市民の声」が、「戦後60年 8・15メモリー 風化させてはいけない」をテーマに「戦争体験者の語らい」を開いた。
 
 戦争体験を話したのは「和歌山の平和を希(ねが)う会」事務局長の斎木早苗さん(84)、市戦災遺族会理事長の八木良三さん(77)、「戦争出前噺(でまえばやし)語り部」の本多立太郎さん(91)の3人。
 
 終戦当時、国民学校(小学校)の教諭だった斎木さんは、60年前の8月15日、校長室で他の教諭たちと「玉音放送」を聞いた。「普段はいかめしい校長がラジオを聞きながらうずくまっているのを今でも鮮明に覚えている」と話した。
 
 北千島の占守(シュム・シュ)島で終戦を迎えた本多さんは「何が問題かを自分の頭で考え、答えを探そうとする姿勢が必要だ。この60年間で、一億総無責任になってしまった」と話した。
 
 戦時中、配給物資を運んでいた八木さんは「悪いことを悪いと教えてこなかった戦後教育は変えなければならない」と訴えた。
 
 最前列で聞いていた同市の高尾八千代さん(73)は「同じ戦争でも、人や地域によって経験が違う。どれも忘れ去られてはいけない記憶です。孫たちにも伝えていかないと」と話した。
 
 会場では、原爆パネル展や映画上映会などもあった。 
 
(8/16)  
TITLE:asahi.com : マイタウン和歌山 - 朝日新聞地域情報
DATE:2005/08/16 10:55
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news01.asp?kiji=2707

終戦記念日:平和祈念、県内でもさまざまな催し /和歌山
 60回目の終戦記念日の15日、県内でも戦没者の霊を慰め、平和を祈念するさまざまな催しが開かれた。

 ◇「痛み伴う60年」--戦争体験者、集会で語る

 JR和歌山駅西口地下広場では和歌山市の市民グループ「平和と憲法を守りたい市民の声」が「戦後60年 8・15メモリー~風化させてはいけない」と題した集会を開催。県内在住の3人の戦争体験者が、当時の状況や戦後60年の感想を語り、約30人の参加者が熱心に聴き入った。

 「和歌山の平和を希(ねが)う会」事務局長の斎木早苗さん(84)は「当時、男性は戦場に送られ、女性も挺(てい)身隊に参加させられた。平和に暮らせることの意味を考えてほしい」と話した。

 和歌山市戦災遺族会理事長で、1945年7月9日の和歌山大空襲の体験者でもある八木良三さん(77)は「私の身内や知人が大勢、苦しみながら亡くなった。常に記憶がよみがえり、痛みを伴う60年だった」と振り返った。

 「戦争語り部」として全国各地を講演して回っている本多立太郎さん(91)は「当時は意見があっても声を上げられない時代だった。同じ道を歩んではいけない」と話した。

 会場には広島と長崎の原爆被害を写真で説明したパネル64点が展示され、乗降客らが立ち止まって見入っていた。【栗原伸夫】

TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 地域ニュース
DATE:2005/08/17 11:42
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20050816ddlk30040326000c.html

*映画:イラク戦争下の市民描く 「リトルバーズ」、和歌山で20日上映 [毎日]
 ◇ジャーナリストが見た笑顔と苦悩--綿井健陽監督の講演も

 イラク戦争下の市民の苦悩を描いたドキュメンタリー映画「Little Birds(リトルバーズ)-イラク 戦火の家族たち」が20日午後1時、和歌山市小松原通1の県民文化会館で上映される。ビデオジャーナリストの綿井健陽さんが、開戦前の03年3月からバグダッド入りし、約1年半かけて取材。120時間余りの記録映像を102分に編集した。ナレーションや音楽のない映像が、戦争の「意味」を問いかける。

 作品は、子ども3人を空爆で亡くした男性、クラスター爆弾の破片で右目をけがした女の子など、悲惨な被害とともに、子どもの笑顔や家族の会話といった「普通の暮らし」が描かれる。銃を持つ米兵にもカメラを向け、戸惑いの表情をとらえる。

 戦後60年の今夏、各地で公開され、自主上映も絶えない。和歌山での上映は、NGOでネパールの子どもを支援している嶋村真美さんが実現させた。「綿井さんがレンズ越しにイラク人から『ヒロシマ、ナガサキを経験したのに、なぜ米国を支持するのか』と詰め寄られるシーンは、自分に言われているような気がした」と話す。

 上映後、綿井監督が講演する。前売り1800円、当日2300円(前売り完売の場合、販売しない)。問い合わせは主催の「小さな鳥たちの声を聞く会」(090・5660・1854)。【辻加奈子】

毎日新聞 2005年8月4日
TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 地域ニュース
DATE:2005/08/05 10:10
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20050804ddlk30040490000c.html


*路線価、13年連続で下落  [朝日] 
 県内7税務署が1日、05年分の路線価を発表した。県内4294地点の標準宅地の評価基準額の平均額は1平方メートル当たり5万6千円で前年比4千円下がり、13年連続の下落となった。また、7税務署すべてで管轄内の最高路線価が下落した。
 
 路線価は相続税や贈与税の課税対象となる土地などの評価額の算定基準となる。売買の実例価格や不動産鑑定士による鑑定評価額などをもとに地価公示価格の8割程度に設定される。
 
 県内の最高路線価は和歌山市友田町5丁目(JR和歌山駅前)で、1平方メートル当たり43万円。前年比6.5%下がった。また、各税務署の最高路線価のうち、最も下落率が大きかったのは田辺市湊(JR紀伊田辺駅前)で、同19万円。同13.6%の下落だった。

 路線価図は各税務署で閲覧できるほか、国税庁のホームページでも見られる。和歌山、田辺をのぞく各税務署管内の最高路線価は次の通り。
 
 【海南】海南市名高(中央通)=13万5千円(前年比10.0%減)
 【御坊】御坊市薗(国道42号)=10万円(同4.8%減)
 【新宮】新宮市新宮谷王子(市道丹鶴町中央通線)=14万円(同9.7%減)
 【粉河】橋本市東家6丁目(国道24号)=12万円(同11.1%減)
 【湯浅】有田市箕島(JR箕島駅前)10万5千円(同8.7%減)
 



*和歌山大空襲から60年  [朝日]
 1945年7月9日の和歌山大空襲から、ちょうど60年にあたる9日、和歌山市内の各地で追悼法要や大空襲を語り継ぐイベントがあった。晴天だった60年前とは違って降りしきる雨の中、人々は1100人を超した大空襲の犠牲者に深い祈りをささげた。 

「平和と自由守る」 

 9・30 小人町の市あいあいセンター福祉交流館に、和歌山大空襲親子戦跡めぐり(県平和委員会など主催)の参加者約20人が集合した。

 空襲体験者らの説明を受けた後、戦死者の慰霊のために建てられた同市福町の中橋地蔵尊や、空襲で多くの遺体が運ばれた同市中之島の安楽寺などを訪ね歩いた。

 妹と参加した谷野翔汰君(10)は「なんで戦争が起きたんやと思った。また起こったらいやだな」と話した。 

 10・00 伝法橋南ノ丁の市民会館小ホールで、市と市社会福祉協議会主催による戦後60年市戦没者・戦災死者合同追悼式が開かれ、約750人が出席した。

 大橋建一市長は「平和で豊かな今の社会は、多くの方々の犠牲の上に成り立っていることをかみしめ、風化させないように努めたい」と式辞。市遺族連合会長の福本芳一さん(90)が「我が国がいくつかの国難から立ち上がり、築いてきた平和と自由を守りたい」とあいさつした。

 会場には、戦争で亡くなった人たちをしのんで軍服姿で参列する人もいた。最後に出席者が1人ずつ祭壇に白いキクの花をささげた。 

「9条 アジアへの謝罪」 

 13・00 鷺ノ森の本願寺鷺森別院で「平和を希(ねが)う念仏者の集い」があり、浄土真宗の門信徒ら約400人が参加した。会場では、広島県出身の僧侶で映像作家の青原さとしさんが制作したドキュメンタリー映画「土徳―焼跡地に生かされて」が上映され、青原さんの講演もあった。

 13・30 西汀丁の汀(みぎわ)公園で、戦災死者らの霊を供養する05年度和歌山戦災死者追悼法要があり、遺族ら約200人が出席した。同空襲では、同公園周辺でも多くの死者を出したという。

 主催者を代表して同市戦災遺族会の八木良三理事長(77)が「戦後、日本は、憲法9条のもと平和を保ってきた。これは、アジアに対する謝罪の意味でもあった。戦争という悲惨な行為を再び引き起こしてはならないことを改めて確認したい」などと述べた。

 続いて、市立伏虎中学校の1年生4人が、自分たちで折った千羽鶴を八木理事長に手渡した。同校は毎年この日に備えて、平和学習の中で和歌山大空襲のことを学んでいる。南川有希さん(12)は「法要に出席することで改めて命の尊さを感じた」と話していた。 

講演や朗読で受け継ぐ 

 13・30 湊本町3丁目の市立博物館で講演会「和歌山大空襲とその時代」があった。同博物館の武内善信学芸員(51)が出席者約50人を前に、和歌山大空襲による被害状況や、戦時下での和歌山の産業構造の変化などについて約1時間半話した。

 14・00 福町の中橋地蔵尊で、追悼法要があった。高野山の金剛講正寿院支部のメンバー13人が出席。戦災死者を供養するため、35年前に建立された同地蔵尊の前で約1時間、ご詠歌を唱えた。

 支部長を務める高瀬春子さん(62)は「長野県に疎開していて空襲のことは知らないが、この辺りでたくさんの人が犠牲になったことは知っている。参加者がいる限り、法要は続けたい」と話していた。 

 15・00 七番丁のダイワロイネットホテル和歌山で、県立桐蔭高校の8期生約70人が同期会を開催。国民学校2年生だった1945年当時の戦争体験を語った冊子「八歳の戦争体験―太平洋戦争最後の語り部」が出版されたのを受け、この日の参加者に配布した。冊子は500部印刷し、市内の小中学校、高校に贈られるという。 

 19・00 市民会館小ホールで、7・9和歌山大空襲60周年文化のつどい「この空のどこからか」があった。

 県内の合唱5グループが「さとうきび畑」や「HEIWAの鐘」などを歌った。また合唱の合間には、演劇集団和歌山のメンバーによる空襲体験の朗読があった。

 空襲の体験を語り継ごうと結成された市民団体「7・9を成功させる会」(神崎務会長)が主催したもので、会場には約450人が訪れた。
TITLE:asahi.com : マイタウン和歌山 - 朝日新聞地域情報
DATE:2005/07/13 10:42
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news01.asp?kiji=2654

*市民ら20人集い平和の祈り開く [朝日]
 1945年7月9日の和歌山大空襲から60年を迎えるのを前に、和歌山市雑賀町の「天啓の宙(そら)」像前で3日、「平和の祈り」が開かれた。
 
 市民団体「和歌山の平和を希(ねが)う会」などが主催し、市民ら約20人が集まった。空襲で多くの人が亡くなった市中心部の堀詰橋のたもとにある像は、94年に市民の寄付金で建立された。
 
 この日は雨の中、希う会事務局長の斎木早苗さん(83)が60年前に着ていたというもんぺ姿で、空襲体験や平和へのメッセージを読み上げた。同じく空襲体験をした東山行男さん(71)は「こうした集いが平和な次代のためにきっと役立つ」と述べた。
  
 平和を願う歌の合唱や笛の演奏のほか、全員で黙祷(もくとう)した後、天啓の宙の像に平和への願いを込めて折り鶴をささげた。
 
 子ども2人と約150羽の折り鶴を持参した小倉裕子さん(36)は「子どもたちにも平和や命の大切さを語り継いでいきたい」と話した。  

TITLE:asahi.com : マイタウン和歌山 - 朝日新聞地域情報
DATE:2005/07/06 11:27
URL:http://mytown.asahi.com/wakayama/news01.asp?kiji=2640

追憶・戦後60年目の夏に:

*戦争染み込んでいる 山本さん、和歌山で資料展 /和歌山  [毎日]
 戦後60年を迎える今夏、和歌山市堀止西1のきのくに信用金庫堀止支店で、「戦争の資料展」が開かれている。戦時色の強い雑誌や新聞記事の切り抜きなど、同市東高松1の山本潔さん(77)が長年、収集した資料100点以上が並ぶ。

 古物を収集するのが趣味だった山本さんが戦争関係資料を集めるようになったのは「紙の資料はどんどん消えていく。きちんと保存して次世代に伝えなければ」と思ったから。コレクションを各地の戦争展に提供し、自らの戦争体験についての講演も多い。戦後30年、40年、50年の節目にも資料展を開催してきた。

 今回の資料展は5月から始め、当初は「軍事教育・徴兵制の始まり」をテーマに、日清・日露戦争の資料を中心に展示した。現在は展示を入れ替え、「悲惨な戦時生活のすべて」と題して、配給切符や国民学校の教科書、出征する兵士のために作った千人針など、太平洋戦争の資料を展示している。興味深げに見入っていた同市塩屋1の久米正子さん(40)は「戦争の悲惨さが伝わってくる。二度と起きないことを願い、私もしっかり勉強したい」と話した。

 山本さんは戦時中、B29の機銃掃射を2度受け、命からがら逃げ切った経験がある。「これらの資料の隅々にまで戦争が染み込んでいる。これからを担う若い人にもっと見てもらい、平和について考えてほしい」と話す。

 7月下旬に再び展示替えし、「空襲・終戦前後の断末魔」をテーマに展示する。資料展は8月下旬までの予定。問い合わせは山本さん(073・424・7724)。【岸川弘明】

毎日新聞 2005年6月25日 
TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 都道府県ニュース
DATE:2005/06/25 10:01
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20050625ddlk30040543000c.html
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