「よおおおおおし、ついに完成したぞー!」

「何すか、何すかリーダー。 また未来ガジェット(笑)っすか」

「お前サイゼリヤでプロシュートハム縛り一ヶ月ー。破ったらおめーがプロシュートだからなー。 あのなーあのなー」

「ぐぬぬ……で、なんですか、このでかいの」




「シュタインズ・ゲートだ!」



* *



「…リーダー、そりゃまずいっすよ。 版権が…」

「いいんだよー。どうせばれねーから。 とにかくほら、起動するからお前もついてこい。 後適当に誰か引っ張るかー」

「俺は決定なんすね、あ、別にわかってましたけど。ええ。 ところで、結局これは何なんすか?」


「オルクス能力とバロール能力の相互作用に注目した事象干渉型の移動そーちだな。 えーと、ほらあれがあれで」

「オルクス能力の領域定義を無理やりに解釈して、バロール能力の時間逆行効果でif定義の別の世界に移動する、と」

「そーそーそーそー。お前わかってんなあ。ちなみにタイムパラドールがこわいから過去の世界にはもどらないしもどれない」

「そりゃスペインのホテルチェーンっすよ」

「……とにかくだ。 これで別世界にいってみようとおもう。うまくいくかはしらん」

「そもそも別世界なんてあるんすかねえ」

「わからーん。 まあどうせほら」


「鈴木のアホがやらかしたお陰で私達ももう目を付けられてるっぽいしな!」

「……逃げるっつうことですねー!」

「まあそうだな!」

「不安定な時間移動装置で!」

「わたしがつくったんだ。安心しろ。あっはっは」

「やだー!」

「リエゾンロードとかくるらしいぞ。鈴木がつよかったから」

「お供しますリーダー!」

「愛いやつだ!  よし、ついでに何があるかわからん。適当に声かけてこい。 ハメれそーなやつな!」

「え、俺っすかぁ?」

「うん」

「………もーリーダーはすぐ……ぶつぶつ」



「さーてーと。わたしは最終調整とでもー…  ふむふむ、そうだな。別の世界のことはなんと名付けよう」

「!  ステージ!  ステージがいいな!」



「この買ってきた平行世界の資料によると、世界はいくつも連なっているらしい」

「行く世界行く世界支配して、第一ステージ、第二ステージってなかんじでクリアしていけば?」

「ハッピーエンド、つまり私の勝ちだな!」


「わっはっはっはっは!」


「あーのどかわいたおなかすいた。UGNでもからかってくるか」




――ザ、   ッザ  、ザザザ   ピッ――


ディスプレイに写された文字は一つ。


Academia.

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最終更新:2011年07月22日 22:37