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エンゾ本を読むときの注意 - (2010/08/30 (月) 23:33:57) の編集履歴(バックアップ)


1、
エンゾの挙げる問題点で
具体的内容や根拠が書かれていないものは疑ってみる。
※スペシャライズドの穴あきサドル、シマノのSTIレバーの問題など。詳しくはメーカー編を参照。
 「欠陥品」「愚行」だと批判しておきながら理由は書かない、データは出さない。これこそエンゾ式轢逃げ論法である。

2、
エンゾの出すデータは疑ってみる。

※エンゾは基本的に自分に都合のよいデータしか出しません。
※パスタのタンパク質についての記述など。詳しくは栄養学編を参照。

3、
客観性の無い話は疑ってみる。

※「ジャイアントやトレックの自転車に乗っている人間は皆格好悪い」などというのは個人的な感想でしかありません。

4、
プロと同じだから正しいという理論に対しては、
それが一般人にも適用できるのか疑ってみる。
また、どの程度までリサーチしたのか疑ってみる。

※コラムスペーサーの件など。詳しくはセッティング編を参照。

5、
一貫性の無い文章については相手にしない

※カンパニョーロのパーツは全てのグレードで使用感が同じ
 ↓
 カンパニョーロのレコードを1セットも売ったことが無い、など。

6、
明らかにおかしい文章はないか、文章に捏造が無いか疑ってみる

※仮組み状態で乗っていてホイールのフレに気がつかない、玉をサドルの横に落として乗っていた等。
 このような嘘を平気で書く人の本は信用できません。

7、エンゾ理論で根拠の無いものは疑ってみる。

※0.893が体幹の筋肉を使うのに最も適したサドル係数であるなど。


●エンゾ本の傾向と対策●


フィットネスミシュラン 茅ヶ崎的カラダ変身プロジェクト(2005/9)

※エンゾ初の単行本。
 インストラクター時代のチラシが元になっており、自転車の話題はおまけ程度にしか出てこない。
※キャラ設定がまだ煮詰まっていないのか、非常にくだけた文体で読みやすい半面、
 ウザかったり、キモかったりと読み手を選ぶ。
※「酒を飲んでもツマミを食わなければ太らない」
 「アルコールそのもののカロリーよりアルコールを分解するためのエネルギーの方が大きい」
 などというアル中の詭弁としか思えない話が書いてあったり
 目立たないながらも立派なトンデモ本である。


ロードバイクバイブル(2006/4)

※一応初心者向け、ということになっている本だが
 自称完璧主義者のエンゾが手抜きしたせいでトレックの自転車を薦める記事があったり、
 (エンゾは個人的にトレックを嫌っているが、本来トレックは大変優秀なメーカー。)
 ありえないブレーキングテクニックが書いてあったり、
 ハンガーノックになっても缶コーヒーを飲めば済むとか書いてあったりで
 初心者が手にするには非常に危険な内容。
 安いからといって手を出してはいけない。

ロードバイクセッティングバイブル(2007/1)


ロードバイクに乗るときに読む本(2007/4)

※ロードバイクバイブル+セッティングバイブルの内容の焼き直し。
 なので、上の二冊を持っているならば買う必要もないし、逆もまた然りである。

ラクダのコブのある自転車乗りになりたい(2007/6)

※エンゾ自伝。
 自転車乗りの役に立つような話は殆ど書いてないので
 エンゾファンとエンゾがどうしてこんな人間になったか興味がある人間以外は読む価値なし。
※エンゾがカリスマになった経緯が全く書かれておらず、
 のちの経歴に必ず書かれている「自転車界のカリスマ」という言葉に説得力を失わせることに成功しています。
 エリア88をノーミスでクリアする余裕があったことはハッキリと書かれているんだけどね・・・。
※これを買うよりランスの自伝「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」を読もう。
 嵐が吹き荒れようが体が凍りつくくらい寒かろうが走り出したくなるから。
※表紙はランスの自伝のパロディ・・・・というかパクリ。
 ランスの癌との闘いと自分のリトルバンガード時代の苦労を重ね合わせたのが見て取れるが、
 基本的に自己讃美ばかりの薄っぺらな内容のため天と地ほどの差が生じている。
※同情を誘うような文章で潰れかけの会社に入社して騙され借金を作ったと書いてあるが
 エンゾは耐震偽装の被害者に微塵も同情を感じないそうなので、
 こちらもエンゾに対して同情せず生暖かい目で眺めるのが筋というものである。
※本書と「まちがいだらけ~」にはランスの自伝から影響を受けたと思われる箇所がいくつもあります。
 真面目に探すと馬鹿みたいなので、暇潰し程度に探してみてください。

エンゾ・早川の体型大全(2007/11)

※イラストレーターを自称するには恥ずかしいレベルのエンゾの絵が拝める。
 ついでに大事なところを葉っぱで隠したエンゾの全裸絵もある。
 最後まで何が言いたいかよくわからない本だが、
 要するに「天才であるところの俺様の提唱する姿勢をしなさい」ということらしい。
※一冊丸々使って「オレって格好いい!」と言いたいだけともとれる。
 エンゾが他人を使って自分を肯定している文章が殆ど。
※エンゾの提唱する姿勢というのは「3D猫背+つま先立ち」である。
 普通の猫背と身体機能上でどういった違いが出るのか全く説明がないし、
 傍目に見ると物凄く格好悪いが天才(根拠なし)の言うことなので多分正しいのだろう。
 ・・・一流どころの自転車選手はみんな背中真っ直ぐだけどね。
 彼らが自転車に乗っているときに猫背に見えるのは背筋が発達しているから。
※毛沢東とチャーチルが「3D猫背」の代表であるらしいが、
 「デキる奴の体型」と謳っている割には余りにも少ない実例である。
 どう考えても歴史上の偉人は背筋真っ直ぐな人が多いよね・・・・。

まちがいだらけの自転車えらび(2008/6)

※エンゾのエッセンスがすべて凝縮された一冊。
 メーカーへの恨み、薄弱な根拠で自分は天才だと言い切る妄想、手抜き宣言、
 何も知らない初心者や自分が馬鹿だと思う自転車乗りに対する蔑み、インテリへの嫉妬・・・・等々
 自転車本なのに読んだら自転車に乗りたくなくなるという稀有な著作。

 尚、「幸福な自転車のりになるための正しいロードバイクの買いかた」というサブタイトルがついているにも拘らず
 自転車選びの参考になるような記述は殆どないし、
 幸福な自転車乗りとは何なのかもボカされるばかりではっきりしない。
※断片的な情報をつなぎ合わせていくと
 店主の言いなりになってカンパニョーロ+手組みホイールで組んだクロモリロードを買うのが一番良い、らしい。
 ユーザーの意思を無視した押し付けがましい幸せがそこにはある。

ジロ・ディ・箱根(2009/5)

小説家エンゾ早川、としての処女長編小説・・・であるが、
内容は「らくだのこぶ~」とたいして変わらない自伝的小説である。
違いといえば、『神様』や『犬神』、『自転車』がエンゾに語りかけてくる妄想が盛り込まれていることくらい。
エンゾの視点で描かれており、普段の主張と大差ないので、作中のエンゾの思考はほぼ作者エンゾと
同一とみていい。
登場人物の背景も、そのまま使っていると思われる。
BICYCLECLUBで『好評連載されていた』ものを大幅加筆修正したので、バックナンバーを揃えている
図書館が近くにある暇な人は違いを確かめにいくのもいいかもしれない。
(連載ページのコラムやプロフィールがイタい意味で面白い)

アマゾンの書評からの引用。
ロードバイクは身体を保護するものがヘルメット程度しかなく、
また車と同じ道路で共に走ることを考えれば、生命を失いかねない事故に合う可能性は車等と比べ物になりません。
現在は車を運転する方の安全意識により、何とか自転車の車道走行が可能となっている状態です
(路上駐車は本当に勘弁して欲しいですが)。
にも関らず、このエンゾ早川氏は自転車の安全を無視し、犯罪的公道レースを主催し、
さらにこの危険な行為を実行し自己賛美するという非常識なことをやってのけています。
ロードレースを少しでも知っている人なら公道でレースをするなど全く考えもつかない。
競技中だと保険も降りませんしね。

また本人は『必ず信号は守る』と言ってはいますが、それ以外は安全無視・犯罪行為のオンパレードです。
具体例を挙げると以下の通り。
  • まず表紙からいきなり、公道のど真ん中を自転車が2台併走している。
  • 下りでタイムを縮めようとするなど一番危険な行為。箱根の下りで攻めたらスピード違反は必至。
 実際、下りで落車した女がいる。
  • ハンガーノックという意識が朦朧とし、場合によっては気を失いかねない状況で走行を続けようとするオジサン。
 泥酔で運転するのと同じ。
  • 車を破壊する外人とそれを賛美するエンゾ氏。暴走族の集会?

このような人間を“カリスマ”と言って紙面に載せる『バイシクルクラブ』や森幸春氏の社会的常識を疑ってしまいます。


エンゾ早川のロードバイクドリル(2009/9)

※百読は一見にしかずの画像による説明が大半を占めるロードバイク初心者向けムック。
 エンゾ画像てんこもりの、エンゾファンにはたまらない本。
 普通、購読者層を考えれば、無精ひげのおっさんより、若い女性モデルの方が
 売上はいいのだろうが、売上至上主義と戦うエンゾには関係のないことである。
 森師匠もショートコントの頁に出演している。
 あとがきでは、自称弟子の森本が、伊豆をガイドしたり、暑い中レフ板持ったり、冷たい飲み物を用意したり
 という裏話が披露され、弟子冥利につきることだろう。(しっかり『ロッジョーネ』の名前は出ている。) 

エンゾ早川のロードバイク解體新書(2010/1)

※エンゾファン待望のエンゾのヌード本。(修正済みで18禁ではないので安心してほしい。)
 裸でハイヒールを履いた猫背のエンゾ等のアレな写真が拝める。
※内容は・・・・・
 これを買うくらいなら他の作者のロードバイク本を買おう。
 なんの実績もないおっさんのたるんだ裸を眺めるのは拷問である。
※なお医学・スポーツ工学的な専門家による監修も受けていないので、その内容の信憑性には疑問がある。
※またしても表紙はランスの有名な写真のパクリ。
 見ているとランスに対してなんだか申し訳ない気分になってくること請け合いである。
 しかも、わざと小さいフレームを使って無理矢理前傾しやすい自転車を組んでいるためフォームが変。
 これだとスプリント時に苦しいし、上ハンドルを持ったときの姿勢がおかしなことになる。
 下に画像をアップロードしておいたので比べて欲しい。
※表紙のエンゾはやたらクッキリした日焼け跡があり、恐らく日焼けサロン通いをしたものと思われる。
 自転車に乗っていると姿勢がある程度固定されてしまうため
 腕や太腿の下側になる部分はそれほど焼けないからである。
※尚、この本は「と学会」の2010年度日本トンデモ本大賞候補にエントリーされた。
 これでエンゾ大先生も立派なトンデモ本作家である。


ロードバイクバイブル改訂版(2010/8)

※ロードバイクバイブルの記事修正版。
 前作の修正部分はさほどなく、自分で行うホイール組み、トレーニングに関する記述が増えた程度。
 また改訂版といえば、内容が時代に即したものに改められているものですが
 この場合はより毒電波が濃くなっています。
 なかでもコラムの中で、
 ・靴は『馬鹿でも速く歩くことができる魔法の履物』
 ・靴を履いている優越感で失敗した明治維新と、そのA級戦犯、坂本龍馬。
 ・アメリカの最新情報とは、私が15年前に提唱したものが多い。
 ・人間として成長するのにパソコンやインターネットが何の役にも立たないのは、すでに証明されている。
 ・1日3食、1日30品目はなんの根拠もなく、既得権益を保護するために利用されている。
 ・1日3食すると、あらゆる病気にかかりやすくなる。 
 ・人間もある種の野生動物である。
 ・自分の提唱するフォームこそが万人向けの基本のフォームと謳い、
  他人の指導フォームを理にかなっているといいながら、アバンギャルドなテクニックと貶す。
 そしてこれらすべての主張には、客観的根拠はまったく示されていない。
 巻末にはエンゾの小説が載っている。
 でも完璧主義者というわりに、一人称が混在しているような適当な出来である。



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