第2091話~第2100話


ツイッター(FINAL FANTASY S)より


第2091話

(2018年7月1日投稿、2018年10月6日掲載)

コチコチ・・・時計の針は進みまもなく22時になろうとしていた・・・
「おっともうこんな時間ですね・・・冴内さん、もうあがってください」
「しかしまだ書類が」
「あとは私に任せてください・・すぐ終わりますので・・明日に差し支えます・・通勤も大変でしょうから今日はこの辺で」
「はい・・部長ありがとうございます・・あとはよろしくお願いいたします・・」
冴内は会社を出た・・駅に向かう公園で22時の時計の音がした
「はぁ・・またやらかしてしまった・・・今日も疲れたな・・・」
22時16分発、死神町行の列車が到着し、冴内はそれに乗った電車はだいぶすいていた・・・学生だろうか向かいのシートで騒がしい
「ねーねーダイモンのアニキーやつらの誘いに本当に乗るんですか?」
「ああ・・俺の力・・どこまで通用するか試してみたいんだ・・」
「すごいノネ!アニキなら絶対優勝間違いないノネ!」
冴内はうつむいた・・
「若いな・・・わたしもあのぐらいの年のころは・・いや・・昔からいいことはなかったか・・」
等と思いをはせながら電車に乗って・・1時間半ほどしたころ・・・
「郊外ヶ丘ー郊外ヶ丘ーー降りる際は足元にご注意ください・・次は終点死神ヶ丘です」
「おっとついたか・・」
郊外ヶ丘駅を出て家に向かう・・・すでに0時近くになっており人気はない・・プレイヤーはここから冴内を操ろう
「母ちゃんも子供たちももう寝ているだろう・・何か食べ物を買って帰らなければ・・・」
まずはコンビニを探そう・・見慣れた町のはずだがプレイヤーは初めてなので迷うかも・・まだメニューは開けない・・すると
「おうおう・・おっさん金もってねーか?」
ヤンキーに絡まれた・・・!
「俺たちダイモンのやろーにこんなとこにおいやられてイライラしってっだよ!金かしてくんねーか?」
ヤンキーと冴内とのバトル!

ふと気づくとヤンキーが襲ってきた!コマンドは・・・
「謝る・・しかないか・・」
そう、逃げるをやっても「逃げられない!」になり、アイテムも何も持っておらず、たたかうのかわりに「あやまる」、があるだけなのでそれを選ぼうすると
「申し訳ない・・・お金は・・ないんだ・・・」
15ダメージ!
「くっ・・・ってそういうわけにいくかオラッ!」
「ぐあっ」
冴内は30ぐらいダメージを受けた・・・HPは70程度しかないぞ・・それでも謝るしかない・・二度目のあやまり
「申し訳ない・・私がふがいないせいで・・・君につらい思いをさせてしまい・・申し訳ない・・・」
18ダメージ!すると・・・
「ば・・バッキャローもういい!相手にしてられっかよ!こっちまで辛くなっちまうぜ!」
ヤンキーは去っていった!冴内の勝利!HPが5あがった
「ふう助かった・・・私にはあやまるしか・・できないのか・・」
冴内の能力・・・それはあやまり・・・!

第2092話

(2018年7月1日投稿、2018年10月7日掲載)

冴内の戦闘とは・・・
「私は・・・ずっと謝る事しかしてこなかった・・・あやまりこそ人生そのもの・・・」
ジョブはサラリーマンだが、サラリーマンは人によってつくアビリティが全然違うので注意
「私は・・・いろいろなあやまりかたがあるようだ・・」
戦闘終了時にいろいろなあやまりをおぼえることがあるぞ
「お辞儀謝罪、お辞儀謝罪(深)、菓子折り、土下座、断髪(効果なし)、始末書、涙をにじませる等様々・・いろいろ謝ってきた・・」
これらはそのうち覚えていくので有効に使おうすごいものほど相手の心に大ダメージださらにアビリティで威力が増えたり自分が回復したりするぞ
「そしてヤンキーたちを倒すと・・おかねをいくばくか恵んでくれるようだ・・・10ギル前後・・」
それで夕食を買って帰ろうコンビニでおにぎりを買って帰った・・家に入ると・・
「みんな寝静まっているな・・・風呂に入って寝るとするか・・」
服を脱ぐとき、入れる場所に注意しよう・・「パパ専用洗濯もの箱」に入れないと後で怒られるぞ
「もう1時か・・明日も早い・・母ちゃんも寝てるな・・すごいいびきだ・・頑張って寝なければ・・」
ここから寝るのが大変だ・・一定のリズムでボタンを押していくとだんだん睡眠値がたまっていきMAXになると眠れるぞ・・そして夜が明けた
「ではいってくる」
「今日ぐらい早く帰ってきなさいよあんた!夜ごそごそしてねられりゃしない!ま、いなくてもいいけど源太郎もやっと学校に行ってくれるみたいだし・・」
なかなか貫禄のある母ちゃんだ
「ああ・・わかったいってくるよ」
さて駅に向かおうたまにヤンキーや野良犬が襲ってくるが謝ってやりすごそう野良犬は逃げられるぞ土下座を覚えるまでは勝てないかも
「駅に着いた・・・しかし人でいっぱいだ・・・神ヶ原行は・・」
電車に乗ってからアクションゲームだ!満員電車で押されるので、駅に着くまでAボタン連打で耐えよう!耐えられなければダメージをくらうHP0にはならないが
「うう・・・いたいいたい・・・うう・・・」
乗車率800%と脅威の1時間半だ・・・そして
「神ヶ原ー神ヶ原ー・・降りるお客様優先でご乗車願います」
ぞろぞろと乗客がおり、冴内も降りた・・そして会社にむかった・・ゼータウォーズにも行けるが学生ではないので入れないぞ

ふときづくと会社にたどり着いた・・
「おはようございます・・・」
「ああおはようございます冴内さん」
「あ、部長・・昨晩は申し訳ございませんでした・・」
「いや大丈夫だ逆にあれは冴内さんの手柄ですよ・・会社は大きい利益を得ました・・」
「はあ・・」
「どうやら今回の件で社長からボーナスが出るらしいですよ・・・朝礼でくばるらしいので冴内さんも頑張って受け取ってください」
「ええ・・ですがわたしは・・・」
キーンコーン!始業の鐘とともに・・・ガチャっとドアが開くと・・・そこには威厳のある老人が立っていた・・
「おはようございます社長!」
社員が一斉にお辞儀した!Aを押せ!がでるので遅れないよう冴内もお辞儀をしよう
「うむ!君たちがんばっているじゃないか・・・思いがけない利益が出たよ・・さあ諸君ボーナスタイムだ!うけとれい!」
社長は札束をあたりにたくさん投げ始めた!!!

第2093話

(2018年7月1日投稿、2018年10月8日掲載)

金だ金だ!
「ほら!うけとれーーーい!!!」
ばーー!と札束がばらまかれる!札束に群がる社員たち!冴内も受け取ろうとするが・・
「ドカッ・・いたい・・・もうしわけない・・・!ああ・・お金・・息子や娘の学費が・・!」
「かねだーーかねだーーー」
冴内は押されまくり・・受け取れないままボーナスタイムが終わった・・・
「では諸君!がんばってくれたまえ!では!」
社長は去っていった・・・うなだれる冴内・・・するとポンと誰かが肩をたたいた
「部長・・・」
「冴内さんこれ貴女の取り分ですよ・・・私が確保しておきました・・・」
80万ギルをてにいれた!
「こ・・これは・・!こんなに・・・しかし部長あなたは・・」
「息子さんや娘さんのためにも・・受け取ってください・・私は部長です・・十分もらっています」
「ああ・・・あああ・・・ありがとうございます・・ありがとうございます・・うう・・」
「ひーふーみー・・たまんねーなこりゃ!」
水梨は札束を何度も何度も数えなおしているようだ・・すると
「・・冴内さん、水梨くん、ちょっといいかね?」
部長は二人を呼び寄せた
「なんですか部長?いよいよ俺が課長に?」
「いや・・実は二人に行ってほしいお得意様があるんだ」
「なんで課長と一緒に?」
冴内は悲しそうな顔で水梨のほうを見た・・
「二人でなければだめなんだ・・頼めるかね?」
「あーわかりましたよわかりました!それでどこにいけば?」
「アムロック軍事工業さんだ・・・あの巨大な軍事産業の・・・ちょうどアムロック社長殿がいらしているようでね、私はいけないので代わりに二人でだ」
「俺一人でいけますけどね」
「昨日の取引のお礼に菓子折りをもっていきたいんだ・・・そこは冴内さんのほうが得意だろう」
「あー確かに・・わかりましたいってきますよ」
水梨が仲間になった!

ふと気づくと水梨と会社を出て隣のお菓子売り場でお菓子を買ったところからプレイヤーだ
「そういや俺アムロック軍事工業の場所しらねーんだった・・課長、ついていきますから案内お願いしますよ」
「ああ・・電車に乗って二駅・・・軍事産業駅の付近一帯がすべてそうだ・・」
「じゃついていきます」
ボーナスをもらったので二人の装備を買い替えるのもありだぞ・・スーツと靴、腕時計ぐらいしか装備できないがこうげきりょくはあがるぞ駅に着いたら電車でちょっと会話だ
「しかし暑いっすねー課長・・・・この暑さは異常気象だ・・・あ課長はその頭なので涼しいですね・・おっと失礼」
「ああ・・すまない・・・そうだな・・暑いな・・」
「ところで息子さん・・ゼータウォーズの殺人科に入ったんですって?物騒な・・・35でようやく学校に入学ですか・・俺とタメですね・・」
「ああ・・そうだな・・・」
「娘さんは17歳にて番長科?グレてらっしゃるんですか?」
「ああ・・・私が話をしてやらないせいで・・子供のころはなついてかわいかったんだが・・グレてしまったのだ・・・」
「はは・・・チッそんなシケたツラやめてくださいよ・・こっちもしけてしまいますよ!」
「すまない・・・」
するとアナウンスがした・・
「ピンポーン間もなく軍事産業・・・軍事産業駅に到着です・・お出口は右側のドアが開きます」
そして駅から出ると・・・あたりは巨大な壁でかこまれた城塞のような会社だった
「たしか・・・城門があってそこに・・検問があるはずだ・・そこにいこう」
「お願いしますよ案内」
すると・・このあたりにはまだヤンキーがおり、たまに襲ってくる!
「オラァ金だせやあ!」
ヤンキーグレートがおそってきた!
「チッめんどくせえ・・やっちまいましょう課長!」
水梨の能力とは・・?

第2094話

(2018年7月1日投稿、2018年10月9日掲載)

ヤンキーグレートとのバトル!冴内は謝るしかないが・・・
「今どきヤンキーかお前・・・これからどうするつもりだ?ヤクザにでもなるつもりか?」
ヤンキーグレートに35ダメージ!
「ちょちょっと水梨くん!」
水梨は・・たたかうの代わりに「いやみ」を言うことしかできないぞ!ただこれは便利だ
「俺はね・・こういうやつらが許せないんですよ・・・生きる価値のないウジムシだ!」
ヤンキーグレートに44ダメージ!
「なっなんだとお前!男の生きざまにケチをつけるきか・・!」
相手によってさまざまな効果的なイヤミをいうのだ・・ロン大の知恵で相手の心理をみやぶり痛いところをつく男だ!敵だと最悪だけど
「お・・おのれ!ヤンキーキック!」
「ぐあっ」
65ダメージ!水梨は初期HPは120あるが二発で沈むので注意!水梨の嫌味!
「鳥頭というより・・頭にエビフライをのっけて何のつもりだ・・?その顔がコメだというのか?」
ヤンキーグレートに135ダメージ!クリィティカル!
「んのやろー!!グフッ」
グレートヤンキーを倒した!冴内はHPが15がった!水梨はHPが22あがった!
「さあ行きましょう課長」
二人の力を結集してヤンキーを倒していこう途中の自販機でポーションかいまくろうぞ
「もうすぐだ・・あそこが検問所だ!」
するとそこは修羅場だった・・
「ぐああ!ウホホーーイ」
「おととい出直してこい!」
何人も中に入ろうとするがなぜか倒され追い出されているようだ・・追い出された奴は中から空の彼方に飛ばされた・・・
「あれはなんですか課長?」
「わからん・・いってみよう・・・」

ふと気づくと検問所・・中に入ると巨大な警備員がたっていた・・・
「またきたか・・・ゴリ商事(闇)の連中よ・・貴様らが三魚スパイだということはわかっているさあ出ていけ!」
「ち・・ちがいます私たちはロンカ商事(株)の・・私が冴内、こちらが水梨と申します・・本日はアムロック社長にご挨拶にと・・」
「知らんなあ・・社長は今忙しいんだ!お前たちに会う暇などない!」
「お願いします・・・挨拶だけにでも・・菓子折りを・・・」
「チッしつこいやろうだ・・・ここを通りたくば・・・この俺を倒してから進むんだな!!」
警備員・錠前哲郎が襲ってきた!

第2095話

(2018年7月1日投稿、2018年10月10日掲載)

警備員・錠前哲郎強襲!
「さあ貴様らに資格があるか・・・見せてもらおうじゃないか・・・」
冴内のあやまり!
「申し訳ない・・・わたしのせいでこんなことに・・・」
0ダメージ!水梨のイヤミ!
「でかいだけで役に立たねーな!大事な客が来ているというのにとおしもしねー水もださねーあいさつもしねーときた」
0ダメージ!
「それだけか・・じゃあここまでだ!グオオオ!!!」
錠前哲郎のロック咆哮!ふたりはふっとんだ!戦闘終了・・・
「う・・いたい・・いたい・・・」
「チッ・・なんだこいつ・・・鉄壁の警備員か・・・」
「フン!さあ出ていくんだ!」
「フッ・・・ちょっとまつんだ・・」
中からガチャっとドアが開き、鉄パイプをくわえた男が出てきた・・・
「しゃ・・社長・・・?」
「こ・・この方が・・・社長・・・?」
「フッ・・君たちロンカ商事(株)の社員さんたちだね?」
「は・・はい・・私は冴内と申します・・こちらが水梨です・・本日は先日のお礼にと・・」
「フッ・・ああ、あれか・・おかげで助かったよ復旧が早まるよ・・おっとなんでもない」
「はあ・・お役に立てて光栄でございます・・申し訳ない・・本当申し訳ない・・・」
「フッ・・まあこんなところで立ち話もなんだ・・哲郎この方たちは僕の大事な客人だ失礼のないように社長室へ案内するんだ」
「はっ!出過ぎた真似をして申し訳ありマン!さあさあお客人こちらです」
二人は社長室に通された・・・
「こ・・ここが社長室・・・なんという・・」
「こりゃすげえ・・みたこともない・・・モアイや不思議な機械やら・・これが社長になるという事か・・・」
ガチャ
「フッお待たせ・・・そう僕がここの社長アムロックというものさ」

ふと気づくとアムロックという男・・・
「アムロック社長・・先日は弊社と大きい取引をしていただき、お礼を申し上げるべく・・・」
「フッ・・気にしなくていいよ・・・間地芽くんは相変わらずだね・・・さてそれより君たちと少し話がしたい」
「なんでございましょう」
「フッ・・ゴリ商事(闇)をしっているかい?(闇)というのは闇式会社のことさ・・・」
「うちのライバル会社です・・何人も優秀な社員が引き抜かれ・・その後行方不明となっております・・・」
「それだけじゃねえ!やつらきたねえ手でうちの邪魔をしやがる!何の恨みがあって・・・」
「フッ・・・うちと取引しているから・・だろうね・・だが君たちの会社は・・親会社を知っているかね?」
「いえ・・存じません・・・社長がどこかからの命令で会社を作ったという話はうかがっておりますが・・」
「なんだ?きなくせえはなしか?俺は勘弁だぜ逮捕案件は」
「水梨くん・・・!」
「フッ・・大丈夫だ・・・そういうわけじゃない・・じゃあ僕もあとからついていくから乗り込もうか?」
「はあどこにですか?」
「ゴリ商事(闇)さ・・・直接その実態を君たちの目で見てみるんだ・・・」
「し・・しかし!」
「フッ・・・うちと取引していく限り・・避けられないよこの問題は・・・部長さんの許可は得ているよ」
「わかりました・・仕事とあれば・・」
「あーあどうなってもしらねーぞ俺は!」
ゴリ商事(闇)の闇・・・

第2096話

(2018年7月8日投稿、2018年10月11日掲載)

ゴリ商事(闇)に向かう冴内たち・・・
「ゴリ商事(闇)は、宇頬駅の近くにあるらしいとのことだが・・・」
ガタンゴトンと電車にゆられ宇頬駅に降り立った・・・
「しかし暑いですね課長・・・これじゃ夏ってより暑(あつ)って感じですぜ・・もうやってらんねーよ」
「ははは・・どうしたことかねこの気温は・・塩分飲料は手放せないなあ・・しかしこの辺りはまるでジャングルだな・・」
「こんなところに本当に会社なんてあるんですかねえ・・・」
黒い男たちがたまに襲ってくるが、謝り倒してどんどんすすんでいこう・・・すると
「あった!ゴリ商事(闇)・・・ここがかぁ?嘘だろおい・・・」
そこにはツタに覆われた古い門があった・・・ゴリ商事(闇)と書いてあった
「ここは・・なんか獣の匂いがするな・・・課長!ほんとにここであってんすか?」
「ああ・・・わからないが・・入ってみるしかないだろう・・ガチャ・・失礼します・・・」
すると門の中に門番が立っていた・・なんだか黒い感じがする体毛が濃い男だ・・・
「なんだ貴様らウホ」
「あ・・あの・・申し訳ない・・・あの私はロンカ商事(株)のものどもでして・・・」
「ロンカだと・・?キサマら何の用だ!?」
「いえ・・あの・・・その・・・」
「課長!・・ったく・・・あー俺らの会社の邪魔をあんたらがしてるって聞いて話でも聞こうと思ってきたんだよ!」
「ウホイ・・・・まってろ・・話を聞いてくる・・・戻るまで1週間はかかるがそれまで動くんじゃないウホ」
黒い男は奥にはいった・・・
「一週間だあ・・?バカにしてんのかあいつは!課長はいっちまいましょう!」
「ちょちょっと水梨くん・・そ、それは不法侵入では・・・私には家族が・・」
「行くんですよ課長!こいつらに商売の邪魔されちゃその家族だって行き倒れますよ!」
「わ・・わかったよ・・ししかし・・すいません・・おじゃましますでございますからば・・!」
中に入った冴内たちは驚きの顔を隠せなかった・・
「こ・・ここは・・・?」

ふときづくとピーーキーー・・・ピーヒョロロ・・・
「ここは・・ジャングルじゃねえか!ターキャーにこんな田舎あったなんて知らないぞ俺は!」
「ここは・・動物園なのだろうか・・・ゴリラがたまに草むらの陰からみえるが・・」
「それです課長!むかしいったアップ野動物園の匂いがする・・一体・・・あっ木がたくさんあってバナナがたくさんなってるぜ!」
「ふむう・・これはいったい・・・看板があるな・・このあたりは迷宮みたいになっているねえ・・・ゴリラの真似・・ウホホ・・なんちゃって・・」
「あ!社長室ってのがありやすぜ!よーしここに乗り込んで直談判だ!」
「ちょちょっと水梨くんまちたまえーーー」
水梨をおいかけよう!結構走るの早いぞ!冴内は10メートル走ると息が切れるので注意!
「はあはあ・・お願いだ・・まってくれ・・・」
「ちくしょうまるで迷路だここは!」
まあそれでも水梨は結構道を間違えるので注意だ・・すると社長室と書いてある小屋があった・・
「よしここだな・・・入るぞ!ガチャ・・なっなんだ・・こ・・こいつ・・」
「どうしたのかね水梨くん・・いらっしゃったのかね社長さん・・失礼します!わたくし・・えっ!」
そこには・・・Tシャツだけをきた巨大な4本の手のゴリラが立っていた・・!

第2097話

(2018年7月8日投稿、2018年10月12日掲載)

ウホホウホホ
「み・・水梨くん・・社長しつになんでゴリラが・・?」
「さあ?ここの社長さんが飼っていらしているんでしょう!社長はどうやら留守だったようだ・・どこにいきやがったあの門番・・」
「キサマら・・一体ここに何の用だ?ロンカのものどもよ・・・ホホホ」
「ひっ!水梨くん!今人の声がしたよ!どどどこにいらっしゃるのですか!?どなたですか?」
しかしあたりにはゴリラがいるだけで人はいない・・・
「ワシだ・・貴様らなめとんのかホホウホ」
「ま・・まさか・・水梨くん・・・」
「か・課長・・こんな・・・ご・ゴリラがしゃべったーーー!!!」
そのTシャツを着たゴリラは・・・なんと言葉を発した
「キサマラ何しに来たのだ・・・門番からきさまらがロンカの連中と聞いておる・・!」
「な・・なにものだこのくそゴリラ!ばけものか!!」
水は梨ゴリラに飛びかかった・・・!バシッ!ドサッ!
「ぎゃばっ!」
ゴリラの一撃が水梨を襲い、壁にたたき尽きられ・・水梨は動かなくなった
「みみみみみみみずなしくーーーーーーーーん!!ここここここここれは・・・こ・・このゴリラはいったい・・・ひ・・ひいい・・し・死んでる!?」
「ワシはゴリ商事(闇)の社長・・・ゴリ太郎だ・・・!もう一度聞く・・ロンカのものよ・・ここに何をしに来た・・!」
「あわわわわわわわたしはロロロロロロロロンカ商事のささささささえうちうちうちうち」
「あーーー?なんだってウホホ?」
「あああああののわ・・・われわれはそそそそその挨拶の・・その・・・」
「あーーん?わからねえウホホ!」
「は・・話し合いをと・・・!!!!!」
「ほう・・・じゃあまず名前からきこう・・・」
「わ・・わたくし冴内ともうします・・・ロンカ商事の営業課課長をやっておりまして・・・あのいろいろ・・」
「なんだ・・ロンカ商事か・・・フンちょいと目障りな連中だな・・」
「わ・・われわれが一体なにを・・あのお気を悪くなされたのでしょうか・・ああのいのちだけは・・あの・・」

ふと気づくと謎のゴリラへの自己紹介・・・
「ホホウホ・・・貴様らの取引があると我々のたくらみの邪魔になるんだウホホ」
「あ・・あの・・わ・・わわわたしも・・・あああああなたにこここころされるのでしょうか・・・」
「ホホウホ・・・貴様らのことは調べてある・・・貴様はワシは殺さぬ・・・ホホウホ・・」
「ほ・・ほんとうですか・・・あありがとうございますありがとうございます・・・」
「ただし・・・痛い目にあってもらおう・・・!ウッホホーイ!」
「ひい!おたすけ・・・・」
リラがとびかかってきた・・・その時!
「ちょっとまつんだ!!!」
「こ・・・この声は・・!?」
振り向くと・・そこには部長が立っていた・・・

第2098話

(2018年7月8日投稿、2018年10月13日掲載)

そこには部長の姿が・・・?
「ぶ・・部長・・なぜこんなところに・・・!」
「遅くなってすまない・・・冴内さん!水梨くんはどうしましたか?」
「あ・・あそこで・・・」
「・・そうですか・・・」
「ウホホー!なんだお前はゴホホ!」
「そうだ部長!ききききけんなんです!ゴリラガウホホで!」
「・・・こいつはいわゆる一般的なゴリラではありませんよ・・・」
「なっなんですって部長!」
「ウホホ・・・ヨクゾミヌイタ・・・お前こそ・・・地球人ではないな・・・インベイダといったか・・・?作り物の体に・・・」
「部長、ななにをいっているんでしょうこのゴリラ・・・!」
「まあなんでもいい!ロンカの手助けをやるやつは皆殺しウホ!!しねーーーい!」
「ぶぶぶちょうにげましょう!!!!」
「さあ行きますよ冴内さん!バッ!ゴリ商事の好きにはさせぬ!」
部長はスーツの上着をバッと脱いでネクタイをしめなおした!そしてゴリ太郎がおそってきた!
「ウオホホイパンチ!」グワシ!部長に1500ダメージ!
「ぶちょーーーーーー!」
「平気だ・・こんなものかすり傷だ!」
なんと部長はHPが18万もある・・・!いったいこれは・・
「な・・なにものだウホ・・・!」
「さあ覚悟しろ・・・イーグルアイ(ネイティブに)!!」
部長は指を額に当てた!するとピカっとなんか光ってゴリ太郎が爆発!185635ダメージ!
「ぐおーウホ!」
冴内はプレイヤーが操るがゴリ太郎は攻撃しないので適当に謝ってみてるがいいそして部長がやがてゴリ太郎を倒した・・・
「ウ・・・ウゴゴゴゴゴ・・ゴゴ・・・・」
「お・・おおお・・ぶぶちょう・・部長!ゴリラを退治しました!さすが部長・・信じられない・・これは!」

ふと気づくと倒れたゴリ
「ぐおお・・ばかな・・・ばかな・・・」
「・・これで我々の商売を邪魔しないと誓うのなら・・命は助けてあげますよゴリさん」
「・・・くっ・・・わかった・・その条件飲もう・・・」
「おおお部長!倒した上にそんな誓約まで・・・しかし・・水梨くんが・・・」
「ウホホ・・・条件は飲もう・・ただし・・!はきだすものもある!ホホ!やれい!ふたりとも!」
「へ?」
突如冴内にグサッとした痛みが二回背中を襲った・・振り返ると・・・
「お・・お前は・・・・水梨・・・・そして・・・源太郎・・・?」
そこには・・冴内を後ろからナイフで刺した・・・水梨と冴内の息子の姿があった・・
「冴内くーーん!!!」
「み・・みずな・・し・・・・・・・」
「ハハh!死んだふりをしてスキをうかがっていた・・もうほかのことはどうでもいい!これで課長の椅子は俺の物!」
「げ・・げんた・・ろ・・・」
「お・・おやじ・・・!?・・ばかな・・・なぜここに・・・聞いてないぞ・・親父がターゲットだなん・・て・・」
「ぐはは!水梨とやらはすでに買収済みだ!そしてお前たちを殺すため殺し屋を雇っていたのだガハハハハー!おや?親子なん?ウホ?」
うっすら遠のく意識のなか、冴内がそこで最後に見たものは部長の頭がパカっと開き脳みそが飛び出したような気が・・・

第2099話

(2018年7月8日投稿、2018年10月14日掲載)

ゴリ商事(闇)の一室にて・・・
「ゴリリ!結局倒れたのはこの課長だけか・・ウホホ・・つぎはアムロック・・貴様とその部長だ!そっちの男は許してやる我らに手を貸すという条件でなウホホ」
「その条件のもう・・!しゃれになんねえぜ自分の命をかけるなんてよ・・」
「水梨くん!・・・・」
「ちっ・・まさか部長が脳みそのバケモノだったとはな・・・!」
「私は・・・インベイダの脳ズの生き残り・・・ビリジアン脳・・・それが私の正体だ・・」
「はん!よくわからんが化け物め!ゴリラのほうがよっぽどましだ!」
すると殺し屋ががくがくしだした
「お・・親父・・・お・・おれは・・」
「フッ・・・自己紹介が遅れたね・・僕はアムロック・・こんなところで犠牲を出してしまったか・・だが大丈夫だ・・・あとは僕たちにまかせるがいい・・」
「あ・アムロック・・・アムロック軍事工業の・・社長か・・・?」
「フッ・・・君の父親は何とか助けよう・・それより今は・・このゴリを片付けるのが先決だ!」
「アムロック様・・手を出されるつもりで?」
「フッ・・部長さん・・ああ、こいつは僕の管轄外なのでね・・・思う存分手を出せるというわけさ・・いけるかね?」
「はい・・!」
「オ・・俺も・・・親父を殺させたこのゴリラを・・・!倒したい!」
「フッ・・いいだろう・・水梨くんとやら・・君はどうする?」
「けっ!ざけんじゃねえ!ここで部長の正体を世間に明かせば部長兼課長は俺のものだ!ゴリさんやっちまっていいですかい?」
「ウホホ!いいだろう!勝負だアムロック!」
アムロック&部長&冴内源太郎 VS ゴリ太郎&水梨の戦いが始まった!バトル突入!アムロックのHPは?????????だ・・・
「ウホホ・・・お前を直接殺せる時が来たとはな・・・」
「フッ・・・こんな出来事はあってはいけない・・・みてるんだ部長さん・・そして闇の物よ・・・・これが本物の力だ!」
アムロックの目が光った・・・

ふと気づくと・・・ちゅんちゅんと朝になっていた・・・
「うーん・・・あ・・あれ・・・おや・・・」
冴内次太郎は自宅の目を覚ました・・・
「うーん変な夢を見ていたようだ・・めがねめがね・・ああ頭の上にのせていたか・・ヒビが増えている気がするが・・」
するとドアをがちゃと誰かがあけた
「あんた!はやく会社に行きなさい!何時だと思ってるの!たく源太郎も美里もとっくに学校に行ったわよ!」
「か・母ちゃんすまん・・・さて・・起きていくとするか・・」
冴内はまた電車に揺られて会社についた・・変な満員ミニゲームはもちろんあるので注意・・
「おはようございます部長」
「ああおはようございます冴内さん・・どうしたんですか?疲れた顔をして」
「いえ・・なんでも・・ああ水梨くんおはよう」
「はいはいおはよーございます・・・ファアーなんかねむいぜ・・・」
「君もかね・・実は私もなんだだよ・・」
「課長はただの歳でしょう!ったく・・・ファー・・・また部長が電話してるほんと忙しいひとだねえ・・俺もいつかは・・」
課長は何となく部長の電話を聞いていた・・頭には入ってこないが・・
「はい・・アムロック様貴重な体験ありがとうございました・・もっとお役に立てるよう・・情勢を踏まえ行動します・・」
そして営業部に置かれたテレビを何気に見てみた冴内・・
『さあ今日も宇頬駅のゴリラ動物園は盛況です!中には調教されたゴリラたちが次々と芸を見せています!自分を鞭でたたく芸とかバナナの皮で滑る芸など・・』
『ウホホ!ウホホホホ!ヒヒヒハハ!つるっゴリーン!』
「はあ・・ゴリラさんたちもあんなに元気に・・・私としたことが・・あっ部長」
「はい皆さん集まって!朝礼ですよ!」
ロンカ商事(株)のいつもの一日がまた始まった・・・そして「夕日の摩天楼」が流れ、過去のシーンが一枚絵で流れ続けた・・・エンディング風

第2100話

(2018年7月8日投稿、2018年10月15日掲載)

うーんとベリュルたちは目が覚めた
「あふぁあふぁ・・・あーよくねた!変な夢見てた気がしたのだ」
「ふぁー・・わたしも・・・いったい何だったのかしら・・」
「でもここのベッドいいな!金でできてるけど巨大だし(縦横20メートルぐらい)みんなで寝れてなんかふかふかやった・・・さて起きるかもう昼かな」
そして一行は部屋をでた・・・
「フッ・・よく眠れたようだねお疲れさんだ・・・」
「アムロック」
「フッ・・・一足先にリューマンくんを地球に送り届けておいたよ・・君たちも向かうかい?」
「気が向いたら」
「フッ・・・今まで壁に覆われていけなかった・・ロッシャーという大地にいるようだ・・」
「ロッシャー?」
「フッ・・ペチャのはるか北・・・かつて大戦が怒り、核で壊滅し・・地球の人々が壁で覆ったそうだ・・・何億年も前に」
「ほへえ・・そんなとこあるのか」
「フッ・・放射能で人が住めないと思ったが・・中に閉じ込められた人が進化し放射能を食べつくして今や隔離された世界となっている・・」
「ふむ」
「フッ・・そこにリューマンくんが中に入ったが・・果たして無事でいられるかな・・・?怪しいところだ・・」
「なっリューマンほどの男が・・そんな危険な地帯なのか!でもどうやっていくの」
「フッ・・ペチャの北で地震があり、ロッシャーロードが穴をあけたそうだ・・かつて人々が行き来した洞窟・・・といわれているね」
「いわれているか」
「フッ・・・噂によるとロッシャーは行く途中は美女だらけ・・そしてまだ見ぬ宝がたくさん隠されていると聞く」
「まじで!よし皆出発だ!じゃあいってきーます!」
「あ・・ベリュルさんたち・・ちょっとおまちください!」
「あナナさん!おはようございまーす」
「はいおはようございます!お目覚めはいかがですか?あの、裏手にある黄金ズの墓に・・ビタ・ミンがいるので・・会ってきてあげてきてください・・」
「はーい」

ふと気づくと黄金ズの墓にいったプレイヤー
「ビタミンは大事だぜ」
すると並べられたお墓に手を当てている黄金ズがいた・・・
「ビタ・ミン・・・この度は・・」
「リコ・ピンか・・これで兄弟たちも・・救われたのか・・・」
「いや・・まだロンカーたちは目覚めてはおらぬ・・それにまだとらわれている黄金ズたちも多数おろう・・・ナナ様達やカネカシンがこれからも奮闘するそうじゃが・・」
「そうだな・・・ナナ様やおぬしたちには多大な迷惑をかけた・・・腹を切ってお詫びしよう・・!」
するとビタ・ミンは巨大な斧を取り出した!
「な・・なにをするきなのだ!」
「この斧で自分の腹を切って・・今までのお詫びと申し上げる!」
「お詫びなら・・俺たちが探しているリューマンを探すことでお詫びなのだ!」
「そ、そういうことだったとは!」
「それに斧じゃ腹は斬りにくいぜ!」
「な・・なんということだ!」
「あと黄金ズだし肉体の腹だけ斬ってもだめなのでは」
「た・・たしかに・・・まけた・・ハハハ・・私の完敗だ!もう煮るなり焼くなり好きにするがいい・・!」
ビタ・ミンが仲間になった・・・・黄金ズのなみだ・・

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最終更新:2018年10月15日 11:50
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