第2301話
(2019年2月17日投稿、2019年5月4日掲載)
不気味な生物死刑ハンター・・・
「なっ死刑とはいったい!」
「んー・・とりあえずこの歯でボッキリかみ砕くことかな!」
死刑ハンターは巨大な口を開けた!すると・・一本一本の歯が人間の顔になり、笑顔で歯をガチガチさせていた・・
「こわっ!」
「こわい?どうしてだい!さあ死刑の準備はいいかな?」
「なっお前こそ死刑にしてやるぜ!このばけものめ!」
「どうしてだい?つまり死刑にしていいという事かな?」
「そうじゃなくお前がしけい!」
「わかった!じゃあ死刑をはじめようか!」
「くそっ話が通じない・・・くるぞっ!」
死刑ハンターが襲ってきた!なんかきがくるったかのような変なBGMだ!
「ひーっひっひっひ!死刑かみつき!」
「ぎゃあ!」
口から人間の顔の歯が大量に出てきてガチガチと噛んでいく!混乱するので注意!しかし・・・
「なっ俺たちがダメージを食らうとあいつもダメージをくらったぞ?全く同じ!」
どういうことだろうか
「じゃあ適当にヴァイラガ!ゴオオ!!!!ギャア!」
「いたいよーーう!!!!」
大きな悲鳴をあげ、ダメージを与えた・・が同時に攻撃したキャラも同じダメージだ!
「なっなんだこれは・・・!」
「まさか・・お互いにダメージを自分にも与える感じなの!?」
「じゃあ・・自分の吸収できる属性があったらそれでいいわけか!例えばフレイムシールドを装備して・・ヴァイラガ!」
「いたいようやめてよう!!!!」
「ぎゃあ!」
しかし・・・吸収できずダメージだ!
「どどういうことだ!属性とか関係なく・・お互いダメージを食らいあうというのか!?ケアルヴァ!」
回復した!敵は・・・回復しない!
ふと気づくと回復しない死刑ハンター!
「こうなったら回復で粘ってやる!」
そう適度に自傷しながらでもいいし、ひたすら耐えるだけでもいい・・回復さえ怠らなければ勝てるのでナントカ倒した!
「うわーい!おめでとう!ありがとう!うえへへへへへーーあははははははははははははははははは」
死刑ハンターはにこやかな笑顔で消えた・・と同時にあたりの空間が歪んだ・・?
「おや・・ここは?あれ?クリスタルタワーだ・・・」
クリスタルタワー5F
第2302話
(2019年2月17日投稿、2019年5月5日掲載)
クリスタルタワー5F・・・
「い・・今のは・・・?ややっここも大きい広間で・・中央に何かあるぞ!」
そこには巨大なクリスタルがキラキラしていた・・・
「これは・・・クリスタル!?」
「これは幻影のクリスタル・・・・そう・・私たち幻影見せられていたのね!」
ちなみにここはプレイヤーによってみる幻影が違うぞ全く異なる種類64パターンあるぞ
「そうなのか」
ちなみに乱数はゲーム開始時の時間(1秒当たり1万回変化)と裸・あのお方のHPが25%を切ったときの仲間全員の現在HP合計から導き出すので操るのは難しい
「ふむ」
すると幻のクリスタルから光が輝き・・ベリュルたちに新たな力が宿った・・・
「こ・・これは・・まさかジョブ?こんなところで!?」
聖界幻士のジョブを手に入れた
「これは・・・召喚士の強い版!?」
召喚士をマスターした状態じゃないとなれないジョブで、召喚2が使えるようになるぞ
「召喚2とは!」
それぞれの召喚にさらになにかいいことがあるのだ
「ほう」
例えばオーディン系だとはずれのグングニルがグングニル64本投げになり超強力になりむしろ斬鉄剣がはずれに
「おお!」
またゴーレムは壁を作ると同時に相手にパンチするし、カーバンクルは全体リフレクに加え敵全体ディスペルが加わる
「ほほう」
イフリートは炎全体攻撃に加え、メテオのような降り注ぐランダム炎を16回敵に降り注がせるとかその系統のなんかがいい感じに強くなる感じだ!
「やったぜ!」
ただし、MP消費は倍になるぞ!
「なんと!」
ただABP最後に手に入るいつでもだれでも常時MP消費半減が超強力だ!きんのかみかざりとセットで使うといいぞぽ
「やった!」
ふと気づくと新たな力を手に入れ次の階段を上っていった
「念のため前の階でセーブしましょうね」
そして階段を上った・・・クリスタルタワー6F
「さてここは・・・くそっ迷宮か!」
さっきのように入り組んだ迷宮だが・・・何やら少し薄暗い
「それに・・なんだあれは!?巨大なモアイが歩き回っているぞ!」
ズーンズーンにっこり・・・モアイたちがうごめいていた・・・
「まさか・・あれも魔物!?見つかったわ!割れて中から何かが出てくる!あれは・・ザンデマン!?」
モアイと魔物とクリスタルの関係・・・
第2303話
(2019年2月24日投稿、2019年5月6日掲載)
ザンデマン強襲!
「なんだこいつは!」
「ギャオー・・・れんぞくまメテオガ!」
トゥトゥートゥトゥートゥトゥトゥトゥートゥトゥー!
「ぎゃあ!」
なかなか強烈な魔法を使ってくるまるでボスだが実はただの雑魚だのでナントカ倒した・・・
「なんだと!こんなすごいのが雑魚だとはここはいったい!」
そう、うろついているモアイに見つかったらボス級の雑魚が襲ってくる恐ろしいところだ!
「みて!ゆっくり歩いているやつもいれば、一生懸命走っているモアイもいるわ!」
「匍匐前進やうさぎとびをしているやつもいるしよけるのはとってもたいへんなんだ」
ディッシュクローン、クリスタルのくも、エリアクローン、サラゾンビなどとても恐ろしい雑魚たちだ・・
「そしていろいろな仕掛けを乗り越え階段の近くにいると・・・なんだ?二体のモアイがいるぞ!
そこにはなんかヤンキー座りをしている二体のモアイがいた・・・一体は金髪のモヒカンだ学ランをきてるぞ
「でよーというわけなんだ」
何か話をしているようだ
「なんだこのモアイ!今までのモアイと何か違うぞ!!」
すると金髪モヒカンモアイはこちらに気づいたようだ・・・
「んだぁテメェおらっ!ここは俺らのシマだ!!なにしにきやがった!」
「も・・・モアイがしゃべった!!」
「んあ?なんだしゃべっちゃわりぃってのかよ!ああ?どこの法律で決まった?何時何分何秒?地球が何回回ったときだ!?」
「15時25分25秒なのだ!地球はたくさんまわっているのだ!」
「んだとワレ!」
「ベリュル・・・変よ!なんでこのモアイ地球を知ってるの・・・?」
「そそうだ!お前モアイのくせになにもんだ!」
「俺は吉崎和夫・・・・ハマの番長よ!こっちが長年のライバル、村井健一だ!」
「なっどういうことだ!モアイのくせに!」
「ベリュル・・・このモアイたちも地球の人間のパワーを吸い取ったみたいね・・」
「なにきさまらわけわかんねえこといってやがる!」
ふと気づくとわけわかんねえこと
「いいからそこを通せなのだ!」
「ほーん・・・じゃあ通行料払ってもらおうかオラ!なあ村井!?」
「ああ・・ただし取り分は9:1だ・・・もちろん俺が9だがな・・・」
「んだぁ?いやいや俺が15でお前がマイナス5だ!通行料からさらにお前からいただく!」
「吉崎・・きさまチョーシコイてんじゃねーぞおら!」
「村井こそ俺様にたてつこうってのかオラ!!!」
「なんなんこいつら」
すると後ろから声がした・・・
「フッ・・・まさかこんなところに・・・」
いきなり鉄パイプ!
第2304話
(2019年2月24日投稿、2019年5月7日掲載)
突然!?アムロック!
「なっいきなりどうしたのだ!助けに来てくれたのかね」
「フッ・・・いやちょっと寄り道をね・・・」
「んだテメェオラ!!俺を誰だと思ってやがる!アァ!?」
「フッ・・・あの時のままか・・・・すまなかったな・・・」
「ンダァ!?あ?おーん!?なめくさりまくりおんどりゃオラワレコラガキャんだおんあん、あーん、おーん、ああん、おおん!?」
「フッ・・・消滅波!」
アムロックが手をかざすと・・・・
「ん・・・ギョ・・・シュウウウウ」
二人のモアイは消え去り・・・キラキラと飛び散った・・・
「なっ!アムロックそれは俺たちのボスを!」
「フッ・・・さあ先を急ぐがいい・・・ウリエルさんが君たちの助けを待っている・・・」
「あっまっどっ・・・いってしまった・・・まいっかつぎいってみよう!」
クリスタルタワー7F
「長い!」
「我慢しなさい!」
そうなかなか長い・・あれからセーブポイントすらない・・・また同じように不気味なモアイたちの歩くところを抜けて階段へ・・・
「すると・・なんだ!?モアイではない何者かが待ち受けているぞ!」
そこには不思議な男が立っていた
「何者だ!名を名のれい!」
「吾輩は・・この先の魔王に1億ギルでやとわれた変身パラドクスの殺し屋ジョンだ・・・!」
「なにっなんだその不思議な耳の長いエルフのような顔は!」
「フフ・・・俺は・・人間を見ると変身する体質でな・・そうドラゴンみたいなかんじになれる!ゴアアアアアア!!!!」
男は突然巨大化し、ドラゴンとなって襲ってきた!ジョンドラゴン強襲!!
ふと気づくとジョンドラゴン強襲!
「くそっくらえみだれうちまくり!ガシュシュシュシュシュシュシュシュ!」
「ククク・・・我が家訓は倍返しとなっております・・・みだれうち(前におこなった高度の名前がここに入る)返し×2!」
「ぎゃあ!なっなんだこれは!」
そうジョンドラゴンは家訓で倍返しとなっており、食らった行動すべてに反応し倍返しを食らうのだ!
「なっ・かつ本人も攻撃をしてくるぞ!これはやばい!俺たちの損!?」
まあでも実はわかれば楽だ
「炎吸収にしておいてヴァイラガとかやるとヴァイラガ返しされるはいいけど俺たちが回復!」
すごい楽だ
「レビテト唱えておいてシャイアン連打とかでも、私たちノーダメージね!」
とっても楽なのでナントカ倒した・・
「お・・オノれ・・・だが・・この先の・・・モアイの・・魔王・・は・・グフウ・・・塵になって死んだ・・」
そしてクリスタルタワー最上階・・・
第2305話
(2019年2月24日投稿、2019年5月8日掲載)
クリスタルタワー最上階
「ズーウン・・・ムスムス・・・ウォン・・・オーン・・・」
なにやら最悪なドスい感じがあたり一帯に漂っていた
「ひええ・・・ミスズ様の加護がなけりゃ俺たちどうなっていたかわからないぜ・・・」
するとその時何者かが部屋に入ってきた!
「ここが魔王の棲み処か・・俺はロンカの機械勇者、ユウシャーン!機械の力で長年かけて成長しここまでやってきた!うわなんだこの瘴気はドシュウウ・・」
「なっ男が溶けた・・なんという加護がなければこうなるという教えか!なんという・・あっ中央にでかい何か・・クリスタルだ!」
「オオオ・・オオオ・・・」
「うおお・・瘴気がやばい近づくだけで嫌になっちゃうかんじ!」
「オオオ・・・オマエタチ・・・ナニモノダ・・・」
「
ベリュル」
「ナニモノダ・・・シュウウ・・・」
「なっなんだこいつクリスタルの中になにかいやがる!変形していくぞ・・・そしてウニュッって出てきた!」
そこには青い肌で銀色の髪で角が生えて翼が生えて尻尾が生えた男が裸で出てきた・・瘴気がすごいドスい・・・
「か・・顔がモアイ!なんだこいつ!」
「俺様はアークンダイン・・・最強の魔王・・・この世界のすべての龍を滅ぼしわれらが住み心地のよい世界を作るのだ・・・」
「なんだこいつ後ろにいるクリスタル・・瘴気を周りからブンブン吸って吐いてる!」
「貴様らも龍か・・・この世界に龍はいらぬ・・・魔こそがすべてを支配する者・・」
「吸いきれないではきだしてるってえ算段か!さらに部屋に充満して・・ややっ壁からなんかどんどんクリスタルが沸いてるぜ!」
「魔を支配する者こそ魔王・・・魔王に蹂躙されしものどもは我らの糧となる・・・」
「クリスタルのなかで何かがうごめいてる!そしてクリスタルがどっかに飛んでいった・・・まさか・・・」
「話を聞いておらぬな・・話を聞かぬものは死んでもらう!そう・・ここは力が集いし場所・・・そしてその力が具体的に物質になるのだ」
「なっどういうことだ!」
「このクリスタル・・・我こそが世界の意志としれ・・・集まりしちからを支配するは魔いがいあらず・・ここよりいでし魔王のモアイは世界を蹂躙す!」
「あらずんばだぜ!お前は俺たちが倒さねばなるまい!」
「・・・かかってこい・・・お前たちも吸収し新たな生命としてこの地に生を受けるがいい・・・」
「モアイはやだ!」
ふと気づくとモアイはやだ・・・
「俺たちは人間その他だぜ!モアイはクリスタル・・・生き物じゃないぜ!」
「我らをまがいものというつもりか・・・だがこのクリスタルの意志はもはや変えられぬ・・」
「じゃあ壊すのみだぜ!」
「クリスタルの意志に逆らうものよ・・・その魂を粉塵と帰してやろう!!準備ができたらかかってくるがいい・・・!!」
さあ準備しよう・・相手は久々の魔王だ!
「マリ!エンデバー頼むぜ!」
「まかせておけ!よし準備はできたな・・!」
「よっしゃ!覚悟しろ!何者だお前は!」
「わが名は・・・・クリスタル魔王アークンダイン帝王神・・・我がクリスタルの意志の元・・シヌガイイ!」
クリスタル魔王アークンダイン帝王神強襲!
第2306話
(2019年2月24日投稿、2019年5月9日掲載)
クリスタル魔王アークンダイン帝王神強襲!
「ホシュウ・・・・・シューフルル」
「なんという瘴気!普通の人が食らったらきがくるっちゃう!!えいみだれうちまくり!」
カシュカシュカシュカシュ!
「・・・・」
エンデバーやマリを入れていてものすごいダメージを与えまくる一行!反撃はほとんど来ない
「魔の一閃・・・バシュ!」
「ギャア!」
たまに来る魔の一閃は一体にしかダメージを食らわないが結構痛い!よけられないし絶対に防げない
「でもこれだけならいける!」
そして攻撃しまくって・・何度も魔の一閃が来た!バシュ!
「キャア!」
「マリだいじょうぶか!」
「ああ・・・これならいけるぞ!!」
すると突然クリスタル魔王アークンダイン帝王神強襲は語りだした
「準備は整った・・・」
「なにそれ」
「・・・魔の一閃・・・全員が食らえばそれは次元のゆがみと化す・・・」
「なっどういうこと」
「魔の一閃・・・さっきから同じ人にはターゲットになってないわ・・そして全員が今食らった・・これになにかあるの!?」
「・・・・お前たちは魔瘴に侵された・・・これで発動できる・・貴様らを次元時空の果てへ飛ばしてくれる・・・二度と帰ってこれぬようにな・・・」
当たりの空間が歪んだ?
「食らえ・・・クリスタルの力・・・次元スリップ!」
シュワアアアアーーーーーーーーーーー暗闇とともにあたりが光りに包まれた!!!
「わあー」
「そうはさせない・・・!」
何やら声がしたような気がしたが戦闘終了!500ABP獲得!
ふと気づくと・・・・プップー・・・車の音で目が覚めた・・・
「ここは・・・・」
そこは河原だった・・・どうやら河原で昼寝をしていたようだ
「っとなんでここに・・・ポロっとポケットから何か落ちたので見てみると・・生徒手帳だ」
そこにはこう書かれていた・・・吉崎和夫、縦浜高校2年P組 番長と
「・・・そうだ、俺は吉崎和夫だった・・・どうも頭がぼんやりと・・・よっこらしょ」
起き上がると今まで何をしていたか思い出していた・・金髪のリーゼントをたなびかせながら・・
「そうだ・・・神社で村井と決着をつけに行くと中だったな・・時間があったから昼寝していた・・急がねば!神社はここから東だな」
すると何かが落ちていた
「これは・・・昨日の新聞2135年2月12日のものと・・なんだこれ、カカオおにぎりか・・古いけどいいか」
落ちているおにぎり・・・
第2307話
(2019年2月24日投稿、2019年5月10日掲載)
おにぎり・・・
「よしカカオおにぎりを食べながら読んでみるか・・モグモグ・・カリカリ!カカオかてえな!でもうめえ!」
新聞にはいろんな記事が載っていた
「六本木に毎日演説するおもしろおじさん登場!中東に新宗教連合国が設立国連承認、中東アフリカ方面へ新たな紛争の火種か?第3次欧州連合は猛反対、新資源をめぐりさっそく空軍師団で威嚇か」
さっぱりわからない
「新魏、新呉、新蜀の30回目の停戦協定結ばれる、最初に裏切るのはどこだ?火星移民国家ファイアーグッドマン爆誕!宇宙ミサイルでロッシャーを威嚇か!とつぜん首が増える奇病、終息へ」
難しい政治の話題はやめよう
「ボリボリコグン!あーうまかった!カカオおにぎり新発売、とっても美味しいお勧めだな・・・さてと」
東に歩いていくと神社についた・・・
「神社だとは・・・」
そして中に入ると・・・茶色のリーゼントの男が待ち受けていた
「よく逃げずに来たな吉崎・・おれっちは横海高校3年J組の番長、村井健一だ・・・お前とは幼いころからお隣さんだったが」
「今こそ決着をつける時が・・」
「来たようだな・・!一つ年齢上のアドバンテージはでかい・・お前は俺に勝ったことがない!吉崎!」
「村井・・・だが今回は俺は違う!」
「いつもそういう!ではくらえーー!!!」
村井健一が襲ってきた!たたかうでなぐるしかできない
「おらっボカ!」
「おらおらボカ!」
ぼかすかぼかすかポカポカドカドカ激しい喧嘩だ!
「はあはあ・・あと少しでおれっちの勝ちだ・・・覚悟吉崎!」
「くそっこんな時漫画みたいに手から光線が出れば・・!えいっドシューーーー!!!」
するといきなり吉崎の手から光線が放たれ、村井に命中した!
「グワボキャグヘ!」
ドーン!村井は吹っ飛んで倒れた・・!
「く・・おのれ・・なにをした吉崎・・・だが俺の負けだ・・掟通りお前と俺はダチだ!」
「ああ・・・今日からは俺がこの地域の番長王だ!いいな!・・・しかし俺にこんな隠された能力があったとは・・・じゃあ今日はここまでだ」
「おうじゃあな」
二人は別れた・・・空には戦闘機がたくさん飛んでいた
ふと気づくと次の日の学校・・朝礼がはじまるようだ・・すると先生が入ってきた
「おや?・・担任の松井じゃねえな・・だれだこいつ?」
そこには美形の男の若い先生が立っていた
「やあきみたち!松井先生は超絶インフルエンザにかかってしまった!ぼくはその間臨時で担当することになった副担任の叶岩だよろしく!」
「チッ・・なんかやかましいヤローだな・・まあウザくなければなんでもいいや・・おっと」
そう今日は放課後、とある場所に行く予定があったのだ・・そして放課後
「これからお世話になる縄文組へいかなきゃな・・・組の事務所はここから西にあるという噂だ」
西に・・・
第2308話
(2019年2月24日投稿、2019年5月11日掲載)
西に向かうと途中で村井が待っていた
「おう吉崎!組に向かうところか」
「おお・・組長の神田さんにご挨拶しなきゃな」
「こんな物騒な世の中だ・・組のお世話にならなきゃ俺たち生きちゃいけねえ」
そして二人でしばらく歩くと・・ガイコツの模様がたくさん書いてある建物の入り口についた
「ここが組事務所・・ごくり・・」
すると後ろから声がした
「吉崎君!だめじゃないかこんなところでなにをしているんだ!」
振り向くとそこには叶岩先生が立っていた
「誰だこいつ吉崎」
「うちのセンコーだ・・・チッなんのよーですかいな?」
「君たちこのヤクザの組になんのようだい?」
「俺はこれからここに弟子入りし入門するんだ!もんくあんかコラ!」
「い、いや、そういうつもりじゃ、でもご両親が、これじゃ泣いてしまう・・・」
「俺にゃあ両親はいねんだよ!ここのオジキがいつも金のメンドーみてくれてんだよ!あ?」
「すすまない・・でもここから先へは・・それより先生のおうちにこないかい?とびっきりのステーキをごちそうするよ!」
叶岩は吉崎をなめまわすように全身をみた・・・
「ステーキだと・・ごくり・・」
「おう吉崎なにやってんだ!」
「お・・おうでもステーキ・・・いいや!ほっとけや俺のことは!貴様チクっちまうぜ?センコー?」
「すすまない・・・わわかった僕はかえるよ・・すごすご・・」
叶岩は帰っていった・・・
「よし事務所にはいろう!失礼します!」
ガチャと入り・・奥の応接間に入るとトラでできたソファーに簡単な頭にサングラス、ひげをしたこわもての男が座っていた
「おう・・よく来たな二人とも座れや!他のモンは出かけている・・まあ気楽にせーや」
「はっ失礼します!縄文組組長神田さん!」
「おう、この盃のコーラを飲めや・・未成年だからな・・・全年齢だからな・・だが飲んだらお前たちは俺の子供だ!」
「押忍!」
「金も女もゲームも思いのままだ・・仕事さえしてくれればな・・・夢のような仕事だヤクザってなあ・・・仕事さえしてくれればな」
「おおお!俺たちは仕事に命をかけます!オジキしかもう頼れる人はいないんです!」
臨時ニュースが始まった
ふと気づくと臨時ニュース
『檻から逃げ出したと思われるゴリラが町中で暴れています!死人が多数出ている模様・・・スーパーの果肉コーナーは死体だらけの血まみれで・・・』
「おう物騒なニュースだなどうかしてるぜこの世の中・・」
「さいですなオジキ」
『次の臨時ニュースが入ってきました・・・立場を表明しない日本も標的とすると新宗教連合国から最終通行くが入りました大臣のインタビューです』
「こんな時に・・おうおまえらさっさとコーラ飲んじまえ」
「はい!ごっくんうまーい!」
『大臣は第3次欧州連合やアメリカとの同盟を堅持していき、話し合いは随時設けるとのことです・・・ですが軍隊には万が一に備え準備を命じておりますとのことです』
「おう戦闘機が飛び交ってるのはあそれがなあ・・・よしコーラ飲んだなおまえら?」
「はい!」
「じゃあこれを受け取れ・・前金だ」
そこには・・・5億円が差し出された・・・
第2309話
(2019年2月24日投稿、2019年5月12日掲載)
5億円あれば何でも買える!
「こ・・これはオジキ!?」
「おう祝い金だ・・とっとけやこんなの組に入ればはした金にすぎねえ・・」
「ほほんとですか!やったな村井!」
「おおおう吉崎!これでカレーが何倍でもくえる・・・!漫画も・・ゲームも!」
「ありがとうごぜえますオジキ!一生ついてきます!」
「ハッハッハ・・・いいってことよ俺たちは家族だからな!・・・さて早速だが仕事が一つある、頼まれてくれねえか?」
「はい!オジキのためならなんでも!」
「よし、村井はあとで指示を出す・・・先に帰ってろ・・吉崎残れ」
「は!じゃあな村井!」
「おう!初仕事頑張るぜ!」
村井は帰っていった・・・
「さてオジキ仕事とは?」
「・・入ってもらおう・・ぱんぱん!」
拍手をすると・・隣の部屋から男が入ってきた・・・
「オウ、コイツガ、コンカイノシゴトヲヤッテクレルヤツネ?」
そこにはスーツをきて1:9分けをしたサングラスをかけた怪しい男が入ってきた
「誰だこいつは?」
「おう、依頼人だ・・言葉遣いに気をつけな・・・この方は・・火星移民国家ファイアーグッドマンのビジネスマン、コム・イファリンさんだ」
「火星移民国家!?あの・・失われしアジアの国の移民国家・・・国連の手で移住したという・・」
「ああ、まあそんなところだ・・」
「で、暮らしはどうなんです!?火星は赤いと聞いていて・・なんかロッシャーともめてるとか・・」
「おう余計な詮索するな・・・ビジネスは口一つで死につながるんだ・・それがヤクザの世界だ」
「はっ申し訳ございません!!で、仕事とは?」
「一週間後、とあるものを六本木の指定する場所にもっていってもらいたい・・それだけだ」
「は、それだけですか?」
ふと気づくと最初の仕事・・・
「おう・・中身は大金だ・・・500億円・・・」
「500億!?」
「おう・・まあファイアーグッドマンとの取引は認められていないからな・・まあ密輸ってやつだハハハ」
「なるほど!そいつはすごい・・しかしどこに?」
「当日指定する・・・このコム・イファリンさんから指示がある・・いいな?」
「はい!わかりました!」
「わかったら帰っていい・・5億は忘れんなよ、遊びまくれ!」
「はい!ありがとうございます!失礼します!」
吉崎は帰っていった・・・
「では・・あとはおまかせあれコムさん」
「サスガヤクザネ・・・タヨレルブカタクサンネ!」
「ハハハ・・ではカム・ジョンソン主席によろしく・・これからもよいビジネス関係を」
「モチロンネ!」
そして一週間の月日が流れた・・
第2310話
(2019年2月24日投稿、2019年5月13日掲載)
一週間後の夕方・・まだ連絡は来ない
「おっかしーな・・オジキに連絡したほうがいいのかな?トゥルルル・・・出ないなあ電話に」
すると逆に電話がかかってきた
「おっきたな!もしもし!」
『アア、ワタシネ!コム・イファリンネ!オボエテイルネ?』
「もちろんです!お仕事・・500億はどこです!?」
『スデニキミノヘヤノ・・・オシイレノナカニアルネ・・・』
「なにっ」
押入れを開けると・・そこにはスーツケースが確かにあった・・・マスクと帽子とスーツ、サングラスもあった
「い・・いつのまに・・・これをいまから六本木に?」
『ソウネ!・・中ハゼッタイニアケナイコト・・・ヤクソクマモレルネ?』
「もちろんです!5億でたくさんステーキ食べれて幸せで・・・」
『クククソレハヨカッタ・・・サアデハイマカラシジスルトオリウゴイテクレ・・・マスク、帽子、スーツサングラスヲチャントツケルネ』
そしてコムの支持の元、六本木に向かった・・すでに夜になっていた・・・雪が降り始めた
「この格好怪しまれないかな・・・でも本物のヤクザみたいでかっこいいぜ!」
『ソノトシデ、ソノスーツケースハ、イワカンアル・・ヘンソウスレバイイネ・・ワタシハ、ジャマガハイラナイヨウ、ミマモッテイルネ』
「わかりました・・・」
そしてその道を左に、右にといろいろ複雑に指示された
「なにやら人だかりができているんだ・・なんだろう?」
『キョロキョロスルトアヤシマレルネ!』
「やあ吉崎君じゃないか!こんなところでなにしてるんだい!」
ドキッとして振り向くと・・そこには叶岩がいた・・・
「セ・・センコ・・・いや誰でしょう私は別人ですすみません」
「あっまちたまえ、そのスーツケースなんだい?」
「迷惑です・・これ以上付きまとうと警察を呼びますよ!」
「その声は・・やっぱり吉崎君くそっ・・・ごごめん・・・しかたないいったん引こう・・しかしそのスーツケースは・・・」
そして振り払い・・長い時間をかけて進んでいった
『ナンダサッキノハ?』
「ああ、学校のセンコーだ!スーツケースみせろとかいってきやがった」
『フン・・マアイイ、ドウセ、トクシュコーティングデ、ナカハゼッタイワカラナインダ・・・サテ・・ソノカイダンヲ、オリテクレ』
ふと気づくとその階段を下りていった
「ここは・・地下鉄の駅じゃないか」
『邪魔者ハショブンシタ・・・イマダレモイナイハズダ・・・・エキインサエモナ・・・』
確かに誰もいない・・人通りの多いこの町に不自然な空間ができた
「降りました・・さて?どうすれば?」
『ソコデシバラクマッテテ30分ホドモアレバジュウブン・・・ジカンガタテバモウヨウハナイ・・・クク・・・ワガソコク・・オヨビ・・ヤミノクウカンバンザイ!』
ガチャと電話はきれた
「あと30分ねえ・・・まあゆっくりやすむべ」
そして時間がたとうとしたころ・・・階段から誰かがいきよいよく降りてきたガタガタ!
「おい!吉崎!!!!!!!俺だ村井だ!!!!やめるんだ!!!!!」
「村井!?どうしてここに!?血まみれじゃないか!」
血の村井・・・
最終更新:2019年05月18日 13:20