第2591話
(2019年12月1日投稿、2020年2月18日掲載)
バッハ・・・・
「なにバッハって」
「ワシの作り出した名作シリーズよ・・・セレブレーション国の連中はクリスタルの力を悪用してたのでな・・罰をあたえたのだ!」
「なにいっとるん」
「ワシの作った改造人間化け物どもはあちこちに放って皇国の為に働かせておるフォフォフォ」
「なにがフォフォフォだ!それがどうした!」
「マヨネーズって知っているでありんすか?」
「調味料か?なんだお前は・・そう、お前からワシのペット共のにおいがする・・・なにかしたか?」
「ビャッハ・バッハ・・・知っているでありんすか?」
「ん?・・・んーと・・あー、セレブレーション国の令嬢を改造したやつか!アハハハあれはなかなか優秀でな!」
「やはり・・・お前は・・・」
「ペレッペ・バッハの血を引くモドロ・バッハの娘婿のパパイヤ・バッハの長女がビャッハ・バッハだったな・・確か」
「そうか・・彼女はもともとああいう姿ではなかったのか・・無念だったろう・・・」
「ん?ビャッハ・バッハを知っているのか?確かあれは・・・そうクリスタル炉に放り込んだはずだ・・・」
「何故?」
「メタトロンの力を・・・ワシが戴こうと思ってな!だが帰ってこないということはやられたのであろうワハハ」
「・・・やったのはあちきでありんす・・・」
「ん?」
「ビャッハ・バッハ・・・マヨネーズはあちきの親友・・・貴様がけしかけていたとは・・・」
「セリカさまどったのー怖い顔して」
「も、もうしわけない
ベリュル殿・・だがここは・・・!」
「・・・貴様何者だ・・・?クリスタル皇国のものでないことはわかるが・・・」
「あちきは・・・・セリカ・スィータだ!」
「んー・・・?なんか聞いたことが・・・」
ふと気づくと聞いたことがある気が・・・
「貴様の家はどこだ・・・?バッハメン!」
「ああ、皇国のはずれにある家だが・・・」
「そこで話を付けたい・・人目につけないようにありんす・・・」
「ああ、まあいいだろう・・・その匂いの話も聞きたい・・しかも美女・・ウシシシ」
「おまえ!セリカ様にふちちなことは無礼千万!」
「フン・・まあいいわが家に着て驚くなよ・・・」
連れられて家に着くと・・オーンオーンと・・うなり声が聞こえてきた
「ここはその辺の皇帝も近づいてこない魔境・・わがペットがうろついておるのでな・・・」
するとあたりには顔が緑で目が口の化け物だらけだった・・
「これらはなもとセレブレーション国の連中だ・・・アハハ!ヘーイの兵隊やいろいろ捨て駒にぴったりなのだ!」
「ゆ・・許せぬ・・・でありんす・・・・」
「どったのセリカさまー」
セリカの怒りとマヨネーズ・・・
第2592話
(2019年12月15日投稿、2020年2月19日掲載)
サラダにおひとつマヨネーズ
「セリカの名前ってサラダに似てるような」
「なんの話でありんす」
さて庭を通り過ぎて家に入ると・・中には実験装置がたくさんあった・・・
「なっこれは・・・シリンダーにぶくぶくの泡に人間がたくさん入っている!」
「こ・・これは・・なんでありんすか・・!」
中には科学者皇帝がたくさん雇われていた・・・
「こいつらはな、セレブレーション国の残党だ・・・このバッハメン様ががここにかくまってやっているのだガハファ!」
「シリンダーに入れられた人間たちはもがいているぜ!いらんことしてんじゃないの!」
「グハハー!このまま外に出したらこいつら捕まって死刑になるぞガハハー!なので有効活用しようというわけだ」
「ど・・どんな!」
「まあみろ我らが科学者たちを」
科学者たちは何か言いあっていた・・・
「これが×(バツ)」
「うむ」
「これが×(かける)」
「ほほう」
「これがx(エックス)だ!」
「同じじゃないか!」
「全然違うぞ!よくみてみろ!」
議論が過熱しているようだ・・・
ふと気づくと科学者たちの議論
「これがl(エル)」
「なるほど」
「これがⅠ(いち)」
「うーむ」
「これがI(アイ)」
「全然違いますよー」
「おい、カビタ!材料が足りない!マンドコドドを勝ってこい!」
「カビタさんの丁稚ー!」
何やら恐ろしい会話をしているようだ・・・
「さてこいつそろそろ消費期限切れだな・・改造するか」
一人の科学者が一つのシリンダーを運び、何やら実験装置にもっていった
「な・・・何をする気だ?」
「よし・・ソフトウェアの改造君ver3.3起動!」
「パーツヲエランデクダサイ・・・」
恐怖の人体改造大会!
第2593話
(2019年12月15日投稿、2020年2月20日掲載)
人体改造村八分・・
「パーツヲエランデクダサイ」
「よし・・まずは口を目に・・!こうすると一番ステータスがあがるんだ」
「なっなにをしているのだ」
かたずをのんで見守ると・・アームがでてきて外から口のパーツを取り出し、実験材料の目に押し当てた!
「ギャアアアアアアアア!!!!」
「ひどいぜ」
すると・・両目が口になった・・・!
「さて次は・・口を目にせねば・・!こうすることで回避力がたかくなり、全体ステータスに倍率がかかるようだ」
「ギャアア」
「まずいぜ」
「肌を緑に・・・ステルス性があがり、皮膚の色変質がかのうになりスパイ行動がしやすくなる」
「ビエエエエエ」
「大変だぜ」
「最後は・・脳みそをちょっといじって・・秘められしパワーを解き放ちつつ忠誠心をあげるのだ!」
「ギエエエエエエエエエエエエ・・・ゴシュジンサマ!メイレイニシタガイマス!」
全身緑色の肌の化け物完成!
「あっ改造皇帝バッハメン様!お帰りにならしてたのでしか!たった今兵隊がもう一匹完成しました」
「有無ご苦労・・・・ヘーイの騎乗者が足りておらぬ・・そうそうに出荷せよ」
「はっ!よしおまえいってこい!今日からペチャンコ・バッハと名付けようハハハ!」
「イッテキマース!」
緑色の男は去っていった・・・
「・・とまあこれが我がペットのできるまでだ!わかったか?」
「許せないでありんす・・・これで・・マヨネーズを・・・」
「さて・・貴様に話をきこう・・・クリスタル炉の中の住民よ・・・特に貴様・・セリカ・スィータといったな・・?」
「なんでありんすか!あちきもおぬしを許せない・・・」
「貴様らをシリンダーにいれて・・ちょっと調べさせてもらおう・・メタトロンの力とやらを持っているのだな?ものどもかこめい!」
「なっはかられたー」
ふと気づくと囲まれたベリュルたち
「ビャッハ・バッハはなかなかの傑作だった・・アレが失敗したとなると相手はメタトロン・・貴様がそうなのだな?」
「あちきはメタトロンではない・・セリカ・スィータでありんす!」
「フン・・ここまで来れるような連中のいうことだ・・信用にはおけぬ・・まあ調べればわかる!ものどもかかれい!」
「イエーイ!」
科学者たちが襲ってきた!
「セリカ・・・あなたついにここまで・・力を貸すわ・・!」
セリカの背後に・・・一人の美少女がぼんやりとあらわれた・・・!
「マヨネーズ・・・あなた・・・!敵は必ず・・・二人でとりましょう!」
二人は構えた・・!
「オバケ!」
ベリュルは気絶した・・
第2594話
(2019年12月15日投稿、2020年2月21日掲載)
ペチ!
「ウーン・・・」
速攻起こされたベリュル!
「気絶は後で好きなだけしなさい!ここを切り抜けるわよ!」
「かたじけないでありんす!」
科学者皇帝のムレが襲ってきた!16体同時!
「キシャー!科学の力おもいしれ!スタンガン!バチバチ」
「ギャア!」
「エアガン!ぱんぱん!」
「いてて」
など科学のズイを極めた攻撃が極めて危険!
「セリカ様が仲間にいると、後ろにオバケがいる!」
ベリュルは気絶させてもらえないが、なんとセリカにさらに追撃で援護が入り、追加ダメージだ!
「おのれー科学兵器核ベーゴマ!」
核でできたベーゴマを投げてきて大ダメージだ!結構痛いぞだが量は多い!それに
「我らには電磁シールドがかかっている!我らの防御力が15倍される!これで貴様らの攻撃はほとんど通らないのだダハハ!」
「ジョナサン!」
「はーい!アースグレイブ!!!」
ジョナサンの召喚効果で防御0になるので電磁シールド効果なし!0にいくつかけても0!まあ兵器とかでもいいナントカ倒した・・
「どうぜ!改造皇帝バッハメン!次はオマエの番だ!ねえそろそろ気絶していい」
「もうちょっと我慢しなさい!さて!」
「ほう・・なかなかやるな・・だが貴様らは科学を甘くみているな・・?」
「甘くないぜ!お前こそ砂糖でできたステーキをくわせてやるぜ!」
「なんだそれは・・・まあいい・・みるがいい・・ホアアアアアアアア!!」
おや・・?改造皇帝バッハメンのようすが・・!?
ふと気づくとバッハメンの体が・・・?
「なっなにごとなのだ!」
「一流の科学者の条件・・しっているか?」
「天才なこと」
「そうだ・・それにくわえ・・自らの体を改造するもののことだ!ホアアア!」
ズニュッと無数の手が体中から生えてきた!さらに触手まで
「手と触手を使い分けるのがコツだな」
「こわっ」
さらに・・ズニュズニュ・・あちこちに目、鼻、耳ができた!」
「外部からの情報をたくさん取り入れるのがアタマがいいコツだな」
「うわっ」
最後に・・・胴体が顔に埋まりなくなった
「顔さえあればいい・・胴体は動くには不要・・シンプルイズベストが強さの証だな」
「ひっど」
そこには顔に無数の目、鼻、耳、手、足、触手が生えた生き物がいた!
「こ・・こいつが・・・マヨネーズ!こいつがあなたを・・!」
「ええ・・・もう忘れかけていた・・・こいつよ!私たちをさらって・・こんなことにしたのは・・・」
「いくわ・・覚悟!改造皇帝バッハメン!」
「そうだぜ!手前も協力するでっせ!セリカ様!よくわからないけど許せないぜ!」
「くくく・・・・貴様らからの情報・・たのしみだあああああああ」
改造皇帝バッハメンが襲ってきた!
第2595話
(2019年12月15日投稿、2020年2月22日掲載)
改造皇帝バッハメン強襲!
「ベロベロ!触手99!ムチウチキック!」
「ぎゃあ!一つ一つはゴミみたいだが、ちりつもでやば!ゴ-レム即破壊!
「チッ・・こざかしいでありんすな・・・エナジームーンサルトキック!」
大ダメージで手足や職種がもげるが・・・
「グハハ・・それがどうした・・!」
ズニュュ・・ズニュ・・・グチョングチョン!ベロン!
「なっ再生した・・・・HP100万回復!?」
「そうだ・・プラナリアの原理を利用した・・いくら破壊しようが無駄だ・・我は再生する!」
「なんだと・・ま、いろいろやってみよう・・フラッシュ!」
「ギャアアアア目がああああああああああ」
「砂嵐!」
「ギャアアアアアアアアア目がああああああああ!」
「レモンスプラッシュ!」
「ガヤアアアアアア目がああああああああああああ」
目が大量なことが結構な弱点なので、まあ気づいたら青魔法大活躍!
「風船割り!パーン!」
「ギャアアアアア耳があああああああああ」
これらをやったらそれぞれ30秒ぐらい動きが止まるぞ!再生も止まる!まあごりおしでもいいけどもつらいかも
「町にいる路地裏でなんどでも襲ってくるチンピラたちで、砂嵐皇帝とかレモン皇帝とか、坊主皇帝からこれらをラーニングしてもいいかもね」
まあ好きにするといいが、駆使したり力押しだったりしてナントカ倒した・・・
「ギョエエエエエエエエエエエエ・・・」
ふと気づくと改造皇帝バッハメンは死んだ・・・
「お・・おのれ・・ワシが死ぬと・・・兵士の供給が・・・ままならぬ・・・ぞわかっているのか・・」
「しらんけど!皇国の魔物騒動はこりごりだぜ!」
「ほう・・これは興味深い・・・」
すると後ろから突然声がした・・・
「なっなにものだ!」
そこには黒いローブでちょっと豪華な装飾で顔が見えない男が立っていた
「ぬ・・おお・・あ・・・あなたは・・・・!皇帝王様の宰相、マクノシタ様!!!」
「ここが噂の人体改造処ですか・・・・セレブレーション国の住民か・・・」
「はい!この者たちが・・この場をこのように!炉の中の人間です!ご注意を!ガハハハ貴様ら終わりだ!この方をどなたとこころえ・・ギャボリバッベンパ!ドシュリオン!」
なんと改造皇帝の体がとびちった・・!
「なっこれは酷い!」
「このような場所・・・我が皇帝王が望むべからず・・・」
「なんてことだ、それより、ねえ、お前どっかで声聞いたことある気がするんだけど誰」
「・・・さあ・・気のせいでしょう初対面ですが・・・貴様らとは・・」
「改造皇帝はこれで死んだでありんすか・・マヨネーズ・・また寝たか・・・」
「さて・・あなたが噂のセリカ・スィータだな・・?」
「噂の・・・?」
噂の・・・?
第2596話
(2019年12月15日投稿、2020年2月23日掲載)
セリカ様の噂・・・
「なんでありんすか・・!噂とは・・・」
「クリスタル連邦の書類で何度も目にした・・・連邦の軍勢を何度も退けたと・・・」
「それがあちきの使命でありんす!」
「・・・貴様・・・ミカという女を知らぬか?」
「ミカ!美しい女性か!」
「ベリュルはいいの!」
「聞いたことはないでありんすが?」
「本当か?」
マクノシタは見えない顔から鋭い眼光を向けた・・・
「知らないでありんす!いったいどこの女でありんすか!ロンカに1ロンカぐらいそういう名前はいてもおかしくないでありんすが・・」
「・・・まあいい、貴様らここに・・・皇帝王様を倒しに来たのだな?」
「そうだぜ!」
「ベリュル!ちちちがうわ!ちょっと観光に・・・」
「観光にこんなところに?皇帝志願者以外は敵しかあり得ぬ・・」
「そうね、皇帝にでもなろうかと・・・」
「なるほど!皇帝になったら何でも俺のいうことが絶対になるのかも!」
「ベリュル!」
「フン・・・まあいい・・・では残りのスタンプ全部押してやろう!ぺたぺたぺたぺた!宰相の権限だ・・・」
なんとスタンプが全部埋まった!
「やったーーー!」
「やけに話がわかるでありんすな・・?」
「フフフ・・そんなもの貴様らが気にすることはない・・・さあいけ!」
屋敷を追い出されてしまった・・・
「ま、結果的にオーライオーライよ!天下の往来よ!」
「しっくりこないでありんすな・・・でもまあいくしかないでありんす」
ふと気づくと門番処・・・
「いれて」
「スタンプ」
「はい!」
「おお・・久々の100個突破者か・・!よしはいれ!皇帝王直々にお話があるそうだ」
「やったぜー」
裏口に誘われ・・ついていくと裏口があった
「皇帝王様への近道になっておる・・さあはいるがいい」
「やったー!」
喜び勇んで全員はいると・・ガシャーーン!上から牢屋が降ってきた!
「しまったわなだ!とじこめられた!・・ななんだ・・わーぱーが封印されて使えない・・」
皇国のワナ・・・
第2597話
(2019年12月15日投稿、2020年2月24日掲載)
キャリキャリキャリ
「車輪付きの牢屋は運ぶ・・貴様らを皇帝王様閣下のもとに・・・グハハ」
「くそっ騙したな宰相マクノシタとかいうやつ!顔を見せろ!」
「こんなもの・・・あちきが!えいっガキッ・・だめでありんす・・これもまさか・・いや・・・」
「そう・・時の牢獄だ・・貴様らにやすやすと敗れるものではない・・・」
そしてしばらくすると皇帝王の間に連れて行かれた牢屋ごと・・
「チーン!到着皇帝王様の間!」
するとそこには赤いじゅうたんと・・たくさんの皇帝、高い玉座の上に一人の男がいた・・・
「なんじゃこれは!」
「皇帝王マワシゲリ様・・・侵入者を捕まえてまいりました・・・」
「なっなんじゃと侵入者じゃと!とうっグキッオワーーーー!!!」
「なにこれ」
「何これとは不敬な・・・この方こそが・・皇帝王マワシゲリ様・・・クリスタル皇国の元首なるぞ!」
「そうじゃ!なんじゃおまえらズケズケ・・スッテーン!いてて・・おや・・侵入者の中に皇帝がいるではないか!なんじゃおまえら!」
「わたくしポップリップと、パーティは捕虜にございます・・申し訳ございませぬ・・」
「なんじゃ捕虜かなら仕方ない・・さてこいつらはどこもんじゃあ!マクノシタ!」
「クリスタル炉の連中にござりまする・・・ここで見せしめに処刑しましょう」
「なっなんじゃと野蛮な!しかしおぬしら・・・もっとちこうよれい!」
「いや牢屋でよれないけど」
「なんじゃと!ワシ自らいってやる!ツルッつつーーーゴチン!いっつーーー牢屋に頭をぶつけた・・・」
「チャンスでありんす!エナジームーンサルトキック!!!」
セリカが・・・なんと牢屋をけちやぶられた!
「この牢屋・・時の牢獄という割にはもろくできている・・このチャンスをうかがっていたでありんす!」
「なっなんじゃおまえら!おい皇帝共!こやつらをおさえんか!」
皇帝王が号令し、ベリュルたちは身構えた・・・!しかし・・・
「・・・」
「な・・なんじゃ!誰も動かんではないか!おいどうした!」
ふと気づくと全く動かない皇帝たち・・・
「えーい!こうなったらワシ自ら貴様らをぶちのめしてやる!カクゴシロ!」
「わわ!なんだこの変な男!」
「なんじゃこの変な男は・・・まあいい!みよ・・我が筋肉を!!皇帝王についた筋肉を!ムウハアン!」
バシュバシュ!と皇帝のローブがはじけとび・・上半身が裸になり筋肉がむくれあがった!
「フシュールルル・・・・ハァハァ・・・本当に使えぬ部下どもよ・・我が皇帝王の力・・いまこそみせてくれ・・グ・・!?」
突然・・皇帝王の心臓に矢が突き刺さった・・・
「待っていたぞこの時を・・・皇帝のローブを脱ぐ時を・・・グハハハ!!ヒーッヒヒヒ!アハハハハ!アーハハハ!ハヒーハヒー!ハハハハー!フハハハ!ハハッハギャハハ!」
突然!宰相マクノシタが大笑いを始めた・・!
第2598話
(2019年12月15日投稿、2020年2月25日掲載)
マクノシタの大爆笑!
「なっこっこれは・・・!」
「皇帝王様ーーー!!!」
ポップリップたちがかけよった!
「うう・・・い・・いったい・・マクノシタ・・・貴様・・・」
「フフフ・・・誰がマクノシタだって・・?見るがいい・・我が正体を・・!」
バッとローブを脱ぐと・・そこには白いローブの男が立っていた・・!
「こ・・こいつ・・・!」
「き・・貴様・・まさか・・・」
「そうだ・・私はクリスタル王国の宰相・・・メイドインピャーだ・・・」
「なんじゃと・・貴様・・我が皇国の宰相では・・・」
「最初からずっと貴様のスキをうかがっていた・・・だがその無敵のローブには何も通用しない・・・うっかり脱ぐのを待っていたのだ!」
「な・・・」
「この安全地帯が急に危険になる・・すると無性に自分の筋肉で倒したくなる・・その習性を利用させてもらった!」
「なっなんてことだ!でもボス倒したんだけど・・・いいのかな・・・」
「フフ・・・諸君・・王国に帰るぞ・・・」
メイドインピャーが合図をすると・・・部屋に集まっていた皇帝たちがバッとすると・・全員白いローブだった!
「あんっこれは・・・!」
「ば・・ばかな・グフッ・・・う・・・」
「このセリカ達が争って勢力を塗り替えてる間・・徐々にスパイを潜り込ませていたのだ・・ククク・・・」
「んはあん・・・ばかな・・・」
「皇帝王マワシゲリ様ーーーーーー!!!」
「ではさらばだ・・・セリカたち・・あとで褒美は取らせよう・・・クリス女王のもとに戻ってくるがいいアハハハハハハー!」
シュンシュンシュンと白いローブたちはみんなで笑いあいながら消えていった・・・
「そ・・そんなこれは・・・」
「ポップリップ!」
ふと気づくと死にそうな皇帝王・・・
「ばかな・・やつは・・・最初から・・・そんな・・・」
「しっかりしてください!皇帝王様・・このままでは・・・」
「ワシは・・このクリスタルを・・・やつらか・・ら・・・」
「やつらとはなんだ!」
「クリスタル王国を・・・滅ぼした・・・あの・・・」
「あの!」
「生き残りを集め・・・ワシは・・・」
「ワシは!」
「だが・・まだ・・・」
「まだ!」
「しぬ・・わ・・け・・・シュウウウウ」
「皇帝王様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
シュウウウ・・・皇帝王は灰になって消えてしまった・・
「ば・・こんなあっさり・・マジか!この物語はどうなってしまうのだ!」
「遅かったか・・・!」
声がして振り向くと・・何人かのヘルメットをかぶった皇帝たちがいた・・!
第2599話
(2019年12月15日投稿、2020年2月26日掲載)
ヘルメット皇帝たち・・・
「なっなんだお前らは!」
「貴様らこそ・・・!それより・・皇帝王様・・・!ポップリップなにがあった・・!」
「あ・・・あなたはエースパイロット皇帝ナカジマ様・・噂には聞いております!」
「そんなことより状況を説明しろ!」
「はっ!かくです!」
「しかだと・・・メイドインピャー・・・おのれ・・やつは本物だったか・・・!」
「ねえねえなにごと」
「貴様らに構っている暇はない・・」
「いやまてナカジマ・・その女性・・・何やら只者ではないぞ・・・」
「セリカ様のことか!この方はすごいんだぞ!俺たちが束になってもかなわないし美しいし!」
「そういう話ではない・・・おっと・・それよりこの方の記憶がようやく戻ったが・・」
「なにまた誰か出てくるのか!」
すると後ろから・・・なにやらローブを羽織った美しい女性が出てきた・・・
「はじめましておれベリュル!」
「マワシゲリ殿・・・申し訳ないことをしました・・・私は今まで・・・」
「ねえねえあなただれ」
「控えよ!変な男!」
「だって!」
「いったい何者でありんすか貴女は・・・・」
「・・・・私は・・・・ミカエル・サイコキネア・・・」
「ミカエル・・・?天使の力でありんすか?」
「・・・なぜそれをあなた方が知っているの・・・?」
「姫様・・クリスタル炉の中に、多くの天使の力が封印されているようなのです・・・どうやらこの者たちは・・・クリスタル炉の住人かと」
「・・・それで・・!」
「なんの話!俺にもわかるよう説明してくれ」
「いろいろ・・・聞きたいことがありすぎるでありんす・・・」
ふと気づくと聞きたいこと
「そうそうあなたおいくつですか」
「ベリュル!!!」
「何から・・・まずは・・・クリスタル王国について・・でありんす!あちきたちはそこに連れられてきて・・・なりゆきでここにきたでありんす」
「そうだ!クリスタル王国存在しないとかいってたぜ!覚えてる!」
「・・・あそこは・・幻です・・・メイドインピャーが作り出した・・・」
「なっ」
「彼は・・自分の楽園を作るため・・・滅ぼした国を・・・自分のためだけに使っているようです・・・」
「幻・・?じゃあクリス女王というのは?」
「彼の作り出した幻の一つ・・・おそらく住人も・・・」
「・・・では次の質問・・力の天秤とはなんでありんす?」
「セリカ様なにそれ」
力の天秤とは・・?
第2600話
(2019年12月15日投稿、2020年2月27日掲載)
力の天秤・・・
「力の天秤は・・・世界の勝敗の結果を示すためだけの神器です・・本来は・・」・
「神器?本来は?」
「勝負事には・・・勝ち、引き分け、負けがあります・・その状態を示すのにもってこいなのが天秤なのです・・・程度も表せますから・・」
「どういうこっちゃねんや」
「ベリュルはいいから」
「完勝だと確実に片方に傾くというわけでありんすな・・・度々話に出てきたが・・・いったいどこにあるでありんす?」
「わかりません・・・私は一度目にしたことありますが・・・ただ・・本来は結果を示すだけのものだったのですが・・」
「ですが?」
「死のクリスタルがあれば・・錘として機能し・・片方に勝利を寄せることが可能なのです・・・偽りの勝利を・・」
「どういうこっちゃねん」
「姫様・・そこまでこんなやつらにお話ししては・・!」
「いいのです!考えがあるのです・・あなた方も聞いていきなさい・・特務機関のエースパイロット達・・」
「はは・・出過ぎた真似を・・確かに我々も知りたいところです!」
「俺もしりたーい!」
「なんだかよくわからない器物であることでありんすな・・・次は・・・時の一族と幻の一族について何か?」
「・・・クリスタル王国でそれぞれの力をつけた人たちとその子孫であると思います・・・」
「思います?」
「私もすべては知りません・・それに・・最近はずっと封印されていましたから・・・あの女神像に・・・」
「封印?」
「メイドインピャーにつかまって・・・私のクリスタルを取られそうに・・・それ以上のことは・・・わかりません」
「わかんないかー」
「わかったでありんす・・では次は・・クリスタル炉について・・・メイドインピャーが作ったと聞いているでありんす・・我々の世界を・・・」
「そのように伝わっているのですね・・・クリスタル炉・・・あれはただの扉に過ぎません・・・」
「扉に過ぎない?てかまあ見たことないんだけど俺ら炉」
ふと気づくと扉に過ぎない
「我々が聞いた話では・・・メイドインピャーはクリスタル炉を半年前だかに作り・・・しかし地震で壊れたため娘たちを送り込んだと・・」
「・・・先ほども申したように・・・クリスタル炉と呼ばれてるものは「ドア」に過ぎません・・・他の世界に行くための手段ですただそこから漏れる力を使っているだけです」
「なっどういうことだい」
「彼は・・・「ドア」をそこに設置しただけだと思います・・・何らかの理由で・・外の世界のクリスタルが必要になったのでは・・」
「外?ここが外ではないのでありんすか?」
「・・・あなた方クリスタル炉の住人とおっしゃいましたね・・・・どこのクリスタルですか?」
「俺たちは・・えーと?水とか土とか!そんなん!アヤバッチュは闇だっけ!」
「・・それと同じです・・ここは・・・あくまで中心となる神のクリスタルの中です・・・あなた方の世界と構造は同じです・・」
「なっどういうことだ!」
「姫様・・それは我らも初耳です・・このナカジマ・・興味津々です!」
「他に聞きたいことはありますか?」
「理解がまだおいついてないでありんすが・・・メイドインピャー・・そして・・・ミカエル・サイコキネア・・あなたは何者でありんすか?」
「私たちは・・・ただの冒険者でした・・・かつては・・・・・・」
かつては?
最終更新:2020年03月03日 18:50