第3141話
(21年5月29日投稿)
脅威のプロコトル軍!「な、なんてことだ!俺たちのボスが!」「そりゃ悪いことしたな・・だが我々も仕事なんでね、IDカードを持ち帰るという・・・」「くそっ結局こいつらともやりあうことになるのか!」「ま、しゃーねーわな、目的が同じものである以上・・・」「そうとも言い切れんぞ・・・」
プロコトル軍の将軍は語り部口調になって語り始めた・・「IDカード一つあれば・・おそらく我々の技術で複製が可能だ・・プロコトル軍の研究室でな」「なにそれ!」「偽造カード・・不法じゃない!」「相手次第だ・・・詳しくは知らないが今回の相手は我々の方は通じないのであろう?」
「通じたい相手自体あまりいないけど、そうだ!」「IDカードはある意味条約の議定書ともいえる・・・個人でのな」「なにそれ」「そう、我らがプロコトル軍のお手の物というわけだ・・・おっと」するとピピピピピとタイマーがなり始めた「なっなんだ!」すると兵士たちは一斉に立ち上がった!
「やるか!」「将軍!そろそろお昼ごはんの時間です!」「お・・しまった長居しすぎたな・・・というわけだ謎の貴様ら諸君」「なにが」「IDカードを手に入れたら我らプロコトル軍のところにもってきたまえ!複製したほうがいろいろ安心だろう」
「なんだそりゃ!おめーらこっからはアタシたちに汗をながせ-のか!」「ここまで我らが汗を流したんだ・・貴様らも多少流してもよかろう?」「いいとこどりかよてめー!」「女、強気だな・・むしろここまでやってボスを貴様らにくれてやる、といっているのだ・・意味は分かるな?」
「ボスのレアアイテム!」「そうだ・・・おっと」「将軍!とっくにお昼ごはんの時間です!いったん戻りましょう!腹がへってみんな殺気立ってますグルルル」
「おお、すまんすまん!生タコたっぷりのタコライスを奮発するから許せ兵ども」「うおおおおおタコライスーーー!プロコトルといえばタコ!」ドドドドド兵士たちは一斉に潮がを引くように去っていった・・・
ふと気づくと去っていったプロコトル軍・・・「では私もいったん退却だ・・もし貴様らがIDカードを手に入れたらプロコトル軍のところに持ってきてくれ」「やだ!なんの義理でそんな」「いいもんをやるぞ」「うおお!よし持っていくぞ!」「おいコラベリュルテメー勝手に約束すんな!」
「貴様らも男なら約束は守れ・・・では・・・!うおおおメシだ飯だーーーー」ドドド・・・・将軍は去っていった「おいどーすんだよ?くだらねー約束しちまってよ」「まあまあミカさんここは男らしく、俺たちもまあだいぶ楽できたんじゃないの」「チッ・・にしても何だ奴ら?普通の人間風情が・・・」
「強力な情報のバックアップがあるようね・・・まあひとまず私たちは奥にいくしかなさそうね・・」「そうだな・・ん?将軍がなんか落としていったぞ・・・これは作戦計画書か?」「読んで」
「・・・この大聖堂のしかけやボスネタが描かれているな・・・ここまでの!用済みだから捨てたか?・・あと、IDカード奪取の最終目的はキャロット家との決戦だと?」「なにそれ知らない名前!
メリアナニー知ってる?」
「ええ、ここ数千年は地球の人参供給を独占して育てて大きくなった一族ね・・かつて馬男を作り出した一族とも・・!プロコトルとはいったい・・?」「ま、いーやな、んなこたー・・・さて突入するぞ?いいな?」「前もこんな感じだったけど今度は誰がいるんだろう・・」大聖堂の中の神殿に突入・・・!
第3142話
(21年6月6日投稿)
大聖堂の大きな家・・・「お邪魔します!なっ・・・ここは!この前は暗いなんか儀式みたいなところだったのに!」あたり一面は草原に覆われており、そよ風が涼しいヨーロッパの山みたいな感じだった・・かすかに雪が降っているしみじみだ
「おいどういうことだこりゃ!大聖堂の中の神殿の中になんでこんな草原がありやがる?」「外と内が逆だよね」モンスターも出ず、広々とした草原を歩き回るしかなかった「宝もないな・・時折人が歩いてるぜ・・・うわなんだ!」
その人間は頭がなく上半身裸で、胸部分に顔がついていた・・・あ、男性なので大丈夫「なんだこいつ!もしもしおたく大丈夫かお前!」「・・・?・・・・」男はちらりとこちらを見たが気にせず歩いていった「こっわ」
「よくみるとぽつぽつこういう奴らいるな・・デラハーンともちょっとちがう、顔つきの首なしはちとアタシでも不気味だ」「モンスターだったら戦えたんだけど、それもできんしなんか、いやだねえ」広々としてかなり広くところどころ矢印のある石碑があるのでそれに従おう
「もし俺たちがひねくれてて逆方向に向かっても10分ぐらいしたら元の場所に戻ってくるな」「変な構造だな」そして矢印の方向に向かっていくと小さい小屋があった・・・「なんだありゃ?「あれがボスの居床かねえ、なんか地味だな・・もっとセイゴンとか邪悪な感じとかないと気分でないぜ」
近寄ると扉があったが・・・張り紙があり何かが描かれていた「ここに入りたもうもの・・・立位体前屈をここで行い、地面に手をつけよ・・地に手がつくものか試すものとする・・だって」「ほー、アホか!まあいい
ベリュルやってみろ」「うーん・・・まあやってみよう・・うおお・・うーんうーん」
「まじめにやれ」「まじめだよう!!イテテテテてこれ以上は無理!」するとスピーカーから声がした「プラス15センチ・・・シッカク・・・デンゲキ!」ビリビリビリギャア!!!
ふと気づくと立位体前屈の罠・・・「わーったわーった!アタシがやるよ!・・ほい簡単!できたぞ」「すごい!からだやわらかいんだ!ミカさんのからだ!」「おめーが固すぎなんだ!」スピーカーから再び声がした「ゴウカク・・・だが・・エデンの香りがするのは気のせいか・・??」
「ドキーーー!あれか、アタシのミロクとかいうのがばれて・・いやなんでもねー!きのせいだ門番!」「ソウカ・・・まあはいるがいい」扉がガチャリと開いた・・・「よし・・はいるぞ!たのもう!!なにっあ・・あれは!!」
小屋の中は大きい不思議な空間となっており・・二人の人物が仲間を一人ずつ連れて戦っていた!「ホアターーー!!!!浄我封風拳!!」その男はちょっとロンゲのパーマの男だ!ドグバキ!やられたもう一人の男に命中!口から出る血をぬぐった・・!
「クッ・・ヤムよ・・やはり裏切っていたか!」その男は4つ目で頭全体がすっきりしている上半身裸の男だった「ヤノ・・・やはり俺たちは間違っているのだ!」
「何を言っているこのアホ!・・おい下がってろ・・チャオヴィ(焼売)!ここは俺がケリをつける・・」「ヤノさん!気を付けて・・・おのれヤムめ!」男にくっついていた青白い子供がその場を離れた・・
「フン・・ハトムギよ・・・お前も離れてろ・・ここからは激しい戦いになる!」「はい・・」ハトムギとよばれた・・どうやら人面ネズミもその場を離れた・・こちらに気づいたようだ「まってヤムさん!誰か来た!?司祭じゃない・・シンニュウシャ!?」
「・・・そうか・・だが後にしろ!こいつを始末してからだ!」「フン・・貴様程度にやられるものかこのヤノが!くらえ!尾行砲!!!」突然ヤノと呼ばれた男ががヤムと呼ばれた男の背後に回り尾行し始めた!
第3143話
(21年6月6日投稿)
ヤムの後ろをひたひたついていくヤノ!「くそっ・・貴様の尾行ばれているぞ!・・だ、だが走っても回ってもまけない!どいうことだ!」「くくこれで貴様の背後は確実に俺のテリトリーだ・・離れることはできぬ!くらえ!せやはっ!」手刀でヤノはヤムをいっぱい叩いた!ドガガガ!
「ぐああっ!ぐはっ!」「ククク・・・後ろでは反撃が出来まい・・むっ!」「でやあ!大ジャーンプ!!!」「無駄だといったろうがああああ!」ジャンプで後ろにぴったりついていくヤノ!「お、おのれヤノめ!!いつまでひっついてきやがる!」
「無論裏切者な気がする感じの貴様を始末するためよ・・我らが地上に遣わされた意味を忘れおって!家畜の人間を育てるという使命を!」「違う!エデンこそが地球の敵・・我らがそう認識される前に・・我らも状況を変えなければ!ここでスタっと着地する」
「俺もスタっと着地し・・笑止!わからんぼうめ・・・とどめを刺してやろう!必殺!6ぽんのうで!」ニュニュニュとヤノは六本の腕をはやした!「サブマシンガンジャブ!!!真横からの水平攻撃最大出力!アタタアアアアアアアタタタタタア!!!!背中のツボを打ち砕いてやる!ダダダダダ」
目にも見えぬ速さでジャブを打ち込むヤノ!衝撃波はベリュルたちをもおそう!「うわあおっとっとっと!」「っと!倒れこんでくるんじゃねーこのてーどで!まあ奴ら勝手に内輪もめしてるな」「また見学かあ~」「敵のボスがうまくいきゃー全滅、悪くても半分になるんだぜ?こんなおいしー話はねーよ」
さてすごいとてつもないジャブを打ち込んであたりは衝撃で煙がもくった!!!「ククク・・・ヤムよ後ろを取られてはさすがの貴様も形無しだ!これは・・やったか!」
「ヤムさーーーん!!!」ハトムギはなき叫んだ!やがて煙のもくりが腫れると・・・ヤムはそこに横向きで倒れていた!クレーターみたな衝撃の跡つきで
「うわははははーーーーー!!!ヤムもとうとう最後か!長年の仲間が死ぬのは残念だがナハハハハハ!!!」「おいベリュル、なんかおかしくねーか?あのやられポーズ」「無様!」「そうじゃねー!」
ふと気づくとヤムがやられていた!「うわーんヤムさーん!」「やったーヤノさん!かったよーー」「やったぞチャオヴィ!うわはははー!さて、シンニュウシャよ貴様らは一体なんだ?ん?見たことがあるような・・・」ヤノは戦いを終えこちらに近づいてきた・・
「おい、やっぱ変だぜ?ベリュル!あのマシンガンジャブ背中から真横に水平にドコドコうったよな?」「うん」「じゃあ前に吹っ飛ばないとおかしーだろが!なんで叩きつけられてるかのように?」ヤノはぴくりとした
「な、なんだと?た、確かに俺は背中から奴を撃った・・普段は敵は前に吹き飛ぶ・・崖とかにぶつかったり・・地面にでかいすり跡がついたり・・あの無様な体制は・・・ハッ!」「そうだ、あれは俺のお得意のやられたふりだ・・・」ヤノの背後にヤムが出てきた!たまげてシュッとヤノはとびのいた!
「ば、ばかな・・・貴様いつの間に・・・むっいない!どどこいったヤム!」「後ろだ・・・食らえ!嫌い弾!!!!貴様なぞ・・嫌いだーーー!!ドシュン!!!」背後からヤムが放った巨大なエネルギーがヤノを襲った!
「ヤノさーん!」かばおうとして飛び込んだチャオヴィも巻き添えを食らい・・えねるぎーがヤノたちをはるかかなたまで飛ばしていった!「なななな!」「ふう・・手こずったぜ・・」
「・・・ヤムさーんよかった!!」「ああ!ハトムギ心配かけたな・・・時に侵入者、お前たちは何者だ?プロコトル軍が来る手はずだったはずだが・・・!」「ベリュル」「ベリュル・・・?何者だ・・・?んー?・・・そ・・・そそっちの・・女・・貴様・・・ま、まさか・・・!」
「あ?アタシか・・・?ゲ・・まさか・・ば・ばれ・・」「ミ・・ミロク・・・様・・・!?いいつのまに・・お復活を・・・おなす・・・!?」ベリュルとはいったい何者だ?
第3144話
(21年6月6日投稿)
ミロクとはいったい・・・?「お・・・貴女様は・・・!まさかその雰囲気、気配・・・なんか下品になってるけどまさか・・・!」「おいなんだてめーわ!なんだこの失礼なやつは!アタシはミカだ!」「おおお、あわわわわ・・・そそんなだがこれはチャンス・・やっとこれで・・・しかしなぜ下品に・・」
「チッたくやかましーんなこたーどーでもいーんだよ!おい、ここにIDカードあんだろ?」「ミカさん!これは話を聞けるチャンスです・・三賢者の一人ヤムから・・!」「おうなんだジャンバラヤ」「あの・・・あなたエデンの使い三賢者の一人ヤムさんですね・・?」
「あ、ああそうだ・・本来はここにプロコトル軍が着て加勢してもらう予定だったが・・・なぜあなた方が」「私はエルフのジャンバラヤといいます・・・他にも家族はオムライスとか、チャヅケとかいますが・・」
「ジャンバラヤ・・・かつてのエデンの住人だった・・バビロンの塔に封印されたと聞いたが・・」「この者たちが助けてくれたのです・・・風のクリスタルともども・・」「・・・もしかして俺様が説明する必要はないということか・・?」
「はいヤム様・・私たちの目的は風のクリスタルの地球からの解放です」「そうなのミカさん」「確かそうだろうがバカ!」「ふむ・・それは話が早い・・プロコトル軍を取り込むには苦労したが・・・」ヤムの思い出が唐突に始まった!「ホアター!アチョチョチョチョ!」
「ぐおおこいつ強いプロコトル軍がこいつ一人に・・・!」「ホアターーーー!!!!!」思い出終了・・・「何もかも知っているわけだな・・まあここに来るぐらいだ・・・相当なものだろう説明はいらぬな?」「何もかもお見通しだが、何もかもわかんねーんだよアタシたちにゃ!てめーら何もんなんだ!」
「ミ、ミロク殿・・・やはり記憶が・・・そうですな、とんでもない年を封印されたんでしたな・・あっもしかして」「なんだ?」「そうだ、復活したという事はロンギナースの槍も手に入れたという事でおらっしゃいますな!これはいける!」「なにがだよ?」
「いやまて・・しかしヤベが・・・あなた方のことを言っていたような・・・もしかして知られてるかも・・」「だから何がだ!独り言やめろや!」
ふと気づくとヤムの独り言・・・「す、すまん・・・うっ背中が痛む・・・先ほどヤノに打たれた場所が・・・」「そんなことよりIDカードちょーだい」「まて・・怪我を治す・・この万能の豆、変豆(ヘンズ)でな・・・もぐもぐ治った!」「そりゃよかったIDカードちょーだい!」
「まってくださいベリュルさん!エデンの現状を知りたいのです!ヤムさん・・・!」「ああ、そのことだが・・おそらくジャンバラヤ、君がいた時とはだいぶ様相が変わっている・・・」「教えてください!連中は今・・・いまだに悪さをしています!エデンは今どうなっているのですか!」
「それは・・・君たち自身の目で確かめてみよう!IDカードはあげよう・・・あれ?ない?あれ?」ヤムは自分の体中をまさぐった「ない!ないぞカードがない・・・!いったいこれは・・・!」「お、おいおいジョーダンじゃねーぞ!どんだけタライマワシにされたとおもってんだ!」
「ま、まていやそんな!まさかヤノに持っていかれたか・・・!?」「ヤムさーん!」「ハトムギ・・・どうしよう!あれはまずい・・・」「ヤムさん、ズボンの股にはさまってますよーうIDカード!」「え?あれ・・あ、あった!あはははいやーまいったなー」「ふーん」IDカード!
第3145話
(21年6月6日投稿)
隠されしIDカードの謎・・・「おう、さっさとよこせや!とりあえず風のクリスタルを取り戻すために・・これさえありゃあとは力よ」「さすがミカさん」「あ、ああ、君たちに託そう・・エデンには俺様もいく!あとで合流しよう」「あ?IDカードがなきゃはいれねーだろ?」
「いや、仮にも地上に遣わされた三賢者の一人ヤム!顔パスで入れる!」「そうだ!ヤムさんは顔をかざしたらピって反応して駅に入れるんだ!」「駅?ああ、あそこのことか・・・ガイアのケツにあった」
「地上にはいくつか隠された駅がある・・エデン行の!この定期券はインカから入れるものだ!行ったことあるなら話が早い・・」「定期券?んだそりゃ・・・まいいやな、さっさとよこせ」「いいだろう・・・だが条件がある!」「なんだよ!この期に及んでもったいぶる気か!いくらほしい?1本か?」
「あ、いや・・そのそういうわけじゃないんだアハハ・・・まあ、その、がんばれ!そう条件はがんばれだ!」「?」「カワイイコ紹介してもらおうと思ったのに・・いやなんでもないんだアハハ!ほら定期券だ」定期券を手に入れた!
「さあ早くここから出るんだ・・ヤノが戻ってこないうちに!力を取り戻していないミロク様では・・たぶんヤツには勝てない!」「そーかい!ま、どうでもいいけどな!きたらきたでぶちのめしゃーいいんだ」「そ、そうかそれは頼もしい・・・では俺はエデンに歩いて向かう!先に行っててくれ」
ヤムと別れて小屋から出た・・・「さてと!ガイアのケツに突っ込むとすっか!」「ミカまって!プロトコル軍に偽造してもらいましょう」「ああ?まどろっこしーな!これありゃいいんだろ?」
「でも一枚じゃ一人しか通れないんじゃない?定期券なら・・・」「あ、そうだ俺も使ってたからわかるぜ一枚使いまわせなかったとおもう」「ふーん、めんどーなんだな・・まいっかいってみるか・・・」一行はプロコトル王国に向かった・・・
ふと気づくとプロコトル王国・・・・「ここがプロコトル王国の首都リスポーンか・・・タコを抱えてる人が多いな」「プロコトルといえばタコよね・・ターキャーとともにタコ食い王国といわれてるわ・・あとの名物はサッカーとか?よく知らないわね・・」「まあいいや軍処にいこうぜ」
プロコトル軍基地・・・「入れて」「誰だお前は」「ベリュル!」「なんのようだ!」「偽造」「なんだそれは!」「おい門番!アタシたちは将軍に用があるんだ・・・IDカードと伝えてくれや将軍に・・それ以外の手続きはいらねえはずだ」
「あっIDカード!今話題の・・・なぜそれを!いいだろう確認しようピッポッパもうしあげたもうもうしあげたもう将軍様実は・・・」「ま、さっさとしてくれよな・・ん?なんだヘリコプターが飛んできたぞ・・」パラパラパラパラパラ
「何あれキラキラしてる!ダイヤでできたヘリコプターだ!人参のマークが彫ってある・・・あ、基地に降りていった」「あれは・・キャロット家の家紋!いったい・・・」「はっあなたがた!将軍がお通しするようにと!お入りください!謎の人物たちのご一行のおなーーりーーー」「おう、話が早いな」
ベリュルたちは奥に向かった・・・「将軍どころがあるはずだ・・どこだ?・・・あれか!」そこには大きい文字で将軍とかかれたネオンが光る建物があった・・・
第3146話
(21年6月6日投稿)
将軍どころ・・・「中は軍事施設だらけだなあ・・レーダーあったり軍人が敬礼してたり」「そりゃ基地だからな・・・おっとあったぞ将軍ルームだと・・おい入るぞドア番」「あっあなた方はあの時の!」「おう将軍に用があるんだ、入るぞ」「お待ちください!今面会中で・・・あっ」
「こまけーこたー気にすんな、急いでるんだアタシたちは」「たのもう!ガチャ」ベリュルたちが部屋に入ると・・・ソファーで将軍と向かいに一人の老人がいた・・・「将軍・・・これで一つどうかな・・・?」老人はスーツケースを取り出した「みてみてミカさん!あれ大金が入ってるやつ!ほしいなあ」
老人はスーツケースをガチャリと開けると‥中には大量のニンジンが入っていた!「なっ!ねえねえ何この人参ねえねえ」ベリュルは人参を一本とり、かじってみた・・・「あ!こりゃ!やめんかそれは・・・」ガリッ!いて!「ななんだこの人参!中が固い・・・あれ」
コロコロ・・何かが転げ落ちてきた「な・ここれはダイヤ!?」「失礼だが・・・君たちはプロコトル軍のものか?大変失礼じゃ!!将軍!」そこには老人が怒りの表情で立っていた
「ん・・おぬしたち!大聖堂の・・・・」「あ将軍!」「すまんが今ワシが話をしているところじゃ!ちょっと待っておれ!」「はーい」ベリュルたちは後ろで座って待っていた「ゲームでもすっか」
ふと気づくと老人と将軍の会話・・・「どうですかな?この人参で一つ・・・」「申し訳ないが・・・承服しかねる・・・」「おぬしたちがIDカードをもっておるのじゃろ?これは前金じゃ・・・この1万ばいのダイヤを上げるといったら?」「・・・金の問題ではない・・・キャロット伯爵よ」
「おぬし達軍人では使いこなせぬ!ワシに渡すのじゃ・・・!このキャロット家がすべていい感じに進めてやろうというのじゃ」「お断りする・・・さ、お引き取り願いたい・・これ以上話すことはない」「そこを一つ!」「お客人のお帰りだ・・・それにそもそも私たちはIDカードは持っていない・・・」
「なんじゃと!嘘をつくな!」「クク・・・持ってきてくれたようだな、そなたたちIDカードを」「なんだい!いまいいとこ!」「な・・なんじゃと!こんなガキどもが?ハハハ面白い冗談だ!今回は帰るとしよう・・・」「もう来ないでください」
「次は・・・別の形で会うかもしれんな・・・キャロット家に逆らうことがどういうことか・・わかるじゃろ」ババババヘリは去っていった・・・「・・・すまんな、待たせた諸君・・・」「ふぁーふぁーもういいのか?なんだっけ」
「おうIDカードもってきたぞ?偽造で増やしてくれるんだろ?たくさん必要なんだよこっちは」「もちろんだ・・・原本は貴様らが持っているがいい・・1000通は偽造する!我らの技術でな!きたまえ」IDカードの偽造技術!
第3147話
(21年6月6日投稿)
将軍と一緒に工場に向かった・・トコトコとついていくベリュルたち「ねえさっきの老人なに?」「この地球でロンゼルグ家に対抗できる力を持つやっかいな貴族キャロット家だ・・・」「へえそんなのあるんだ何あの人参」
「あの中にダイヤやイケナイおくすり、巨大な人参の中に人間を入れたりして偽装し・・世界中で闇の取引をしているようだ」「マフィアシンジケートじゃねーか?どこが貴族だよ?」「ロンゼルグ家も似たようなものだがな・・・連中とはあまりかかわりたくないのだ」
「なんか悪だくみしてる感じだったぜ?」「世界の富の1/4は連中が持っているようだ・・2/3がロンゼルグだがな・・IDカードのことも当然ご存じなんだろう」「ふーん・・ろくでもないやつらなんだな」「ああ・・・おそらくナウヤックスのホットドックも奴には頭が上がらないだろうぜ」「なんで」
「ナウヤックスの経済を牛耳ってるからな・・・ま、ホットドックイーターも抵抗を続けているようだが?」「よく知ってるなアタシたちでもしらねーことを・・・それより貴様らも何の目的だ?」「ん?」「IDカードだよ!ヤムというやつにそそのかされて乗ったんだろ?あ?」
「うむ・・・それもあるが、我らのルーツを知る必要があるのだ・・・プロコトル軍にはな」「なんだルーツって?」「そもそも私はな・・おっと、ついたぞ開発研究所だ」中に入ると・・・何人もの工員がチュイーンとなんか細いドリルでやってた
「ここで何でも作れる・・変装道具も武器もな・・・おい所長!」「へーい!」科学者でロンゲでひょろひょろで子供っぽいメガネかけた博士と呼ばれてそうな男が現れた「例のカードの件だ・・この者たちが・・・」「おお!IDカードか!よし見せてみろ!」「あげないよ」「見せるだけでOKだ!」
ふと気づくと博士にIDカードを見せた「ふむふむ・・・裏は?」「はい」「なるほど!皆の衆!かくしか!思ったより単純な仕掛けだ!」「へーい!」ウィーンバリバリ!たちまち千枚以上のカードが出来上がった「はっや!」「ほら、お前たちの分100枚もあればいいだろう」たっぷりカードをもらった
「十分!てか本物と見分けがつかないていうか本物?」「博士説明を」「あい!これはモチョリウム紙とベロンベロン鉱石を混ぜただけの単純な仕掛けに、目的地などデータを磁気で入れるだけさ!簡単すぎておならしちゃったよプー」「はあ」
「とまあ、こういうわけだ・・・わが軍の分もそろった!助かったぞ」「こちらこそ‥ていうかお前らエデンで何するの」「我らの源流を探りたい・・・どうもきな臭いのだ地球が・・・」「何源流って」
「我はプロコトル軍にやとわれた傭兵軍団・・・私は暁の将軍という・・・我らの祖先がエデンから来たという話があるのだ」「あっ・・・あなた・・暁ですって!?」「
チュラミア!」
「ん?知っているのか・・?・・あ・・・あなたは・・・・!!!まさか・・暁の女神様・・・!そそそそれも二人も!」「ああ、マナ・アカリアンか!」「おうなんだそりゃ」暁の女神様・・・!
第3148話
(21年6月6日投稿)
おお女神様よ・・・「はっ!我は暁の将軍、こちらは暁の兵士や研究者、エンジニアなど様々な!」「なんてこと・・・どうしてこんなところに!」「いろいろありましてな・・・我らも準備が整い次第あなた方に協力する次第でごじんます!」
「おっし、まあ積もる話とかいいからとっととエデンに向かうぞ!」「ご武運を・・我らも後から向かいます!ただ、たんまり準備はしていったほうがいいと存じ申し立て抹ります!」「おうよ・・・まあ奴らの本拠地だからな・・・」
さてここからエデンに向かえるが、テレビなどを見るといろいろイベントが増えたぞ!「ほほう?」『ザッツDeニュースです!馬男で何か不穏なことが起きているようです・・・』などなど情報を得よう!エデン前サブイベントという感じだサブというではないが・・・「準備できたら向かうぞ」
まあまあ急がず焦らず見ていきなされ・・プレイヤーはゴリンピっクの馬男に向かうと・・・「ややっなんか起動すると緊急指令コースというのが出てるぞ!今までなかった何か不穏な!なにこれ受付!」「緊急指令コース、デストロイ記念です・・・何やら事件が起きてるので興味があればご参加を!」
「やってみよっと」G1までたどり着いている事とエデン前というのが条件だ!参加してみると・・・「なっなんだ?いつもと参加者参加馬が違う・・・騎手がいない馬男が多いぞ!ほかの馬男と違って首の部分に上半身がある!ケンタウロスみたいな」
「1番ジャンボリルドルフ!!2番デスレントムスカ、3番バイアスサワー、4番ウマタ鞍上はベリュルです」「なんか雰囲気おかしくないかな・・」
「5番フサフサコンチェルト、6番ママノチョップバーン、7番ヒッシオサル、8番オシンコーダブリー9番ア・ドントマインデヤー10番ワレハモッテルゾ11番無頼庵!」「なんかどいつもこいつも筋肉が尋常じゃないぞ!顔もキリっとしてるどころか目つきが邪悪で野蛮そうなやつで!」
『さあ全馬ゲートイン完了しました!デストロイ記念、スタートしました!』オオオーオオオー・・・亡者のうめき声が辺りに響き渡った!あたりは暗闇に包まれ落雷がたくさん!あたるとひるむ!「ん・・・ななんだ?」「ドドドドドウオーーー!」数頭ほど普通の馬がいるが・・・それ以外がどうもおかしい
『おおっと!デスレントムスカとバイアスサワーに囲まれたオレハモブタロウがつぶされたーー!騎手ごとペラペラだあ!』ペラペラにされた馬男はぺらぺらで速度が大幅ダウン!」「なんというラフプレイ!いったいこれは・・・!しかもやつら落雷をものともしてない!」
ふと気づくとベリュル以外の通常参加の馬男と騎手はペラペラにされてしまった!「わわ俺たちもつぶされるのだ!」「オイオイたのむよ旦那・・おれはいやだぜつぶされるのよお!なんとかしちくりよおおおお」
馬男が泣き言を言うが・・・ベリュルは無事つぶされずにゴールできた!だがほぼドベ!圧倒差で絶対に一位は取れないレースだ「負けた・・負けちまった・・・真っ白に負けちまった・・・」フハハハフッハハハハ・・・と謎の雰囲気のヤバイ馬男たちは笑い走り去っていった・・・
「何だったんだろう・・・おいペラペラの馬男と騎手たち大丈夫か!」「うう・・・奴らはまさか・・・うう・・・もうだめだ・・ペラペラになった・・死んでしまう・・」「どどうしたぜ!」「奴らはもしや・・・今話題の裏馬男たち・・・!ペラペラ・・・ぐふう」「なんだと裏馬男だと!!」
「最近現れ・・・馬男という競技を乗っ取ろうしようとしているやからだ・・!ぐふうがあ!」「死んだ!」すると後ろからさきほどの馬男の一人無頼庵が現れた・・ぱからっぱからっからっ「ククク・・乗っ取る・・?違うな・・馬男は元々我らのものだ・・取り返そうとしているだけだ!真の姿になグフフ」
「き・・・貴様はなにもんのだ!」「もうすぐ死ぬ貴様らに名乗る必要はない・・・俺は無頼庵・・覚えておくがいい・・!ぱからっぱからっからっ」無頼庵は背を向けさっていった・・背中に大きいにんじんさんの入れ墨があった・・・!
第3149話
(21年6月6日投稿)
謎の人参の入れ墨・・・「まっまて!さっ去っていった!」「なんだありゃ?単なる娯楽の馬男をどうしてーんだ?」するとベリュルたちの後ろから何者かが現れた・・「彼らは裏馬男・・・キャロット家のエージェントだ・・・」
振り向くとパツキンで探偵の帽子みたいなかぶった感じのジェントルメンぽい感じの少年が立っていた・・・「何お前」「僕の名はダイ・コーン伯爵・・・いやそんなことはどうでもいい、君たちの走りに可能性を感じた!」「何」「裏馬男たちをつぶす手伝いをしてくれないか・・・!たのむ!」
「なんだと!裏馬男ってなに」「やつらが馬男の競技を乗っ取ったら・・・世界がなんとなく終わる気がするんだ!」「なんだと!それはよくないぜ!どうしたらいい」「奴らに、レースで勝つんだ!奴らは負けたら存在意義がなくなる!」「でも強くてさ」
「馬男に必殺技を覚えさせるんだ・・・奴らに対抗するにはそれしかない!うちに来てくれ馬男の文献がある・・」てくてくついていくと、ランダムベルの郊外に豪邸があった・・・大根の家紋がついていた「こ、ここは何という豪邸!」「おう、こりゃ協力金たんまりいただけそーだな?」
「お礼は言うがままにしよう・・・今帰ったぞ!ただいまー」「おお、坊ちゃんおかえりなさい・・どうでしたか?お疲れならミルクとカレーをお持ちいたしますぞ」そこにはいかにも執事で眉毛が太い老人心紳士が立っていた
「執事オシルコ・・いや、いい、書斎に今から向かう!この者たちの協力が必要だ・・」「おお・・・キャロット家に対抗できそうなのですな!坊ちゃん・・ううう・・たのもしや」「さあ書斎はあっちだ・・馬男の歴史からお勉強だ」「勉強嫌い」「とっとといくぞ!ゲシ」
ふと気づくと書斎にたどり着いた!なんと本がたくさんあった・・「馬男ははるか古に・・・西欧が文明もろくに発達していないころ、キャロット家という大富豪ができかけていたんだ・・」「ロンゼルグ家みたいなもんか?あ?」
「ロンゼルグ家のほうが今は巨大・・統制は取れていないようだけど、キャロット家はそれより古い家なんだ」「ほー」「奴隷やイケナイオクスり、交易などで巨万の富を得て・・暇だからと謎の技術で馬男という競技を始めたんだ」「道楽だったってわけか」
「ただ最初は奴隷を馬男化し、先ほどのようなラフプレーでたくさんの死人死馬男がでる命を懸けた競技だったらしい」「こっわそこまでせんでいいのに遊びで」「例えば・・記録によると第2回デストロイ杯は24頭参加、壮絶な殺し合いの末生き残った馬男は一匹だけだったとか」「こっわ」
「お互い食べあい、刺しあい、蹴りあい、生き残った馬男の騎手もゴール時に上半身が吹き飛んでいたそうだ・・」「かかわるのやめましょうミカさんやばそう」
「そして生き残るためと人的資源のため騎手をなくし、馬男に自己意思を持たせ必殺技を撃ちまくるようになり・・やがて壮絶な競技となっていったみたいだ」「普通に戦いたい」「娯楽だが維持費がかかるため、キャロット家は勝者を賭けさせる仕組みを導入し、さらに富を得ていったようだ」「へえ」
「だが・・時の侵略者にその凶暴性を封印され必殺技を禁止し、その上で競技ごとルールを平和にされた、とある」「バビローンの塔にあった」「なぜそれを知っている!君たちも歴史研究家か・・まあいい、というわけで奴らが動き出した以上君の馬男にもやってもらいたい」
「何をだい」「必殺技・・古に消えた必殺技を君たちの馬男に覚えてもらうんだ!ただこれからの改造は間に合わない、騎手は乗ってもらう!」必殺!馬男!
第3150話
(21年6月6日投稿)
馬男の必殺技!「かっこいい!やってみたいどんなのがあるの」「馬男には三つの必殺技を覚えさせることが可能なようだ・・」「どんなの!」「一つは馬男生まれつきの必殺技、固定で生まれたときに抽選されるもの」「ほう」
「二つ目はダッシュ必殺技、オーラをまとったりお尻からジェットでふっとんだり、時空を移動しワープしたり・・一つだけ覚えられるようだ」「かっこいい!!最後は」
「三つめは・・これが大事で攻撃スキル・・ウマウマ波、ホーミングクラッシュ、大自爆などいろいろな攻撃でほかの馬男を攻撃するようだ」「かっこいい!うってみたい!さあ覚えよう!」「だが・・表向き、通常の馬男レースでは禁止されている・・が、奴らは関係なく出場してくることが予想される・・」
「なにそれインチキじゃん」「奴らは今は裏馬男レースで壮絶な争いをし鍛えているのだ・・君たちにこれから裏馬男レースにも参加してもらいたい」「まじか!」「おいそれどこで受付やってんだよ?最近復活したての馬男でそんなもんあんのか?」
「いろいろ便利だそうで、通常の馬男受付の・・横に新たに黒いローブの受付がこれから立つだろう・・彼が裏馬男の受付だ!」裏馬男レースが解禁された!「使う馬男は共通だが、裏にかぎっては必殺技をセットすることができるぞ」「やったー」
「表のレースにたまにでてくる裏馬男(騎手がいないしケンタウロスみたいだからわかる)を倒すと、必殺技のきっかけをつかめることがある!チャンスだ!」手ごわいが、逆にチャンスってこと!裏馬男が出る表のレースはアイコンがつくのでそれに参加しよう
「怖そうだと思ったけど楽しそう!いっちょいってみるか!」「グレードが上がるたびにここに来るんだ・・こちらもいろいろやっておく!」「よしじゃあいってみよう!」
館を出ようとしたら執事登場「おお、お客人お帰りですか・・・坊ちゃんを・・坊ちゃんを何卒お頼み申し立て祭りあげます・・・」「うむよきにはからえ」
ふと気づくと馬男受付所「あっ黒いローブの男が隣に立っているこんちは」「裏馬男・・・参加しますか?」グレードX8から参加可能だ!難易度的にはGIと同じ感じだが、裏馬男たちがたくさん集ってるぞ「そうだ必殺技セットしよう・・えーと、この個体の固有必殺技は・・でんぐりがえし、だって」
「ごろごろ転がってスピードアップしつつ敵をなぎ倒す!発動はランダム、だとよ!」「ほか二つはなにもないな」「戦って手に入れとってこったな・・さあやってやろうぜ!アタシたちに貴族の金をいただくために!」
「おう!さて・・ドクロ杯ってのがある!最初はチュートリアルかこれしかないな・・これやってみよう」デデデンデッデンデデデン!おどろしいファンファーレだ・・
『さあやってまいりましたドクロ杯!16800メートルの泥!息絶えた馬男たちの頭蓋骨がたくさん落ちており、動いて噛みついてきたりしますので注意!』「いきなりないそれ!」『それではゲートイン完了、スタートしました!』裏馬男、ドクロ杯開幕!!!
最終更新:2022年11月04日 12:33