第3171話~第3180話


ツイッター(FINAL FANTASY S)より




第3171話

(21年6月27日投稿)

エデン侵入論「で、どうすんだ?アタシたちヨソモンってばれたらすぐ捕まるんじゃねーか?」「大丈夫です・・たぶん!監視は地上ばかりに力を入れすぎたせいで、エデンそのものは監視かなり緩いはずです!覚えていないんですか?ミロク・・ミカさん・・」

「てんでな!クリスタル王国以前の記憶はねーんだよ!ガキの時より前のな」「まあかなり古ですものね・・・でもそれより長い時の流れを生きているように感じるのですがミカさん・・」「なんだそりゃ!結局はどうすんだ?ジャンバラヤ!」「なすがまま!当たって砕けましょう!」

「まあ最悪殴り込みでいくか・・・気合入れていくぞベリュル!ぼへーっとしてんじゃねー」『ピンポーン!レディースアンドジェントルメン!間もなくエデン駅に到着しますシートベルトをお締めください』「いい休憩になったなー」「観光じゃねーんだぞ!」トンネルに入り、電車は減速していく!

「ワッショイ!ワッショイ!ワッショ・・イ!ワッショ・・・・・イ」プシューーー『エデン駅ーエデン駅ーお忘れ物の内容お降りください!次の発射は3時間後です』ベリュルたちが汚した部屋を片付けてゆっくりと降車した・・・・「ついたついた!てかさびれた駅だな・・木造だし地下なのに」

「ギシギシいってんぜ?大丈夫かこれ?筋肉列車マンたちはどうしてる?」ワッショイたちは正座して瞬きひとつせずに一点を見つめじっとしていた「次の運転まで休憩してるようですね・・・」「こわ!さて階段があるから出よう」

ふと気づくと改札にIDカードを掲げるとピっと普通に出れた「階段をさらに上ると・・光だーーー!出口だーーー!わーい!」「おい騒ぐなボケ!見つかるぞ!・・っておいこれは・・?」階段から出ると・・あたりにはとてつもない田舎が広がっていた!

「こ・・これがエデンだと・・?立札がある・・エデン・ボルマッチョシティ!ジャンバラヤなんだこれは?」「ボルマッチョシティ!かつて首都だったはずですが・・!田んぼしかありませんわ・・これは?」「遠くに藁ぶき屋根がちょくちょくある・・・やたら和風な村だな?」

「ねえねえ注意書きがある!「首都移転完了、数千年前・・・新首都エデンフラッシュ完成!みんなで移ろう」だと」「そうですか・・ここは捨てられた首都なのですね・・・」「首都エデンフラッシュの写真があるよ!・・・こ、これは江戸の城下町!?」

写真には江戸城を中心に、ちょんまげや忍者だらけで和風の街があった!「どういうことだこれは?ジャンバヤア!」「ええ、間違いなくこれがエデンです!」「まった!村人がいる!ちょんまげでクワをもっててつぎはぎの服でいかにも農民!すんませんエデン」

「おお、あんたばっちゃ・・旅行とはめずらしや・・はてどっからきただっちゃ?」「上から」「おいベリュル!」「はあ?上とはなんぞ?ま、ええで!これから庄屋様のとこで年貢の話をしてくるだっぺよ、ほな気を付けてなー」村人は去っていった

「どういうことなんだこれ!江戸時代みたいミカさん」「うーん・・・はっ・・・エデン・・EDEN・・END・・?いやEDO・・江戸!!チッこういうことか!」エデンの真実・・・!












第3172話

(21年7月12日投稿)

エデン・・・エデン・・・「さて、これからどうすんだ?ヤムってやろーもいねーし、なんか監視も全然ねーし田舎じゃねーか?」「本当ならここが都会で中心で・・潜入ミッションとかいろいろあって買い物とかスリルがあるはずだったんです・・・」「でも、ねーよな?空気はうまいがな!」

「ほんとだ!ステーキの味がする!」「そうじゃねーよ!」「でも・・・なごりがあってここ自体は覚えています・・・わたしんちにきますか?」「残ってんのか?」「もしかしたら・・・郊外の小さい家ですから・・・」「ここ自体郊外じゃない」「ベリュル失礼よ!」

「すみません・・・・コンビニもなくなったので不便ですね・・」「まあポテチとかいっぱい持ってるから歩いていこう距離どのぐらいあるの」「20キロはあるかと・・・」「無理!そんなに歩けないしんじゃうよ!」「しゃーねーだろ!」すると後ろから突然声がした!

「おーい、おまえさんがっちゃどげんしたとで?」振り向くと白い手ぬぐいみたいな頭巾をしてちょんまげ風でつぎはぎの服で牛車を連れた農民がいた「はい、久々にエデンに来たのですが・・・この街が錆びれて困っているんです」「おいジャンバラヤ・・・!」

「ほー、どうやら都会からきなすったか、そりゃ不便でっしゃろ・・・なんならこの牛車のっていくだか?」「遅そう」「ベリュル!」「だいじょうぶだっぺ、これでも村の品評価委でおいしいびーふすていくになれる保証のあるうしだっぺ!」「ふーん食べながら乗るのかな」

「んな無茶な!さあのったのったいきさきはどこだべか?」「ここから西に・・20キロほど行くとわたしのおうちがあるの・・・」「おお!ちけーでねーか!あの遺跡みたいな家、あんたばいえだっちゃかー」

ふと気づくと牛車にのせられベリュルたちはいく・・・ドドドドとはしる牛!「結構早いな!時速150キロは出てそう」「そりゃ筋肉鍛えた牛だっぺよ!ハイヤーーー!鞭でピシピシ!」「ンモーーーウ!」「ポテチでも食べるか・・・でも本当にここエデンなの?ただの田舎の江戸時代だけど」

あたりは畑や田んぼ・・時々藁ぶき屋根があって、おじいさんおばあさんが水汲みや洗濯をしていた・・「あんたがたひまそうだっぺなあ・・都会はそれこそ歌舞伎や喧嘩で楽しいだろうっぺになあ」「ゲームがあればいいかなポリポリ」

「そんだ!この村さに伝わるお話きかせてやっぺよ!終わるころにはつくだっぺ!」「エデンの伝説か・・・面白そーじゃねーか?聞いてやろーぜ」「きく!」「おほん・・では・・」農民は話し始めた「昔昔・・あるところにおじいさんとおばあさんがいたっぺよ」

「桃太郎は知ってるからいいかな」「ちゃんと最後まで聞けやベリュル!」「あんだそりゃ?今から話すのはふともも太郎だっぺよ」ふともも太郎さんの話が始まった・・・











第3173話

(21年7月12日投稿)

ふともも太郎さんふともも太郎さん腰から出でし生足ふともも見せてくださいお供します「ばあさん今しばかりから帰ったぞ!今日は川から金になりそうな何か流れてきたかのう」「おおじいさんや!今日はこれが流れてきたぞ!」おばあさんは一本の太ももを取り出した

「おお、これは立派な太もも!人間のかのう?それとも牛じゃろうかのう?」「どっちでもよかげん、切って食べるべさ!ソイヤーーー!!!」おばあさんがなぎなたで切りかかり太ももを切り裂くと・・・なんと中から赤ん坊が出てきました「おお、太ももから生まれた子供、ふともも太郎と名付けよう!」

やがてふと桃太郎は大人になりました!立派な鎧を着てTバックのふんどしから一切毛が生えていない白いすらりとした生足が出る青年になりました「立派になったのうふともも太郎!しかしお前はメシばかり食って働かん!鬼退治でもいってまいれ金目の物を持ってくるのじゃ」

「わかりましたおじいさん、おばあさん、暇なので行ってきます!例の物は?」「おう、これを持っていきなさい・・・ヤバインという粉を団子にしたもんじゃ!お供を仲間にできるであろう!どれが鬼かはまあお前の判断で決めるが良い!宝を持っているのが鬼じゃ!」

ふともも太郎は粉を片手に適当に川の上流に向かっていくと・・途中に犬男がいました(顔が犬で体が人間)「ワン・・おなかすいたワン・・何かくれワン・・・」「鬼退治の仲間になるならこの団子をやる!」「仲間になるわん!(しめしめもらうもんもらったら逃げてやる)」「じゃあこの団子を」

「うまそうだワン粉っぽいが・・・・もにゅもにゅ・・ウヘヘ・・・ヘヘヘヘウゲヘヘヘ!!」こうして犬を引き連れ猿人間雉人間を何百体も連れてさらに上流に上ると大きな工場があった「ふむ・・鬼丸食品工場と書いてある・・・・む、従業員がきたぞ・・皆!拉致するんだ!」

口を押え、猿人間の集団が抱えて裏の茂みに従業員を押し込んだ「おい従業員、この工場はなんだ?」「ああ、地上の人間を連れてきて分解していろいろな職人に加工する工場だでや・・・あ、あんたがたは?」

「鬼退治にきたふともも太郎だ!金庫はどこにある?」「社長室に・・・社長の鬼丸ジョンしか暗号を知らないはずじゃのう・・命はお助けを・・・」「助けてやろう・・お礼にこの団子をを食え」

ふと気づくと鬼丸食品工場に潜入したふともも太郎さん、お供が逃げ惑う従業員たちを襲いその隙に家探しをしておりました「む!このエリアは・・何かの加工食品が並べてベルトコンベアに・・これは人の足が大量!ふともも加工所か」

するとコツンと足音がして後ろを振り向くとスーツを着たネクタイ男がいました「私は社長の鬼丸ジョンです・・帰ってきてしまったのですね、我が息子鬼丸リューホウこと・・ふともも太郎!」「な・・なんだと!お前が私の父だと!」

「君は20年前この会社を乗っ取ろうとした・・・そこで大量の兵士で返り討ちにしここで加工したが・・そのうちの太ももが逃げ出し川を流れていった・・」「あっ思い出した俺は殺され加工されたが逃げ出したのだ!そして包丁で切り裂かれ転生したのだ!」

「鬼丸食品工場はあの方々の貴重な食糧庫!私利私欲尻丸出しの貴様にはわたさぬ!」「クク・・今は立場が違う!この団子で魅了した部下ども!この社長を襲え!!!」「ウギャハハハ!ひーーー!!!!!!!!」親子の悲しい戦い・・・ふともも太郎クライマックス!













第3174話

(21年7月12日投稿)

猿人間や犬人間、雉人間が社長に襲い掛かる!「スーツでぬくぬくとしていた貴様にはお似合いよグハハハハ!!!」すると鬼丸ジョン社長はハア!とすると筋肉が膨れ上がり、スーツがビリビリと破けた!上半身だけでなく下半身も!「なにっ!き・・・きさま!!!」

そこにはふんどしですらりとした白い生足をした社長がいた!「そのふとももは・・俺と同じ・・・!」「フハハハ!さすが息子よ・・・見るがいい!本家本元ふともも太郎の技を!美脚旋風脚!!!!」逆立ちし太ももを扇風機のように回転し、すべてのふともも太郎の部下を吹き飛ばした!

「やるではないか・・親父!」「フフ・・・息子にまだまだ負けはせん・・・さあこれを受け取れ!」鬼丸ジョンはふと桃太郎に何かを投げました・・それは大きな斧でした!

「それはまさかり・・ワシもこの通りずっしりとしたまさかりを持つ!貴様もそれを担いでワシと相撲だ!これも定めなのだろう!ふんぬ!」さらに筋肉が増強された!「なんという威圧・・俺もこの団子を食べれば・・・筋肉をさらに!」「そうはさせぬ!!フオオ!!ヌン!」

鬼丸ジョンが足を振り回すと団子は飛散し飛び散った!!「何をする・・大事な団子を!」「それはヤバインだな・・という事はやはり・・!これでその団子を食わず正々堂々と戦うのだ!」「しかたない・・やるしかない・・ん・・?アヘ・・アヘヘ」

「な・・なんだ団子は消しとばしたが・・えへ・・えへへへ・・・しまった飛散させた粉があたりに・・うへへ!」「オギャハーーー!イエッヒーーー!!!」ちょっと変になった二人は取っ組み合いを始めた・・それは何年もの間休むことなく続けられた・・・

「ギャハリハーーー!シャベッベーーー!エデバシャーーーーー!」二人の体は傷ついていった・・・だが薬との相乗効果で何事もなく時が流れた・・

ふと気づくとおじいさんおばあさん・・・「何年たってもふともも太郎帰ってこんのう・・・」「宝強奪の鉄砲玉としていいと思ったんじゃがのう・・・どこいったんじゃろうかのう」するとドアががらりとあいた「おじいさんおばあさん・・ただいま帰りました・・・」

そこには満身創痍でやつれたふともも太郎がいたそうじゃ「おお帰ったか!宝!」するともう一人の男が入ってきた「・・・貴様ら・・やはり貴様らだったか・・・」「お・・お前は・・・!お前は・・・!まさか・・!」そこには鬼丸ジョンが立っていた!

「父上・・母上・・・やはりあの薬を作っていたのはお前たちだったのだな!鬼丸バッハと鬼丸バーバ!」「まさかの息子登場!なぜここに・・い、いや、いや!ちちがうんじゃあの薬は・・・!」「それにな・・そのふともも太郎・・貴様の孫だ・・・よく孫にあんな薬を!」

「なんじゃと・・・ではふともも太郎は・・・わしらの!?なんてことじゃ!わしらはなんてことを!宝!」するとふともも太郎は言いました「おじいさんおばあさん、改めて孫の鬼丸マゴリアです・・これからは家族で仲良く暮らしていきましょう!」「宝は?」めでたしめでたし・・ふともも太郎終わり

「どげんとよ?面白かったでっしゃろ!」「ねえまだつかないの」「お、見えてきたぞ・・あれじゃな?あの小さい遺跡・・」「ああ・・間違いありません・・あれは・・私のおうち!」ジャンバラヤの遺跡の小さなおうち・・・










第3175話

(21年7月12日投稿)

ジャンバラヤ邸宅到着「ではおぬし達、わし庄屋さんのところに行くでな達者でな」「バイビー」牛と別れた・・・「ねえねえこの家古いけど中身はどう」「天野岩戸のように・・・当時の最新設備で4LDK、リビングは27畳でした・・ただ経年劣化が気になりますが・・・」「そうなんだお邪魔します!」

ベリュルは勢い込んで家に入った!「あ、まって・・捕まる前掃除が・・食べかけのパンとか・・!」「うわあ」ベリュルが悲鳴を上げた!「どどうしたのです!そんなに汚かったのですか!ごめんなさいパン腐ってるかも・・・」「誰かいるよ!ねえ!誰これ!」「えっどうしたのです!」

皆慌ててジャンバラヤのおうちにはいると・・・そこには金髪でタトゥーをしたつぎはぎでピアスをしたちょんまげの農民がいた「誰だお前は!」「おめーらこそだれだってかーんじーーーひとんちに突然入ってきてなんのようってかーんじーさっきもへんなおとこがー」

「ここは・・ここは私の家です!勝手に入り込んで・・!」「だってここ留守だったからってかーんじーー一定以上勝手にすむと乗っ取れる法律あった気がするってかーんじー」「お願い出ていって・・・!あなたはなにものです!」

「それがしは庄屋の息子、庄屋納言と申すってかーんじーーここの設備すごいってかーーんじーー」「おねがい・・・おうちかえして・・・」「・・・しゃーないわかったってかーんじー!それがしはおなごの涙に弱いってかーんじー」男は出ていった・・・

「何だったのあれ」「さあ・・・ああ・・かわってない・・・昔のまま・・」すると奥から小さい歩行型ロボットがやってきた!「オジョウサマオカエリナサイマセ!オマチシテオリマシタ!」「うわ!なにこのロボット!」

「これは私のメイドロボ、シャウエッセンです!元気でしたかシャウエッセン・・ただいまかえりました!」「オオ、ナンオクネンブリカ!」「あの・・やっぱり私の組織は・・・もうだめですよね・・?連中に反撃をするための・・・」

「ハイ!ゼンインツカマッテシケイニナリマシタ!ア、オネエサンドウダタカナ・・」「ああ・・やっぱり・・・残ったのは私ひとり・・」「ア、ソンナコトヨリ、ヤムッテイウオトコカラデンゴンデス!」

ふと気づくとヤムからの伝言!「ああ、ヤムさんいらしていたのですね!あの、あの、それで作戦は?いったいなんといってました!?」「エート、「フッマッテルゾ」トノコトデシタ!」「え・・えと、どこで待ってるんでしょう?」「サア?デンゴンハツタエマシタカラネ!ソレジャオソウジオソウジ」

「ええ・・これじゃ私たちどうすればいいのか・・・でもミロ・・ミカさんがいますし!」「おいおいアタシはだからここの事しらねーんだって!」「何かきっかけで思い出してください!そうだ、この置時計で頭をなぐったり」「やめろ!」「電気椅子買ってきましょうか!」「落ち着け!パニくるな!」

「うう・・ミカさんがだめならヤムさんを当てにしていたのですが・・」「だめとかいうな!考えてやるから!おいベリュルなに寝っ転がってやがる!」「やわらかソファーだーー」するとその時誰かがガラっと窓から入ってきた!「何者!」「いや、すまんすまん!オレだ!」なんとヤムだった・・

「ヤ・・ヤムさん!?いったいどうして!?」「伝言をちゃんと言ってない気がして戻ってきたんだ!再伝言するから聞いてくれ!この村なら比較的安心だからな・・・」ヤムの再伝言・・・!










第3176話

(21年7月12日投稿)

ヤムの伝言「ヤムさん!話を聞かせてください!今のエデンを・・・・!今の将軍は誰なのですか!首都はどこに!ここからどういけば!」「おちつけやジャンバラヤ!おめーがそれじゃアタシたち不安になるじゃねーか!」「ご、ごめんなさい・・・」「オホン・・では伝言だ」「はい!」

「きをつけろよ、エデンは危険だ!では!」ガラッ窓を開けてヤムは去っていった・・・「ヤムさーーーーん!!!!」「なんだあいつ!」「でも・・一つ重要な情報を得ました!」「この村は比較的安心、ってことだな?」「はい、こんな状態では・・情報網もととのっていないでしょう」

「スマホとかパソコンとかねーのか?」「水晶などいろいろ手段がありますが・・この村にはないと思います・・首都にいけばあるでしょうけど・・」「そんなんで地球をよく支配してたな?あ?情報もないのに?」「首脳神たちは・・情報網をちゃんとととのえているようです・・・天使を使って!」

「あー・・・あれか・・」「あれは知性のある生物人工衛星みたいなものです・・情報を常に送っているのです」「知性あったか?アタシたちが退治した情報もか?やばくねーか?」「そうですね・・でも警報が来なかったので大丈夫だと思いますが・・・」「警報?」「赤い音色の・・・」

「ねえねえ!みんなニュースやってるよ!このテレビ動くよ!アニメやってないの?テレビ欄ないかなジャンバラヤさん」「おいてめー人んちの勝手にテレビつけるな!」「いえ、かまいません・・・動いたのですね・・・!」

「ジュースも冷蔵庫にあっておいしい!ングング甘い!おいしい!」「え・・・まって!それジュースじゃありません!ケチャップだったものが・・何億年も発酵した・・・・あっ」

ふと気づくとベリュルは寝室で寝込んでいた「メリアナニーが看病してるからだいじょーぶだろ!あのアホ食中毒おこしやがって!」「ごめんなさい・・変なもの飲ませて・・・」「勝手に飲んだんだ、自業自得、おめーがきにすんな!おめーはここの情報を気にしろ」

「はい・・風クリさんの願いもかなえてあげないと・・・風のクリスタルを開放する・・がんばらないと!」「おーし、で、どうすんだ?」「テレビを見ましょう!壊れてなかったのは幸いです!エデンでつくられるテレビは頑丈で!エッヘン」

「ア、ジャンバラヤサマ、ショッチュウコワレテイタノヲ、コノメイドガナオシタンデス!ナンドモ!」「あの・・・」「いーからニュースみるか?」「は、はいパチ」『ニュースdeエデン!のおじかんでござる!ペペン!』「なんだこれは」『まずは本日の株価!前日比2600%!さあ売るチャンス!』

「すごいな」『さて次のニュースです!強盗が発生しました・・次、エデンの神々は新たな政策を発表しました!地上移住プロジェクトです』「あん?」『地上には楽園があると信じられており、エデンの民のあらたな移住土地として有力視されていましたが、最近の研究で可能であると判断が下りました』

「おい、ジャンバラヤこれはいったい・・・」『科学長官大納言、松村林檎座衛門様の発言は以下の通りです』『間もなく地上が赤い血・・いや、赤い洪水でおおわれる・・・白い巨人を発動し地上人をつぶしつくし・・いや、災害が起こるであろう』「おい、何言ってんだこいつ?」エデンの民・・・












第3177話

(21年7月12日投稿)

エデン・・・・「これは・・やっぱり事態は好転してはいないようですね・・・」「なあ、やっぱり意味が分からねーな、とっととこいつら壊滅させリャいいんだろ?」「そういう簡単な話であればよかったのですが・・・あら?」

すると後ろに誰かがいることに気づいた!なんとたまねぎみたいな顔にぐるぐるほっぺにつぎはぎ服の農民風の子がいた「あ、あなたは誰?」「あんな、うちな、いっくんっていうねん!いまな、パパんちにな、人がたくさんいてな、うるそーてでてきたねん」「いっくん・・あなたどこの子?」

「いっくんのパパな、庄屋やねん・・あんな、いっくんな、おなかすいたねん!」「なんだこのガキ!まずはポテチでも食ってろ・・・!」「パリパリ・・うまいねん!あんな、あんな、今な、うちでパパたちがな、変な村外のな、人間が来たと大騒ぎねん!」「ああ?アタシたちのことか?」

「ちがうねん、なんかな、坊主とな、モヒカンのふたりぐみねん!どこから来たかな、わからんねん」「なんだそりゃ?まあどうでもいーな、ぽてちくったらさっさと帰った帰った!」すると窓がバタンとあいた!男が二人のぞいていた!

「チッまたか!・・・なんだこの変な坊主と、モヒカンで鎧を着た二人組の男は?」二人は凶悪なツラをしていた!「マッパよ、こんな村にもこういう家があるんだなー驚きだぜクク」「ヘヘそうだな、ビジター・・・ここの家をいただいて拠点とするか?」

「おい、だれだてめーら!ここはジャンバラヤの家だ出ていけ!ポリポリ・・うすしおいいな!」ミカはぽてちをかじりながら威圧した!「ククク・・・いい度胸だ田舎モンが!明け渡さないなら無理やり徴収することになるぞ?」

「ああ?たくおい!ジャンバラヤ!なんなんださっきから!変な新キャラばかり・・」「こいつら一体・・?私にもわかりません・・・あなた方は何者ですか!」「ヘヘ・・・ニュース見なかったのか?エデン銀行襲撃のよ・・くく」

「おいマッパ!バラすなばかやろうが!・・さて話を元に戻して・・この家は居心地がよさそうだ」「やらねーよ、どうやらアタシたちはてめーらにゃ興味はねえみてーだ、とっと失せなシッシ!」二人はにこりと笑った・・・

「ビジター・・ここは俺がやるぜへっへっへ」「やってしまえマッパ!おれたちニコリニヤリーズの恐ろしさ教えてしまえ!」「うおおお!」マッパ強襲!!!

ふと気づくとマッパという坊主の男とのバトル!窓から顔だけ出している状態でのバトルだ!「なんだこのバトルは!」ミカとジャンバラヤあとはPTメンバーだ!ベリュルメリアナニーはおやすみ!まあ勝てる

「田舎もんはこれを見て文明の利器だとびびるだろう!おら!」マッパは風縄銃を取り出した!息を吹き込んで引き金を口に入れて舌で引いた!「くらえ!ドキュウウーーーン!」100ダメージ「いて!うぜえなこのボケナス!」「き、きいてないだと!・・・おのれ!おのれーー!」

「てめえ、ぶんなぐってやんよ!!オラ!」一発ミカが殴るとマッパは窓に身を乗り出して入ってこようとしたがビジターが後ろから叫んだ!「マッパーーーーー!服をきろーーーー!!!」だがマッパは部屋に入ってきた!なんと・・裸だった・・・!「キャーーーー!!」

「うお、しまった!防具を着てなかった・・・!ビジター!すまねえ!」「バカが!自分がどんな服装なのかもわからんのか!俺もやる!」マッパに加え、ビジターもまどからはいって参戦してきた!











第3178話

(21年7月12日投稿)

ビジター参戦!「おお、ビジターすまねえなあ・・・!しかしどこだ・・・?どこにあるんだ?ここにはないのか?」「キョロキョロすんなマッパ!服は俺が持ってる!まったく晏子高節の心を忘れ按図索驥で被髪左衽なお前は悶絶躄地が無余涅槃だ!」「お、おう!」

「尺璧非宝だ!やるぞ!!ウオオオオキャロット砲!!!」人参レーザーを撃ってくるが、100ダメージでまあ弱いので頑張りナントカ倒した・・・「ぐおおお・・ばかな・・こんな田舎で・・・ずるずる」「おい這って逃げる気か?ま、どーでもいいやな・・なんだったんだこいつら」

「こんな・・俺様は・・・強盗王子のエリートなんだ・・・」二人はずるずると去っていった「さて・・おい!いっくんとやら!飯食ったらとっとと家にけーんな・・っておろ?」そこにはいっくんの姿はなかった・・・「おい、ガキはどーした?」「え?どうしましたミカさん」

「ここで腹減らしてたガキいたろ!いっくんとかいってた」「え?いっく・・・なんですかそれ・・?」「おい何言ってんだオメー・・・なあダンナーザいっくんはどーした?ちゃんと腹いっぱい食わせてやったか?」「ミカ?いっくんって誰よ?」

「おいおいどーしちまったんだよおめーら!庄屋の息子だとか言ってたろ?」「ああ、庄屋納言のことね?あのちゃらい・・ちょっと苦手かなあ?ミカ気になるの?でもあれがガキにみえちゃうのね?」「ハア?・・そんな名前だっけな?たくまーいーや!で、どうすんだこれから?」

するとまたドアから誰かが入ってきた「ちょっとお前たち、庄屋の家にこないかってかーんじ」そこにはさっきのチャラ農民がいた「またおめーか!今度はなんだ!」

「ど、どうしたってかーんじそんな怒ってってかーんじ」「用事」「ああ、年貢のことで将軍様に収めるものを庄屋様と話しているってかーんじだが、ちょっと困ったことができてってかーんじ」

ふと気づくと庄屋様「アタシたちが?んなめんどーしらねーよ!」「それが、将軍様ご用達の役人真師麻呂様が着て年貢100倍に!とかいってきたかーんじ」「はー悪徳役人な」「先ほどの戦い見て立ってかーんじ真師麻呂様を退治してくれたらお宝やるってかーんじ!」「村の宝?米粒とかだろ?」

「それがよくわからないキラキラした石で、クリスタル?外部の人は喜ぶってきいたってかーんじ」「クリスタルだって!」ベリュルが起きてきた「もういーのか?」「なんとか!クリスタルを取りに行こうぜミカさん!」

「おーそりゃたすかるってかーんじ!庄屋の屋敷はここから東に2キロ歩いたところにあるってかーんじ!じゃあ!」庄屋納言は去っていった「クリスタルかージョブ!」「ここにあるクリスタルか・・ちときになるないってみるか」ベリュルたちの冒険は今始まった!










第3179話

(21年7月12日投稿)

ベリュルたちは村の庄屋さんに向かった「なんか道中モンスター出てくるぜ!」イノシシアン、クマンブタ、ヘビグマ、クマンザルなど田舎ならではのモンスターだ「一見普通だが攻撃力がやばい!」ドカッと一撃40万食らったりしてすごいやばい!「防御力上げておかないと本当まずいかも!」

殴ってくるだけなのでそこを上げておけばとりあえず安心だぞポーションしか盗めない辛い雑魚だ「そして・・あの立派な藁ぶき屋根が庄屋さんちかなたのもう!なっ」一軒やで庭とかから普通に入れる家だ!そこは畳部屋で一人をみんなでハハーしていた「おや?何者だ?」「ベリュル

「なんだその珍妙な恰好の連中は・・・?」「おお来てくれたかってかーんじーー!このふくよかでやわらかそうな男の方が真師麻呂様ってかーんじー」そこにはカブキな感じでマタドールの服を着たふくよかな侍がいた!「うわなんだその珍妙な恰好の人!」

「なんだと貴様ら!麻呂は真師麻呂・・・年貢の取り立て役人ぞ~!ジュースくれ!ゴクゴクうめえ!!!(体が光り輝く)オホン話を戻そうか・・」「真師麻呂様!今年の年貢、例年の1億倍とは無理があります!なにとぞお考えを・・」

「やかましい!こうしないとつじつまが合わないのじゃ!いいか1億倍じゃぞ?ジュースゴクゴクうめえ!!!」「しかし!あなたは金剛米までつまみぐいで食べてしまったうえ、毎年1万トンものお米を治めているではありませんかここはなにとぞ・・」

「ううるさい!庄屋は問屋がおろさぬ!おっうまいこといったぞ!」「そうなん」「(体が光り輝く)いいか、命令だ!麻呂は帰るぞ!おっとジュース!ゴクゴクうめえ!!!いかん爆破に間に合わぬ・・では!」「真師麻呂様~~~」「なにあいつ!ジュース樽3つぐらい飲んでいったぞ」

真師麻呂様は去っていった・・外で馬がぱからっぱからっと走って去っていった・・・「おお、なんということじゃ・・・1億倍など無理がある・・」「おいどしたよ?なんだよネングって?」

「プー!ミカさん年貢知らないんだ!」「う、うるせー!エデンの規則なんてしらねー!てめーは知ってるのかよベリュル!ネングとか?」「オホン、では教えて進ぜよう!年貢とは!」

ふと気づくとベリュルの年貢講座「年貢は、お米を税金代わりに領主におさめるんだぜ!」「ほー?どうして米を?」「そりゃ・・・お侍さんは・・・お米を一杯食べるから!腹が減っては戦はできぬ、これが年貢の起源なのだ!」「ほー?確かにターキャーはコメの歴史でもあるが・・・」

「うむ!おにぎりはその大きさ故通貨として利用され、食べることもできる立派な通貨なんだぜ!」「なるほどな・・・納得したぜ!でもそりゃターキャーの文化じゃねーか?なんでエデンが?」「さあ?おにぎり大好きなんでは」「あの、お客人殿・・・お願いが・・・」

「はい、私が庄屋です・・見たところ、都市部か外からの観光客と見ました・・・」「ま、そんなとこだがな」「都市に行ってエデン幕府に陳述していただけますでしょうか・・真師麻呂様の無茶な要求を取り下げるよう・・」「ああ?なんでアタシたちが・・アタシたちは目立っちゃまずいんだよ!」

「うーむ事情は分かりませんが、この村人として戸籍を与え村人にしてさしあげましょうさすれば身分とみの安全は保証されます!」「戸籍?そんなもん庄屋が勝手に追加できんのかよ?」

「はい、権限は持っています・・・戸籍ビーム!」「うわあ!」「はいこれであなた方は洗礼をうけ、この村の住人になりました!建前だけですが・・これなら!」

「おいおい本当に大丈夫なのかよジャンバラヤ!見た目も何もかわってねーぞ!」「はい大丈夫!・・これならきっと都市部でも怪しまれずに済むでしょう・・それほどこの村の戸籍はすごいものなのです!」エデンの戸籍・・・










第3180話

(21年7月12日投稿)

エデンの戸籍はよい戸籍「では、新首都エデンフラッシュに行ってください、そこで奉行所に陳述すれば・・・奉行の方々は品行方正ですので・・!」「で、エデンフラッシュとやらにはどうやっていくんだ?」「おお、その前にニュースの時間ですな、てれびじょんを皆でみましょう」「あのなー時間がなー」

「ミカさんいいじゃん!アニメ!」パチ『パパラパー!エデンdeニュースのお時間でござる!本日はエデン首脳神が城下町に現れたでござる!』「やつらか・・・」「おお、めずらしいだっぺよ!あの方々が見られるとは・・」『さあまずは汁風斎様!寡黙な美少女で南蛮の格好をした美しい少女でござる!』

「わお!ねえねえ美しいよ!あれが風のクリスタルの?ねえ」「ほーこいつがねえ」『続きまして雲泥斎!妖艶な美女で、太ももが美しいでゴザル!』「すごい!みて!すらりとのびたふともも」「そーかい!こいつもか・・・なあ首脳神ってどのくらいいるんだ?」

『うーん・・・不在の369番目を除いて現在確認されているのは18名ぐらいござるな』「そんなにいるのか・・・合議制ってやつか」『いかにも、ただし基本的なエデンの方針は徳川家康様が決められ、それを合議して発令する形でござる!』「徳川家康だと?」

『エデンの将軍でござる!何億年も将軍を務めているとても知略に長けた方でござるよ』「へー」「おい、この村からエデンまでは銅やっていけばいいんだ?交通網説かないのか?」『そうでござるな・・そこからなら直通のバスが出ているでござるよ!1時間後に出発予定でゴザルな』

「1時間ですって!時間がありません!皆さん急ぎましょう!」「おいジャンバラヤおちつけ!バス停どこだ庄屋?」「あ、この家の目の前ですが・・徒歩2分」「まあ!急いで出ましょうみなさん!」

ふと気づくとバス帝の前で皆がそろって待っていた「あと58分あるんだけど」「まあ!もう来てしまいますわ!動かないでくださいね!」「しかしこの村、本当に田んぼ多いなー」「風流でいいじゃねーか!お土産にもらったおにぎりもうめーしな」「ねー!もきゅもきゅおいしい!塩とノリだけだけど最高!」

「庄屋は、「いやーこれは失敗した米で・・」とか言ってたがとんでもなくうめーな?」「これで成功だったらほっぺが落ちるどころか地球の裏に尽きぬけそう!」おにぎりくったり田んぼ眺めたりするとやがて長い一時間が過ぎ・・・・ついにバスがきた音がした!

「ワッショイワッショイ!」「またか!!!」男神輿は江戸の華!あ~江戸の華~!










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最終更新:2022年11月18日 21:24
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