第3181話~第3190話


ツイッター(FINAL FANTASY S)より






第3181話

(21年7月12日投稿)

「わっしょーいわっしょーい!」「また生足神輿か・・・」「ま、なれたもんだろーが、のんびりいくぞ」するとバスは猛ダッシュを始めた!「ワショワショワショワショワショ!高速バスへようこそでござーる!!!!」「うお!」

「到着時刻は30分後!野を超え山を越えワッショワッショワッショーーーーイ!!!!」窓から外を見ると線になっており、音速を超えて移動しているようにも見える!「うわわ!酔った」「寝てろ」さてさて30分ぐらいたった・・・「おい!ベリュル起きろ!ついたぞ!」

「むにゃむにゃーーもう食べられない~」「いやだからついたっつってんだろ!」「あと五分だけ~」ゴン!「ここがエデンフラッシュね・・・テレビで見た通り、江戸の城下町ってかんじね?」「あー、三度笠や忍者、侍が行きかっているいかにも江戸の街って感じだな・・ここが本当にエデンなのか?」

「はい・・!あまり変わっていないようで・・平穏なので文化もこんな感じなのでしょう・・首脳たちを除いて」「ねえねえ!お団子屋さんあるよ!みたらし団子だって!食べたーい!」「町の外に大きなお城があるわ!あれがエデンフラッシュ城・・?でかいわね・・!江戸城そっくり!」

「わあ、いってみようぜ!」「奉行所」一行は奉行所を探しつつも武器屋や防具屋をあさっていた「かっこいい刀がいっぱいあったり、鎧や和風の衣装がたくさん!」「雰囲気だけでもやってみっか?」ま、好きにしなさい!ゲームの都合上見た目が変でもそんなに怪しまれないぞここでは

ふと気づくと奉行所を探していた「ま、陳述はほどほどにしてとっとと乗り込むぞ?」「まってください!ヤムさんとどこかで落ち合って情報を・・・」「あいつはあてになんねーよ!アタシがミロク様のお帰りですわオホホとかやればいいんだろ?」「そそんなんじゃちょっと・・あの・・」

「わ、わりーかよ!せいっぱいがんばったんだぞこれでも!」「あはは・・と、アレが奉行所ですね?」そこにはエデン大奉行所と書かれている看板があった!「お、ここか!たのもう!!!」すると岡っ引きたちがたくさんやってきた!「なにものだー!であえであえーー!道場破りかーーー!」

しかしベリュルは叫んだ「ひかえい!我らは陳述にあがった!目に入らぬか!ひかえーい!」「なにものだーひっとらえろーー!」「ちげーよ!アタシたちは米村からの年貢のことで陳述しに来たんだ!おちつけてめーら!ベリュルも!」「さいであったか・・・ではとりつごう・・・」

「取次不要である・・私になんの用か!」すると奥から・・鎌倉節みたいな奉行が出てきた!夏だからか汗でダラダラだ「ハハー!ひかえよ!このお方はエデン奉行長官代行にて、伊藤系ロダン流の最後の使い手皆友達義経様であらせられるぞ!」「あられたべたい」エデン奉行長官代行の恐怖・・・!










第3182話

(21年7月12日投稿)

エデン奉行長官代行皆友達義経様のおな~り~「よいよいくるしゅうない・・・米村といえば・・エデンにとって大事なコメの産地じゃな?」「そうそう美味しいお米の産地!」「ふむ・・・その米村衆がいったい何の陳述じゃ?イナゴでも出たか?」

「いえ、今年の年貢の取り立て1億倍はちょっとひどいかと思いましてなにとぞご容赦のお願いに参りました・・」「ジャンバラヤさんかっこいい!おれもお願いに参り奉り申し上げる!」「1億倍?どういう事じゃ・・・?金剛米をきっちりと作っているのではござらんか?1億倍など意味がなかろう?」

「え・・・でも真師麻呂さんという方が直々にきてそうおっしゃいました・・・!」「俺も聞いた!1億倍かよと思ったぜ!でござる」「真師麻呂・・・エデン年貢取立衆か、いやしかしそれにしても?食料は別に不足しておらんし金剛米も・・・・」

「金剛米ってあれか真師麻呂とかいうやつがムシャムシャくってたやつ」「真師麻呂ってあいつかー、あの輝いてた変なヤローか!!」「・・・ふうむ、どうにも得心できぬ・・うむ、我らが真師麻呂に話を聞いてみよう」あっぱれと描いたハンカチで汗をぬぐいながら神妙に話を聞いてくれた

「おぬしたちの訴えは聴いた・・・真師麻呂が何かやらかしてるやもしれぬ、安心めされい幕府は農民の味方ぞ」「なにとぞお願い申し上げます皆友達義経様・・・!」「うむ、宿に戻って休まれよ!おぬし達へのの処遇が決まったら使いを出そう!ふうふう・・」ベリュルたちは奉行所を去った

「わーい宿!畳の匂いがわくわくかんをくすぐるぜ!行燈だ!生まれて初めて見た!わー!障子!穴開けたい!」「やめろ!おいジャンバラヤ!エデンの奉行って悪徳じゃねーみてーだがいいのか?あんなんで?」

「え?ええ、まあ首脳以外は、というか地上をめちゃめちゃにしてるだけで自分たちの領地は大事にしてるみたいです」「でも首都に来たけどスマホとかないよ!テレビはところどころあるけど」

「情報統制は厳しいみたいですね・・・」すると夕食女中がやってきた「お客人はるばるようこそエデンフラッシュへ!名物のアユの塩焼きとかたぶんこの辺が名物料理にございます」

ふと気づくとゲームとかして翌日の昼・・・・「おいベリュルおきろ!」「うーんもうたべられないのだー」ボカ!「あいてー!」「奉行の使いが来てんだよ!さっさと要件聞いていったん村にけーるぞ!」「うーん奉行がなんだって?」ボカ「おはようございますミカさん・・・ん?誰このちょんまげ」

「ちょんまげとは無礼な!拙者は義経様のつかいでござる!昨日の件、緊急事態になったでござるゆえ、お客人の処遇は少しまたれいとのこと!」「緊急事態?あんだよ?とっととイエスかノーかでいーじゃねーか?ノーならぶったおしてやる」

「なんでござるかこのおなご!・・・野蛮なのはともかくなんか落ち着く気がするでござるが・・」「ミ、ミカさん!それはまだ!ステイ!あのすみません、緊急事態とは・・?」「うむ、真師麻呂殿が殺されていたのでござる!殺人事件にござる!!」「な、なんだってーーー!!」ガーンと一行は驚いた!

「して下手人は!いってーどういうことでい!」「その調査で奉行所はおおわらわ!エデン検事局と連携を取って調査中でござる!」「なんだその検事局ってよ?」「奉行と検事以外は入れぬ検事用の建物でござる!おぬし達にはまあ関係がないでござる」「チッいったいなんだなんだめんどくせーな!」

「この事件が最優先事項としてプライオリティが上がってしまい手が空かないのでござる、諸君たちはしばらく滞在してまつでゴザル・・宿代は出すでゴザル!では!」奉行マンは去っていった・・「あーあ、厄介なことになったなー・・町で遊んでようぜ」エデンの江戸の城下町の大冒険!










第3183話

(21年7月12日投稿)

エデンの江戸の城下町、あ城下町~「和風な人々と和風な建物であふれてるな・・・」「てやんでー!喧嘩だー江戸っ子は宵越しでい!けんかっ早いんでーい」「江戸弁だ!カッコイイ!おれっちベリュルでーい!ねえ団子食べよう!あっ風車屋さんに印籠屋!いかにも江戸!」

「ちったーおとなしくしてろ!地上とあんまかわんねーってか、機械文明とかおきてねーのか?」「ええ、ただずっと古からこんな感じなので・・江戸の起源ともいわれています」「ほー、しかしこんなにぎやかだとある意味アタシらスパイの天国ではあるなハハ」

すると何者たちかがベリュルたちにドンとぶつかって走ってった!「いったーなにしやがんでいべらんめい!こちとら喧嘩っぱやいんで・・」するとさらに一人の侍が何者かたちを追いかけていった!「てめーら逃げられると思ってるのか!まてやこらーーーー!!!ビュン!」「うわ!早い何今の!」

さらにその後からも同じ姿をした侍がたくさん走っていった「あれはエデン検事局、通称人参組たちよ!何かの事件かしら?」「スリかも!俺の財布!盗まれて!ないなあ」「江戸じゃあ喧嘩も多いみてーだし、ま、どーでもいーやな・・・おい団子ばっかり食うな!夜飯食えなくなるだろ!」

「江戸じゃ団子は別腹でーい」さていろいろ回って話を聞いたが江戸っぽい話しか聞けなく、夕方宿に戻ってきた「本日のお夕食にございます・・・すき焼きと寿司と天ぷらにございます!」「おーこりゃごーせいだな!」「奉行様から待たせて申し訳ないと、お詫びの品だそうです」

「ほーいーじゃねーかいーじゃねーか!ベリュルどーするんだ?」「も、もうたべられない・・団子が・・・」「バーカ!だからいったじゃねーか」「あ、それと夕刊のかわらばんです!殺人事件の犯人が捕まったとか!ではごゆるりと!」「おー?」

ふと気づくと瓦版・・・「えーと・・・年貢取立衆真師麻呂殺人事件の犯人逮捕!主犯格の強盗王子ビジターを捕縛!だと」「へー・・ぐえーーっぷすきやき・・たべたい・・・でももう・・」「ええ?あの時の裸の片割れですね?あの凶悪な・・・!」

「なんだけっか・・・ま、いいーやな!これで明日にでもアタシたちの要望がとーるだろうよへへ・・うめえ!」ベリュルが窓から夜風に当たっていると・・・ベランダから何者かが侵入してきた!「うわーーー!だれだ!いきなりだれかきた!!」

「しーーー!すまねえ、ちーとしずかにしてくれ・・悪気はねーんだ!」「ん?どーしたよ?・・・ってだ、だれだてめえ!」そこには散切り頭をした若い江戸っ子がいた!「おいお前ちょんまげをしていないとはふてーやろーだ!この俺がたたきってくれるわあ」

「だ、だからおちつけって・・おめーたち・・ヨソモンだろ?江戸でこのそれがしをしらねーたあ珍しい・・」「ちちちちちがいまううう!!!ミロクさまなんてしりませーーん!!」「ジャンバラヤばかやろう!!」「いえあのその・・・!いいったいなにものですか!」

「たくそーぞ-しいな!いやおめーたちみたいな珍しい異邦人を覗きに来ただけなんだが・・」「覗き魔!しね!」「いやいやいや!すまねえ!そんなつもりじゃねえ!そうだ、それがしの知ってる面白い江戸話でも!」「あ?なんだ突然?」

「あ、ああ、その、その殺人事件・・・犯人はたぶんビジターじゃねえ・・と思うんだなそれがしは・・」「はあ?」ざんぎりあたまをたたいてみれば・・・













第3184話

(21年7月12日投稿)

散切り頭の謎の話「あ?ビジターじゃねえって?どーでもいいわ!アタシたちにゃかんけーねえ!それより大事なことがあんだよ!」「あんなー、ビジターは確かに悪党だよ?でも、無実の罪で死刑たあかわいそうじゃねーか」「死刑になるんだ」

「江戸はな、人殺しは死刑なんだぜ!のこぎりでぎこぎこひかれて」「ひい!!!!!!こわい!!!!残酷!」「おい、ムシャムシャ・・・さっきから御託並べてるがてめーはだれだよ?有名人か?アタシはしらねーな!」

「そ、そうだな・・あのな、俺は六波羅法務逗、江戸唯一の探偵事務所、六波羅探偵事務所の所長だぜ?」「読めない」「ろくはらほうむず、どうだ?」「わかった!」「で、その和風ホームズさんよ、アタシたちに用事はもうすんだのか?とっととけーれ!」

「そういうなよ~~、あのな、観てみろその瓦版!」「ああ?マッパは道中抵抗したため刺し傷が19か所もあり殺され・・・げ、あいつ死んだのか」「下のほう下の方!もっと下の方!」「ん?ビジターの弁護士募集中100%勝てないとはいえ10万ギルを報酬として出す!検事局よりだと」

「10万ギル!もらいにいこうぜ!」「だろだろ!?おいしーはなしだろー」「おいしー話ならてめーがやれ!」「こえーなお嬢さん!いやそのそれがこの世界、複数の職業兼任できねーんだ!」「えー」

「探偵と弁護士もそうだし、侍と忍者とか、すべてにおいて兼任出来ねーんだよぉ・・それに100%負けるってのとお国を相手ってんで弁護士たちぶるっちまってなあ!」「江戸に弁護士居るんだ!大丈夫なの?」「こまけーこたあ気にすんな!このエデンはそういう場所だ、な、な、やらねーか?」

「アタシはごめんだね」「俺やる!」「ばかやろう!おとなしく待ってりゃあした用事は終わるんだよ!」「いよっ!男前!やるといったらやるのが男だよな、な、ベリュル!」「おうともさ!!」「おいてめー・・・なんでベリュルの名前をしってる?今までその名前出してねーぜ?」一行はハっとした!

「おめー・・エデンのもだな?首脳神か?」「あ?は??・・・いやいやだってよ、その風車に「俺ベリュル」って書いてあるんだぜ・・・」「あ、さっき買った俺の風車だ名前入りだから間違いない!」「バカかベリュル」

ふと気づくと六波羅の男・・・「そうだぜ俺は男だやるといったらやるぜ!メリアナニー手伝って」「もちろんよ!一緒にやりましょうね」「甘やかすなったく!六波羅法務逗!てめー何が目的だ?」「おっなかなか鋭いねえお嬢さん・・いやね、最近このエデン、なにかおかしいんだ」

「アタシはしらねーよ!」「だからあ、探偵としてどうも真実に迫らないといけなくてねえ・・・それをゆすりの道具としてあいつから金塊・・いやいやいや!!!それは違う!」「金か・・ならいーだろ!変な善意より信頼できるからな・・・ま、アタシはしらねーベリュルとメリアナニー勝手にやってろ」

「おう!この瓦版ポッケにれてもっていこう!これを証拠にして10万逃げられないようにしないと!」「はーい!」「てことで、裁判は明日らしい!昼ぐらいにのんびり奉行所に行けばいいから!話は通しておくぜ!な、な、じゃあな!金塊金塊シッシッシ・・・」六波羅法務逗は去っていった

「たくバカたれだらけか・・・!」そして夜が更けた・・・何やら爆発の音がして騒ぎがあったような・・?











第3185話

(21年7月12日投稿)

翌日・・・エデン大法廷「さて本日はお日柄もよく・・・さて弁護人検事そろいましたな?」「あ、いつもの裁判長風だけどちょっと雰囲気が違う!色違いかなでも和風だ」「何がですかな・・・ワシはエデン奉行奉行長官、旗本源三郎種良ですぞ」「長いなあ名前・・タネでいいかなタネ!」

「さておぬしたちが今回の弁護士をおひけえなすってくださったベリュル、メリアナニーさんという方ですな?」「そうでござる!」「負け確定で引き受けくださりまことにかたじけない!では検事はこちらですぞ」

そこには人参組と書かれた青い和風の衣装を着て鉢巻をした侍がいた・・・とっくりを持っているようだ「拙者はエデン検事、斎藤四郎と申す・・・突きが得意の剣豪だ・・・昨晩の別の事件でくたびれた・・早く終わらせるぞ!ゴクゴクぷはー!」

「おお、テロですなお疲れ様でした、そうですな、では被告人入場!みなさん拍手を!」ワーパチパチ「あ、これがビジターかーあの時襲ってきたやつ!」「うう・・俺は違うんだ・・やってない!俺様は強盗王子のエリートなんだぞ・・・」「ねえねえ裁判長!タネ!こいつやってないって」

「奉行長官ですぞ・・・さて検事よ冒頭弁論を!っと、ゴングをハンマーでカーン!裁判開始!」「うむ・・・二日前のこと・・・日本橋のたもとで男の死体を発見した」「なんと!恐ろしいことですなあ!して死体の持ち主は?」

「・・遺体はエデン年貢取立衆真師麻呂だった・・・役人だ!役人殺しの大罪だ!ゴクゴクぷはー!」「それはけしからんですなあ!死刑ですな!」「写真を見るがいい・・・死体は食い散らかされていてな・・・カラスにやられたのだろう、ところどころ黒く変色していた」

「カラスは黒いですからな」「いきなりグロいはなしやめてよ」「事実から目を背けるな!さて目撃者によると、その橋の裏側で寝泊まりしているものがいるとのことだ」「それが犯人でしょうな」

「ちがうんだ・・・俺様は強盗王子のエリートで・・・」「その寝泊まりしていた人物が・・・このビジター一派だ!!ゴクゴクぷはー!」「な、なんですってーーーー!!!!!」

ふと気づくと殺人犯ビジター「違うんだ俺様は・・」「ねえねえ違うといってるんだけど!動機とかそういうのないの」「話はまだ終わっていない・・・我々人参組が橋の調査をしているとこの男を見つけた」

「俺たちの住処だ・・いてあたりまえだ・・俺様は強盗王子のエリートなんだぞ・・・!」「俺と目が合った瞬間、こいつらは逃げだしたんだ・・・!」「そ、それはオマエが犯人だと叫んだからだ!おれはつい!!」「犯人んでないのならば逃げる必要はなかった・・・違うか?」

「だ、だが!!お前の刃はなんか怖く・・」「そして逃げた貴様らを俺はおっかけた・・・・ゴクゴクぷはー!」「貴様・・俺の相棒のマッパをよくも殺したな・・・!」「フッ・・知らぬな・・俺は貴様を追っていただけだ・・・そして捕まえた!」

「マッパさん・・ああ、私が別の裁判をしている最中に殺されたと速報が入ったあの時の・・なるほど・・・では・・動機は何でしょう?」「見ての通りこいつは強盗常習犯だが・・・今までまともに成功したことはない!お供が裸なのもその証左だ」「なるほど、下手なんですな」

「うるさい!俺は・・強盗王子のエリートなんだぞ!」「ねえねえそれがどうしたの」「・・・単純明快・・・腹が減っていたのさ・・・つまり食い殺したのだ!」恐怖の殺人王ビジター!











第3186話

(21年7月12日投稿)

エデン大裁判の始まり!「さてでは判決を」「うむ!死刑・・・」「サプラーーーイズ!!!!」「はて?」「ベリュル英語は通じないわ!ここは・・・!」「あれ・・じゃ・・・和風語でなんて・・?・・うん・・なるほど!オホン・・・驚愕!!!」「な、なんだってーーー!」

出廷者は全員がーんとした!「いったい何が驚愕だというのだ・・・ククク・・・ゴクゴクぷはー!」「ビジターは無実だ!」「フン・・理由を述べてもらおうか・・・」「だって違うって言ってるもん」「ふざけているのか!この刀のエサになりたいようだな」

斎藤はとてつもなく長い鞘から名刀斎藤を取り出しベリュルたちのほうに鋭い切っ先が巨大な刃を向けた!「うわ!」ベリュルどころかメリアナニーもその気迫に押されて後ずさった!「まあまあ検事、この者たちもせっかく来てくれたんですし・・・」「・・・フン」

「それに被告の供述もまだだぜ!話を聞く必要がある!権利がある!」「くだらん!必要ない!死刑はもう決まっている時間の無駄だ!俺は短気の斎藤といわれている!切れるぞ!ゴクゴクぷはー!」「権利!」「ふーむ仕方ないですなあ・・では被告人証言を・・・形式的に」

「俺様は強盗王子のエリートなんだぞ・・・」「証言!ハンマーでガンガン!イライラ!」「すすまん・・あれはそう、俺たちがいつも通り橋で寝ていた時・・・何か物音がして目が覚めたのだ」「ほらなんかある!」

「貴様・・人影の顔を見たのか?」「いや・・人影が見えた気がしたが・・オバケかと思って怖くてそのまま寝てしまったんだ・・」「役立たず!」「人影ですか?」「・・・特徴は?」「そうだ、特徴・・!」

ふと気づくと人影の特徴「一瞬見た気がしたが・・いや見えなかった・・」「貴様・・見えなかったのか?」「ああ・・オバケかと思って・・マッパに「こ・・こいつは・・・」といったら「どうした落ち着け・・」と・・」「ほう・・」

「そこで俺様は声を潜め「シッ小さい声で・・おばけかもしれん・・」「んなアホな・・腹が減るから寝るぞ」といわれそのまま寝たんだ・・・」「結局見てないのかよー」「フフ・・これで犯人はビジターに確定だな」「どういうことだ!」

「真師麻呂がそこにいたんだろう?そして貴様腹が減ってたんだろう?」「そうだが・・違うんだ・・・・」「さて、証言はここまでのようですな・・・・」「とんだ時間の無駄だったようだな・・・奉行長官、頼みがあるゴクゴクぷはー!」「なんでしょう?」

「俺にも・・少し時間の無駄をくれてよいかな?腹の虫がおさまらぬ」斎藤四郎は刀を構えた・・・!チャキ!「俺の必殺技・・お見舞いしてやろう・・・!勝敗がついた祝いとしてな!!!」斎藤四郎の怒り!!











第3187話

(21年7月12日投稿)

斎藤四郎の怒りの必殺技「くらえ!!!斎藤流秘伝、餓狼弾道突!!!シュッチャキッ」ズガン!!!!!!抜刀術のように即座に鞘に納めた!そのエネルギーで狼のオーラと共に刀のエネルギーがベリュルたちをかすめた!ドカン!音がして後ろを振り向くと・・

「か、壁に穴が開いてる・・・!何というエネルギー!突きの達人!」「悪を見るとついな・・・くだらないこと言うたびにこの技を突きさすぞ」「そうですぞ、弁護人、越権行為ですぞ!」「いや弁護人だし!」「さて、いつもの技が出たところででは死刑・・・・」「驚愕!!!!!」ガーン!ガーン!

「こ、今度はなんですか!!!あなたまで!メリアナニーさんという美しいお嬢さん」「見切ったわその技!餓狼弾道突!」「なんだと?この俺の技を見切っただと・・・?」「ちょっとお嬢さん、ここは裁判所ですぞ!技を見切ったなどどうでも・・・」

「いや、よくない・・この俺の秘技を見切ったとなると容赦はしない!もう一発放ってやる次はよけられないぞ?」「そうね・・よけられるかはわからないけど、当たらないと思うわ」「あ?何を言っている貴様・・・刀をチャっと貴様らに向ける」「うわーー!」

ベリュルは逃げ腰になった!チャっと刀をしまった「フフ・・・やっぱりね!斎藤四郎・・・!」「一体なんだというのだ貴様!」「裁判長!」「奉行奉行長官でずぞ」「奉行奉行長官!・・・・弁護側はビジターの無罪を主張します!」「な、なんですって?そんなのシナリオにないですぞ!」

「奉行奉行長官?真実はこの裁判には必要?それとも不必要?お答えください!!!」「も、もちろん真実こそが裁判ですぞ!」「よかった!じゃ、もういくわよ!真師麻呂を殺した犯人・・それは斎藤四郎よ!!!」

ふと気づくと斎藤四郎が犯人!?「はて?」「もうベリュル!」「フン・・下らん戯言か・・さあさっさと死刑を下せ」「そ、そうですな・・・」「もう!奉行奉行長官・・・斎藤四郎の技で空いた壁の穴を見てください」

「大実に素晴らしい穴だ!いつまでも見ていたいぐらい!!威力が高い技のたまものですな!これが何か?」「・・・穴の周り、なにかありませんか?」「はて・・・おや?黒く変色しているようですが・・・」「し・・しまった!ゴクゴクぷはー!」

「ほんとだーなにこれメリアナニー!答え教えてもったいぶらないで!」「・・・斎藤流秘伝、餓狼弾道突・・その技の答えよ・・・もう一度刀を出してみてごらんなさい?」「断る・・・」「そうですぞ、武士に失礼な!」

「見破られたのに動揺してるわね・・長引かないよう教えてあげる奉行長官!凶器は・・あなたの刀から放たれたミサイルね?」「な、なんですって!?ミサイル!?」ミサイル!?











第3188話

(21年7月12日投稿)


ミサイルとは・・・?「き、貴様!無礼な!武士の魂は刀だ・・・!」「そうですぞ!人参組は刀で戦う集団!そんな失礼なことを言うと死刑ですぞ」「これ以上無礼をいうと今度は貴様らの頭に技をぶち込んでくれる!!」「やっていいわよ?」

「なんだと・・?町人の娘風情が!ゴクゴクぷはー!これがないと生きていけねーんだ・・・!フハハ」「だからやっていいといってるの!さあうってごらんなさい?」「ねえねえメリアナニーこわいよやめようよー」「大丈夫よ、ベリュル!」

「ほんと!おいもう一度うってみやがれってんでええい!このとーへんぼく意気地なしのインチキ侍!」プチン!「あ・・・とーへんぼくは斎藤四郎には禁句で・・・」「うおおおおおおおおおおおおお!くらえええええええええええええ斎藤流秘伝、餓狼弾道突いいいいいいいい!」チャキッ

「うわああああああああああああ・・・・あれ?」刀を抜く音はしたが、何も飛んでこなかった「・・・よく見てベリュル!あの刀、さっきより小さいわよ」「・・・・・あれ、ほんとだなんか先っちょがないよ」

斎藤四郎は我に返った「し、しまった!・・・こ、これは・・・!弾を詰め替えるタイミングが・・貴様の挑発に乗ってつい・・・」「さ、斎藤殿・・・?」「ぶ、奉行長官!もういいだろう!さあ早く死刑を!」「お、おおそうですな・・・」

「そもそもビジターはこの俺に声をかけられて逃げた!それが証拠だ!真犯人の!」「俺様は強盗王子のエリートなんだぞ・・そんな刀を向けられ・・・殺されると思ったのだ!」「知ったことか!さあ死刑!」「驚愕ぅ!!!ちょっと!今から刀を調べるのが筋でしょう!何よこの裁判!!」

「フ、フン!我ら検察が裁判に持ち込んだという事は、シナリオは決まっているのだクク・・・」「なんですって!奉行長官!あなたはどうなの!」「いや、私は話が難しいのが苦手で・・・」「フハハハ!!!!無駄な悪あがき、ごくろーさん!ではこれで・・ゴクゴクぷはー!では・・」

「見苦しいぞ!!!斎藤!!!!!」その時裁判所を巨大な咆哮が響き渡った!

ふと気づくと巨大な咆哮!!「誰ですか!神聖な法廷で大声など・・・あ、あなたは!」「ま、まさか・・・がくがく」斎藤四郎はおびえだした・・その先には同じような恰好をした巨大な男が立っていた「斎藤!悪あがきをこれ以上すると・・・粛清せねばらなぬ!!」「きょ・・局長・・・」

「ねえねえ誰あれ裁判長」「奉行長官ですぞ!あの方は・・・エデン大検事局局長・・土方歳次様ですぞ!検事の一番偉い人ですぞ」「な、なんだっと!斎藤の仲間かお前!」「そうだ!!!だが・・・仲間とは言え悪辣を働いた部下を見過ごすことはできぬ」

とてつもない鬼の形相だ!鬼の土(ヒジ)さんとでも呼ぼうか「局長これにはわけが!!ゴクゴクぷはー!」「お前がこの事件を見つけ・・・ビジターを異様にしつこく追い回した・・訳は検事局で聞こう」「は・・はい・・・」「あの、死刑にしていいですかな?局長殿」

「いや、大検事局は・・この事件を取り下げる!以上!これ以上話すことはない」土方歳次は去っていった・・斎藤四郎もおびえながら去っていった・・・「ふーむだれもいなくなりましたな」「奉行長官判決を!」「じゃあ無罪にでもしますか!無罪で!」ビジターの無罪・・・だが・・・











第3189話

(21年7月12日投稿)

法廷控室「すまぬ貴様ら・・俺は・・強盗王子のエリートなんだぞ・・・」「それはもういいから」「す、すまない・・・あんな男に・・・マッパまで殺され・・こんな俺まで助けてくれて」「本当に無罪とは思わなかったけど」「ベリュル!」「しかしあの局長・・なぜ俺様をかばったんだ・・・」

「無罪だからよ・・・あの局長ちょっとただものじゃないわね・・・」「いいやつかな!」「早合点しないほうがいいわ・・・かばったというよりは・・じゃあビジター、マッパの墓を作ってあげなさいよ」「ああ・・・俺様は・・強盗王子のエリートなんだぞ・・・・」

法廷を離れて宿に戻ってきた「おかえり!どうだった?」「なんか勝った」すると後ろから声がした「おーおめーさんたちやるじゃねーか!あの大検事局をぎゃふんといわせるとはなあ!」「げ六波羅」「おいおい、邪険にするなって!10万ギルもらったろ?」

「あ、まだもらってなかった!明日貰いに行こう!」「ありゃりゃ、ま、こっちはいい話のタネになったてもんよ!いひひ・・・ってなんでもない!またな!」六波羅は去っていった・・・

「なにあいつ・・・さて今日の夕ご飯は!?おなかすいたーーー!めっちゃ頑張ったし!メリアナニーが」「ベリュルもよくがんばったのよ!」「うそつけー」食事女中がやってきた「本日はゆどうふとしゃぶしゃぶ、そしてすきやきにございます!」

ふと気づくと次の昼・・・「ファー起きた・・・ねえ奉行からの使いはまだ?」「まだよ!昨日の件の処理で忙しいんじゃない?」すると窓の外で・・・「号外ーーー!号外ーーーー!」新聞が配られベリュルたちの部屋にもいくつか入ってきた・・・

「何々・・・・なに!本日6日の朝方、大検事局の検事、斎藤四郎が殺害されただって!メリアナニー!」「なんですって!?昨日のあいつ・・・!?」「ねえねえ昨日の男に粛清されたんじゃない?」「そうね・・・・」

すると部屋に尻をふりふりしながら入ってきた男がいた!緑の立派な豪華な鞘をした刀を差したいい男だ「失礼・・・ちょっといいかい?」「な何者だ!斎藤と同じ服の・・昨日のやつら人参組!?何者だ!俺たちを殺しに来たのかおのれーーー!なっ何者だ!」

「落ち着きたまえ・・・私はエデン検事沖田総三・・昨日の君たちの活躍を局長の横で見ていたよ」その男は腰のひもをぎゅっと結びなおした「その活躍のお礼に死か!」「いや検事局に来てほしい・・・今回の件で何か知らないか君たちを呼び出してこいと局長がおっしゃった」

「ふうん、ねえ何この刀かっこいい!ぬいていい!」ベリュルが刀に手をかけ、少し刀をぬきかけた!そして白く光った・・!だが沖田は手を抑え、刀を元に戻した「やめたまえ・・・刀は君みたいな素人が扱えるものではない・・触れないことだ死にたくなければな・・・」「おう金はでるんだろーな?」

「もちろん、協力金はだそう・・・きてくれるね?でないと沖田流の剣術クロス十字アタックで君たちを・・・」「金!いく!!!!」

「アタシたちは寝てるぜ?なんかあったらちゃんと返り討ちにしろよー金はわすれんなよーー」「そんなんじゃないけどね・・・さ、いこう腰ひもを結びなおして・・と」ベリュルたちはエデン大検事局に向かった・・・








第3190話

(21年7月12日投稿)

同日某時刻エデン大検事局「ねえ何その歩き方沖田!時々ひょこひょこしてお尻ふって面白い!」「いや、なんかこう・・なんだ、すわりがわるくて・・」「沖田のキャラかあ・・・・うわあすごいお屋敷!和風!えいやあと剣術をやってる武士たちだらけ!」「えいやあ」「とうとかやってる!」「とう」

「本来は我ら検事や奉行以外は、将軍様ですら不正を防ぐため入れぬのだが・・さて局長がお待ちだ・・・リビングへ」リビングに行くと昨日の裁判のでか男が正座をして待っていた「ようこそエデン大検事局へ・・・私が局長の土方歳次だ!」デデン!エデン大検事局人参組局長土方歳次

「なんのようだ!」「昨日は斎藤がお世話になったな・・・その斎藤が今朝がた死んだのだ」「新聞で見た」「わたしたちを疑ってるの!?いくら弁護士だからって」「そうではない・・・斎藤は思慮深いが短気で粗野である・・いつ討幕派にやられてもおかしくなかった」「討幕派?」

「幕府転覆を狙う一派だ・・・テロリストってやつだ表向きはな・・・さて柿の種でも食うか?茶でもどうぞ」「これは結構なお毛並みで!バリバリうまい!」「ただ斎藤を失ったのは惜しかった・・・我が人参組の裏切者抹殺担当だったからな・・・」「なっこわい!俺らも抹殺されるのかボリボリ!」

「いやいやそうではない・・・決められた筋書きを覆したものと一度話がしたくてな・・・将軍からよそ者との接触は禁じられているが」「斎藤はなんで死んだのボリボリうまーい!」「切り殺されていた・・・沖田、席をはずせ・・・寝てこい今朝も寝坊してきただろう・・朝飯ぐらい抜かずに毎日食え!」

「はっ!気を付けます!では武器を武器庫にしまい昼寝してまいります・・腰ひもを結びなおし・・気合をいれ!」「うむ・・そうだ沖田、先ほど門番がニヤリと私に向かって笑いかけたが・・なんだあれは?」「ん?さあ・・?あの男の笑顔はしょっちゅうでしょう・・」

「そうか・・あれでいて屋敷恐怖症で家に入れないのが謎よな・・まあいいご苦労だった」沖田といわれた男は去っていった「さて、貴様ら・・・犯人は誰だと思う?」「わからんし興味はないボリボリ」

「さっき知ったばかりだし・・・さすがに・・・」「おいしかった!ねえ宝ない宝!!」「我らの武器庫がある・・・名刀ぞろいだ見ていくか?」「みるみる!ほしい欲しい!」

ふと気づくと同日某時刻、エデン大検事局武器庫「見るがいい・・・この数々の我らの武器を!数々の敵を血で染め・・平和を守ってきたのだ」「このフランスパンみたいな刀は何」「パオン刀だ・・・これを見ると腹をすかせた暴徒が寄ってきて食い付いたところ、中の刃物に切り裂かれる」

「こっわ食べるとこだった」「これは風きりの刃2、沖田総三の名刀だ・・・振るだけで相手が死ぬという!!さやから出した途端暴風が吹き荒れる!」「すっごーい」

「さてこっちは手に常にもつタイプの手裏剣・・これを振ると嵐が起きて自分が手裏剣みたいに飛んでいき、びっくりしたところを刀で切り裂くのだ!私の武器だ・・出陣時以外普段はここに置いてある」「忍者なん?」「フフ・・忍者の強いところを模倣させてもらったのだ、私は忍者にはなれぬよ」

「ねえ、この刀・・・!」「そうだ、それが斎藤四郎の武器・・ミサイル刀だ・・さやから出して一発撃つと次の装填に隙ができるが、強力な武器だ・・実証済みだな?・・さて時に貴様ら」「なんだい」「その斎藤の刀を奉行所が再度鑑定したいとのこと・・前の事件の処理が済んでいないのでな」

「お役人も大変だな!死んだ奴の事なんていいじゃん!」「そうはいかぬ・・・書類に審査、死んだ証明書など色々あるのだ・・それでだ、それを奉行所にもっていってくれないか?」「俺らが?」「長官代行の皆友達義経も話を聞きたいそうだ・・そのついでだ」

「ねえ、なんであなた私たちにそんなにベラベラしゃべってくれるの・・?」「あるお方の情報筋からそなたたちのことは聴いている・・地上から来たものだとな」「ばれてる!やばい!戦うぞ」「落ち着け・・・そなたたちを信頼しかけているのだ・・・頼まれてくれるな?」土方歳次の頼み事・・











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最終更新:2022年11月24日 19:57
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