第3211話
(21年7月12日投稿)
将軍徳川家康の命・・・!「なんと・・・それは・・・!」「俺は有罪を認めよう・・だが・・・こうなった以上将軍様も召喚して尋問したほうがいいんじゃないか?クク」「うー・・・うむ・・・」「検察・・貴様はここまで来て公平な裁判を拒むというのだな?クク・・・」
「そうですな・・・一応証言があるわけだし、聞かねばなりますまい」「裁判長・・・・しかし!将軍様は・・・」「俺たちには権力は関係ないぜ!六波羅にそういわれたし・・・」「六波羅・・・・」「裁判長!将軍徳川家康の証人喚問をお願いするのだ!!」
「・・・よろしい、では徳川家康公をお呼びしましょう!」「ククク・・・」「くそ・・とりあえず服部全蔵は死刑だ・・ひったてろ!!」「はい!今度は手抜かりなく・・・!」「クク・・・抵抗などせぬよ・・俺の仕事は終わったのだ・・・」服部は沖田に連れて行かれた・・・そして・・・
「ジャーンジャーン・・・・」セイゴンな音がして・・・見事な将軍服を着たちょんまげの男がやってきた・・・「あ・・あれが・・・」「そうだ・・・将軍徳川家康公だ・・・・!」「お聞きいたします証人、あなたの職業とお名前を・・・」「わしゃあ将軍をやらせてもらってる、徳川家康と申すものだ」
「間違いありませんな・・・」「土方、こりゃどうしたことだ!裁判を解決せよといったがなぜワシが?」「申し訳ない・・・将軍様が服部半蔵に命じ、皆友達義経を殺したという事になってしまった・・・」「な、なんじゃと!どういうことじゃ!」
「やいやいしらじらしいぜ!お前がエデンのボスか!」「おお・・・将軍様・・・!」「おお、奉行長官無事だったかよかったぞ・・・!」「申し訳ない・・服部の姦計に・・・」
ふと気づくと服部の姦計「服部の姦計じゃと!・・・これはいったい・・・」「かく・・」「しか・・・・?あやつの証言?そんなバカな!信じたのかおぬし達!」「いや・・・ですが有罪になった人の証言なので一応と・・・」「わしゃあ皆友達義経が殺された時城におったろうが!」
「いや、命令罪ですので・・・」「命令はしとらんぞ!」「ええ・・ですが証言が・・・反論できなければその・・死刑に・・・したくて・・」「かーー!一体なんじゃ!この裁判長!」「見苦しいですよ・・・将軍様・・・!」美しい声がし、振り向くと・・そこには美人がいた!
第3212話
(21年7月12日投稿)
謎の美人!「誰お前」「テレビでみたことあるな?こいつ・・・」「う・・・雲泥斎・・貴様!」「ホホホ・・・将軍よ・・・落ちた物よ・・殺しを部下に命じるとは・・」「こ・・これは・・雲泥斎様・・!?」「誰ですかなこの方?自己紹介を・・・」
「・・童を知らぬとは?外の物か?・・まあいい、童はエデン首脳神の一人・・雲泥斎なるぞ!」「ほー・・わからんけど偉いのですな!」「将軍より上だ・・エデンの運営方針を決めておる・・・さて土方よ?」「は・・は!なんでしょう・・・」
「おぬしは裁判に私情を挟まぬといったな?」「もちろんでございます・・・・」「将軍でも例外はないな?」「む・・無論に・・ご、ございます・・・・」「では・・徳川家康を殺人命令罪で起訴せよ・・・!公正にな・・・ホッホッホ!」「ぐ、ぐぬう」
「将軍よここまでじゃな・・?反論はできまい・・将軍が罪を犯したら・・例外なく死刑じゃ・・ホホホ数億年の天下もここまでよな・・・」「お・・おのれこんな・・・まさかすべてこれを仕組むため・・」
「まさか!漁夫の利よ・・オホホ・・・ここに引きずり出されたが最後・・貴様が見せた最初の隙だ・・・さあ起訴を!」「・・・・け・・検察は・・・」「やめるのじゃ土方!」「検察は・・・徳川家康公を・・・・き・・・起訴・・・」「土方ーーーー!」
「わからんけどやめるのだーー!なんかやばそう!」「ておくれみてーだぜ!」「起訴いたしまりら・・・・」「サプラーーーイズーーーーーーーーーーーーーー!!」大声がして振り向くとそこには・・!
ふと気づくと誰かが大声を上げていた!「誰だ?・・・おおまえは!!」「よう、役者もそろい、やっとそれがしの出番がきたってえこったな?」「六波羅!!なんでここに!」「六波羅殿・・・!!」「土方、焦っちゃいけねえ・・・・ベリュルよどうだ?人間関係は見れたか?」「なんの」
「おい何者だ貴様・・・エデンでは知らぬ顔だが・・?童は見たことないぞ・・・」「おいおい雲泥斎様、しがない町人だからってそりゃないですよー六波羅法務逗と申す探偵ですよ!」「探偵・・?エデンではそんなジョブは許されておらぬが・・・!」
「まあまあ、それよりンベリュル、今回の一連の犯罪者の共通点わかったかい?」「えーと、わるいやつ!」「たくこれだから・・・メリアナニーでばんだよお?」「はい!」なんとメリアナニーが現れた!今までいなかったのだ!
第3213話
(21年7月12日投稿)
メリアナニー登場!!「今回の事件一応私も見てたの・・・そしたら分かったわ!」「い一体何なのだ!」「土方殿は知っている・・・あとは
ベリュルここで突き付けてやるんだ」「何を!」「何を申す・・・貴様・・童の裁判を乱す気か!」
「おやおやあ?あなたといえども、裁判は公正なはず!私物化はできませんよお?」「おのれ・・・貴様・・・!」「さあ今回の関係者のうち、真師麻呂、斎藤四郎、旗本源三郎種良、そして・・服部全蔵にはある共通点があったよね?」「マジで」「さあ、それは何かな?」「こ、答えるの!」
「頑張って
ベリュル!!」「共通点・・・それは・・・」 1.和風 2.エデンの住民 3.テロリスト 最初はこれ
「3.テロリスト!そうだ、こいつら全部つながってやがったんだ!」「そう、いい調子だよ・・・!そう全部つながってたんだこの事件は・・・!」「沖田とマッパもつながってたみたいだけど」「うん・・それも大事だ・・・さて・・・その上にいるこの雲泥斎・・・本名を知っているかい?」「知らない」
「ほう・・童の何億年も出していない本名・・探偵風情が知っているとは?」「運泥音・・というんだよ」「ウンディーネ?」「・・・さて、次はこの明らかに将軍を陥れようとしている雲泥音を含め・・・さっきの4人を含めた共通点が浮かび上がってこないかい?」「え、難問!」
「がんばって・・ベリュル!あと一息よ・・そして・・・あの方が・・・」「くっそーわかんない・・・・」「思い出すんだ・・・・まずは真師麻呂だ!特徴的なものはなかったかい?回想を見せるよ!」
ふと気づくと回想・・真師麻呂・・・『なにあいつ!ジュース樽3つぐらい飲んでいったぞ』「ああ、なんかやたらジュース飲んでたなあ」「さて次は斎藤四郎だ」『とっくりを持っているようだ・・・ゴクゴクプハー!』「そういややたら酒を飲んでたなあ・・あと本人も溶けたんだっけ」
「旗本源三郎種良はどうだい?」『ふうふう汗をふきふき』「やたら汗っかきだった!」「さあ次は服部半蔵だ!」『しまった!わが大量の5リットルもの冷や汗が』こいつもやたら汗出してたな・・・「最後は・・・運泥音・・いやウンディーネ!ウンディーネとは何だい?」「水の精霊だっけ」
「き・・・貴様そこまで・・まさかあの事まで・・?い、いったい何者だ六波羅とやら・・・!」「少し黙っててくれないかなあ、さて飛ばすよ?この人たちに共通することはなんだい?」「共通点は・・・」 1.エデン 2.水 3.和風 さて・・それではまた明日!
第3214話
(21年7月12日投稿)
共通点それは・・・「2.水!なんかみんな水っぽかった!!!」「・・・そうだ!」「やまろ六波羅・・・それ以上は・・・!」「さて、そして・・・沖田総三、土方歳次・・そして・・・マッパ、彼らにも共通点を見出すことが出来るはずだ」「え?何急に!!!ねえこいつらなに?
メリアナニー!」
「私も聞いて驚いたけど・・・・土方さん、そうなのよね?」「・・・・そうだ」「え、なになに!」「じゃあ回想だねえ・・まずはマッパ・・・」『マッパは風縄銃を取り出した!息を吹き込んで引き金を口に入れて舌で引いた!』「え、これが何か?」「続いて・・沖田総三・・・彼の武器は?」
「風きりの刃2だっけ」「よく覚えていたね・・・」「ほしかったもん!」「じゃあ・・・土方は・・・回想だね」「ま、まさか土方・・貴様ら童たちの・・・」「・・・」
『こっちは手に常にもつタイプの手裏剣・・これを振ると嵐が起きて自分が手裏剣みたいに飛んでいき、びっくりしたところを刀で切り裂くのだ!私の武器だ』「あれっ・・・!」「気づいたかな・・・?さあ!」「この三人の共通点・・・それは・・・」 1.風 2.男 3.エデン 流れ的な答えは一つだねえ
「1.風・・・風か!」「せいかい!さすが弁護士くん!さあ出そろったね!」「六波羅・・はあはあ貴様・・・」「ウンディーネさん、落ち着きたまえよ・・?さーてここで問題です」「はーい」
「このエデン・・エデンが発展している力の素はなんだったかな?」「なんだっけ」 1.ロンゼルグ家 2.ヤバイン 3.風のクリスタル あと少しで終わるぞ!がんばれ!
「3.風のクリスタル・・だったよねえ中心にあるの」「そう・・・ここはある意味風の世界・・よくはないが、風の住人の持ち主だ!」「踏む許せない追い出してやる!」「まあまあ、ちょっとまとうよ~・・・風の住人のところに権力を持つ水の住人・・はて奇妙なことですな~ウンディーネさん?」
「貴様・・・知っているのか・・・風の・・眷属かきさま・・ハアハアハアーーー!」「どうやら冷静さを失った・・・よし、通信が途切れたな」「え、何の話?」
ふと気づくと六波羅の何の話「徳川家康公・・・いや・・・豊臣秀吉公、今の隙に通信遮断バリアを法廷に張った・・もう大丈夫だ!誰も逃げられない」「おお・・・ついに・・こいつらを・・!」「ああ・・・事件の計画を知って・・さらにこの
ベリュルたちが入ってから、急ぎではあったが間に合った」
「え、豊臣秀吉って?」「この方の本名さ・・・」「おいおいどういうことだよ!徳川家康が豊臣秀吉?おい!」「驚くのはまだ早いかな・・・さて、この水の住人・・・当然親玉がいるわけだ」「ウンディーネのことか!こいつ親玉なのか!」
「いいや?・・・もっと強大だ・・実質エデンはその方のせいで存続しているといっても過言ではない!」「誰だよそれ?オメー何を知っている?」「さあ最後の質問だ・・・ベリュル、君なら答えられるはずだ・・ウンディーネたちの親玉、風のクリスタルを征服した真のエデンの支配者は?」
「えー、なになに・・支配者・・・えーー」 1.反界の悪魔 2.ミッズー 3.ロンゼルグ家 最後にしてエデンにおける本質の質問だ
「2.ミッズー・・・ま・・まさか・・・」「おい、ミッズーってあの悪魔から解放したクリスタルアクシアンだろ?何言ってやがる・・・今は正気なんだろ?」「・・・やめろおおおおその名前をだすと・・・ああああああたしがああああああああああああ存在意義があああシュウウウウウ」
ウンディーネは消えた・・・「秘匿装置が働いたようだ・・・斎藤四郎のように・・都合が悪くなると消滅するように作られていたようで・・今頃ほかの三人も・・」「え、いったい・・・」「おい!六波羅法務逗てめーなにもんだよ!てめー・・・カッゼーの一味とかか!?やたら風に肩入れ・・・」
「・・・・・フッ・・・君はミカだね・・?変なほっかむりだが・・ここは君の本拠地のはずだ、本来はね・・少し落ち着いてくれないか」「そ・・その口調・・・ま・・まさか・・・」バッ・・・六波羅法務逗の変装がとけたと・・・
「フッ・・・ここではこの姿でいるのが危険でね・・・君たちに目が行くよう利用させてもらったんだ」「あ・・アムロックおまえ!」アムロック登場・・・水の一族のたくらみとは・・・
第3215話
(21年8月29日投稿)
アムロックス・・・「ねえなにやってんのアムロックこんなとこで!」「だ、大丈夫かおぬし!そんな格好してここでは・・・」「フッ・・・豊臣秀吉公、足止めとはいえ時間がないのは確かだ・・手短にいこう・・まずは汁風斎の様子は?」
「相変わらずです・・・我らの味方なのか敵なのか・・・彼女の言う「完全なる自由は恐怖を生む」わからんでもないですが・・」「しかし!水の侵略を正当化する理由にはならないと私は何度も!」「フッ・・土方君、落ち着こう、ウンディーネ亡きあと、首脳のバランスも変わるはずだ・・・」
「はっ・・・しかし奴らの支配は・・・」「フッ・・支配の本質は完全なる自由だ・・・わかるかね?」「ねえねえさっきからなにいってんのアムロック」「フッ・・風のクリスタルの伝承によるとムカエディルという世界があったそうだ」「なにそれ」
「フッ・・竜に支配されたが、声を使う勇者が世界を救った・・・何でも自分次第で自由にできる世界だそうだ」「へー!スゴイムリみたい」「フッ・・すべての悪事を片付け、すべての善行を終えて世界が暇になった・・そのとき勇者に魔が差したのだ」「なにそれ」「平和による・・・暇、好奇心だな?」
「フッ・・・さすがミカ・・・そう、彼はあらゆる術を身に着け・・暇すぎた彼は町はずれの山からある幻術を街にはなったのだ」「なにそれ幻術マノンかな」「フッ・・・それは些細で恐ろしい幻術・・当たった人間を幻惑し、周りの生物を敵と認識させる作用があった」「こわ」
「フッ・・農民はその幻術に当たり・・・周りの住民を殺しまわり、衛兵に殺されるまで暴れたそうだ」「こわい!」「ああ、癖になりやがったんだな?勇者とかやらは」
「フッ・・そうだ、そしてその幻術を世界中にうってまわり・・やがて見つかることとなるが・・世界は終焉を迎えた」「へー」「アムロック殿・・・デスシティのおとぎ話もそのようなことを諭しております!」「フッ・・・土方君・・・聞かせてくれたまえ」
ふと気づくとデスシティ「デスシティ・・とある実業家が市長隣町を育て・・絶大な権力と金を持ちやがて100万人を超える大都市を作ったそうだ」「シヌシティみたい!」「だが・・発展しつくしやることがなくなった市長は・・町に隕石を降らせ、原発を爆破し、怪獣を投入したそうだ」
「なっ!自分の街を!」「そしてその街はやがて消えた・・・そういうことですな?アムロック殿」「フッ・・・そう・・汁風斎はその事で他人にわざと力を縛られているのかもしれない・・だが」「それではこの地球がたいへんなことになるんじゃよな」
「フッ・・秀吉公、こちらも地球外でいろいろ事情はあってね・・さらに、この風のクリスタルにはとんでもないものが封印されている」「なにそれ」「フッ・・それを彼女は絶対に手放さないであろう・・・」「誰彼女って」「ミッズーのやろうか?あいつ何を企んでやがる?」
「フッ・・彼女は純粋だ・・・だが力が強すぎ、その力と純粋さがあだとなった・・・封印されているのは・・カッゼーの脳みそだよ」「なっのうみそだと!み、みそだとは!」風の脳みそ・・・!
第3216話
(21年8月29日投稿)
エアーイヤーブレイン「おいおいカッゼーの脳みそだと?べつにいーじゃねーか解放すりゃいーんだろ?」「フッ・・・それを妨げてるのが・・・ミッズー様だ・・」「おいおいウンディーネとかぶっ倒したんだし、もういいんだろ?ここの領クリスタル権はとりかえしたんじゃねーのか?」
「フッ・・・エデン首脳議会の状態はどうだい?豊臣秀吉公・・・現状を説明してくれないか?」「お、おお、ありゃあかんわい・・・水の勢力9人、風の勢力が9人なのは法律で維持されているのじゃが」「どういうことだい」
「仮にも風のクリスタル、ミッズーの支配をされつつも風も発言権を得ているというわけじゃ!ここは政治の話で難しいぞ!」「なっ俺は政治のプロだぜ!」「フッ・・・ウンディーネが一人減った・・8人対9人になって風が有利になったのではないかい?」
「そうなるのであればこの風のクリスタルは今頃ここにはないじゃろうな」「どういうことだ!9+8で17ということか!17がどうした!」「フッ・・汁風斎かい?」「彼女だけじゃないわい!かーっ!たく風の連中は弱気極まりない!口では風の独立といいながら、現状を維持したがっておる!」
「フッ・・・長く続いた秩序、これを変えること自体がもはや恐怖なのだろう・・・」「ああ?なんだそりゃ?よくわかんねーが、このままじゃここに来た意味はねーってこった!?」「手はあるんじゃぞ!水の首脳議会の連中を半分も暗殺すれば・・ことはうまくいくじゃろ!」
「フッ・・だがそんな手段でやってもミッズー様はさらなる強硬手段に出るのではないかい?」「じゃろうな・・・服部全蔵もその一味・・わしが作ったチーム「忍者de暗殺!」にうっかりもぐりこまれておったんじゃ・・信頼しとったのにのう」「フッ・・そこで君が用意していたミロクが復活すれば・・・」
「おお、ミロクとやらがの、伝説でしか聞いたことないが、信長様より聞いていた・・・封印を厳重にして復活の時を待っているのじゃ」「あの・・・わたし!」「あジャンバラヤさん」「なんじゃのおぬし?」
「わ、わたし、首脳議会の風の議員の秘書をしておりました・・・ジャンバラヤと申します!・・あの、地上で封印されており・・」「おお、美しいおなごじゃの!どうしたんじゃ?」「ミロク様なら・・・ここにおられます・・・」「な、なんじゃと?」
ふと気づくとここにミロクがいる!?「おい、ジャンバラヤ!まだはえーんじゃねーのか!!」「いえ、ミカさん・・あの、アムロック様・・・いまなら!」「フッ・・・まあ、いいだろう・・・まだ回線は封じている・・・ミッズー様にばれないだろう、水の物もいないようだ」
「あ、アムロック殿・・・!ミ、ミロク様がここにおられるので!?」「フッ・・・ミカ、ほっかむりはもういいんじゃないか?土方君にも元気な姿をみせてあげてはどうだい?」「チッ!・・まああぶなくねーんならとるけどよ・・・!」ひっかむりミカがほっかむりをとると・・ミカがあらわれた!
「こ、このかたがミロク様・・?え・・?」「フッ・・土方君、無理もない・・・まあ、その清楚というイメージとは程遠いだろうから・・・」「え、ええ、裁判をやっていたこの方が・・・?え?本当ですか?」「あああうぜーな!これならどうだ!?ミロクフォーム!シュイイイン!」
ミロクの鎧を着たかんじのミカが出てきた!「あ、あのかっこいいやつ!!」「お、おおこのお姿わああああああああああああああ」「土方どうしたんじゃ?ま、まさか本当に・・」「徳川家康さまあああああああああああああこここのかたはあああああああああああああああああああむわちがいなくうう」
「うるせえ土方!それはもうジャンバラヤがやった!・・っておっと・・そうですございますわ!私がミロクあそばしですのよオホホホホー」「なにそれミカさんおもしろい」「うるせえ!ポカ!おい、これでいーか?」おもしろおかしいミカ
第3217話
(21年8月29日投稿
わははなミカ「ほほほんとうにああなたがミミロク様でであそばばしさせられりられ!」「フッ・・・土方君落ち着きたまえ」「ふむ・・・という事はワシのつくった封印を解いた、というわけじゃな?」「あ?・・・あーあのクリシュナ像な!おめーなに考えてんだやりすぎじゃねーか!」
「おお!間違いなさそうじゃ!いや厳重にしとかないといろいろ不安で・・その・・・」「フッ・・・話はこの辺のようだ・・っと」アムロックは六波羅の姿に戻った!「どったの」「お客人がおいでなすったようだぜえい?」ドン!ドアがあいて・・・謎のなんかすこし青い男が銃をもって入ってきた!
「おっらあ!雲泥斎のタマああもらいうけたあああああああ」「な、なんじゃああああああああ」「こ、この男水の者だぜい?・・しかしターゲットが家康公ではなく雲泥斎だと・・・!?」さてこの裁判が始まるより前の事・・・・エデンの町の一角にとある事務所があった
「ガラッ!うーっす!今日からここの水田組の若い衆となる、水谷哲と申します!!」デデーン!そこには数人のパンチパーマとサングラスにちょんまげをした男と、玉座にスーツのちょんまげ男が座っていた」「おう、てめーか・・・今組長は留守だ・・俺が若頭の川村善左衛門だ・・・!」
「へい!あなたがおカシラでありますか!よろしゅうたのんます!」「おカシラじゃねえ!カシラだ!鯛じゃねえんだぞ!」「ヘイ!すいやせん!カシラ!」「して、マイチャカはいついただけるんで!町中でいろいろ撃ってみたく!」
「バカヤロウ!そんなことしたら奉行に速攻捕まるわ!抗争の時以外隠してある!」「あれえなんかイメージ違うなあ」「おうてめえ・・・若い衆となったからにはこの俺が礼儀をきっちり叩き込んでやるよ・・・」
「ヘイお世話になりますカシラ!!数人のしょぼい組みたいですが頑張っていずれは組織のトップに!」「てめえ!!!親と組と代紋の悪口はいっちゃならねえ・・そのぐらいの礼儀はないのか?」
「ししまった!これは失礼をこ、この指をもってして!!責任を!ヒョーかっこいい!」「お、おいてめえ指詰めは時代遅れ・・おい!!」
ふと気づくと水田組の若い衆水谷哲!「やめろ哲!てめえの指なんざ価値はねえ・・・っておい!」哲はビンを取り出し、自分の指を入れた!「なんだそれは・・てめえ何のつもりだ!」「指を瓶に詰めました!これで責任を・・・ぬ、ぬけねえ・・・!たすけてーー!」
若頭のもとに頭がなにもないちょんまげオンリーの男が寄っていった「カシラ・・どうしやすか?こいつ使い物にならなそうな・・・誰がスカウトしたんだか・・」
「本家から借金の肩にもならんし処分しろと・・まあ早合点するな・・・思った以上だが・・大物か本物(バカ)か・・いくつか仕事をやらせてみるとするか?」「へい!こいつが十字架を踏みつけるようなバカかどうか・・たくカシラもお人好しで・・ま、いいでしょう、しかしまずはこいつに何から・・・」
「まずは俺の送迎と家住みからだな・・・人力車の運転技術と人柄をみるとするか・・・」「ヘイ・・!」「カシラ!仕事はなにかありやせんか!殺しでもばくちでも!なんでもやりやす!」「おう心意気やよし!・・だがまずは運転手をやれ・・そろそろ定時で帰る時間だ、俺の人力車で俺の屋敷までおくれ」
「へい!表にあったベンツ人力車・・・あこがれるなあ・・では準備しております!」若頭は帰り支度をして外に出ると・・・「おいてめえ何してやがる!」
「カシラ!実に座り心地のいい車であ~このシートいい~・・ブッ!あ、へーこいちまった!あーすっきり・・・・・あ、あれ・・お怒りでどどうしましたで!?」ボカ!!!!!
「さて・・あの角を曲がれば俺の屋敷だ・・・門の前につけろ駐車場がある」「へ、へい・・ズキズキ・・・水田組はなんて厳しいんだ・・・!でもこれこそ俺の求めたヤクザでーい!」哲のヤクザ物語!
第3218話
(21年8月29日投稿)
水田組若頭川村善左衛門邸「おじゃしやーす!わあでっかいおうち!素晴らしい館じゃござーやせんか!」「おい!ワシより先に入るな!ちゃんとくつは揃えて入れ!」「へ、へい!すいやせん!そうだ、お詫びにお靴を脱がせてさしあげたもう!!!
「おう、気が利くじゃねーか・・・っておい!靴ひもがまだ・・・やめろ!無理矢理・・・」ブチブチブチ!力任せに靴を引きちぎった!「バカヤロウ!!!ボカ!てめー人様の靴を・・・・いったいどういう教育を受け・・」「あらおかえりなさいあなた」
そこには金髪の着物の入れ墨だらけの威厳のある女性が出てきた!「お、おう帰ったぞ」「新しい若い衆かしら?」「はい!お世話になります!あっし、哲と申します!お引き立てのほどを!!」「うーんぱっとしない子ねえ、大丈夫かいあんた?」「うーん、まあ様子を見ようかと・・・」
「よろしくお願いいたす!!カシラ!お風呂にしますか、ご飯にしますか!」「なにいってんだおめー!炊事なんてできんのか?」「へい!あっしはこれでも板前をやっていたころがありまして!」「ほー?それはいいな」「あんた、もう料理はできてるよ!カニの天ぷら!」
「おーそうか、じゃあ今度料理を頼むとするか・・おい?」「えーいここからが腕の見せ所でーい!カニの天ぷらをミキサーにかけて・・・」「な、なにしやがる!」
「カチコチに固めてゼラチンにして・・・えーと・・・てんぷらにしてやる!どうでーい!」そこにはカニの天ぷらゼラチンの天ぷらが出来上がっていた
ふと気づくと正座させられている哲「出過ぎた真似をして申し訳ございませんでした・・・」「ムシャムシャ・・・食えなくもねえが・・・いいか、ここは俺の家だ!おめーが好き勝手出来る場所じゃねー!」「はい・・・肝に銘じておきます・・」「たく使えなさそうだな・・・おい、風呂!」
「はーい湧いてますよあんた!はいってきなさい!」「おう!」ザブン・・・「おう、ちーとぬるいな・・まあいいか・・・」若頭がヒノキ風呂に入っていると・・・・「ガラッ!しつれいしやす!!」「なっなんだ!哲てめえ!裸じゃねーか何やってやがる!!!」
「カシラ!お背中をお流しします!!!!お湯をやかんで沸かしてきました!!!」「な・・なにしやがるっ!お、おい・・うそだろ・・」「カシラ!俺のお詫びの気持ちです!!うけとってくださーーい!!」「やめ・・やめて!!!ギャーーーーーーーーーーーーー!!!」哲のヤクザ道は今始まった!!!
第3219話
(21年8月29日投稿)
翌日・・・鉄は簀巻きにされて庭に投げられていた・・・「うーんむにゃむにゃもう食べられない・・・」「おい、おきろ哲!いつまで寝てやがる!!もう昼過ぎだぞ!!」「うーんカシラあ・・・あと5分だけえ・・・」ボカ!!!「すいやせんでしたカシラ・・・」
「てめえ、部屋住みは修行だ!まずは礼儀と仁義いう物を貴様は学ぶ必要があるな!」「へい!なんでもどん欲に学ぶ所存にございますれば!!!」「さて、ヤクザといえば犬だ!」「へえ、さいですか」「さいですかじゃねえ!うちも犬を飼っている!その犬にエサをやるんだ」「へえどこですかい?」
「おめーの足元だ!」「はっ!はっはっキューンぺろぺろ!」「おおう!かわいい!チワワでやんすな!エサは・・ステーキとかですかな」「ばかやろう!この犬はメイちゃんという・・・かれーらいすが大好物だ・・作り置きがあるそれをやったあと散歩しろ!」「へーい!」
一刻後若頭は庭に行くと・・・メイちゃんは暇そうにしていた「あらあらメイちゃんどったんでちゅかーー・・・よしカレーはちゃんと食べたようだな・・ところでって哲はどこだ!?」「へいカシラ!あっしならこっちでーす」声のする方を見ると哲は庭をぐるぐる回って歩いていた
「なにしてんだおめえ」「へい!カシラの指示通り、散歩をしておりやす!!なかなかいい庭で、ウォーキングには最高ですな!」「散歩は・・・おめーのことじゃねー!!!ボカ!!もういい、ひとまず昼飯を食え!!子分に飯をやるのはカシラの義務だからな・・・」
ふと気づくと哲の飯・・・「さあさあたんとおあがり!あの人の修業は厳しいから体力付けるんだよ!」「アネさん!助かります!ムシャムシャお代わり!」「おおたくさん食べるねえ若いねえ、ほい」「はい!ぱくぱくお代わり!」「あらあら、はい!」「ぱくぱくお代わり!」「はい!」「お代わり!」
「はい!」「お代わり!」「はい!」「お代わり!」「はい!」「お代わり!」「バカヤロウ!!ボカ!」「いて!カ、カシラ・・・」「てめえ!3俵も米食いやがって!アネさんに甘えすぎだ!どんだけ食うんだ!・・・おい、金剛米には手を出してねーだろうな?」
「す、すいやせん!頼めばいくらでも出てくるんで・・・くったくった!ところで金剛米ですかい?一体それは?」「い、いや気にせんでいい!なんでもねえ!・・・しかし全く使ねーな・・やっぱりあれだな・・・」「へえ!なんでもしやすぜ!」「てめえ、チャカ使えるか・・・?」
哲は目を輝かせた!「お!いよいよですかい!!!もちろんですぜ!!!(テレビで見たことあるだけでやんすが!)」「そうか・・クク・・・じゃあおめーは鉄砲玉だな・・・」若頭はニヤリと笑った・・・
第3220話
(21年8月29日投稿)
さてご飯も食べて満腹の晴天日和の本日よ「ふーくったくった!」「おい、散歩がてらちょっと仕事がある・・俺の護衛についてこい!」「へいカシラ!何の仕事でしょう!?」「・・・密売だ」「おおっそれは本場の!!ワクワク!いったい何の密売で!!!」
「バカヤロウ!んなこと聞くんじゃねえ!てめえが人参組とかに捕まったらべらべらしゃべっちまうだろうが!」「んなこったあございやせん!この哲、口の堅さは天下一品です!」「たった今、飯を食うために口が緩みまくってたろうが!」「へ、へえ・・いやその・・・であっしはなにを?」
「まあしいていうなら見張りだ・・何かが来たら知らせるんだ・・さあ行くぞ!」「へい!運転はお任せを!目的地は?」「・・・エデンフラッシュの南、まなこみらいのふ頭の倉庫だ・・いくぞ」「へい!あっしにお任せを!最高速度でふっとびます!!レースゲーム大好き!」
「バカヤロウ!捕まるだろうが!こういう大事な仕事の時はきっちり法定速度まもれ!」「へい・・・」そして2時間後・・・「へえへえ・・・つきやしたカシラ・・・・」「うう・・・いてえ・・・」若頭は体中傷だらけだった「カシラ!どうしやした!」
「てめえが走りながらよそ見をしてあちこちぶつかるからだろうが!!100回以上交通事故起こしやがって!なにがおっいい女だ!!」「すすいやせん!」「まあいい、時間に間に合ったようだ・・・」「へい!ここが倉庫か!よーし乗り込むぞ!!ほっはっ」「ばかやろう!」ボカ!
ふと気づくと倉庫の前で待っていた「そろそろ来るぞ・・・お、きた!!」ぱからっぱからっ馬に乗った男が大量の米俵をもってやってきた「おお、待たせたな若頭よ・・・」「とんでもございやせん!倉庫の奥に用意してありやす!」「うむ・・・」「カシラ!だれでっかこの男!」
「ボカ!失礼な口利きをするな!このお方はエデンの偉い役人、年貢取り立て衆真師麻呂様だ!」「や、やくにん!役人は我々の敵では!」「クク・・・・ある意味残念だではあるが、役人の中には我々の味方もいるという事だ・・・」「へえさいでっか、じゃああっしはここで見張りを」
「頼んだぞ・・・真師麻呂様、物を・・」「おお、横領した金剛米ならこれらだ・・・これを使えばお前も組を乗っ取れるというもの・・・そしてやつをククク」「へい・・・うちの物は倉庫に・・・」
二人は奥に入っていった・・・そして長々と取引をしているようだが・・・「ふぁー、眠くなっちまった・・・じゃああっしはあわてないあわてない、一休み一休み・・・」哲の昼寝・・・
最終更新:2022年11月24日 20:47