第3611話~第3620話


ツイッター(FINAL FANTASY S)より




第3611話

(22年10月1日投稿)

焼肉屋に向かうことになった一行・・・ところで申し訳ないがところ変わってかつての地球・・・「いーち!にーい!さーん!」とある高校の校庭は運動する一行であふれかえっていた「ピピー!」笛で一つの集団が集まった・・・

「おーし今日の練習はここまで!明日はいよいよ東京ドームで行われる世界大会だ!」「おおー-!」「特に稲葉良則、お前には注目が集まっているぞ!マスコミもたくさんだ!・・世界情勢は不穏だが、ここで元気を皆に与えるのだ!」「は、はい!」

そこには坊主でまじめな陸上着を着た高校生男子が立っていた「ヨッシー!たのむぜ!うちの極上高校から世界一だ!イナ走り、見せてくれよな!」イナバは鼻をすするポーズをした「へへ!大丈夫大丈夫!ちょっと緊張してるけど・・・先生・・」

「セ、先生のほうが緊張してるんだぞ!優勝した時のインタビュー、偉そうにしないように答えないと・・・」「せんせーテレビに出たいマンなんだ!」「そ、そんなことはないぞ!おほん!とにかく今日はよく食べて寝る事!では解散!」

稲葉良則・・・大天国会にてイナ走りで狐田を追い詰めたつわものだが・・・彼には悲しい物語があったのだ!「今日は好物のポテトチップスのフライ焼きをたくさん食べて・・さあがんばるぞ!!」

そして翌日・・・「ワーワー」『今日の東京ドームは満員!定員を超えて60万がドームに押しかけ、東京ドームシティには数千万ともいわれる人々が待ち構えています!』ドクンドクン!稲葉はトラックの上で緊張してほかの選手たちと並んでいた

『今日はドームの屋根を開け、快晴の中協議が行われます!さていよいよトラック1200メートル!もちろん注目は稲葉!』ドクンドクン『そのイナ走りはダイナミックですごいのです!次いで北アメリカ連邦代表のライトニングジョーも充電式電撃シューズで早いとの事!』

「ヘイイナバ!オマエノハシリヲオレガヌイテヤルネー!」「ま、まけないぞ!!よーし落ち着いた・・」『さあゲートイン完了しました・・・800メートル世界大会、スタートです!!』レースの火ぶたが切って落とされた!

ふと気づくと800メートル走!『おっと稲葉少し出遅れたか!しかし出遅れも何のその、イナ走り健在だー--あっというまに・・・』どよよよよよよ!突然会場がどよめいた!グラウンドに大きな影が覆った

『おっと・・?これは・・・北アメリカ連邦、B・B・Sの浮遊軍艦!日本政府の許可なしに侵入してきたもよう・・砲台を連射してる!ドドドン!うわあ危険だあ』どよよよよ全員のちゅもくが空に向いた!イナハは気にせず走っていた!そろそろか?

「まだだ!イナバ!後2周!気を抜くな!お前が一位だ!世界がかかってる!」審判の声がしてイナバは気を抜かず走り出した!『速報です、浮遊軍艦は中国へ向かって訓練で飛んでいるとの事・・砲台も空砲みたいな!みなさん、気にせず競技を・・』

全員が促されトラックを見ると・・・ライトニングジョーがすでにゴールをしていた!『なんと!これは・・稲葉は・・?稲葉はまだ走っています!!なんということでしょう!稲葉が負けた!?』そして稲葉はイナ走りのままゴール・・・三着だ・・・

「はあはあ・・・勝ったか・・?」「ヘイ、ユーハオロカネ・・・ユーハサンチャクネ・・・!」「な、なんだと・・!バカな!!!」会場はしーんとした・・

『稲葉が負けました・・これはいけません、期待を背負った稲葉が・・・これは企画倒れ・・・!』会場に一斉に殺意が沸き、イナバに向けられた・・・「な、なんだ・・?」「コノヤロー!金返せー!期待外れのやろー!!おんどりゃー-!!」稲葉の恐怖・・・!










第3612話

(22年10月1日投稿)

稲葉・・・大丈夫ではない・・・そして家に帰ってニュースを見ると・・・「本日のハイライトです・・稲葉はくそだった・・イナ走り、見掛け倒し!」などと罵倒が並んでいた・・・「うう、俺が負けるなんて・・途中まで一位だったのに・・先生・・・電話しなきゃ・・」

どのテレビ局のカメラも、走っているタイミングは運悪くすべて空の戦艦を映していた・・・「先生・・ごめんなさい・・・」「まあ、気にするな、もういい、先生もマスコミに追われて大変なんだ、お前はゆっくり休め」「はい・・・あの・・」

ガチャ・・先生のほうから電話が切られた・・そして近所でも悪いうわさが流れた「まあみて!あの子よ稲葉良則!期待を裏切って・・ダサい走りで・・・」子供たちからも石を投げられた「やーいやーい!イナ走りダッセー!うわーい!!」

稲葉は部活へ行けなくなってしまった・・・放課後、人に見つからないよう河川敷で横になっていた・・すると「おう、俺はしっかり見ていたぜ、空なんか見ずにお前をな・・・」「?」そこにはスーツを着たサラリーマンだろうか、びしっとした男がいた・・・「誰?」

「俺はカンダ・・・しかしひでーよな、お前は実際あのレース勝っていたんだぜ?」「え?」「おめー、顔を一生懸命ふっていたのと、空に軍艦が飛んで審判含め誰もみちゃいなかったんだよ」「俺が・・・勝っていた・・?」「おめーは1200メートル、6週も走ったんだよトラックを」

ふと気づくとイナバはちゃんと走っていた?「そ、そんなことが・・」「みろ、俺のスマホで撮ってある・・・」イナバは動画を見せられた・・・「ほんとだ・・俺は・・・無駄に二週・・本当は一着じゃないか!これをみんなに!」「無駄だ・・映像をテレビ局に持ち掛けたが・・ありゃグルだな」「え?」

「あの軍艦、おめーが走る姿から目をそらして負けさせようと・・あのタイミングであらかじめ計画されてたってことだよ」「え?で、でも!審判は確かにあのとき・・「あと2周だイナバ!」って叫んだのを俺はきいて・・」

「考えてもみろ、スポーツ大会でドームの屋根を開けて・・あのタイミングであの場所を通過・・最近世界の大会で起こっているようだ」「な、なんで・・?なんで?」「北アメリカ連邦はできたばかりだ・・・世界競技でもまだ勝てていない、ここで欲しかったんだろうよ威厳が」

「え・・?いったい何を・・・でもいまから訴えれば!」「逆に消されるぞおめー・・・エージェントが見張ってるぞずっと」くいっとカンダが首をやった先には・・サングラスのスーツのいかにもスパイって感じの連中がこそこそしていた

「な、なんで・・なんで・・そんなたかが陸上に・・」「安心しろ・・あれは俺の組で始末をしてやる・・・俺の組は国家も関係ないんでな、くるか?うちに」カンダの誘い・・・明日は井上の悲しい物語あたりでも!









第3613話

(22年10月1日投稿)

さて、イナバと同じ時代・・同じターキャーにあった大仏畑高校にて・・・「ナンナンダー・・・はい今日も授業終わり・・各自精進するよう!」あたりは男はお坊さんのみの高校だった・・・仏の授業のようだ・・そこには一人のまじめなお坊さんお坊ちゃんがいた

「おうタケちゃん、ゲーセンいこーぜ!」「・・ボクはいいよ、帰って仏道を学ぶんだ」「いーじゃねーか!たまにはハメはずしてもよーな・・・」「だからいいってば・・」ちょっとムっとしたつもりだったが・・・周りは恐怖におびえてた

「す、すまん・・そんな怒らなくたって・・助けて!すいません!井上様!!!」周りのお坊さんは逃げていった・・・「なんだろう・・いつもちょっと注意しただけで・・・ボクそんな怒ってるように見えたのかな・・・ん?」

キャーキャー九品仏の貴公子よー-「校門が騒がしいな・・また星月太陽君かあ・・最近テレビでもアイドル金持ちお坊さんと有名だもんなァ」「やーベイベー、通してくれよマドンナたち、もうすぐ仏道選手権が近いんだハニーたちヘーイ」

「キャーーー!すてきー-!!星と月と太陽を模した髪型モステキヨーーキャーキャー」「いいな・・さて僕も帰ろう・・」帰って白黒テレビをつけるとニュースをやっていた『さて今日のヘッドライン、仏道法が改正されました・・・仏道が絡む法人は、法人税0%どころかマイナス200%です』

「ん?なにこれとーちゃん」「これは・・アカンことやでえ!」『お布施や寄付でもらった金額の倍額が政府から支給されます・・仏道大臣がゴリ押したとの事です!裏には大天国組が・・・』ふと気づくと精進料理を食べていた井上たけし

「とーちゃん、明日の仏道選手権、優勝できるかも!」「おお、お前がか・・全部のお経を覚え、すべての経文を覚えたんだもんなあ・・さすがだなあ・・」「へへ、そんなことないよ・・・」「だからその怖い顔やめーっちゅーんや、タケシ」「うーんボクそんな怖い顔してるのかなあ・・・」

ふと気づくと翌日、東京ドームにて・・・『さあやってまいりました仏道選手権!あらゆる仏道に精通する学生たちの世界一を決める大会です!』あたりにはいろいろな大仏がおり、インドの大仏チャンドル・グプリアや、タマタマ・シッテルダなどはかなり強敵だ

「僕も負けないぞ・・全国放送だと聞いた・・世界中が僕の仏道を・・!」『さあ一回戦、数珠対決!いかに仏らしく数珠をすりすりできるか!開始!!』「うおおおおおお連打だああああシじゅりじゅりじゅりじゅり」たけしはすごい勢いで数珠りだした!『おおおすごい!ここれは!』

「ボ、ボク注目されてる・・?」『九品仏の貴公子こと、星月太陽さん、ダイヤモンドの数珠であたりが光り輝くー--!これはありがたやー--!!!!』「ば・・ばかな・・・ダイヤの数珠なんて・・・・!」

『真珠の数珠、ミスリルの数珠など数珠使いは数あれど、ダイヤは初めて!これは一歩リードです!!仏道法改正の一環!』「な、なんてことだ・・仏の教えが・・!星月くんは・・髪型だってまるこめていないし・・!なんで・・・」恐怖の仏道法・・・・












第3614話

(22年10月1日投稿)

そして仏道選手権は進んでいった・・・・『お経対決では、出された問題に対し一字一句文体まで間違えず読み上げた井上たけしくんリード!これはすごい!』「ふう・・・あれ星月くんがぶつぶついってる・・」「おのれ・・このイヤホンでカンニングしたが・・発音が難しく・・・」

そしていよいよ最終決戦が迫ってきた・・・「座禅か・・・一応リードしてるし勝てるかな・・」すると星月太陽が近づいてきた「やー、君が頑張ってる井上君か!ぼくは星月太陽だベイベー!正々堂々勝負、握手しよーぜ!」

「う、うん!・・・いて!?」チクリとした気がした・・そして耳元で星月が・・コソリと「おめーにゃ勝たせねーよ」「ん?」「や、なんでもない!さ、はじまるぞ!!」『さあいよいよ最終決戦座禅!様々な誘惑、美女や料理や暑さ寒さなどの誘惑に最後まで生き残れるのは誰だー!』

ピピー!勝負開始!!たくさんのお坊さん学生が並ぶ中・・美女がたくさん入場してきた「うっふ~んあっは~んいや~ん」「でへへー!!!はなじブー!!」『さあいきなり大量に脱落!続いて料理地獄!目の前にビーフステーキを突き付けられるー!!』ゴクリとつばを飲み込むが井上は我慢・・だが!

「ムシャムシャうめー---うおおおお!!がぶり!キエーーー!!」『さあここでも大量脱落!!!』そしてサウナや冷凍庫の寒さでどんどん脱落し、残り二人・・・『大仏スーツに身を包んだ星月くんと、井上君の一騎打ちだー-!勝ったほうの優勝!さて最後は鞭でたたく!我慢比べだー-』

ピシピシピシピシ二人は我慢・・星月は涼しい顔をしている・・・「はは、このスーツがあれば痛くもないさ・・・・さてそろそろ・・・」突然!井上がガタリとたおれた!!!

『おーっと井上!鞭をモロにくらったか!脱落ー--!と?これは寝ております!』「ククク・・・」『座禅中に寝るとは・・言語道断!井上失格!星月君の優勝だー---!!!』

ふと気づくととぼとぼ歩いて帰る井上・・・「なんで・・?昨日はたくさん寝たのに・・・あ、星月君?」「やあ、残念だったねえ・・針に仕込んでおいた睡眠薬が効いたようだベイベー!!」「睡眠薬!?君は・・・仏を何だと!!!そんな卑怯なことを・・・勝負は無効だ!」

「おやおやどうやって証明するんだい?僕は無実を主張するよ?ともかく君は・・負けたんだ!仏道王は僕が戴くのさ!仏道大臣に上り詰めてやる!ひゃーっはは」「おのれ・・きさ・・・ま・・・」

「う・・な、なんだその顔・・どのみちお前はもう仏道には戻れない!全国放送で座禅中に寝たんだからなあああこ、わ・・・さよならー--!!」星月は逃げていった・・井上はあたりからブーイングされた「なんだあいつ・・座禅中に寝た坊主だ・・・恥かかせやがって・・坊主のはしくれにもおけねえ!」

「うう・・・」そして河原でたたずんでいると・・・「よ、災難だったな・・・・」スーツ姿の男が隣に座り込んだ・・・「・・・あ、あなたは・・・・?」「俺はな、大天国組のカンダってもんだ・・・しかし不幸よな・・今日の勝負、あいつ負けるわけにはいかなかったんだ・・・」

「星月くん・・?」「仏道法・・あれを証明し、お金がすごいと知らしめるためにな・・・お前は犠牲になったんだな・・・ま、星月もこれから修羅の道だ・・」「え・・・そ、そんな・・・仏って・・仏道って・・・!いったい・・・」

「仏道より・・もっといいい道があるぜ?オマエの顔があればな・・・どうだ?うちに来ないか?」こうして井上は新たな道を歩むことになった・・しかし仏の心は・・いまだ井上の心に眠っていたのだ!!









第3615話

(22年10月1日投稿)

一方現代のベリュルたちは焼き肉を食べていた・・・「厚焼きカルビをサンチョでくるんで赤みそとキムチをかけて・・ウウオオオ」さてそんなことより・・一方ミッズーとツッチー・・・今は何をしているのか?例の場所だ・・

「ツッチー!外の状況がわからないわ!・・・まさかアムロックが情報を遮断を!?」「ミッズー・・・ええ、そうみたい・・・でも・・・」「ギギギ・・・また私を出し抜こうと・・・封印の強度が上がってる・・まさか黄金ズのあいつの像が・・」「・・・でも・・ミッズーちゃん・・」

「このままじゃ・・やられちゃう!カッゼーを取り戻されて・・・姉妹が死んだのはどうでもいいけど!」ミッズーは考えた・・・「・・・あいつらを呼び寄せるしかないかもね・・・」「・・!ミッズーちゃん!?ま、まさか・・・!」

「・・・・癪だけど・・・用が済めばまた・・・!今はどうしても手ごまが・・!手ごまがいるの!!」「・・・ミッズーちゃん・・・」「そうと決めたらもう手を打たないと・・えい!そうだ、最新情報も・・えい!!」

そんなこととはつゆ知らずベリュルたち「タン塩をらせん状に並べて焼く、タイフーンスペシャル!!!!」「早く焼けるからたくさん置くな!」「ウェルダンがいいの」「そか」

一方そのころ・・・ターキャーの聖アンジェル学園高校に転校生がやってきた・・・偏差値256のかしこい頭がいい学校だ「さあみなさんおはよう!担任のフレイマスだ!今日は転校生を紹介しよう!入ってきたまえ」

「ガラッ・・・」青い髪の毛のロンゲの美少女が入ってきた・・・「さあ紹介しよう!水田水美さんだ!とってもあたまがいいぞ!」

「うおー-美人だー-」「ちょっとー-男子ー--!鼻が伸びてるー-」男子の鼻が伸びてズンズン!鼻が前の生徒に突き刺さる!「さてなぜか空いてる席が二つあるから好きなほうに・・」するとさらにガラっと扉が開いて何者かが入ってきた!

ふと気づくと何者か・・・「な、なんだねきみは?」そこには胸元が開いた美少年が立っていた・・・!「ボクが転校生だよ先生!何で置いて行っちゃうんだい!ベイベーびっくらこいたぜベイベー!」

「ん・・?あ、ああそうだった!君が転校生だったな・・はて何で二人?そうえいば水田さんはいつ・・手続きが・・・」「手続き?なんの話ですの?」水田はにこりとすると先生は目がうつろになった「まあいいか!二人とも席へ!」

「あ、あの先生、ハプニングは置いといてその前にちゃんとボクの自己紹介をベイベー!」「あ、そうだった、確か君は・・・・」「ボクは宮路大河、17歳!よろしくみんな!ニカッ歯がキラッ!」男子たちの鼻はへなへなと縮んだ・・「ちょっと、結構イインじゃない?まあイケメン!キャーキャー」

女子たちの黄色い声援がこだまする・・するといきなり大河は胸元をさらにはだけた!すけべだ!「ベイベー!ボクは前のアンモナイト学園では、セントラルシティと呼ばれていた男・・この胸の傷をみてくれベイベー」「な、なんだね宮路くん・・?いったい何の真似だね自己紹介で」

「可憐なる女の子諸君、ボクの胸元に、君の新たな切り傷をつけてくれないかいベイベー!!」「キャーー!イヤーーー!ギャーー!ヘンタイー!」黄色い声援がこだまする・・・転校生二人のどたばたコメディアクションアドベンチャー!









第3616話

(22年10月1日投稿)

たまたま空いていた席二つに水田と宮路は並んで座った」「よろしくべいべー!水田さん?なかなかの美少女じゃない!知的かい?」「・・・フン!なによこいつ・・・頭悪そ・・・」「いやーいやーボクはこれでも、宮路セントラルの御曹司でね、頭はいいんだぜベイベー!」

「宮路セントラル・・?」「え?知らないのかい?軍需、エネルギー、食糧、あらゆるメジャーを統括する財閥のトップさ!」「ふーん・・地球・・いえ、そういうことにうといもので私・・勉強しに来たのよ学校に」「固い事いわないでベイベー!ほら僕の胸を切りつけてみない?バッ!」

「ギャ!変なもの見せないで!」「切ないつれないベベイベーイ・・ところで君はなんで転校を?」「・・どこでもよかったのよ、あの方の命令で情報収集・・いえ、勉強しに!」「??・・・えとね、僕はね、かわいい女の子を練り歩いているんだ!ここにもたくさんベベイベー!」

「その胸の傷どうしたのよ?」「前の学校でナンパしたら刀で切られてね・・いやーうずくんだベベイベーでもこれも思い出さ!」そして授業が終わった・・・「さて帰るか・・退屈だったぜベベビベー!あらクラスの女の子もういない」「あんた変態みたいだから・・逃げたみたいよ」

「そんなーがっくし・・・ね、君、水田くん一緒に帰らないかい?方向は同じでいいよ!」「みんなに噂されると恥ずかしいから!それに仕事があるから」「仕事?」「べ、勉強よ!・・まずはエデンがどうなった・・・」

「おでん?食べたいのかい?ボクも大好き!卵必須!」「なんでもない!近寄らないで二度と!!!!」「そんな~しょんぼりんぐ~」

ふと気づくと下校中の水田・・「よし、学生とやらの格好をすれば目立たないわね・・ミッズー様、必ず情報をあなたにお届けします・・・エデンの情報は・・」水田はテレビ局にやってきた「さて・・私の洗脳目線で警備員たちを誘惑し・・・情報を・・・」

「やあ、何をしているんだいベイベイ!水田さんじゃないか~」ドキッとして後ろを振りむくとそこには宮路が立っていた「な、なんで!」「なんでって、ボク個々の経営もしてるからね!どう?胸に傷をつけてみない?カッターでも・・・」ペチ!!!

「いてたた・水っぽい痛さがある・・テレビ局に興味があるのかい?アイドルになりたいとか?わっかる~」「ち、ちがうわよ!ただニュースとかそういうのが・・」「じゃ、ボクの顔でいれてもらおう!」「あ、あんたの顔取りはずしできるの!?」

「なにがだい?あ、守衛さんボクだ!」「あ、大河の坊ちゃん!父親によろしく!ボーナスたくさんと!代名詞のセントラルシティは伊達ではありませんな!今日もお疲れ様です!」「ああ、ありがとう!伝えておくよ!じゃ、いこうか水田さん!」

「・・・まあいい、利用するものはしてやる・・・え、ええ、じゃあ入らせてもらうわ・・」水田の恐怖・・・しかし近くの柱の陰で誰かが腕を組んでニヤリしていた










第3617話

(22年10月1日投稿)

水田の恐怖・・・「さあ、案内だ!アイドルコーナーはここ3Fだよ~ん・・あら?」水田の姿がいない・・・「トイレかな?ま、いいやー!アイドルの子猫ちゃ~~んたち~今行くよ~」宮路はスキップで去っていった・・・柱の陰から水田・・・

「・・・さて、もうあいつはいいわ・・ニュースフロアは4Fね・・・」ヒタヒタと水田は上がっていく・・・見張りがいた「・・・誘惑視線!バチッ!」守衛は目がいってしまった「・・・・ミッズー様の使いの方・・お通りください・・・・」

「ええ、遠慮なく・・・本当は食べてもいいけど、ここを出るまでは騒ぎはごめんね・・・」水田はニュースコーナーに入っていった・・そしてニュース王の部屋・・・「うーんどのニュースのコンボが面白いかなあ・・・」

ニュース王は悩んでいるようだ・・・テレビではアイドルコーナーをやっている『おーっと、乱入してきた男!だれだ!・・・え、坊ちゃん?セントラルシティの大河さん!でもこれ本番・・』『僕の胸の傷をダレかつけておくれ~できれば日本刀で!』『キャーイヤー!』

『し、CMに!CMでーす!!!』突然番組はCMに切り替わった・・・「ハッハッハ坊ちゃん面白いなあ相変わらず・・・ん?だれだ?」振り向くとそこには水田水美が立っていた

「・・・いや?女の子じゃないか!社会見学かね?聞いてないが・・だめだよここは機密情報がおおくて!宮路セントラルのボスのロンゼルグさん情報も・・」「ロンゼルグ・・・長らく利用したつもりが・・あいつも今何を・・誘惑!」「ぽえーん・・ミッズー様の使いの方・・なんなりと・・・」

「エデンの状況を教えてくれるかしら?」「エデン・・それは極秘で・・たとえ誰でも・・・」「ちょっと!あの方ののエデンよ!なにいってるの!」「失礼しました・・・エデンは・・・水の勢力が降伏し・・風の勢力とともに復興を・・」「・・・なんですって・・・」

「ただ地上にはエデンの情報は漏らすなと・・・取引はロンゼルグ家とその子会社の宮路セントラルがすべて請け負っています」「そんなことはどうでもいい・・・やはり・・風のクリスタルを取り出そうとしているのか・・!」水田の目が光った

ふと気づくと水田の目・・・「急いで伝えねば・・このニュース王は・・憂さ晴らしに殺すか・・?」するとその時ドアが開いて誰かが入ってきた「キャーイヤーーー」「な、なんだ?やばい、誘惑解除!」アイドル達がたくさんかけこんできた!ニュース王に逃げ込んだ!

「はっ私は何を・・・おや!アイドルさんたち、どうしたんですか?」「ニュース王さーん!またセントラルシティさんが~変態~たすけてよ~」すると宮路が後ろから胸元をはだけて走ってきた!「子猫ちゃ~~ん!胸の傷をつけておくれ~~!」

「・・・チッてめーか・・・戻ってきちゃったのね・・めんどーな!」「あら?水田さん!こんなとこにいたんだ!見てこの子達!ボクの子猫ちゃんさ!」「嫌がってるように見えるわよ!」

「いやー--たすけてー--!!ドドドド」アイドル達は去っていった・・そしてテレビ局を出て夕暮れの川辺の道路・・夕焼けがドラマチックだ!「いつまでついてくるの!変態!」「なんだよ~つれないな~、水田さん、僕の胸に・・ぜひ君からの・・き、切り傷を・・・」

「いい加減にしなさい!!!えい!!」シュバチーーーーーン!水田のビンタ!衝撃波があたりに大旋風を吹き飛ばす!背後には巨大な噴水のエフェクトだ!「ズキズキ・・・ひどいじゃないか・・いたたたたた」「まったく!変態もほどほどにしなさい!人の邪魔バっかして!」

「ひどいじゃないか~僕がテレビ局にいれてあげたのに・・・ひどいよ~~痛いよ~」「バカ!ひどいもなにもあんたみたいな変態は当然の報いよ!」「・・・・そうじゃない・・・ボクが人間だったら・・君の今の一撃で死んでいたかもしれないんだよ」「?」

急に声がシリアスになったので振り向くと・・・宮路は鉄パイプをくわえて立っていた・・・「フッ・・・やはり君は・・ミッズー様のしもべだね?・・・人間の頑丈さを・・・力加減を知らないようだ」「え・・?何・・?アンタ・・・」そこには大人になったアムロックが立っていた・・・









第3618話

(22年10月1日投稿)

アダルトアムロック「な、なにあんた・・・大人?いったい・・・ま、まさか・・・!アムロック!」「フッ・・・そう、さすがに分身?といえどもわかるようだね」「ちょっと!あんた何なの?私に近づいて・・・あんたミッズー様が疑ってるわよ!何を企んでるの!?」「フッ・・・別に・・・」

「生意気じゃない!力づくでも吐かせてもらうわよ?」水田水美は口から水をどえっと吐き出し体中にまとわりつかせた!「私はミッズー様の分身・・・あらゆる水性の魔物の力より上・・・!ウオオオ!」「フッ・・・残念だが、その力は・・・無効だ」バシャ!包んでいた水がはじけた!

「え?え?何?あんた何やったの!?」「フッ・・・別に何も・・・」「キー!抵抗する気ね!ミッズー様に連絡を・・・と、取れない・・・」「フッ・・残念だが連絡を遮断する方法は・・・ウンディーネに教えてもらったものでね」

「ウンディーネ!?エデンの!?あいつ裏切ったの!?ばかな!ありえない!」「フッ・・・ボクは戦う気はない、おとなしく帰ってくれないか?」「ギギギ!あんたなんて!この甲武信岳でも・・・ち、力が出ない・・なにこれ・・!」

「フッ・・・地球が君を拒んでいるようだ・・君が来たのも察知できたのもそのおかげさ」「キーー!それより!胸元隠しなさいよ変態!でも傷をつけてやろうか!このアムロックアホ太郎!!」「フッ・・・つけてくれればよかったのに・・この傷は・・彼女たちの恨みを心に刻んだものさ」

「彼女たち?なによ!あんた彼女いるの!それもたくさん!」「フッ・・・そうじゃないんだが・・ま、君程度では僕に傷はつけられやしないさ」「キーー!!生意気な!もういい!あんたが裏切ったとミッズー様にご報告するわ!帰る!そして殺してお前をバーベキューにしてやる!食ってやるううじゃね!」

水田水美は背を向け立ち去ろうとしたが・・「あら・・あ・・・あら・・・・え?え?何?体があ・・あ・・バシャアアアー--!」突然!水田水美が破裂し水が飛び散り蒸発し・・・キャアアアアと消えていった・・・そしてチャっと背後から誰かが現れた

「アムロック様!たくこれでよかったのね?ツッチー様から助言いただいたとおりに弱点ついたわよ」「フッ・・・ああ、これでいい・・・僕にすべての注意を向けられた中、隙をうまくつけたようだ・・誰にやられたかわからずにいっただろう・・」そしてそこにはウリエルが立っていた・・・

「この分身は転校の手続きも知らなかったり色々難儀な方だった・・僕の力がなければ騒ぎにもなっていたろう・・」「このまま騒がれずに消えてもらいたいものですわね」「そこで相談だが・・」

ふと気づくとベリュルたちは焼き肉を食べていた「ウィンナー!これを忘れちゃアいけねえよおめーさんうめーや!」「うっせうっせ!ベリュルうっせ!」

さてウリエルたち・・・「ミッズーもいよいよ焦っているようですわねアムロック様」「フッ・・・だが彼女はもう身動きができまい、こうやって手下を送ってくるのが関の山さ」「そ、ならいいんだけど・・・アムロック様、暗殺されないよう重々お気をつけを!・・・で、さっきの相談本当ですか?」

「ああ、しっかり頼むよ」翌日の学校・・・「さて授業を始めます!瓜田瓜子さんは出席と・・あれ?水田水美さんって名簿に・・アハハなんか間違ってるなこりゃ!」

水田がいた席にはセーラー服を着たウリエルがフフンて顔をして座っていた・・結構かわいい!腕に黄金の小手がついたままだが

「はーいせんせー!授業しましょ!何学べるのかしら楽しみだわ・・・」「あ、ああ!「いつも」元気だねえ瓜田さん、おっと何してるんだい宮路くん・・」「ああ・・・瓜田さん、ぜひボクの胸に傷をつけてくれないかい!?バッ!」

「キャーーーー!アム・・・変態様!!!バチー-ン!!!!ズゴン!!」「し、しまった学生の時の癖でつい・・すすまないウリエル・・・」そのビンタの衝撃で学校中、いや町内中のガラスが粉々に割れたそうな・・(いったん画面を黒くフェードアウト5秒ぐらいで)

「これで傷一つつかないなんて頑丈すぎよ!アムロック様!」ウリエル様の顔だけ丸く出てきてホワッホワッホワッホワ・・・そして再フェードアウトで終わる








第3619話

(22年10月1日投稿)

さて焼き肉を食べるベリュルたち・・・「ミカさーんビール飲んじゃったんだー」「おーう!おめーもやれや!なんでてめージンジャエールばっかのんでんだよ!」「飲み放題ソフトドリンクだし、この牛丸はカルビがいいし、俺お酒飲めないの」

「たくよーおめーもちったーよ男らしくせーや!バンバン!なーメリアナニー!」「まあ・・・大丈夫よベリュルは今のままでも・・・」「ウイー!そーかよー!そーかもなー!ウイー!エンゲロープ!おう中落カルビ追加や~~~ヘヘヘハハ」

「ミカさんストレスたまってたのかねえサイコネキアさん」「うーん、そうでもないと思うわ・・・本当にストレスたまってるときはもっと暗い投げやりな・・」さて焼き肉はさておきミッズーたち・・・

「・・・水田水美からの連絡が途絶えた・・・いったい何が起こった・・・」「あの・・事故でもあったんじゃ・・・」「うるさい!・・・そろそろ奴らから連絡が・・・」すると近くの黒い電話が鳴った!ジリリリリリリ「きた!はい私ミッズー!・・・・おお、お前たちか連絡遅いぞ!久しぶりだな・・」

『ミッズー?ねえなーによ今更?』「突然だがそこから出たいと思わないか・・?」『え?ここから?あーいいわよ別に!もう自由に暴れてるし・・・』「出たいんだな!出たいといえ!」『なによもう!』「思い出すんだ・・アムロックが貴様らを裏切った時のことを・・・」

『アムロック・・・そう・・ま、どうでもいいけど・・私たちに何かしてほしいの?』「復讐としゃれこんでみないか?アムロックへ・・・」『え?あ、それならどうでもいいわよもう!じゃあそれだけ?切るわよ』

「まてまてー--い!!!!そうだな、今ロンカや各パラドクスは栄華を極めている・・とくにロンカがな」『ロンカ・・・もう終わったパラドクスのはずよ・・・私がいなければ』「それがな、新しい天才が生まれ変わらせたのだ・・・あの時よりはるかに強力になってな」『なんですって・・』

ふと気づくとなんですって・・・「まあ、お前が作ったものなどゴミだったといってたな・・今の黄金王・・メタトロン・セリカとガブリエルナナだったかな」『ピクッメタトロン・・?』「いやメタトロンは主が移ったんだったか・・?まあいい、鬼パラも龍パラも、かつてよりはるかに栄えて平和なのだ」

『・・・ヒロコ、電話変わって・・それは・・・聞き捨て・・・ならない・・』「そうだろうそうだろう・・・・お前たちをあれだけ痛めつけて封印しておいて・・彼らは平和を満喫している!」『ちょっと勝手に変わらないで!メタトロンですって?・・・はっ!どっちが上か・・みせてやるわ・・』

「ん?」『戻るわ・・チケットの手配をして』「あ、ああ・・!アムロックへの復讐、やる気になったか!説明するからまず戻ってきたらここにこい・・あら?」ツーツーツー!すでに電話は切れていた

「あ、あのミッズーちゃん・・・」「・・・計画通りだ!計画通りに行ったと思う!・・・あとは・・・ククク・・・」ミッズーの計画・・本性が出てきた・・!








第3620話

(22年10月1日投稿)

さて一方ベリュルたち「そろそろ出ようぜ・・・もう食べられない・・・」「焼き肉用ライス1杯しか食べてねーじゃねーかおめー!」「だって!そんなに食べたら死んじゃうのだ!でもおいちかった」「じゃあ次の三連休もまた行くか」「イイネ!」

さて焼き肉屋を出ると、隣には焼き肉博物館があった「なにこれ」「んー焼き肉の歴史や面白い資料がたくさんですって・・入ってみましょ」「食べたばっかなのだ!」「だからいーんじゃねーか!腹ごなしにはいるぞ!」「へいらっしゃい!チケットひとり800ギルでぇい!」

人数分チケットを買って入場したら、腕にひもをつけられた「これをつけておけば再入場大丈夫です!チケットは800ギルで売れるのでそれで焼き肉の足しにしてください!」「この辺焼き肉エリアだ・・奥に博物館のエリアがあるんだ」

「入場券買わないと個々の焼き肉も食べられないのね!じゃあ食べる?」「ままままつのだ!いったん博物館で腹ごなししてから!モンスターとかいて戦って運動しようぜ!へくち!か、花粉が・・」「くしゃみすんな!チリ紙出せ!!」「はーいちーん!ゴミ箱にぽいと」

「ま、それもそーだな・・ま、ある程度みてこーぜ」串焼肉、焼き肉バーガー、焼き肉団子など焼き肉アイテムを買えるぞ!「フーン、じゃチケット売ってなんか買ってくか・・おいベリュルチケット出せ!・・・どうした?」「なくした」

「あ?」「どっかいった!チケットがない!」「おい!入場して5分だぞおめー!」「だってないのだ!」「カバンは!」「がさごそない!どこにもない!」

「入場券を買って5分でなくすバカいるか!入場前だぞ!腕輪がなかったらおまえ!こんなことあんのかベリュル!」「だってー本当にあったんだもん!5分でなくなったんだもん!本当に!マジで!実際に!」

ふと気づくとなくしたチケット・・・「800ギルぐらいいーけど、おめー子供じゃねーんだぞ!」「おかしいな、さっき持ってたんだけどな」「まあいい博物館に入るぞ・・・」「はーい!」

「えーと・・なんの肉を使っているか、数々の偉人の焼き肉姿の絵とかいっぱいありますだってお」「へー!焼き肉の歴史ねえ・・カルビっしょやっぱ!」「そだな・・・買い物コーナーもあるからいくぜ?」焼き肉の鎧や焼き肉の指輪などいろんな武器防具もあるぞ!

「しかしチケットいったい・・スられたかなあ・・・」デーン・・ゴミ箱に・・チリ紙として捨てられたチケットがズームインでアップされた・・・調べても無駄だぞもう取れない「さていこう!」焼き肉博物館の恐怖・・・









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最終更新:2022年12月31日 23:27
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