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&bold(){12月31日の冬コミ最終日で署名を集めてみました。} 約3時間で&bold(){約300サークルくらいを回り、71枚142筆の署名を集めました。} 朝から閉館まで廻れば、600サークルくらい廻って、300筆くらいは集めることが出来るのではないかと思います。 一人が1日で300筆も署名を集められる方法はほかにないと思います。 その時のノウハウを公開しますので、これから動こうという方は参考になさってください。 ---- &size(x-large){署名の目的} &size(large){&bold(){目的1} 署名を集めその声を政治に届けること} &size(large){&bold(){目的2} 署名募集運動を通じオタクの間に規制反対運動の理解を広げること}       (規制に積極的に反対している人はオタクの中でも極々少数派です) ---- &size(x-large){署名の心得} &bold(){心得1} 署名をお願いする相手はこちらが仲間に引き込まなければいけない好意的中立者であって、規制派とは全く違う相手です。 &bold(){心得2} 署名をお願いする時は私は『断られて当然』であって、協力してもらえることが『本当にありがたい』ことを十分理解すること。 &bold(){心得3} 相手の不快感は絶対に誘わないこと、署名のお願いのときに協力してもらっても協力を断られても、規制反対について良い印象を与え、悪い印象を与えないことを心がけること。 &bold(){心得4} 絶対に無理は言わないこと、『協力してもいいという相手』に『協力してもいいという分』だけ協力してもらうのが基本。 &bold(){心得5} 相手を尊重しこちらの意見を押し付けないこと ---- &size(x-large){ノウハウ} #contents ---- **1.準備 1-0.用意するもの 署名用紙 配りたい数(一時間撒き続けて概ね100枚くらいと計算すればよいかと、10:00-4:00休みなく配ったとして600枚です) ビラ   配りたい数 手提げ袋2つ 手提げ袋は署名用紙とビラを入れる袋と書いてもらった書名を入れる袋です。 1-1.まず署名の用意。 自分で用意してもいいでしょうが、私はよそでやっている署名活動を自分が代わりに集めることを選びました。 理由1 署名提出の手間が省ける 理由2 身元がはっきりしている(こんな怪しいやつが作った書名より山口貴志さんが代表している署名のほうが信頼性が高い) 1-2.次にビラを作りました。 自分の主張を説明するために自分の主張を簡単にまとめたビラを作り、署名用紙と一緒に配りました。 一人ひとりに言葉で説明するのはあまりに大変ですし、署名用紙を回収した後にも多少なりとも配った相手が規制反対についてかかわって欲しかったからです。 1-3.署名用紙とビラの印刷 自宅のプリンターを使いましたが、ぶっちゃけコンビニのコピー機を使ったほうがらくだと思います。 一日最大限回ってもおそらく600枚くらい撒くのがやっとです。ビラを一緒に撒いても1200枚です。 コピー機を使っても6000-12000円、A2で2枚分コピーしてあとで半分に切れば半分ですみます。 ---- **2.行動する こちらは何百人という相手にお願いをするわけですから、気持ち以外にもノウハウが重要だと思います。 2-0.行動するときの心構え その1.署名活動というのがイレギュラーな活動だということを理解する コミケでサークル相手に署名集めている人なんてほとんどいません。 ですから、相手ははじめ驚き戸惑います。 そこを迅速にかつ不快感なく「どういう話か」を理解してもらうというのがまずはコツだと思います。 その2.相手の邪魔・迷惑にならないように動く こちらはお願いする立場であることをよく理解しましょう。 こちらは相手の迷惑にならないように、お客さんがいたりするときにはなるべく邪魔にならないように「手の空いている人に声をかける」「お客さんがいなくなるまで待つ」「後回しにする」などして対応しましょう。 とにかく相手に迷惑をかけないように最大限努力しましょう。 その3.壁サークルは避けたほうがいい?(まだ不確定です) はじめ壁サークルを3つくらい廻って殆ど相手にしてもらえなかったので、壁サークルは避けたほうがいいかもしれません。 &bold(){その理由?} #region  理由1 そもそも壁サークルは忙しく声をかける隙がない  理由2 壁サークルは交流が活発な分警戒も強く怪しげな人は相手してもらえない  理由3 壁サークル人が多いので下働きの人に声をかけても、「立場を口実に」断られてしまう。面倒ごとにはかかわりたくないという空気が良く出ていてモチベーション削られます。 #endregion &bold(){2-1.署名をお願いする} 「署名に協力してもらえませんか?」 といいつつ、署名用紙とビラを渡す。 署名の内容は聞かれれば答えるくらいでいいと思います。 まずは相手に受け取ってもらうことが重要です。 内容については相手が渡した用紙を読んでもらえば勝手に理解してくれます。 その上で 「あとで回収に伺いますので、もしないように賛同できるのであれば署名しておいてください」 とお願いする。 最後に 「よろしくお願いします」 と頭を下げる。 まずは不快感を与えずに受け取ってもらうことが大事ですから、「無理だったら書かなくていい」ことを強調しました。 &bold(){2-2.署名を回収する} 一定数のサークル(50-100)を回ったら、次は回収に回る。 「先ほど署名用紙を渡したものですが、署名は書いてくださったでしょうか?」 とサークルを廻る。 &bold(){書いてもらった場合には} 署名用紙を受け取った上で「ありがとうございました」と頭を下げる。 &bold(){断られた場合には} 「そうですか、わかりました」と断った上で「ではこういう活動をやっている人が要るってことは知っておいてください」とお願いをして「ありがとうございました」と頭を下げました。 署名用紙を受け取ってくれて検討してくれたうえで書かないことを選んだわけだから、そこまでしてくれた相手に感謝するのは当然だと思います。 &bold(){まだ書いてないという場合には} これは非常に難しい問題です。 つまり、&bold(){その時々によって相手の意図が異なる}からです。 ですからその場の空気を読んで &bold(){書く気があまりないと感じたとき} これは暗に断られたと判断して断られたときと同じように対応しました。 &bold(){書く気があるけど忘れてたとき} これは&bold(){『今から書きます』という人}には書いてもらいました。その間は別のサークルを廻って用紙を回収して、10くらいサークルを廻ったらそこに戻り回収しました。 &bold(){今からじゃ書く気はないという人}には断られたと判断して断られたときと同じように対応しました。 ---- **3.その他 細かい部分は臨機応変に対応しました。 隣のサークルで説明しているときに聞いてくださっていた方には「今の話聞いていたと思いますが」と前置きして話をしました。 また相手が拒否した場合は、なるべく速やかに引くことを心がけました。 署名用紙と一緒にビラを帰される方がかなりいましたが「話のネタやメモ用紙にでも使ってください」となるべく相手に持ってもらうようにしました。 また署名をサークル代表者として求めていると勘違いしている人も結構いました。 個人として、書ける人が書けばいいのだということを理解してもらうことが大切かなと思いました。 ---- **4.注意すること 何度でも繰り返しますが、相手に不快感を与えることは百害あって一利なしです。 どんなことがあっても、笑顔を絶やさず、自分の意見を押し付けず、相手に良い印象だけを与えいやな印象を与えないようにしましょう。 また署名活動は個人情報集めでもあります。 そこを気にする人はたくさんいますし、署名によって個人情報流出となれば協力者はさらに減ってしまうでしょう。 ですから、署名の取り扱いには十分注意してください。 ---- **5.雑感 署名はほぼ全てのサークルに受け取ってもらいました。受け取りを拒否した方はかなり少なかったです。 しかし、署名をしてくれたサークルは全体の4割弱くらいでした。 やはり規制に積極的に反対している人は極々少数だと感じました。 しかしそれと同時にみな多少なりとも不満や不安を感じているということも感じました。 我々を取り巻く環境というのがどういうものか改めて確認できた気がします。 あそこにいるサークルにあと半歩規制反対よりに歩み寄ってもらえれば事態は大幅に改善すると思います。 ---- - 今回のノウハウは大体こんな感じです。これを参考にして足りない部分は自分で考えて動いてくれるとうれしいです。 -- 壺 (2009-12-31 20:21:57) #comment
&bold(){12月31日の冬コミ最終日で署名を集めてみました。} 約3時間で&bold(){約300サークルくらいを回り、71枚142筆の署名を集めました。} 朝から閉館まで廻れば、600サークルくらい廻って、300筆くらいは集めることが出来るのではないかと思います。 一人が1日で300筆も署名を集められる方法※はほかにないと思います。 その時のノウハウを公開しますので、これから動こうという方は参考になさってください。 ※ つまり一分ちょっとでひとつ署名をしてもらえる場所。 ---- &size(x-large){署名の目的} &size(large){&bold(){目的1} 署名を集めその声を政治に届けること} &size(large){&bold(){目的2} 署名募集運動を通じオタクの間に規制反対運動の理解を広げること}       (規制に積極的に反対している人はオタクの中でも極々少数派です) ---- &size(x-large){署名の心得} &bold(){心得1} 署名をお願いする相手はこちらが仲間に引き込まなければいけない好意的中立者であって、規制派とは全く違う相手です。 &bold(){心得2} 署名をお願いする時は私は『断られて当然』であって、協力してもらえることが『本当にありがたい』ことを十分理解すること。 &bold(){心得3} 相手の不快感は絶対に誘わないこと、署名のお願いのときに協力してもらっても協力を断られても、規制反対について良い印象を与え、悪い印象を与えないことを心がけること。 &bold(){心得4} 絶対に無理は言わないこと、『協力してもいいという相手』に『協力してもいいという分』だけ協力してもらうのが基本。 &bold(){心得5} 相手を尊重しこちらの意見を押し付けないこと ---- &size(x-large){ノウハウ} #contents ---- **1.準備 1-0.用意するもの 署名用紙 配りたい数(回収時間込みで一時間で概ね100枚くらいと計算すればよいかと、10:00-4:00休みなく配ったとして600枚です) ビラ   配りたい数 手提げ袋2つ 手提げ袋は署名用紙とビラを入れる袋と書いてもらった書名を入れる袋です。 1-1.まず署名の用意。 自分で用意してもいいでしょうが、私はよそでやっている署名活動を自分が代わりに集めることを選びました。 理由1 署名提出の手間が省ける 理由2 身元がはっきりしている(こんな怪しいやつが作った書名より山口貴志さんが代表している署名のほうが信頼性が高い) 1-2.次にビラを作りました。 自分の主張を説明するために自分の主張を簡単にまとめたビラを作り、署名用紙と一緒に配りました。 一人ひとりに言葉で説明するのはあまりに大変ですし、署名用紙を回収した後にも多少なりとも配った相手が規制反対についてかかわって欲しかったからです。 1-3.署名用紙とビラの印刷 自宅のプリンターを使いましたが、ぶっちゃけコンビニのコピー機を使ったほうがらくだと思います。 一日最大限回ってもおそらく600枚くらい撒くのがやっとです。ビラを一緒に撒いても1200枚です。 コピー機を使っても6000-12000円、A2で2枚分コピーしてあとで半分に切れば半分ですみます。 ---- **2.行動する こちらは何百人という相手にお願いをするわけですから、気持ち以外にもノウハウが重要だと思います。 2-0.行動するときの心構え その1.署名活動というのがイレギュラーな活動だということを理解する コミケでサークル相手に署名集めている人なんてほとんどいません。 ですから、相手ははじめ驚き戸惑います。 そこを迅速にかつ不快感なく「どういう話か」を理解してもらうというのがまずはコツだと思います。 その2.相手の邪魔・迷惑にならないように動く こちらはお願いする立場であることをよく理解しましょう。 こちらは相手の迷惑にならないように、お客さんがいたりするときにはなるべく邪魔にならないように「手の空いている人に声をかける」「お客さんがいなくなるまで待つ」「後回しにする」などして対応しましょう。 とにかく相手に迷惑をかけないように最大限努力しましょう。 その3.壁サークルは避けたほうがいい?(まだ不確定です) はじめ壁サークルを3つくらい廻って殆ど相手にしてもらえなかったので、壁サークルは避けたほうがいいかもしれません。 &bold(){その理由?} #region  理由1 そもそも壁サークルは忙しく声をかける隙がない  理由2 壁サークルは交流が活発な分警戒も強く怪しげな人は相手してもらえない  理由3 壁サークル人が多いので下働きの人に声をかけても、「立場を口実に」断られてしまう。面倒ごとにはかかわりたくないという空気が良く出ていてモチベーション削られます。 #endregion &bold(){2-1.署名をお願いする} 「署名に協力してもらえませんか?」 といいつつ、署名用紙とビラを渡す。 署名の内容は聞かれれば答えるくらいでいいと思います。 まずは相手に受け取ってもらうことが重要です。 内容については相手が渡した用紙を読んでもらえば勝手に理解してくれます。 その上で 「あとで回収に伺いますので、もしないように賛同できるのであれば署名しておいてください」 とお願いする。 最後に 「よろしくお願いします」 と頭を下げる。 まずは不快感を与えずに受け取ってもらうことが大事ですから、「無理だったら書かなくていい」ことを強調しました。 &bold(){2-2.署名を回収する} 一定数のサークル(50-100)を回ったら、次は回収に回る。 「先ほど署名用紙を渡したものですが、署名は書いてくださったでしょうか?」 とサークルを廻る。 &bold(){書いてもらった場合には} 署名用紙を受け取った上で「ありがとうございました」と頭を下げる。 &bold(){断られた場合には} 「そうですか、わかりました」と断った上で「ではこういう活動をやっている人が要るってことは知っておいてください」とお願いをして「ありがとうございました」と頭を下げました。 署名用紙を受け取ってくれて検討してくれたうえで書かないことを選んだわけだから、そこまでしてくれた相手に感謝するのは当然だと思います。 &bold(){まだ書いてないという場合には} これは非常に難しい問題です。 つまり、&bold(){その時々によって相手の意図が異なる}からです。 ですからその場の空気を読んで &bold(){書く気があまりないと感じたとき} これは暗に断られたと判断して断られたときと同じように対応しました。 &bold(){書く気があるけど忘れてたとき} これは&bold(){『今から書きます』という人}には書いてもらいました。その間は別のサークルを廻って用紙を回収して、10くらいサークルを廻ったらそこに戻り回収しました。 &bold(){今からじゃ書く気はないという人}には断られたと判断して断られたときと同じように対応しました。 ---- **3.その他 細かい部分は臨機応変に対応しました。 隣のサークルで説明しているときに聞いてくださっていた方には「今の話聞いていたと思いますが」と前置きして話をしました。 また相手が拒否した場合は、なるべく速やかに引くことを心がけました。 署名用紙と一緒にビラを帰される方がかなりいましたが「話のネタやメモ用紙にでも使ってください」となるべく相手に持ってもらうようにしました。 また署名をサークル代表者として求めていると勘違いしている人も結構いました。 個人として、書ける人が書けばいいのだということを理解してもらうことが大切かなと思いました。 またこの署名を前回書いたという人も結構いました。 しかしその場合も1年以上前の署名はすでに国会に提出しているはずなので、もう一度書いてくれと新しい署名を書いてもらいました。 ---- **4.注意すること 何度でも繰り返しますが、相手に不快感を与えることは&bold(){百害あって一利なしです}。 どんなことがあっても、笑顔を絶やさず、自分の意見を押し付けず、相手に良い印象だけを与えいやな印象を与えないようにしましょう。 また署名活動は個人情報集めでもあります。 そこを気にする人はたくさんいますし、署名によって個人情報流出となれば協力者はさらに減ってしまうでしょう。 ですから、署名の取り扱いには十分注意してください。 時間の経過とともにサークルの行動には変化が見られます。また14:00過ぎくらいからサークルは帰り出すサークルが出てきます。個人的には15:00くらいの一息ついた時間帯が一番反応良かった気がします。 ---- **5.雑感 &bold(){署名はほぼ全てのサークルに受け取ってもらいました。}受け取りを拒否した方はかなり少なかったです。 しかし、&bold(){署名をしてくれたサークルは全体の3割弱}くらいでした。 やはり規制に積極的に反対している人は極々少数だと感じました。 しかしそれと同時にみな多少なりとも不満や不安を感じているということも感じました。 我々を取り巻く環境というのがどういうものか改めて確認できた気がします。 あそこにいるサークルにあと半歩規制反対よりに歩み寄ってもらえれば事態は大幅に改善すると思います。 ---- **6.署名運動の考え方 基本的にこういう活動は『相手の抵抗感や手間を減らすことによって多くの協力を集める作業』です。 つまり、50不満があってもそれを発散するのに100のコストがかかるのであれば、その人は動きません。 しかし目の前に署名用紙を持ってきて『署名を書いてくれれば私が出すから』といえば、コストは20くらいに減るでしょう。その場合、不満50に対してコスト20になるわけですから協力を得ることが出来ます。 したがって、不満が10とかの人に『なぜ協力しないんだ?』と問い詰めるより、不満がもっと高い人を探したほうが合理的です。 ですから、このような活動は不満を持っていてもなかなか動き出せない人が集まる場所が活動するべきであり、それにはコミケ以上最適な場所はないと思います。 またサークルの方々は本拠地を構えており動かないですしお客さんを待ち構えているので、こちらから話しかけやすいです。 同じくらい効果的な場所としてはオタクサークルでしょうか、大学のオタク系サークルに参加している人はサークルに署名用紙を持ち込めばかなり署名を集めることが出来ると思います。 反対の方法には色々ありますが、一つの方法を例示できたかなとは思っています。 ---- - 今回のノウハウは大体こんな感じです。これを参考にして足りない部分は自分で考えて動いてくれるとうれしいです。 -- 壺 (2009-12-31 20:21:57) #comment

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