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2006年国際ECPAT報告書アダルトゲームに関する章の翻訳 - (2009/07/07 (火) 22:40:34) のソース

''Global Report on the status of action against commercial sexual exploitation of children''~
http://www.ecpat.net/A4A_2005/PDF/EAP/Global_Monitoring_Report-JAPAN.pdf
~(アダルトゲームに関して記述のある「Japan: Introduction」の章である11頁から12頁のみ翻訳)

出会い系サイトが、日本における児童の性的搾取(CSEC)を行うためのチャンネルとなりました。
多くの未成年の女生徒が"出会い系"ウェブサイトを使用して"援助交際"の犠牲となっています。
彼女たちは、既婚で年配の男性と"デート"の連絡を取るために、ポケットベルやコンピュータ、携帯電話(最近最も多い手段)を使用します。
調べてみたところ、多くの場合少女は貧困のために"援助交際"を行っているのではなく、むしろブランド品のバッグや靴、携帯電話などを購入して、自尊心を満たすために行っていることがわかりました。
彼女たちの行動は、学校の問題や家庭崩壊(しばしば中産階級に見られます)によって生じることもあります。
彼女たちの中には、性行為を録画され、一般の売り場やインターネット上で、アジアの子供コーナーにポルノ画像として販売されます。
それは、1999年に制定され、2004年に改訂された反CSEC法(児童ポルノ法)の抜け穴を利用しているのです。
更に、児童ポルノは、"アニメ"や"漫画(日本のコミック)"、コンピュータゲームで広く見られます。
コンピュータゲームは、書店とコンビニエンスストアで購入可能で、女児のキャラクターによるポルノをエロティックなテキストで表現しています。
いくつかの児童ポルノの製造者や購入者、学識者、法曹を含む市民運動団体は、こうした形態の児童ポルノを規制することが"表現の自由"を妨げるものだと主張しているようですが、子供の保護はそうしたものを損なっても最優先で行われるべきです。
彼らは、そのような題材で描かれても、実際の被害者も、実在の児童もいないと主張しており、日本では因果関係を示す研究が殆ど行われていませんが、こうしたものが子供に対する公共的な姿勢を示すことや子供を性犯罪の犠牲としているに等しいという世界の他の地域で行われている研究が明確に示しています。

-社会が子供の傷つきやすさに鈍感であること
 児童の保護に有害な誤解が日本に広まっていることは明白です。
 表現の自由は正当な権利であるとして、児童ポルノは、漫画とコンピュータゲームで広まっています。
 犠牲となった子供は、しばしば不法入国者であることがあります。
 出会い系サイト規正法は、出会い系ウェブサイトを通じてメッセージを求める書き込みを行った未成年を罰します(実際には、家庭裁判所がカウンセリングと保護処分を行います)。
 "援助交際"を行う少女は、世間からは良いものとみなされておらず、むしろ高価なものを買うためにお金を欲しがり、自発的に売春を行う"悪い"少女とみなされています。
 日本社会は児童買春に関わる子供が法律違反を行っているとみなす傾向がありますが、彼女たちに対する性的な違反は、まず適切に罰せられることはありません。
 他のアジアの国のように、子供は自分の権利によって大人たちに教育や保護の責任が必要だと人々が考えているわけではありません。
 その代わりに、自己責任とするか、負担しきれないような重い責任を負わせます。
 国民と政策立案者は、日本がどのように子供を保護すべきかについて、広く認識させるために、子供の権利の必要性について理解させ、意識させるようにつとめなければなりません。

日本のECPAT/ストップ子ども買春の会によれば、法の目を潜り抜けて他のアジアの国へ旅行して児童買春を行う日本人がいるというメディア報道があるそうです。
それほど多くはありませんが、児童買春旅行についての情報があります。
日本は、売春のために人を集める国でもあります。
日本のマフィア"ヤクザ"は、しばしばそうした旅行に関与しており、国内と相手国の間で国際犯罪ネットワークのようなものがあります。
これにより、日本の子供の取引があったという証拠や研究が僅かながら日本にあり、多くの報道が子供が犠牲者であったことを示しています。
2005年7月に、10代後半から二十歳前の少女たちのグループが売春を行ったとありました。
売春が行われた少女の出身国を特定したところ、インドネシアやフィリピン、タイ、ラテンアメリカ、東欧、東南アジアから来ていました。
彼女たちは、モデルの仕事であると言われて誘い出され、年齢を偽り、配膳業や娯楽産業に就業する目的で、偽のパスポートで日本に入国します。
ある者は、"国際結婚の斡旋"のためにやってきて、配偶者用のビザであるとしたり、あるいは芸能ビザを申請しています(ビザは必ずしも本物であるとは限りません)。
この内、何人かの少女は、自分たちがセックス産業で働くであろうと自覚していますが、過酷な虐待や苦難があることには気づいていません。
通常、彼女たちが逃亡したり、裁判で証言しないように、何かあれば彼女たちの家族が危害を加えると脅されて、性的や物理的な暴行を加えられています。

日本は、1996年のストックホルム宣言を採択し、2001年には横浜で第二回世界会議を主催しています。
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- ご苦労様でした。日本が海外の規制派からどのように見られているのかいい資料ですね。ただもう少し前説を入れていいと思います。ECPATとはどんな組織なのか、その報告書はどのような経緯で作られたのかなどです。  -- 壺  (2009-07-07 18:51:25)
- 用語集にECPATの解説を付けて、リンクする形が良いでしょうね。  -- 名無しさん  (2009-07-07 21:49:54)
- リンクだと見てくれない可能性があるのでここで簡単な説明をして、さらに詳しい説明はこちらへとリンクを結ぶのが良いかと思います。  -- 壺  (2009-07-07 22:03:09)
- 掲示板で、削って別サイトを立てたほうが良いという意見もあるので、そのあたりの話が収束するまで、とりあえずは保留で。  -- 名無しさん  (2009-07-07 22:40:34)
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