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ガンダムTOP/ストーリー/アルガス騎士団 - (2011/02/05 (土) 12:39:45) の編集履歴(バックアップ)



ストーリーモードに書かれているストーリーをまとめたページです。

ネタバレ含みますので、純粋に攻略を愉しみたい人は見ないほうがいいです。

ジークジオン編
ラクロアの勇者 伝説の巨人 アルガス騎士団 光の騎士




アルガス騎士団

ラクロア王国から離れたノア地方
にアルガス王国があった。
その地で今、"ジオン三魔団"と
"ガンダム族末裔"の戦いが
始まろうとしていた……。



プロローグ

騎士ガンダムたちが伝説の巨人を追い求め、
再びジオン族からラクロア王国を救った頃、
遠く離れた緑萌える他、
ノア地方にあるアルガス王国にも
ジオン族を束ねる闇の皇帝
ジークジオンの魔の手が伸びていた。

コンスコン王の治めるムンゾ帝国が、
ジオン三魔団の力を借り、
その勢力を拡大していたのだ。
それに対し、近隣のアルガス王国を治める
ブレックス王は、ガンダム族の末裔率いる
アルガス騎士団を建て、
ムンゾ帝国の侵攻を食い止めていた。

しかしアルガス騎士団の将・騎士アレックスが
ムンゾ帝国によって囚われの身となったことで、
アルガス王国は窮地に追い込まれ始めていた……。

その頃、1人の男がこのアルガス王国へと
足を踏み入れようとしていた。
その男は、厳しい修行の旅で逞しい成長を遂げた
騎士アムロであった……。


1人目 ボリノークベアー

「ラクロア王国からだいぶ遠くに来たな。」
そう呟いた旅人は、ラクロア王国の騎士アムロだっ
た。

魔王サタンガンダムとの戦いにおいて、騎士ガンダ
ムの役に立てなかったことを悔い、単身修行の旅に
出ていたのだ。
こうしてラクロア王国から遠く離れた、緑萌えるア
ルガス王国と隣国ムンゾ帝国の境に辿り着いたの
だった。

緑豊かな道を騎士アムロが進んでいると、茂みの中
から奇妙な気配を感じた。

「グルルル~ッ」

気配を感じた方を振り返った騎士アムロが見たもの
は、森に棲息しているモンスターボリノークベアーだっ

2人目 兵士ハイザック

「へっ、呪術士キュベレイが警戒すべき者が現れた、とか言うから来てみたが人間じゃないか」

その声が聞こえたのは騎士アムロがボリノークベアーを退治した時だった。

「人間にしては良い動きをするようだが、我らジオン族の敵ではない」

先ほどから尊大な態度で豪語しているのは、ムンゾ帝国に仕えるジオン三魔団の1人、闘士ドライセンであった。

「こんなところにもジオン族が……。」

騎士アムロは、ラクロア王国を襲った魔王サタンガンダムを思い出していた。

「おいおい。もう怖気づいたのか?この国にやってきたことをもっと後悔させてやろう。兵士ハイザック!」

闘士ドライセンの声に応じるように兵士ハイザックたちは密集体形をとり、騎士アムロに襲い掛かった。

3人目 魔術師ゲゼ

「なっなんだと……」

その声は、兵士ハイザックを容易に退けた騎士アムロに驚いた闘士ドライセンのものだった。
だが、闘士ドライセンは動じることなく次の刺客を騎士アムロに差し向けた。

「キサマ、兵士ハイザックごとき倒せたからと言って自慢にもならんぞ。呪術士キュベレイの力を借りるのは気にくわないが……。魔術士ゲゼ、あの男を倒して見せろ!」

ムンゾ帝国の魔法部隊である魔術士ゲゼたちが現れた。

4人目 闘士ドライセン

「はぁはぁはぁはぁ」

立て続けに戦いを強いられた騎士アムロは、激しい疲労感を感じていた。
粗く呼吸するその様子は、再び戦うためには相応の時間を必要としていることを現していた。

「まさか魔術師ゲゼまでも倒す人間がいるとはな。なるほど。呪術師キュベレイが警戒するわけだ」

それまで手下に戦わせて傍観していた闘士ドライセンは、1人で納得したように頷いていた。

「ここまではよく戦ったとホめてやろう。褒美としてオレ様が直々に相手してやろうじゃないか」

そう告げると闘士ドライセンは剣を構え、騎士アムロへと近付いた。

「ハッ!助太刀させてもらおう」

馬に乗り、威勢良く飛び込んできたのはアルガス王国の騎馬隊を率いる剣士ゼータガンダムであった。
剣士ゼータガンダムは、飛び込んできた勢いのまま闘士ドライセンに戦いを挑んだ!

5人目 戦士ヤザン

「助かったよ。ありがとう」
「いや、こちらこそ助けに入ったのに、貴方の言葉が無ければ勝てなかったかもしれない」

お礼を言った騎士アムロに対し、剣士ゼータガンダムもまた感謝の言葉で返した。
というのも、闘士ドライセンとの戦いは剣士ゼータガンダムにとって容易な戦いではなかったのだ。
剣士ゼータガンダムの繰り出す斬撃はすべて、闘士ドライセンの持つ龍の盾に防がれてしまった。
闘士ドライセンの攻撃をうまくかわしていた剣士ゼータガンダムであったが、決め手となるダメージを与えることができず、徐々に劣勢を強いられるようになった。

そんな時、疲労により動くことのできなかった騎士アムロは、冷静に2人の戦いを観察し、剣士ゼータガンダムに的確なアドバイスを伝えた。
こうして剣士ゼータガンダムは勝利を治めたのだった。

「やっと追いついたたぜ」

安堵する2人の元へやって来たのは剣士ゼータガンダムの仲間、闘士ダブルゼータガンダムと法術士ニューガンダムだった。

「戦い疲れているところ申し訳ないが、ムンゾ帝国の様子が変わった。詳しい説明は移動しながらでいいかな?」

挨拶もそこそこに法術士ニューガンダムは、ムンゾ帝国へ歩みを進めた。
アルガス王国とムンゾ帝国の状況は、ラクロア王国に仕える騎士アムロにとって、関係の無い他国の騒動だったが、剣士ゼータガンダムたちを見ていると、無関係として無視する気にもならなかった。
こうしてガンダム一族の末裔である剣士ゼータガンダムたちと共に、ムンゾ帝国へ向かった騎士アムロだったが、道中に聞かされた状況は騎士アムロにとって決して無関係ではないものだった。

「まさか。ジオン族がムンゾ帝国の乗っ取りを計画してるなんて……。でも、なぜそんなことを」

驚きを隠せない騎士アムロだったが、ムンゾ帝国へジオン三魔団を派遣していることがジオン族の本気を表していると感じていた。

「ヒーッヒヒヒ、仲良くのんびりとハイキングかよ」

ジオン三魔団の企みを伝えるため、ムンゾ帝国の城を目指していた騎士アムロたちの前に、ムンゾ帝国のヤザンが立ち塞がった。

6人目 騎士バウ

「ほう、ここまで辿り着くか。戦士ヤザンは役に立たなかったかな」

冷たくそう言い放ったのはジオン三魔団の1人、騎士バウだった。
ムンゾ帝国の城前で、騎士バウは騎士アムロたちを待ち構えていた。
その場所は障害物も無く、開けた空間が広がっていた。
騎士バウにとって機動力を生かすことのできる絶好の場所であった。

「法術士ニューガンダム、君の魔法のであいつの動きを封じるんだ!」

機動力と剣術に長けた騎士バウに魔法は相性が良いはずだった。
だからこそ騎士アムロは法術士ニューガンダムに騎士バウを封じるように指示を出したが、その行動は不可思議な魔力により防がれてしまった。

「フフフッ、私に魔法など効かぬよ。ふくろうの杖を持つ私にはな……。では私の番だ、行くぞ!」

最終決戦 呪術士キュベレイ

「オホホホホ、思ったよりも早くここまで来てしまいましたね」

ムンゾ帝国の王座の前で高らかに笑い声を上げたのは、最後に残ったジオン三魔団の呪術師キュベレイだった。

「もう少し遅く来ていれば、苦しまずに破壊の悪魔によって眠りにつけたでしょうに」

そう告げると呪術師キュベレイは右手に魔力を集めた。

「さぁ破壊の悪魔であるあのお方の武器で、少しでも安らかな眠りを与えてあげましょう……」

呪術師キュベレイの左手には破壊の悪魔の武器である獅子の斧が握られていた。
龍の盾、ふくろうの杖、獅子の斧……。
ジオン三魔団がそれぞれ持っていた武具の本来の持ち主、破壊の悪魔が目覚める前に戦いを終わらせなければいけない。

魔王サタンガンダムの恐ろしさを知る騎士アムロは、呪術師キュベレイが告げた破壊の悪魔に同じ恐ろしさを感じてたのだ。

「剣士ゼータガンダム、闘士ダブルゼータガンダム、法術士ニューガンダム。一気に勝負をつけるぞ!」

エピローグ (1周目)


「闘士ダブルゼータガンダム、魔法には力だ!」

騎士アムロの声に応じるように闘士ダブルゼータガンダムは、精一杯の力を込めた渾身の一撃を呪術士キュベレイに与えた。

それは防御を考えない捨て身の攻撃だったが、剣士ゼータガンダムと法術士ニューガンダムの援護により呪術士キュベレイの魔法は闘士ダブルゼータガンダムに届くことは無かった。

「な、なに……」

闘士ダブルゼータガンダムの一撃は、呪術士キュベレイの必死の魔法に防がれること無くすべてを砕いた。

「まさか……ワタシの魔法が力だけの男に破られるなんて……」

「おれは力だけなんかじゃない。剣士ゼータガンダムや法術士ニューガンダム、そして騎士アムロっていう心強い仲間がいるからな!」

騎士ダブルゼータガンダムの声は呪術士キュベレイに届いていたが、呪術士キュベレイには理解することができなかった。
ジオン三魔団と呼ばれ恐れられていたが、闘士ドライセンや騎士バウは信用できる仲間ではなかったからだ。
力がすべてだったジオン族にはない絆。
それが三魔団とアルガス騎士団との大きな差として現れた結果だった。

「……。まさかこうも簡単に三魔団が倒されるとは。もう少しで破壊の悪魔ジオダンテが目覚めるというのに。時間稼ぎにもならぬとはガンダム一族め、どこまでも邪魔してくれる。こうなれば……」

闇から聞こえてくるその囁き声は、騎士アムロたちに届いてはいなかった。
そして闇の気配が消えた後も、コンスコン王の玉座は静かに鼓動を刻んでいたのだった。


最終決戦 ジオダンテ

「間に合った……か?」

呪術師キュベレイは断末魔の叫びを残し、その姿は消え去ってしまった。
まるで必死に戦った呪術師キュベレイは幻だったかのように……。
だが闘士ダブルゼータガンダムは、しっかりと手応えを感じていた。

「間に合ったさ。こうしてみんな無事にいるんだしな」

闘士ダブルゼータガンダムは周りを見回した。
そこにはムンゾ帝国の王である、コンスコン王が腰が抜けたように玉座に座り込んで以外、変わった様子など無かった。

「まっ、まさかガンダム共がここまで、くっ来るとは。ジ……ジークジオン様、お助けをっ!」

コンスコン王のその声は弱弱しく、無駄な足掻きに思えた。
だが悪魔はコンスコン王の声を聞き入れ、その命を代償に姿を現した。
玉座の影が空に舞い上がったかと思うとジークジオンの姿へと変わり、コンスコン王は玉座から伸びた触手に押さえ込まれ、そのまま飲み込まれてしまったのだ。

「ハハハハ、さぁ破壊の悪魔ジオダンテよ。貴様の力で目の前のガンダムたちを倒し、ムンゾ帝国とアルガス王国を滅ぼすのだ!」

エピローグ (2周目)


「ハハハハ、無駄だ。破壊の悪魔ジオダンテに
貴様らの武器など効くものか!」

ジオダンテの上空に浮かぶジークジオンの声は、
騎士アムロたちを絶望させることはできなかった。
ムンゾ帝国を破壊するジオダンテを倒すことを
諦めるということは、隣国のアルガス王国に
危険が及ぶということだったからだ。

「剣士ゼータガンダム、龍の盾だ。
ジオダンテの防具ならあの攻撃も防げるはず」

「わかった。みんな俺の後ろに隠れろ!」

騎士アムロの一言で剣士ゼータガンダムは龍の
盾を両手で持ち、仲間を庇うように立ち上がった。

「いいぞ。次は法術士ニューガンダム、君はふくろ
うの杖でジオダンテの魔法を封じるんだ!」

「了解。やってみせよう」

法術士ニューガンダムはふくろうの杖を掲げ、
魔力を杖に集中させた。

「杖に私の魔力を吸われるようだ。騎士アムロ、
そんなに長い時間はこの杖を使えなさそうだ……」

「聞いたかい闘士ダブルゼータガンダム。
君が獅子の斧で決めるんだ!」

「おう。まかせろ、一撃で決めてみせるぜ!!」

剣士ゼータガンダムが龍の盾でジオダンテの攻撃を
防ぎながら、3人は少しずつジオダンテに近づいていった。

「いまだ法術士ニューガンダム。
ジオダンテを守る魔力を消すんだ!」

騎士アムロの声に応じるように、
法術士ニューガンダムの持つふくろうの杖の目から
飛び出した眩い光がジオダンテを守る闇のパワーを
消し去った。

「よし、次はおれの番だ。
ジオダンテこれでも食らえ!」

ゼータガンダムは飛び出し、攻撃も防御も無力化さ
れたジオダンテに、獅子の斧による一撃を与えた!

「グォォォォォォ……」

破壊の悪魔ジオダンテの叫び声はムンゾ帝国のみならず、
隣国アルガス王国まで響き渡った。

「まさか……、ジオダンテを倒すか。
ガンダム一族め、どこまでも我が前に立ち塞がるか」

崩れ行くジオダンテを見下ろしながら、
ジークジオンは剣士ゼータガンダム、
法術士ニューガンダム、闘士ダブルゼータガンダム、
そして騎士アムロを睨みつけた。

「ならば貴様たちを絶望させてやろう。
我が力によって伝説の勇者はいなくなるのだ!」

そう言うとジークジオンは姿を消したのだった。

「あの野郎、負け惜しみ言って逃げやがったぜ」

闘士ダブルゼータガンダムはジオダンテを倒した興奮
が冷めない中、ジークジオンが消えた辺りを指差した。

「いや、あれは負け惜しみじゃない……」

騎士アムロはジークジオンの言葉が本気だと

気づいていた。

「ラクロアだ。ジークジオンは騎士ガンダムのいる
ラクロア王国を狙う気だ」
「……ラクロア」

騎士アムロの言葉に剣士ゼータガンダムは、
見知らぬ国と伝説の勇者、騎士ガンダムを思い浮かべた。

「アルガス騎士団!
ラクロアを守るため、君たちの力を貸してくれ!」
「もちろんだ騎士アムロ。
行こう、伝説の勇者のいるラクロア王国へ!」




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