1764年 伊勢丸、ミンダナオ島に漂着

1764/11/10(明和元年10月17日)、筑前国唐泊浦(福岡市)の直乗り船頭十右衛門、楫取仁兵衛、金七をはじめ、20人の船員が仙台領箒の浦を伊勢丸で出帆して江戸に向かう
1764/11/12(明和元年10月19日)、夜九ツ(午後12時)ころから大西風が吹く。
1764/11/14(明和元年10月21日)、かじが折れ、帆柱を切り倒し、跳ね荷もする。船板でかじを作る。
1764/11/16(明和元年10月23日)、作ったかじも折れ、漂流する。
1764/12月中旬(明和元年11月下旬)、北東貿易風帯に入り、東風に変わる。ミンダナオ島に漂着。掠奪に遭う。奴隷にされ、その後、転売される。孫太郎はパンジェルマシンで中国商人の奴隷となったが、主人の善意で帰国。
1771/07/27(明和8年6月16日)、孫太郎、孫太郎一人だけオランダ船に乗りボルネオ、ジャカルタを経て長崎に帰る

参考文献

最終更新:2008年04月12日 18:57