291 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2010/10/08(金) 23:24:00
アルトの戸惑いなどシェリルには分からない。
ただ、一度重ねた感触はシェリルの渇きを一瞬にして潤した。
柔らかい感触だ。
そして、温かく、頭の奥がジンッと痺れる。
胸がぎゅっと苦しくなり、唇をなぞったアルトの吐息がシェリルを誘った。
柔い感触を確かめるように、
愛しく想う相手の感覚を確かめるように、
もう一度唇を重ねる。
もう一度、もう一度と乱暴に繰り返す内に、繋がる時間は長く延びていった。
軽く吸い上げ、挑発的にペロリと舐めあい、そして舌が絡み合う。
唾液が乱れた水音を立てるようになるまで、どれくらいの時間を要したかはもう記憶になかった。
互いの口内を行き来し、舌でなぞってやれば無意識にアルトが真似をする。
ぎこちなく乱暴に吸われ、舌先で触れ合う度に背筋がシェリルの震えた。
より深く、強く相手に触れられるように何度も何度も角度を変えて求め合う。
迷うようにさまよっていたアルトの腕は、いつしかシェリルの首元へ優しく絡み、おそるおそるではあったけれどその胸の中へと抱き寄せてくれた。