941 名前:fusianasan[sage] 投稿日:2011/02/11(金) 17:04:40
寒々しい気配にふと目覚めると、さっきまで腕の中にいたはずの温もりが消えていた。
アルトは再び閉じようとする瞼を意志の力で開き、辺りを見回した。
「シェリル?」
呼びかけても返事はない。
こんな深夜に、一体どこへ行ったんだ?
アルトは彼女を捜すため暖かなシーツの隙間から抜け出し、外気の寒さに震える。
こんなに寒いのにベッドから抜け出して、風邪でも引いたらどうする!
半ば怒りを感じながらアルトが寝室の扉を開けると、目の前のリビングの窓辺に見慣れたシルエットが浮かび上がっていた。
「シェリル」
「あら、起こしちゃったかしら」
何事もなかったかのように言葉を返すシェリルは窓辺に立ち尽くしたまま、アルトの方を振り向こうとしなかった。
おそらく今は顔を見られたくないのだろう。
アルトは気高き歌姫の強がりに、ため息をついた。
人前では自信家でプライドの高い銀河の妖精の顔を崩さないシェリルは、本当は人一倍寂しがり屋で脆い一面を持っている。
そのくせ他人を頼ろうとせず、いつも自分一人で何でも解決してしまおうとするシェリルが、アルトにはもどかしくて仕方がない。
今だって、夜中に目覚めて寂しくなったなら眠っている彼に寄り添うなり、いつもの通りに女王様みたいに振る舞って起こすなり、
甘えてくればいいものを、こうして一人で夜の長さに耐えようとする。
アルトはつかつかとシェリルに方へと歩み寄り、その肩に手を置いた。
細い肩は冷えきっていて、その肌の白さと相まってアルトに雪を連想させた。
「シェリル、おまえ、風邪引くぞ?」
「大丈夫」
「大丈夫じゃないだろう。こんなに冷えてるんだぞ?」
そう言ってアルトは背後からシェリルを抱く。
冷えきった身体がアルトの腕の中でびくりと怯えたように震えるのが伝わり、アルトは優しく、だが、しっかりと力を込めて細い
シェリルの胴に腕を回す。
「アルト……」
観念したように呟いたシェリルは少し躊躇いながらも、そっとアルトの腕に自分の手を重ね、それからゆっくりとアルトの方へと体をもたせかけた。
「どうしたんだ? こんな夜中に」
問いかけた声に返事はない。
アルトはまた一つため息をついて、シェリルが自分から口を開くのを待った。
夜の闇を映す窓ガラスに、おぼろげに二人の姿が浮かんでいる。
少し切なげな表情をしたシェリルは、ガラス越しにしばらくアルトの顔を見つめていたが、やがて思い切ったようにぽつりと言った。
「子供の頃の夢を見たの」
アルトはハッとしたが何も言わず、彼女の言葉の続きを待った。
「寒くて、空腹で、独りぼっちで、目が覚めても、こっちが夢なんじゃないかって思えてきて」
「どうして俺を起こさなかった?」
アルトの言葉に、シェリルはヒステリックに声を荒げた。
「だって、アルトを起こしたら、なんだか本当に全部消えてしまいそうな気がして!」
泣き出しそうに顔を歪めるシェリルを腕の中に閉じこめ、アルトは彼の手から逃れようとするシェリルをしっかりと抱きしめた。
「大丈夫だ、俺はここにいる!」
「でも、ずっと傍にいてくれたグレイスだって!」
「俺をあんな奴と一緒にするな! 俺はずっとおまえの傍にいる。だから泣くな、シェリル!」
「泣いてなんかないわ! あたしを誰だと思ってるの? あたしはシェリルなのよ? こんなことで泣くわけないじゃない!」
よほど夢の中でトラウマを思い出させるようなことがあったのだろう。
半ばパニックを起こしたように暴れ出すシェリルを、アルトは力任せに振り向かせ、自分の方へと向き直らせた。
「いやっ! 見ないで!」
涙の跡の残る白い頬を背けるシェリルの顎をつかみ、アルトは無理矢理シェリルを自分と向き合わせた。
「ちゃんと見ろ、シェリル。俺はここにいる!」
「イヤだ、見ないで」
シェリルは涙を隠そうとするが、アルトはそれを許さない。
アルトはシェリルを捕まえたまま、涙の跡に舌を這わせた。
「ア、ルト?」
「俺はちゃんとここにいる。お前を捨てて行ったりしない」
「でも」
不安にとらわれたシェリルは、アルトの言葉に耳を貸そうとしない。
仕方ない。
シェリルの涙を含んだ唇で、アルトはそれ以上の彼女の反論を封じた。
苦い涙を舌先に乗せ、アルトはシェリルの口の中を優しくまさぐる。
歯列を割り、甘い小さな舌を絡めとれば、いつしか彼女の抵抗は弱々しいものに変わっていった。
涙の味はやがてシェリルの甘い唾液と混じりあい、悲しみの陰を薄れさせていく。
存分に甘いキスを与えシェリルを黙らせたアルトは、そのままひょいとその細い身体を抱えあげ、寝室に連れ戻すとベッドの上に押し倒した。
「アルト、ちょっと何するの!」
「ちゃんとお前の身体に教えてやるんだ、俺が夢みたいに消えてしまわない存在だってな」
そう言うと同時に、アルトの手は豊かなシェリルの胸を刺激し始めた。
「やだ、アルト! ア、アンッ!」
部屋着に透ける甘い突起をゆるゆると撫でると、シェリルの口から甘い悲鳴が上がる。
アルトはさっきとは違う意味で切なげな表情になるシェリルを見下ろし、ぷくりと立ち上がった胸の先端を刺激する。
「あぁ、や、アルト……止め、て」
涙の跡を残したまま身悶えるシェリルの姿は、ひどくアルトの嗜虐心をそそった。
ぎゅっと力を込めて胸の先端の甘い果実を指先でひねりつぶすと、シェリルの身体はぎゅっと仰け反り、驚くほど跳ねた。
「ヤあっ!」
アルトは固く立ち上がった突起から指を離し、再びその柔らかな胸を揉みしだく。
「はあッ、アンッ! アルトっ!」
「言っとくけどな、俺は怒ってるんだぞ? こんなに近くに俺がいるのに、独りで何でも抱え込んで」
アルトは怒った口調のまま、指の間に固くしこった先端を挟み、締め付けながら両胸を少し乱暴に嬲る。
と、彼女の返事の代わりに悲鳴が上がる。
「俺にくらい甘えればいいじゃないか、シェリル」
「でもっ」
アルトの指の動きに悶えながら、シェリルはそれでも強がりを崩さない。
「でもじゃない!」
いつまでも素直にならないシェリルの業を煮やし、アルトは彼女の身体を隠す部屋着のボタンを開くと、その白い肌に直接指を滑らせた。
「アァッ!」
シェリルの甘い悲鳴が更に大きくなった。
吸い付くような白い肌は、既に汗でしっとりと湿り気を帯び、薄く熱を帯びている。
アルトは固く尖った桃色の胸の先端に歯を立てた。
「ひっ!」
「俺はここにいる、シェリル」
「……アルト、ァッ、アァッ!」
痛みを与えた部位を癒すように舌先で舐め、ゆっくりと口の中で転がすと、またシェリルの口から悲鳴が上がる。
空いた手でもう片方の胸をゆっくりと愛撫しながら、アルトは上気した白い肌の上に紅い口づけの跡を残していく。
「アン、や、やだぁ」
刺激の一つ一つに反応するシェリルが無意識に膝をこすりあわせると、ぐじゅぐじゅと湿った音が彼女の足の間から響く。
相変わらず感じやすくて、可愛らしいな。
そう思いながらアルトは、彼の指と唇の刺激に乱れるシェリルの身体から部屋着をはぎ取り、その引き締まった太股を己の膝で割った。
微かにシェリルの雌の香りが立ち上がり、指で確かめなくても彼女の女が既に十分濡れているのが分かった。
そっと下着の底を指でなぞると、ぴくんとシェリルの体が大きくのけぞる。
アルトは優しくそこを指先で撫でさすり、緩い刺激に身悶えるシェリルの耳元に唇を寄せて言った。
「俺はここにいる、だから安心しろ」
「アルト……」
うっすらと涙を浮かべた瞳を開きアルトを見上げるシェリルに、彼はにこりと優しく微笑んでみせる。
「寂しい時は呼べばいい、怖くなったら縋ればいい」
「アル、トッ」
快楽を与えられながら、シェリルはアルトの微笑に縋るようにその首に腕を回してきた。
「アルトッ!」
「大丈夫だ、シェリル」
ようやく素直になった恋人にご褒美をあげるように、アルトはゆっくりと彼女の秘所を隠す下着を脇に寄せ、温かな彼女の泉につぷりと指を沈めた。
突然の刺激にシェリルは目を見開き、身体を痙攣させた。
「ヒゥッ!」
「ほら、ちゃんとお前の中に俺がいる」
熱い泉の中で蠢く媚肉は、アルトの指に巻き付くように馴染んだ。
「感じる、わ、ッ……ァァッ! アルトっ!」
シェリルの言葉と共に、彼女の内部はひくひくと痙攣し、その言葉が真実であることをアルトに伝える。
「もっと感じて」
シェリルの中にもう一本アルトの指が沈んでいく。
「ヒィッ! あぁぁ! ヤ、やぁっ!」
きゅっと、またシェリルの中が締まった。
窮屈に思えるほど狭い孔の中で、アルトは彼女を押し開くように指を広げる。
「はぁ……っ、ぁあッ…ンッ!」
シェリルの中から熱い蜜がゴブリと溢れ、開いた孔が抵抗するように収縮する。
熱くて指が溶けそうなほど、締め付けられる。
しかし、アルトはシェリルを攻める手を止めない。
「まだだ、もっと、もっと俺を感じてくれ、シェリル」
「アルトッ! アルト……ッ」
バラバラと三本の指を動かし、狭いシェリルの中を押し広げるようにかき混ぜれば、シェリルは嫌々をするように首を横に振る。
幼子のような愛らしい仕草とは裏腹にシェリルの中からは後から後から蜜が溢れだし、アルトの手のひらを伝い、シーツを濡らしていく。
アルトはもっとシェリルを啼かせようと、親指の腹で快楽の芽をこすった。
シェリルの全身が感電したように跳ねた。
「ヒァッ」
甘い悲鳴にアルトはますます指の動きを早める。
小さな突起を刺激するたび、シェリルはビクビクと身体を痙攣させ、ひゅうひゅうと喘ぎ声をあげた。
シェリルの中に入れたままの指は、彼女の限界が近いことを知らせるようにひくつく内部の動きを関知している。
「 や! ダメ、アルトっ! 変になっちゃう!」
「変になればいい、俺が受け止めてやるから。だから、一人だなんて思うな」
そう言って体内の指の動きを早めれば、シェリルの林檎のように紅潮した頬を幸福な涙が伝い、
シェリルは快楽にあえいで、アルトの首を抱く手にぎゅっと痛いほど力を込めてくる。
均整の取れた身体は全身薄桃色に染まり、シェリルは甘い悲鳴に掠れた声でアルトの耳元で懇願する。
「アルトっ、……もうッ、お願い」
「シェリル?」
尋ね返すと、羞恥に染まった唇が思い切ったようい言葉を紡ぐ。
「アルトに……来て、欲しい…の」
その言葉に、アルトはシェリルを啼かせ続けていた指の動きを止めた。
「アルト!」
急に快楽から放り出されたシェリルは、悲鳴のような声で彼の名を呼ぶ
シェリルの言葉に、アルトは少しだけ考えるポーズを作ると、難しい顔で問う。
「もう、独りで泣かないか?」
アルトの言葉に、シェリルは小さく頷いた。
「ちゃんと俺がいるって、感じられたか?」
「ええ」
「他に言うことは?」
「……ゴメンナサイ」
可愛らしく上目遣いに彼を見上げるシェリルにアルトは苦笑し、彼女の中に埋めたままの指を微かに蠢かす。
「…あンッ!」
「ようやく分かったみたいだな」
「ん、分かったわ。分かったから」
シェリルは細い指をアルトの頬に添え、滅多に見せないはにかんだ笑みを浮かべた。
「だから、アルトをちょうだい」
銀河の妖精にこんな可愛らしいおねだりをされて、ノーといえる男などいるはずがない。
アルトはシェリルの中から一気に指を引き抜くと、さっきからずっと猛り狂っている自分の分身を下着の中から解放した。
そして、枕元の避妊具をつけるのももどかしい思いで、アルトは物も言わずシェリルの中に己のモノを突き立てた。
「あっ……ぁぁぁッ」
シェリルの中を埋め尽くす熱い塊に、彼女は啼いた。
相変わらずアルトの進入を拒むかのような狭いシェリルの中に、無理やりアルトは自身を沈めていく。
「ある、とっ。あるとっ」
子供のように舌足らずに譫言めいて彼の名を呼ぶ銀河の歌姫は、その綺麗な声を快楽に震わせている。
引き抜いて、ずんと奥まで一気に腰を沈めれば、シェリルの嬌声は意味を持たぬ小鳥のさえずりのように耳に響いた。
「ヒァッ、…アッ、……ァァァッ!!」
性急に抜き差しを繰り返し、絡みつく肉を摩擦でいじめ抜けば、シェリルは半ば意識を飛ばし、必死にアルトにしがみついてくる。
快楽の限界にカタカタと震える身体をしっかりと抱き締め、アルトはますます腰の動きを早め、シェリルをこれ以上はない高みへと導いていく。
締め付けはますます強くなり、アルトの限界も近かった。
綺麗なストロベリーブロンドがめちゃくちゃに乱れ、アルトの視界を覆う。
そっと横を向けば、アルトの与える悦びに溺れるシェリルの顔が間近に見えた。
半ば意識を飛ばしたシェリルは、目元を紅く染め、幸福な笑みを浮かべたままガクガクとアルトにされるがままに揺すぶられていた。
そこには、夜中に一人で泣いていた孤独な彼女の姿はもう残っていなかった。
アルトは満足して、到達を告げるように彼女の名を呼ぶ。
「シェリルッ、シェリルっ」
「あ、る、と」
もうほとんど意識の残っていないシェリルは、それでも呼ばれる自分の名前に反応した。
応える途切れた甘い声に、アルトは己の全てを彼女の中に解放した。
その瞬間、耳元で聞き逃してしまいそうな程小さく甘い声が聞こえた気がした。
「ありがとう、愛してる」と。
アルトは完全に意識を飛ばしたシェリルを愛おしむようにぎゅっと抱き締めると、そのまぶたの上に優しいキスを一つ落としたのだった。
おしまい
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次スレも立ってないのに、スレ消費してごめんなさい。
初アルシェリ、どうしても書きたくなったんだ。
最終更新:2011年04月24日 16:09